2020/06/06 のログ
ご案内:「チェイサーズオフィス【非公式イベント開催中】」にチェイサー【金獅子】さんが現れました。
ご案内:「チェイサーズオフィス【非公式イベント開催中】」にチェイサー【林檎】さんが現れました。
ご案内:「チェイサーズオフィス【非公式イベント開催中】」にチェイサー【蒲公英】さんが現れました。
ご案内:「チェイサーズオフィス【非公式イベント開催中】」にチェイサー【双翼】さんが現れました。
チェイサー【林檎】 > 【只今より、 非公式イベント「銀十字社」チェイサーズ決起集会を開始いたします。】
チェイサー【金獅子】 > 平民地区の商業区域にある一軒の建物。
チェイサーズオフィス内部は控室と簡素な倉庫、ささやかな給湯室が付属した大きな会議室である。
今日は褒賞会のエージェントがデスクでチェイサーの登録を請け負い、登録の返礼としてのポイントを交付している。

円卓の近く、壁に貼られた地図を前に帽子と覆面の間から金髪を覗かせる青年と思しき者の説明は以下。

・過日のハデグへの北方部隊の進軍を負ったところ黒幕があることがわかった
・使用者の記憶と気力をなくす薬が流通している
・その薬を売り捌く者をを捕縛し尋問したところ「銀十字社」と名乗り、北方部隊を進軍へ焚きつけたのはその首領であると語った
・怪しげな薬の密売に留まらず、市民への拉致誘拐も行っているようだが被害者の記憶が欠落しており調査は難航している
・銀十字社構成員の外見的特徴は額部分に十字のある黒頭巾で、幹部クラスになれば両手のどこかに十字の意匠があるようだ

また、褒美は己からではなく全て褒賞会からの物であり集まったチェイサーには己も含め皆等しく上下もしがらみもない。
尚且つ、活動の実績も平等に評価され対価を得られる。
ここは拠点とし、褒賞会から毎日のお茶とお菓子の支給がある。
それぞれの参加理由と思惑は違えど、「銀十字社」の正体を暴き王都から追いやらんとのことであった。

チェイサー【林檎】 > 「とりあえず、集まったはいいけど。
もう王都でアチコチ動いてるようよ、その人たち。」

シェンヤン製のドレスに身を包んだ林檎。
扇で顔を仰ぎながら参加者一同を見渡す。

「まあ、我々王都に住むものとしては見過ごせないわよね。
皆で協力して対処していきましょう。
あの時みたいに。」

チェイサー【林檎】 > 【PL注:今回も途中入退室自由ですし、会話の順番自由です。
拾い漏れなどありましてもお互いさまでお願いします。】

チェイサー【蒲公英】 > 「……つまり……すでに事は動いている。
 そして、それ故に事態は急を要している、ということか」

会議室の中、私はドレス姿の女性の言葉に、そう呟いてしまう。
情報を仕入れ、さらに、前任の意思を受け継ぎ、参加することに決めたこの会議。
慣れぬ空気ではあるが。これも仕事だ。

「その銀十字とやらの規模も目的も不明である以上。
 連携はしっかりと取っておかなくては。
 逆に足元をすくわれかねないな」

敵対組織の情報が少ない、というのは。
どうにもやりにくいし、危険だ。
私としては、参加者同士、ある程度は意思の疎通などが必要だと発言する。

チェイサー【双翼】 > 「……」

地味な色の着流しに身を包んだ男は、静かに周囲を見渡した後。
会議室の壁に寄りかかるようにして立つことを選んだ。

「……ただ、まだあの戦いのような規模の大きなことは起きてはいない。
 これは単純に安堵できる点ではある。無論、今のうちは、だがな」

低い声でそう言うと、男は着流しの胸元を掻き、参加者を見る。

「それぞれに、得意な分野も違うだろう。
 連携はともかく。協力する必要はあるだろうな」

この場にいる人間の実力も把握しきれていない以上、しっかりとした協力関係を結ぶべきだ、と。
男はあえてそうわかりきったことを言う。

チェイサー【林檎】 > 「まあ、そうなるわね。」

ワンピース姿の見たことのない女性に林檎は興味を惹かれた。
金色のマスクの内側より顔をちらりと眺める。

「分かってるかも知れないけど、今回は尚更正規軍の協力は期待できないわね。
動いてる単位が小さいし、前回みたいに王都が危機になるような活動はまだしていないようだし。」

