2020/12/23 のログ
プラセル > 差し出した手を握り返す力は柔い。
大柄ではあるが、乱暴なひとではなさそう。無意識、仄かに眼差しを和らげ歩き出す。
先程通った通りを、相変わらず端っこを通って逆戻りしていく。

暫くも歩けば、店の近くでは見慣れた少女達が客引きをしている。
休暇だと言うのに店に戻ってきた己を見て、驚いていたものの、連れ立つ相手を見れば納得、と言わんばかり。
界隈には珍しく、入口前に立つ屈強な傭兵に「お客様、連れて来たわ」と声を掛けて中へと促そう。

黒須 > 「...。」

(柔らかい手の感触。
久しぶりと言うか、初めてに近いほど味わったことの無い感触だった。
自分が帰路に歩いていた道を歩いていると、周りには同じような少女達が居た。
傭兵を見れば、軽く戦闘力を感じて見ながらも中に入る)

「...ほぅ、酒場兼娼館か...。」

(酒場では同じような少女がウェイトレスをする姿を見る。
かなり清潔感を保たれており、居心地の良い雰囲気だと見た。)

プラセル > 宿屋のある場所を考えれば、劣悪な環境もそう少なくはないのだろう。
己は、同じ境遇の者達からすれば間違いなく幸運に違いない。

賑わう屋内を見渡し、空いた一角を見付ければ、握った儘の相手の手を軽く引いた。
空いた逆手で、こじんまりとした丸テーブルを示して見せ、

「お食事が必要なら、今なら席も案内できるわ。」

娼館のお客様、だと思っているものだから、念の為、程度の問い。
入口近くで佇む凸凹の二人組はそこそこ目立つ。
亜麻色の髪を結ったウェイターが「プラセル、どうしたの?」と心配そうな様子で近付いてきた。

黒須 > 「ん...そうだな...。」

(指を刺された丸テーブルに近寄れば席に座ることにした。
握った手を話せば、軽く息を吐いて落ち着いた様子に。)

「軽く飯を食ったら...相手をしてもらうか...。
とりあえず、ウィスキーロックとサラミをくれ。」

(近寄ってきたウェイターに注文すれば、あとは来るのを待つことにした。)

プラセル > どうやら客らしい、と言うのが同僚の女の子にも伝わった模様。
テーブルに向かうまでの間、店の忙しさを訊いたり、と無口ながらに相槌を打って少女とコミュニケーションを。
彼の注文を聞いた亜麻色の少女は、溌剌とした様子で注文を受け取り、結った髪を揺らして厨房の方へ。

「――――………。」

かく言う己は、と言えば、その間どうしたものかと。
手伝う、とは少女に伝えたが、お休みなんだから、と断られてしまっている。
手際の良い店だ、注文自体は然程待たずに来るだろうが、自分の連れてきた客が、相手を選ぶ前に立ち去るのも、と、判断に迷って視線が店内を、うろ、と彷徨う。

黒須 > 「....。」

(視線が彷徨う少女の様子を見ている。
注文したのはサラミと酒。
待つのに時間は掛からないだろうし、暇を弄ぶのも面倒だった。)

「...何もすることねぇんだったら、一緒にサラミでも摘むか?」

(サングラスを外して向けた鋭い目線。
睨んでいるとも言っても思えるぐらいの目線をしているが本人は無自覚である。)

プラセル > 悩んでいる内にかけられた声に、はつり、と瞳が瞬く。
店内に放っていた視線が彼へと戻り――鋭い眼差しを、伏しがちな己のそれで見返す。
眼は鋭いのに、掛けられる言葉の優しさ。思わず、やわ、と頬が緩んだ。

「ありがとう。」

流石に、働いてもいないのに相伴に預かるのも、と思っている。
故、傍らの椅子に座らせて貰って待つ事にした。軽い音を発てて椅子に腰掛け。

黒須 > (しばらくすれば酒とツマミがやってくる。
グラスの中に入った綺麗な球体の氷にウィスキー。
しっかりと作られたサラミと揃う)

