2021/04/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 乗馬場」にパイン・ウィンドさんが現れました。
■パイン・ウィンド > 昼間の乗馬場
王都の中で外とつながった区画にあるそこは、頑丈な柵や狼避けの施しがされている
クローバーや自然草が咲く短草平原が広がった場所は、馬の休まる屋根の下とは違い
馬や驢馬 時には街へとやってきた際にと、預かる目的で鳥頭馬胴な魔物もいるかもしれない
そんな中、広い中を蹄鉄の音を立て気晴らしに散歩気分でほかの馬と歩くケンタウロスがいた。
カツッカツッカツッと聞こえる履かれた鉄の音
地面の中にある石と触れることで、王都の石床で鳴らす革靴の音色にも負けない音を立てる
武器を携えているのは、訓練も兼ねてのものながら、馬は鉄を嫌うという言葉は
同族で話せばわかるのであれば、それはまた違ってくる。
「あまり気に病まないほうがいいんじゃ……
三日預かっていただけの女に執着しても仕方ないだろうに。」
雄馬が愚痴るように、ヒヒンヒンと歩きながら相談するのは、この乗馬場で預かっていた雌馬
一目惚れ同然なそれと、それとなく仲良くなったものの、過ぎれば去ってしまうという事への未練
乗馬場のオーナーに頼まれ相談に乗ったものの、ポンッと太い首を撫でてやりながら何とも言えず。
■パイン・ウィンド > 「一緒に走るのくらい付き合おう」
ポンと叩き、並行走行する様に、暫し周回する様に、二頭の四肢が音を重ね合う
ほかの馬が遠巻きに見ている中で、気晴らしに放っただろ顔見知り
互いに別れる頃には、多少汗が滲むほどのもの
手ぬぐいで汗を拭いながらも、気分が晴れた様子に肩を下ろし
オーナーが礼だとくれた、井戸で冷やされた瓶漬けの柑橘水を浴びるように飲み干した。
「はぁっ……。」
良いマラソンにはったかと思いながらも、槍棍をクルリと廻しながら一人訓練に明け暮れ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 乗馬場」からパイン・ウィンドさんが去りました。