今度は着流しの男に視線を向ける。

「盛大なモグラ叩きになりそうだし、モグラの出現位置の情報は欲しいかもね。」

しかし、こんな格好をするのは初めて出会った。
林檎は会議の内容に意識を割きつつも、着慣れない格好にそわそわしていた。

チェイサー【金獅子】 > 会議室内は、メイドや給仕の類はいない。
会議室内に置かれたティーポットから紅茶を注ぎ、褒賞会から支給された焼き菓子をひとつ手に取って円卓の席へとつく。

【林檎】の言葉には頷いて。
「そうだな、奴<やっこ>さんたち、数が多くて厄介だが1人1人には大きな脅威にないことは確かだ」
そうして”あの時”は力になれず等と諸々思いながら受け流し。

狐面の【蒲公英】に目を遣れば、その言葉には只頷く。

全顔マスクのチェイサーを尻目にもふりと菓子に食いついて咀嚼する。

【双翼】へと頷いて、

「なるべく多く動員するためにはコレ、だ」
親指と人差し指で丸を作り、金貨を示す。

「金になる体系は整えたつもり──すでに、今日交付された2ポイントは”支度金”だそうで」

ベストのポッケから2枚の褒賞券を出す。
ちなみに今日交付されたものは『キラカード』相当なレア度のものらしい。

チェイサー【蒲公英】 > 「だからこそ、今の我々のように。
 意思持った人間を集めた。そういうことだろう?」

ドレス姿の女性に、改めて確認する。
協力や支援が期待できないような状況。
そんな状況にもかかわらず、名乗りを上げた有志たち。
逆に言えば、そういう者たちだからこそ、敵組織への反抗勢力になりうる、ということだろうか。

「協力はいいが。足を引っ張られるのはゴメンだ」

着流しの男に、そう言っておく。
無論、実力うんぬんでの話ではない。
いわば姿勢の話である。
もしも勝手な行動をする人間がいれば。
小規模組織など、あっという間に瓦解なのだから。

チェイサー【双翼】 > 「情報、か。
 そう簡単に尻尾を出すような連中なら。
 苦労はなさそうだがな」

男は頭をふりつつ、ため息を吐く。
やはり、まずは情報か、と。
悩むような呟き。

「……話が早くて助かるな。
 その仕組みさえあれば、多少腕が劣る連中も、参加を表明するだろうよ」

金。報酬。
それらは大事である。
例えばこの場にいない人間も、噂を聞けば参加するようになるかもしれない。
なので、その仕組みがはっきりしてるのはありがたい部分であった。

チェイサー【林檎】 > 「そうなんだけどね。」

狐面の言葉に林檎は多少の気まずさを感じた。
有志と言えば聞こえは良いが、林檎としては王都内で競合しそうな他勢力を体よく追い出そう位の動機であった。

そういえば、他のメンバーはどういう動機なのだろうか。
聞いたところで素直に教えてくれるとも思えないが。

「とりあえず、足の引っ張り合いはともかく。
お金を貰えるのなら人は集まってくるかもね。」

褒賞券を受け取ると、両手で掲げては嬉しそうに眺めている。
先日の会戦は物資の補給などが潤沢であった為に、普段使うことのない武器も使え、
皆のパフォーマンスが向上している。