「...追加でコーラも」

(ウェイターに追加を頼み、しばらくすればコーラの入ったグラスがやってくる。
それを少女の前に置く。)

「...乾杯」

(呟く様に言うとグラスを軽くぶつけて綺麗な音を鳴らす。
その後、サラミと酒を一緒に食べ飲みし、晩酌をしようとした。)

プラセル > 然程待たぬ内に運ばれて来る酒とツマミ。
運んできた少女に、きょとん、とした顔で己と相手とを見遣ったのとほぼ同時にされた追加の注文。
瞬きをした後、朗らかな笑顔を返された。かしこまりました!と元気な声を上げ、直ぐにコーラが運ばれて来る。
目の前に置かれるグラスに、眉尻を僅かに下げて彼を見詰め――それから、大切な物でも持つみたく、そう、っと両手で持ち上げる。

「――……かん、ぱい。」

かろん、と華やかな軽い音。と、何処か拙く同じ言葉を返した。

「私―――あまり、お喋りが得意ではなくて……ごめんな、さい。」

ぽつ、と呟くような謝罪をひとつ。
何処か申し訳なさそうな色が、ほんのりと。

黒須 > (サラミのピリッとした体にウィスキーの良い匂いが口に広がる。
たまに1枚塩とレモンをかけて食べると、口の中が痺れるほどに塩分を得るが、より一層酒の味が引き立って美味しく感じれた。)

「...気にしてねぇよ。
俺も喋るのは下手だ。」

(謝罪を伝える少女の声に関して少しだけ沈黙があるもすぐに返事を返した。
自分も喋れるほどの内容は持っていないため、同じような状態だ。)

「...うめぇサラミだな。」

(何度か食べているツマミ、薄く切ったにも関わらずに肉厚で、噛めば溢れる油がさらに旨味を引き立てた。)

プラセル > 娼婦としては、恐らく致命的な程に不愛想、且つ無口な己。
優しくされたなら、その分、優しさを返したいとは思うのだけれど――。
返る言葉に、はつり、と瞳を瞬かせ、

「―――お揃い、ね。」

眇めるように緩と双眸を細め、唄うよに嘯いた。
貰ったグラスを傾ければ、ぱちりと爆ぜる甘辛い風味。
喉の奥へと滑らせ、

「他のお料理も、美味しいのよ。」

サラミを褒める声に、幾許が自信有り気に告げやり。

黒須 > 「...そうだな。」

(表情が動かなかった顔に軽く笑みが出る。
素直な笑みではないが、それでも笑ったことには変わりはない。)

「んじゃ、他の料理をあと1品ぐらいは食うか。
それぐらいなら、抱くのにも眠気は襲わねぇだろうし。」

(注文は少女に任せようとした。
おすすめと言うなら、1度は口に入れようと思い、心中期待することに)

プラセル > 彼の言葉に、瞬く瞳。一度、頭を縦に揺らしては、店内に待機する同僚を呼び寄せて。
そこそこ簡単に準備が出来て、お酒にも合う物。頭に思い浮かべながら、少女へとまだあるか、の問いを掛け、問題ないとの答えに、じゃあ、と頼んだ。

「すぐに出来ると思う、わ。」

手のかかる品では無い。
サラミの準備よりは多少時間をかけ――運ばれてきたのはどこぞではブルスケッタ、と呼ばれる軽食。
ウイスキーの風味に負けぬ様、粗挽きの黒コショウが多めに使われた、トマトやオリーブがトッピングされた、炭火で焼かれたスライスパンだ。
こと、と音を発て、彼の前に皿が置かれる。
じ、と。注ぐ眼差し。

黒須 > 「ほぅ...こいつは...。」

(やってきたブルスケッタを見る。
パンに具材を乗せた簡単な食事が目の前にやってくる。
香る黒胡椒が食欲をそそり、サラミで少し溜まった腹を空っぽにしたように思わせる。
ひとつ取って見た目を見る。
いつのなら大口だが、口を小さく開け、具材がこぼれない程度に齧り付き、咀嚼。
しばらく食べた後に軽くウィスキーで飲む。
味を確認するように目を閉じて飲み込むと、ゆっくりと目を開き、横目で少女を見る。
その後に、少し微笑んだ。)

