2020/11/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にアルヴァニアさんが現れました。
アルヴァニア > まだ太陽も昇り始めぬ早朝。
意図せず、矢鱈と早く目が覚めてしまったが故の眠気覚ましの散策がてら、気の向く儘に進める足に任せて辿り着いた広場には、己以外の気配は無い。
人々の営みが始まるよりも随分と早い時間であれば、それも当然だろう。
コッ、コッ、と静かな広場に靴音を響かせながら噴水のある中央の方へと脚を進め。

「―――やっぱり二度寝するべきだったかしら…。」

思わず、と言った調子で洩れた独り言。
本日は個人としても傭兵団としても仕事は無い。
ともすれば、惰眠を貪っても問題はなかったが、気分に任せて散策に出てしまった。
そうして今更ながら、若干の後悔。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にテアンさんが現れました。
テアン > 柔らかな靴音と共に足を進めていく。
この先には噴水があったはず…しかし何故こんな時間に?という所だが。
少年としてはあまりに早く目が覚めてしまったので気楽な散歩。
寝なおしても良かったのだが、何となく、眠れない気がして出て来たという所。
実の所、特に不自然でないなら誰かの餌になれるように出歩くように仕込まれているのだが…。

はて、噴水周りには先客が一人という所。
早い時間である。散歩する人たちももう少し後の頃になるだろう。
逆に言えば、今はあまり目撃者のいない時間ではある。

「おはようございます。」

丁寧な様子で少年は先客に声をかける。
異種族であれば、少年が何となく美味しそうな匂いをしていると思われるかもしれない。

アルヴァニア > 噴水の中で生物が飼われている――と、言う事も無く、何の変哲もないオブジェ。
面白みを求めていた訳では無いが、暇潰しになる物でも無い。
散策をするにしても、矢張り早すぎる時間だったか、と嘆息を逃がしていれば、水音に紛れて耳に届いたかろい足音。
気にも留めず、今日の予定を如何すべきか、と思考を巡らせていれば、掛けられた挨拶に瞳を瞬かせ、

「―――随分と早起きなのねえ。」

足音から推察した通り、年若い声音。
間延びした柔い声で紡ぎつつ、緩慢な動きで肩越しに振り返る。
おはよう、と同じ音で笑みで返し。

テアン > 薄暗がりではあるが、相手が背の高い活動的な印象の女性である事はわかった。
少し眠そうな声な気がしたのは、やはりこんな時間だからだろうか。

「ちょっと目が覚めちゃいまして。散歩です。」

お姉さんもですか?と振り返った女性に緩やかに笑みを浮かべた。

平和そうな。悪く言えば無防備そうな少年である。
さすがにこんな朝方に悪事を働く者は、いないとは言わないが少ないだろう。
少年としてもそんな打算はあった。そこまで長時間の散歩にもならないだろうし、という腹積もりも。

アルヴァニア > 「あらあ、奇遇ね。」

少年と同じく、休日にしては随分と早く目が覚めた己。
空気を揺らす様な、軽い笑み音を発てながら頷き返しつつも、ゆる、と眉尻が下がり。

「今はもうちょっと寝ていれば良かったかも、って…後悔している所よ。」

肩を竦め、頭を左右に振って少々大仰なポーズを見せながら、嘯く声音はあくまで軽い。
もう少し眠れば良かった、と思って居るのも事実だが、本当に寝れたか、と言えば眠れなかった可能性の方が高いだろう。
微か、溜息を逃がし――不意、上空より己に向かって飛来する鳥を模した魔導機械。
指先へと止まらせ、それから少年へと視線を戻す。

「―――朝になる前から仕事なんて嫌ねえ。 あまり薄暗い所にはいかないようにね、坊や。」

空いた片手をひら、と揺らめかせ、先に来た道を戻り始め――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からアルヴァニアさんが去りました。
テアン > ひらり。風を切る音と共にやってくる鳥のような物体。
それは女性の指止まる。
あれは何だろう、と微かに首をかしげたが…。
どうやら仕事の知らせのようであった。

頑張ってくださいね、と立ち去る背中に声をかけて。
さて、と思いながら自分ももう少し歩いてから帰る事にしようと歩き始める…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からテアンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にナータさんが現れました。
ナータ > 冬は近づいているはずなのに、まだまだ日中暖かな日も多い。
少女にとっては仕事―――日雇いの配達人―――もし易く
万が一があり路上で夜を過ごしたとしても
凍死することはないだろう。
そう思えばだいぶ気が楽になる。

そんな今日も仕事を終えた。
このまま食事をとりに安食堂に向かうか
一度宿に向かうか。

侘しくもあるが、少しだけうきうきする。
そんな心地で、平民地区の路地を歩いていた。

ナータ > 「よっし……じゃあ、ごーはんっ」

歩きながらどちらにすべきか考えていた少女。
ようやく決意したのか食堂の方に進んでいった

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からナータさんが去りました。