「それに、お金が貰えるなら貧民街の子たちも情報提供してくれるかもね。」

チェイサー【金獅子】 > キラカード2枚、ポッケに仕舞いながら。

「数は成績だ。
 より多く成果を上げるも良し、ギャンブルだけで仲間から巻き上げて成り上がるも良し。
 必ずしも腕っぷしが必要になるわけでもない」

茶を飲んでぽつり。

「まぁ毎日支給の菓子にありつきに来てもいいし」

発言がかなりプロモーションめいてきた。
首を振って立ち上がる。
地図の前、ある一点を指差して。

「現在のところ、平民地区の市場で薬の取引を持ち掛けてくる黒頭巾の情報があった。
 女子供かもしれないが、逃げ足が速いそうだ」

チェイサー【蒲公英】 > 「……金、という報酬のシンプルさはいい。
 この中にいるかどうかはわからないが。
 名誉など犬に食わせろ、という人間もいるだろうしな」

逆に、名誉こそすべて、という人間もいるので。
その辺りは、参加者次第、なのだろう。
私としては、やはり先立つものは嬉しいので。

「……つまり、間接的に。
 我々の活動は、王都の経済を支えていく形にもなるのかもしれないな」

貧民街の人間なら、情報提供して報酬がもらえる、という話。
それに食いつく人間は多いだろう。
そのシステムがうまく回れば、貧民地区の住人の生活基盤も、向上するかもしれない。

チェイサー【双翼】 > 「……もしかして、俺は喧嘩を売られているのか?
 少なくとも、足手まといになるようなやつなら。
 気配でわかるだろうよ」

男は狐面を睨みながら言う。
実際のところ、敵戦力が分からなくては。
足手まといになるもならぬも分からないのだ。

「……他の地区での薬の蔓延はどうなんだろうな。
 ことと次第によっては、多方面で動く必要が出るぞ」

迷惑極まりない薬の蔓延。
早く手を打つには越したことはない、と。
男は、思案する様子を見せる。

チェイサー【林檎】 > 「おっとぉ~~~。」

剣呑な雰囲気に、思わず破顔する。
急造であり、敵側の脅威がはっきりしていない以上いきなり皆が手を取り合うなんてことも難しい様子。
ちなみに、林檎はこの二人のやりとりを楽しそうににまにまと見守っている。

「富裕地区、王城も含めて多少は出ているんじゃないの?
あの辺なんてちょっと小銭渡せばザルみたいな所があるじゃない。
その辺は皆一度は経験あるんじゃない?」

にまにま笑みを浮かべたまま、再度一同を眺める。
実際の所、間者の類がそこらに居ても不思議ではないだろう。

「その辺、何か詳しいことは聞いてる?
金獅子さん。」

チェイサー【金獅子】 > 1ポイントの換金で上質さえ求めなければ1日分の寝食が足りる程か。
このレートが絶妙とも言え、狐面の言葉に頷く。

男の声には視線を向け、表情の読めぬペストマスク眺めて。

「薬、というものが厄介でね。
 使用者の記憶を奪ってしまう。
 ──下手すれば、薬を入手した形跡や痕跡すら残らずにまた手を出すという塩梅さ」

厄介そうに肩を竦め、平民地区の市場へと地図上にピンを打つ。

チェイサー【蒲公英】 > 「参加者次第ではあるが。
 平民地区のみならず。広い範囲で情報収集をする必要があるだろうな」

ドレスの女性の言葉に、私は頷く。
むしろ、富裕地区辺りは、金でもみ消して薬をバラ撒くにはちょうどいいだろうから。

「フン。その気配、とやら。
 お前から感じるのだがな」

どうにも。着流しの男は、胡散臭い。
いや、胡散臭いというか……強者、という気配を感じないのだ。
もちろん、私の見立てが間違っている可能性はあるのだが。
少なくとも、今現在凄味は感じない。

チェイサー【金獅子】 > 林檎の言葉にはふむ、と頷いて王城を中心とした富裕地区の上、ぐるりと地図を指差す。

「言う通り、金と蔓延の両得を狙うならこの地区を見逃すはずはないと、俺も思っている。
 ただ、余程巧妙にやっているのか──捕まえた黒頭巾を殴っても確とした情報が落ちる訳でもないのが現在のネックのようだ」