「...うめぇぞ」

プラセル > こくり、と、コーラをちびちび飲みながら、彼の様子を窺い見る。
お腹に溜まり過ぎず、且つ、満足感の出る味の濃い軽食だ。
口へと運ばれるブルスケッタを見守り―――

「―――――。」

美味しい、と、表情に笑み色を滲ませながら告げられれば、瞬いた瞳がやんわりと弧を描く。
お宿のことを褒められると、嬉しいのだ。
勿論、彼が少しでも満足してくれたのなら、それだって。

「…よかった、」

黒須 > 「...意外といい顔するじゃねぇか?お前...。」

(経った数分だが、無愛想で無口な様子があるも素直に笑う姿を見れば軽く鼻を鳴らして笑う。
その後も、ブルスケッタとウィスキーを食べていき、2切れ残した所でふぅっと息を吐く。)

「ん...なかなかいい晩酌だったな...。」

(指で軽く口を拭き、残りの酒を飲み干して生暖かい息を吐いて満足した様子を晒す。)

プラセル > 言われて、何処か驚いた様に双眸が開く。
薄っすらと笑んでいたのも、無意識の事だ。自覚は無い。
むにり、手指で己の頬を軽く圧してみる。

「良かった、」

そうして、彼が食事を終えた頃には、己の飲み物も殆ど無くなっている。
静かに眺め見て居たものだから、飲み干せては居なかったが。

黒須 > 「ああ、その残ったブルスケッタ...食っていいぞ。」

(残ったブルスケッタを指さして少女に上げようとした。
酒による酔いか、善心か...分からないが、そうしたいと思っていた。)

「んで...ここ宿は好きな奴を指名して抱けるのか?
もしそうなら決まった...。
...お前にする。」

(質問をした。
初めて来た娼館でありために、どのような接客なのかを知る為にもわかる相手に聞くことにした。
そして、聞いた相手を指名したのだった。)

プラセル > 瞳が瞬く。

「―――ありがとう。」

彼なら、多分残さず食べれそうなものだけれど。そう、思いながらも、口にはしない。
ゆったりとした音で礼を告げて、手を伸ばした。
食べる、と言うよりは、齧る、と言ったようなちまちました口の運び。

「…娼婦ではない子以外は。」

咀嚼するのを止めて呑み込んでから、大丈夫よ、と答えるや否や、の彼の応え。
お前、と示されたのが自分だと、一瞬理解出来ずに思わず周囲を見渡した。
私?と、問わんばかり、頭を傾げてしまう。思わず。

黒須 > 「それ以外ならいいってことか。」

(それさえ聞けばわかった。
あとは指名する。簡単なことであった。)

「...正しく、『鳩が豆鉄砲くらった』って顔だな?」

(再確認する様に聞き返す少女に首を縦に降って頷く。)

「ん、同意じゃないならできない...ってルールは無いよな?」

(冗談を言って笑うようにする。
酒の力もあり、表情筋はかなり柔らかくなっていた。)

プラセル > もっと愛想の良い子も、可愛らしい子もいる。
亜麻色の少女が良い例だろう。
驚きもすると言うものだ。

「ない――と、思うわ。」

高級娼婦ならいざ知らず、無法者は入店すら弾かれるこの店で、凡そそんなルールは聞いた事がない。

「少し、待っていて。ね、」

半分程齧ったブルスケッタを一度皿に戻して立ち上がる。
先よりは、ほんの少しだけ早足にカウンターテーブルの方へと向かって、そこにいる従業員へと長くはない会話をすれば、一度奥へと引っ込み、番号の刻まれた木札のついた鍵を持って戻って来る。
それを受け取り、再び相手の許へ。
彼をここへ連れてきた時と同じよに、ゆるりと差し出された片手。

