2020/06/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 【チェイサーズオフィス】」にチェイサー【金獅子】さんが現れました。
■チェイサー【金獅子】 > 建物の裏で目元を覆う覆面をつけてオフィスのドアを潜る。
「お疲れ」
庶務を終えて帰り支度をしていた褒賞会エージェントに告げてから茶の準備をする。
己の分の紅茶を手にすれば、本日支給の甘味とスプーンを手に分厚いファイルを開く。
目新しい情報を得れば壁の地図と見比べて暫し考え顔。
今日の甘味はベリーのトライフルらしい。甘し。
■チェイサー【金獅子】 > 己から提供できる情報はまだない。
甘味を食べ終えて、うーんと伸びをひとつ。
何をかせんとペンを取るが、書くものはそう多くない。
円卓を立てば食器を片付けてオフィスを出た。
ファイルに書き残して曰く。
──了 Goldener Löwe.
と。
ご案内:「王都マグメール 【チェイサーズオフィス】」からチェイサー【金獅子】さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──~♪」
雨がしとしとと降り注ぎ、普段に輪をかけて人気のない住宅街の路地を、
下手くそな口笛を奏でながら、傘布の部分に赤いラインが入っている以外は全てが銀色の蛇の目傘という
奇妙な物体を担いでのんびり歩く、金髪の男が一人。
そんな奇っ怪な傘を差している代わり、普段羽織っているジャケットの姿はなく。
食事を終えた後、暇つぶしを求めてブラブラと大通り、路地裏と歩いてきたが、特に何か特筆するものと遭遇するでもなく、
気がつけばこの場所まで辿り着いていた。
先の二箇所に比べると、余計に事件性の少なさそうなロケーションではあるが──
「……まああ人生ドコでナニが起こるか判らんもんだからな」
なんて、眉下げて笑いながら独りごち。
適当に視線を彷徨わせて住宅街の景色を眺めがてら、なにか面白いモノでも出現しないか、などと
雑な期待をしながら、ぱしゃ、ぱしゃとマイペースに歩を進め続け。