2020/07/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──チィーッス」

とある日の昼下がり。
雑な挨拶(?)の声を投げかけながら、ふらりと冒険者ギルドのロビーに足を踏み入れる金髪の男が一人。
暇そうな顔で周囲を軽く見渡してみるが、人影はまばら。
現れた男に幾つか視線が向き、顔見知りは軽く手を振ったりなどの反応を見せるも、
男に特段用向きがある者もいないのか、程なく各々の用事に戻ってゆく。
そんな光景に小さく肩をすくめながら、とりあえず依頼やパーティ募集等の張り出されている掲示板の方へと足を向けた。

「さーてと……なんかティンとくる依頼とかはありますかねぇ……? ──時間的に、
時既にめぼしいところは概ね持ってかれてそうだが……」

顎を指先で軽くうにうにと撫で付けながら眉寄せて独りごち、掲示板の前に突っ立って
並んだ張り紙をゆるりと眺めてゆく。