黒須 > 「ん...。」

(カウンターじぇと早足で向かう少女の背を眺めながらものんびり待つことにした。
すぐとも言えるように帰ってくると、手に持っている木札のついた鍵。部屋の鍵だと察した。)

「...楽しませてくれよ。」

(蛇のような狐のような薄い笑みを浮かべて差し出された手を受け取る。
来た時と同じように優しく包むように握り、席を立つ)

プラセル > 己と同じ様に、動きの少ない表情から、笑顔へ。それから、何処か獰猛さの滲む物へ。
けれど、差し出した手を握る手指は、矢張り柔らかい。
アンバランスなそれに、ふ、と思わず吐息が零れ落ちた。

「…あまり、期待はしないで。」

仄かに崩れた表情は、困り笑い、に程近い。
自信を持って頷ければ良いのだろうが、己には無理だ。
彼の手を引き酒場から2階へと上がり、木札に書かれた数字の部屋を開けて中へと。

黒須 > 「そうか?なら、そうしてやるが...?」

(困り笑いに近い少女の表情。
片目を瞑って見るようにすると面白そうににやりとひとつ笑った)

(案内され入った宿泊部屋。
よくある場所とは少し違い、豪華さは低くなっているも心地よさそうなベットさえあれば良い)

「なかなか部屋だな。休む分には丁度いい...。」

(汚れない場所に革ジャンを畳んで置くと、Yシャツのボタンをひとつ外して、ベットに座り、少女と対面するように座る。)

プラセル > 部屋は、広いとは言い難いが窮屈さもない。横になる寝台も、広さは十二分だ。
ベッドの横には荷物が置けそうなサイドテーブルと、その上に据えられたランプがひとつ。
羽織っていたケープを脱いで、彼の上着の傍らに鍵と一緒に置いた。

「休むだけ、に、する?」

慣れぬ冗句は、それと分かる程度にはぎこちない。
靴のリボンを解いて素足になれば、座る彼の正面へ。

「察しも、良い方じゃないから――…貴方のしたいこと、教えて、ね。」

ゆる、と頭を傾いで、彼の言葉を強請る。
ケープの引っ掛かりが無い分、細い金色が一緒に流れて。

黒須 > 「さすがにここに来て、それだけでは終わらないな...。」

(ぎこちない冗句はすぐに見抜けていた。
狐のように冗談の上手い相手を何度も相手にしたことがあり、この程度は余裕だった。)

「じゃあ...俺がリードしてやるよ。
嫌だったら...言えよ?」

(低くも優しい声質で話しかけると少女の肩を掴んでゆっくりと自分の膝に乗せようとする。
自分が椅子になったように少女の背中を自分の腹筋で支えるようにし、そのまま後ろから包むように抱きしめようとした。)

プラセル > 「そう?」

微かに笑う音を含む声で返しつつ、

「ん。 ―――ありがとう。」

低く、柔らかな声音が耳に心地好い。
リードしてくれる事にか、気遣いにか、そのどちらもにか。
何度目かの礼の言葉を告げる声は、仄かに蜜めいた淡さ。
促される儘、彼の膝の上へと身を預け―――抱き込まれれば、体格差もあってすっぽりと収まってしまうのだろう。

黒須 > 「...。」

(小さい。
後ろから抱きしめた時に感じた感触。
柔らかく、小さく潰してしまいそうなほどの存在感が自分の腹部にあるのを自覚していた。)

「これから、感じやすいところに手を当てていくぞ...。
初めは胸だ...。」

(耳元で呟けば包んでいた手を時腹部に当てる。
すくい上げるように下から胸を持ち上げる、手に収まればそのまま揉み始めようとする。
大きい自分の手では溢れてしまうため、器用に指先で包むようにし、肉の部分を刺激していこうとする。)

プラセル > 耳元で揺らめく空気の動き。
掛けられた声に、小さく身を震わせ、こくり、と頭を縦に揺らした。
たった一枚の布しか覆い隠すものの無い膨らみ。
触れられた所から、彼の体温がじわ、と伝わる。