男と狐面の確執は眺めるに留める。

チェイサー【双翼】 > 「王城の中にまで敵の手が延びていたら、それこそ不味い。
 あそこに出入りするような貴族王族どもは。
 悪徳にはことさらに弱いからな」

王城に不法侵入しまくっている男は、肩を竦めながらそう言う。
事実、王城の中ではかなりの乱れた宴が頻繁に起きているのだし。

「……元気のいいお嬢さんだ。
 なんにせよ、だ。
 お二方の言う通り。富裕地区も早急に当たるべきだろうな」

狐面からの圧を受け流しつつ。
男は、指差されている富裕地区に視線を向ける。
なにせ男の家は富裕地区にある。
生活拠点に不穏な影などごめんだ、というところだろう。

ご案内:「チェイサーズオフィス【非公式イベント開催中】」にチェイサー【茶虎】さんが現れました。
チェイサー【林檎】 > 「ふ~~ん。」

あ、そういえば今日は誰もお茶だのお菓子だの持ってきてくれないんだった。
林檎はそんなことを思い出し、配給のティーポットやらカップを用意して。

金獅子以外のメンバー分のお茶を淹れる。

「とりあえず、皆の分のお茶を配るわね。
お菓子は自分で食べたいのを向こうから取ってきて頂戴。」

チェイサー【金獅子】 > 【PL:入退室自由です。
   各参加者は入室時にチェイサー登録と互いの名乗りを済ませているものとしてロールしています】

チェイサー【蒲公英】 > 「思うのだが。その薬とやら。
 魔術などで解析して、出所を突き止められないのか?」

きわめて凶悪なその薬とやら。
それだけの物なら、逆に薬から、何かの情報が得られないのだろうか。
私は、そう考え、金獅子に尋ねてみる。

「……ぁ、お菓子……」

そこで、林檎という人物の言葉に反応してしまう。
お菓子。うむむ、お菓子。おいしそう。
あぁ、でも。この場ではちょっと、手を出しにくいかも……!

チェイサー【茶虎】 > (こっそりこっそり。お菓子を貰って、戻って来る。
お面の奥で瞬きし。物々しい雰囲気に、ぉー…、等と声を上げるものの。
あくまでその声は控え目に。真面目なお話の邪魔をしないように。

最初は、聞いておくだけ、のつもりだったのだけど)

「はい。はい、はーい。ちょこっと、それらしいお話有りまぁす」

(丁度富裕地区の話が出て来たので、丁度良い。挙手)

「その人達が撒いてる薬のせい、なのかな、ぁ。
…あの辺の、例えば娼館とか。客の入りが減って困ってる…ってお店が多いんだよね。
そーいうクスリで気持ち良くなれるから、わざわざ娼婦を買わなくても良い…と。そんな流れが出来ちゃってる。

――そんな間接的な所から調べたら。何となく、分かるんじゃない?」

(締め上げ大事。でも、それが出来ない人間も居るので。そんな時は、いわゆる地取り監取りが居る訳だ)

