2021/01/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」にルインさんが現れました。
■ルイン > 王都の平民地区にある大通り。
少し進めば歓楽街に到着するだけあり人並みも多い。
富裕地区に比べれば治安はよくないが貧民地区に比べればよい方。
そんな道を楽し気に歩いては考えるのはどこの酒場に行こうかと言う事で。
「折角ですから少しお高い店もいいですね。それか……大騒ぎできる酒場も捨てがたいですし…。
こういう時は本当に悩みますよね」
静かに飲むのも悪くはない、きっと顔なじみが居ると言える酒場で馬鹿騒ぎも悪くはない。
どちらも捨てがたい選択だと本気で悩みながら酒場の続く道に向かう角を曲がって。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」にソラムさんが現れました。
■ソラム > 「.......あとは此処と、此処の情報を埋めるだけ、だね」
自身の持つ黒いファイルを開いて中に目を落としながらそう言う。
情報を集めるのが彼女の趣味っぽくなったようで、少しだけ声色は満足そうだった。
もう少し情報を集めたりしようかなと思うものの、日が落ちて暗くなった空を見てはぁと息を吐きながら曲がり角を曲がると、
「........い!?」
不運にもおでこがぶつかり尻餅をつく。頭突き程度で脳震盪が起きるわけがないが、何しろぶつかった相手は自分より少し大きい背丈の少女。
「......ごめん」
尻辺りに付いた汚れをパンパンと手で払って立ち上がると、不器用ながらその一言だけを絞り出す。
■ルイン > あの酒場もいい、あそこには確かいつも……。
そんな考えていれば注意力も散漫となってしまい。
角を曲がった瞬間に額に感じる衝撃と聞こえる声。
何がと思い視線を向けると尻もちをついている少女に気が付く。
「あ、ごめんごめん。こっちも前を見てなかったから。
大丈夫?」
少女が立ち上がる姿に怪我はなさそうと見ながら声をかけて。
■ソラム > 「.....そっちも無事なら、良かった」
そう言うと言葉はそこで終わる。
何故か、そう、うまく言葉を繋げられないのが自分の欠点でもあった。
「えーっと.....、此処で話すのも、あれだし、近くに知ってる店があるの....。行く?」
少しタジタジしながら少女にそう持ちかける。
自分一人で行こうと思っていたのだが、よかったら、という良心的なところからそう持ちかけたのだった。
■ルイン > 「私は倒れてないし大丈夫かな」
自分よりも一度尻もちをついた少女の方が大変そうに見え。
額をぶつけ合ったとはいえ頑丈さはあるのでそこまで堪えていなく。
「んー、私はここでも気にしませんけど…移動しましょうか」
誰も気にしないだろうと思いはするが少女の言葉にうなずき。
こっちと先導をして近くの酒場に入っていけば空いた席に座って、隣の席を勧めて。
■ソラム > 「ん、どうも」
短く感謝の言葉を述べるとストンと隣の席に座る。
酒場とは殆ど変わらない構造なのだなと心で思いつつ辺りをキョロキョロと見回す。
「.......確か、屋内ではコートは脱いどけとか、言ってたっけ」
そう呟きながら群青色のコートを脱いで畳むと膝にある棚に入れると軽く息を吐く。
ハンドガンをホルスターごと畳んだコートの上において一緒にしまう。
黒いコンバットスーツの軽装になると店主から受け取った果実酒をちょびっと啜る。
■ルイン > 「ここは安いしいい店なんだよ」
隣に少女が座ったのを見てメニューを手に取れば慣れたように注文。
「それは店次第じゃないかな?」
この店は冒険者や荒くれが多いので気にはされないのでそう告げ。
コートを脱いだ下の恰好に珍しい服装だと思いながら、運ばれてきたエールに口を付け。
「そういえば怪我はないよね?」
■ソラム > 「ん、人並みより頑丈」
果実酒の入ったグラスから口を離すとそう言う。
恐らく隣の少女は自分の正体を知りはしないと思う、確信はないがホントに魔力に敏感な種族でないと微量ながら強力な魔力は捉えることはできないだろうと思っている。
「.......私は、ソラム。貴方は?」
自分から自己紹介すると隣の少女にも促す。
■ルイン > 「それなら安心ですね」
エールを一杯飲んでしまえばつかさずに二杯目をお代わり。
本来の姿であれば高い感知能力も人と同じまでに落としていればその辺は人並み。
少し変わった人程度にしか思っていなく。
「ソラムさんですか。私はルインと言います。
冒険者で騎士で暇人をやってますね」
職業も言っていることも矛盾だらけであるが本人は気にせずに名乗り二杯目のエールに口をつけて。
■ソラム > 「冒険者、ねぇ.....ん、んーぁぁ.....」
ルインの冒険者という言葉に反応すると、腕を伸ばして首をコキコキと鳴らしてほぐすと、背もたれに身を預ける。
目を眠たそうに擦るとふぁぁと小さな口を開いて大きなあくびをする。
うっすらとだが目元にはクマが浮かんでおり、夜更かしでもしたのだろうか。
■ルイン > 「もともとは本業でしたけど……今は応援メインですね」
そこそこ冒険者、まじめな騎士ですと胸を張って威張れる程度には仕事をしていて。
二杯目のエールを飲み干すと少女が欠伸をしている事に気が付き。
「眠いなら宿をとらないと…あの辺に持ち替えられますよ?」
少女の欠伸に目ざとく反応をした数人を目を向け、そんなことを告げて。
■ソラム > 「.....変な輩は無謀なことは、しないよ......多分」
そんなことをいいながら眠気覚ましに頬をペシペシと叩くと、ルインの方を向き、
「.......ルインの泊まっている所で、寝ていい?」
そんな爆弾発言をする。
他の人から見れば只の居候のような者だが、彼女にとっては自己紹介したらその時点で友達というなんとも言えない解釈をしていた。
■ルイン > 「むしろ酒場で酔っぱらいを持って帰るのは普通にされてるんだよ?」
ああ言うのは衛兵も気にしないしと肩をすくめ。
もし自分が居なければあの連中は少女に声をかけるだろうと。
「私のところですか?あー…えーと…同居人と言いますか…彼女と一緒なので…」
流石に何もない関係とはいえ同棲を連れて帰れば嫉妬され叱られ嫌われるかもしれない。
それは流石に困りすぎるので困った顔をしてしまって。
■ソラム > 「あー.....なるほど」
なんとなく察したのかそう濁すとやっぱり、いいやと言う。
正直なところ、ルインと同じところに泊まることはないだろうなと考えていたが、どうやらあっていたようで、少しだけ苦笑ぎみな笑みを浮かべていた。
■ルイン > 「でも、この酒場の上の宿はいい感じですよ。
私もたまに使ったりしますから」
いいという少女にごめんねと困った顔で謝り。
代わりと言っては何だが宿を進めておく。
純粋なお詫びと使い慣れているからという理由で。
■ソラム > 「.....ありがと、ルイン」
そう言うと右手でよしよしとルインの頭を撫でる。身長差で背伸びしている状態だが、苦言を呈することなくただ淡々とルインを撫でた。
■ルイン > 「こら、年上を撫でるのは感心しませんよ。
悪い子は食べちゃいますからね」
撫でられると悪い気はしないが少しだけむっとしてしまい。
お姉さんぶった姿を見せて駄目ですと注意をして。
■ソラム > 「.........私の方が、年上、なのに」
注意されてむすっと不機嫌顔をしながらそう言う。
お姉さんぶるルインを見ながら頬を膨らませてムーと言う。