「……、…」

指先でやわ、と胸を揉まれれば、快感を拾いやすい身体は、圧をかけられる度、少しずつ吐息を震わせて。

黒須 > (大きな手であるため、感触はどれも小さいように感じてしまう。
指先で圧をかける、時折話しては少女の体に押し付けるように上から圧をかけてこねくり回し、指先で突起を見つけては、その部分をくりくりと弄ったりと、女の体をわかっているように触ろうとしていた。)

「素直に声を出してくれ...。その方が気持ちがいい...。」

(また耳元で囁くと、口を開けて少女の肩に軽く甘噛みをしようとする。
肉食動物さながらの尖った歯をしながら、傷付け無いように弱い力で薄く歯型を作ろうとする。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」から黒須さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」に黒須さんが現れました。
プラセル > 柔さと弾力のある膨らみが、沈む指を程良く押し返してはまた沈み、を繰り返す。
特段、ふにゃり、と頼り無い柔さの先端も、指先で幾度も弄り、捏ねられる内、ぷっくりと芯を持って存在を主張し始めるのだろう。

「……は、ずかし―――…っぁ、」

それでも、理性のある内は、羞恥心が顔を出してしまう。
掠れた声での訴え等、微々たる主張。
不意、肩へと沈む硬質な感触に、びくり、と身を震わせながら喉の奥が掠れた音を上げた。

黒須 > 「ん…なら、もっと声が出るようにするか…?」

(チクチクと肩に牙の先を当てながらも胸を弄ぶ。
恥ずかしそうにしているその様子を見ながら、ムラムラと自分の中の性欲を脇だたせていた。
片方の手を少女の太ももに沿えるようにし、軽く撫でると、そのまま股の間に入るように手を滑らせていく。)

「…次はここを弄るが、大丈夫か…?」

(脚の付け根まで侵入すると、そこで止まる。
軽く小指で割れ目を当てては布越しにその割れ目を弄ろうとし、少女に聞きながら待機することに)

プラセル > 元より、快楽を拾いやすい身体だ。
膨らみを、その尖りを弄られるだけで、少しずつ内側を火照らせてる熱を上げてしまう。
そこに与えられる、歯列のはっきりとした刺激。身が震える度に存在感が明瞭になる。
不意、するり、と肌を撫で、腿を滑って奥の方へと潜り込む掌に、ふる、と小さく腰が揺れた。

「ん―――…、 だいじょうぶ、よ。」

問う声に返す言葉は、何処か拙い。然し、そこに嫌悪の色は無いのは明白。
預けた儘の身、頭を軽く彼の首許へと擦り寄らせ。

黒須 > 「ん、触るぞ…。」

(大丈夫と言われたため、そのまま触れ始める。
初めは中指で触り、しばらくしてからそのまま下着の中に手を入れて直に触ろうとした。)

「こうされるのは…初めてか…?」

(娼婦相手に聞く言葉ではない物の気になって聞いた。
胸への刺激も突起を指で摘まみ、転がす様にしていこうと二か所で刺激していこうとしたのだった。)

プラセル > 布越し、割れ目を擦り上げられる度、秘裂の入口がひくりと蠢く。
隔てた内は仄かに水気を帯びている程度、だったのが、直に触れられれば、指腹がそこを行き来する度に奥から愛液が滲み出してくる。

「―――? 貴方、みたいに…優しく、されるのが…?」

察しの悪い己では、深く意図を理解出来なかった。
こんな風に――正しく丁重に扱われる、と言うのは確かに初めてかもしれない。
それでも、ここに来てからは奴隷商に居た頃の様に、頬を張られたり、鞭で打たれたり、と、酷く振舞われる事はない。無論、普段は仕舞っている翼を折られる事も無い。
然し、心身の動きが鈍くとも、腐っても娼婦だ。
求められれば、初めて会った誰かにだって、体は明け渡す。
彼には見えぬ顔を、きょとり、と仄かに崩したのも束の間、異なる過敏な箇所へと刺激を与えられ、びく、と身体が跳ね。