チェイサー【金獅子】 > 蒲公英から発せられた問いかけに、

「分析待ち、さ。
 ただ、こうも聞いた──『過去に例を見ない』と」

褒賞会の伝手でその道では確かな学者が分析を試みているが、如何せんサンプルも少ない。

己はお茶お菓子お代わり、セルフサービスで。

チェイサー【双翼】 > 「む、茶か。いただこう」

会議、話し合いとは。
得てして喉が渇くものである。
男は、差し出された茶を受け取り、それをすすり。

「結局のところ。末端の黒頭巾を叩いても解決にはなるまい。
 敵の組織の情報そのものも、早く掴まないとな」

金獅子の発言から読み取り、そう言う。
末端の兵隊など、所詮捨て駒だろ、と。
要するに、偉いやつを叩けば話は早いのだ、といいたいらしい。

チェイサー【林檎】 > 林檎のお茶の配り方は慣れている感じであった。
但し、気品などはあまり感じられない、町娘の仕草に近い。

お茶を配り終えると、倉庫に向かい。
どうやら今日はプリンアラモードが用意されていたようだ。

フォークと一緒に持ってきては、静かに食べ始める。

…あれ?
プリンを食べている最中で猫のお面をつけたチェイサーに目が留まる。
どうやら会ったことがあると言うか…割と楽しく過ごした相手である。

表の立場を明かせないので、堂々と声をかけることは憚られるが。
林檎は茶虎の分もカップにお茶を淹れ、目の前に。

「…久しぶり。」

あまりに嬉しくて、耳元で小さく囁いた。

「あ~、それは捕まえてやらないといけないわね。」

娼館には色々と関わりのある林檎も口を揃える。

チェイサー【蒲公英】 > 「……その話、本当か?
 だとしたら、非常に困るのだがな。
 ……その。娼館というのは、経済を支える上では無視できない存在なわけで」

茶子の発言に、思わず私は前のめりになってしまうが。
一度咳払い。ここで素性がバレるのはまずいが……。
もしかしたら、ウチの店にも、そういった影響が出るかもしれない。
それは、非常によろしくない。

「……つまるところ。これまでにあったような薬ではない、ということしかわからない、と。
 なればこそ。早く手を打つ必要があるな」

完全な新薬。それが、王都に蔓延りはじめている。
改めて考えるに、恐ろしい話だ。
しかも、その薬が快楽も与えるというのなら、蔓延の速度は加速していくことだろう。

チェイサー【金獅子】 > 「だが、その末端の黒頭巾をとっ捕まえたら褒賞会がゴニョゴニョして錬金術で──まぁ、相応の対価だよな」

男の言葉を補うように言葉を重ねる。

それから、貧民地区や平民地区の花街あたりには『?』印のついたピンを打ち。

「すごく食いつくじゃないかお嬢さん方。
 ……だけどそいつは俺も知りたい」

幾つかの女郎屋は己の所有ということになっている故に。
血巣の上『要調査』と書き記す。

チェイサー【双翼】 > 「……道理で。
 最近、富裕地区の娼館の客引きに活気がなかったな」

たまたまそういう時期だったのかと思っていた男だが。
茶虎の話を聞けば納得したように頷く。
お手軽な快楽。それに、娼館が押されている、ということか、と。

「しかして、そちらにばかり人手を割けば他の地域の調査がおろそかになる、か。
 ……やはり。まず、相手方の動きの方が早い、ということは。
 悔しいながら、認めるしかないようだな」

男とて、娼婦には知り合いも多い。
そちらの調査に尽力したい思いもあるのだが。
そうとばかりも行かないのが現状だ。

チェイサー【茶虎】 > (お茶を配ってくれた人は、こちらの事を知っているらしい。
というか、声を聞くと。こちらも、知っている相手だという事に気が付いた。
…けれど、此処ではお互い、秘密という事で。そう言うように、お面から覗く目の片方で、ウインク一つ)

「人間三大欲求大事ですから。
気持ちよーくセックス出来るよなんて言われたら。誰だって興味持っちゃうしね。
娼婦のお姉さん買うよりも、安くてお手軽ですなんて言われたら。それはもうますます。

…あんまり話がうまく出来過ぎてて。絶対、本当はヤバいお薬なんだとしか思えないけど」

(ずいと此方に乗り出してくるお姉さん。脈有りだか縁有りだか、なのだろうか。
なので其方に向き直り、うんうんと頷いてみせる)

