2020/06/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──ふーぃ……今夜はちょっと僅かに暑いすなあ」

夜でも人の往来の多い大通りを、両手をポケットに突っ込んでブラブラと歩く
金髪の男が一人。
まるで夏場のような温暖な空気にふ、と小さく笑みを漏らしつつ、やがて中央広場へと足を踏み入れると軽く周囲を見渡して。

やがて広場の片隅のベンチの一つが空いているのを見つければ、そこにのそりと腰を下ろして
悠然と足を組み、背もたれに身を預けてゆき。

「すぁて……今日の宿はどうしましょうかねぇ」

そして中空を眺めつつ、眉下げた顔でぽつりと呟く。
普段利用している宿が今夜は満室だということで、男は現在泊まる宿が決まっていないのだった。
バッグからジュースの入った瓶を取り出し、ぐびりと一口呷りながら、今宵のこれからの予定について適当に思案し始め。