「ひ、ぅ……っ、」

黒須 > 「ん、溢れて来たな?
大分感じて来たのか…?」

(指先からでもわかる愛液の感触にニヤリと笑う。
滲み出る愛液を指に塗り、そのまま、少女の秘部の中へと指を挿入しようとする。
太い指が少女の小さな穴に入り、中から擦るように弄り始めようとした。)

「それもあるかもな…。
ま…直球に行ってしまえば、処女はもう破いたのか…?」

(少女の表情や受け取り方を見れば、過去にかなり悲惨な出来事があったが故の今と読んだ。
奴隷として扱われたいのはただの虐待目当てか、それとも肉欲を収めるためにも使われたのか、その結果によって扱い方も変わるのである。)

「ん、そろそろ…イイ感じに体が出来上がりそうだな…?」

(びくっと跳ね、愛液も溢れてくれば出来上がる感じを感じた。
声も微かに漏れ始める所を見ても、そろそろ次に移ってもよさそうと考えていたのだった。)

プラセル > 「っ、 ぁ、 ―――ん、」

否定のしようのない事実を、声に出される事の恥ずかしさに、じわ、とまた熱が上がる。
しかし、内側を弄られる快感も、己は既に知っている。
水気を帯びた狭道を掻き分け、這入り込む指に、ぞくぞくと腰は戦慄き、震えた声が零れ落ちてしまう。
柔らかな悦に、粘膜は絞られ、相手の指を圧迫し――

「―――初めて、じゃ、ないわ―――…だから、」

だいじょうぶよ、と音無く言葉が続く。
明け透けと言うには、少々直球が過ぎる言葉に瞳を瞬かせたのはほんの一瞬。
初めて、だなんてものも、今更である。
途切れ途切れ、吐息交じりの言葉の、抑揚の薄い音に、快楽を拾った熱が滲む。
粘膜を擦り上げられる度、震え、掠れた喘ぎを微かに逃がしては燻り始めたその熱を逃がし。

プラセル > 与えられる快楽に、抗う術など知らない。
彼によって増やされ、身体に刻まれる悦に少しずつ溺れ、理性を溶かしていくのだろう――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からプラセルさんが去りました。
ご案内:「」に黒須さんが現れました。
ご案内:「」に黒須さんが現れました。
ご案内:「」に黒須さんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルド兼酒場」にロイスさんが現れました。
ロイス > カウンターに突っ伏すその男の表情は、ずうううううんというオノマトペの似合うもの。
今は丁度客が途絶えて暇なのか、マスターもカウンター越しに呆れた様に見下ろしている。

「もう、お婿にいけない……」

『いや、おめえ宴の席で犯されたぐらい、普通だろうよこの国なら……。
お前も本当にこの国に馴染まんなあ。女遊びが此処まで苦手な冒険者なんて、幸福の青い鳥[ラッキー・バード]よりも希少だぞオイ』

まあ好いから飲め。飲んで忘れろ、とマスターが注いでくれたジンをゆっくりと飲む。
そして、がばりと身体を起こすと、ああ、もうと頭を掻きむしって。

「何でこの国は何処もかしこもこんなにエロい事が大好きなんだよぉぉぉぉ……!」

等と、ある意味では言ってはいけない禁句を大声で叫ぶ男。
どうやら、とっても酔っているようだ

ロイス > 『っていうか、お前、そんなに嫌かセックス。
別に、ホモとか宗教的にダメって訳じゃねーんだろ?』

と溜息をつきながら単刀直入に聞くマスター。
対する男は「うぇっ!?」とのけぞって、

「いや、そりゃ嫌な訳じゃないけど……でも、やっぱりこういうのって男の沽券に関わるというか……そもそも、男は女を守るべきなのであって」

呆れた様な目でごにょごにょと言っているのを見ているマスターであった。