チェイサー【蒲公英】 > 「キリがない、とはいえ。
 現場で動いている末端の兵隊を叩かねば、相手の足止めもできないのは事実だ」

報酬うんぬんもそうだが。黒頭巾を叩くのも無意味ではない。
そうして、私は金獅子同様、茶虎の話に耳を傾けるのだが。

「その調子で行くのなら。
 金の無い人間の多い貧民地区に薬が流れ込んでくれば。
 爆発的に流行してしまう。それこそ、雨後の大河のようにな」

そうなってしまえば止めるのは難しい。
いや、今こうしている間にも、そうなりつつあるのかもしれない。
私は、歯噛みしつつ、どう動くべきかを考える。

チェイサー【林檎】 > 「何々、皆そんなに娼館に興味あるの?」

半分興味本位、半分実利で参加した活動であったが。
早くも楽しい話が聞こえてきた。

この場に居る参加者が軒並み娼館絡みの話になると前よりになってくる。
林檎自身、配下に娼館があるのだから他人事ではなく、
当然監視の手配を後でするのだが。

「まあ、安くて幸せになれるのなら
皆手を出すわよね。
この世は生きづらいし、誰でもハッピーになりたいし。」

自分の席に座り、プリンを食べることに戻るネメシス。

「まあ、あっちこっち調べていくのは大変だし。
皆で情報を持ち寄りましょう。
そうすればそのうち尻尾を掴めるんじゃないかしら。」

チェイサー【双翼】 > 「この国にいれば、少なからず娼館の世話にはなるだろうよ」

その言葉にも、色々と意味はあるのだが。
男は、苦笑しつつそう言ってのけ。

「しかし、俺ならそんな薬はゴメンだがな。
 安易な快楽など、魅力も何も無いだろうに。
 ……まぁ。安い、というのも、間違いない魅力なんだろうが」

やれやれ、と。頭を押さえる男だが。
実際のところ、一般人なら、その誘惑には抗えないのかもしれない。
そう考えることくらいはできた。

チェイサー【茶虎】 > (で、当人はお菓子に。性欲ではなく食欲の方に。つい興味が移ってしまう。
娼館は興味というか、それ以前の当たり前なので。
ボリューム満点のプリンアラモードにスプーンを入れつつ)

「兎に角。表向きは”気持ち良くなれるお薬”なんだし。
気持ち良くなりたい人が集まる所で、シェア乗っ取りしてくるよ。きっと。
そーゆー所で張ってたら、売人さんも見付け易くなるかもね」

(男性陣二人にも、こっくり、肯定。
男性という事は、多分腕っ節も強いのだろうし、頑張ってジツリキ行使担当して貰いたいので)

「後はー…どれだけ安価でも。一片病み付きになっちゃったら、大枚叩いてでも買い込むのが。人の常って奴?
そうなると、その内。足りない分をカラダで払う人も出て来ちゃうかも…運び屋とかやらされたり、お約束だし」

(お金が無くても、やめられないとまらない。
そして代替手段の無い貧民になればなる程、のっぴきならない事になっていく筈。
それこそ、クスリ欲しさに、謎集団に与する者だって。出て来かねない。
ましてその程度の下っ端も下っ端になれば。お兄さん達が言っていた通り、何も知らないのも当然の筈。
…狐お姉さんの心配はもっともだ)

チェイサー【金獅子】 > 再び席へとつけば己にもプディングを。
甘し。

己も例外に漏れず、現在チェイサーに共通する関心事は夜の花街のようであった。

「──キメセク、ってかい。
 それで、誰を抱いたか忘れちまうなんていっぱしの男なら御免被る所だが、なァ」

と、着流しの男に共感を求めて語尾を上げ。

「現状、痕跡が多そうなのは市場に、娼館街。
 ──加えて情報が待たれるのは富裕層に関して、か。

 ……たとえば、だが。お客が薬を持ち込んだなんてことがあったら──普通は叩き出されるよな?」

周囲を見渡して問う。

チェイサー【蒲公英】 > 「きょ、興味というか。
 私は、王都内の経済について考える上で。
 娼館の担う役割というものについて一言あるだけでだな」

林檎さんの発言に、あわてて私は言い訳のように言う。
素性がいずれバレる、なんてことはあるのかもしれないけれども。
この場でバレるのだけは避けたい。

「……当然だろう。どの娼館だって、娼婦は大事な商品。
 その商品にヤバ事が近づくことなど、まず警戒する部分だ」

金獅子の言葉に、私は大きく頷く。
普通なら、どんな娼館も、入店する客の身体検査は厳密に行う。
そう考えれば、やすやすとは薬は持ち込めないはずなのだ。

チェイサー【双翼】 > 「……違いない。
 お手軽に強烈な快楽が得れるなら、どんな女でもいい、なぞ。
 男としては恥ずべきことだ」

金獅子の言葉に感じ入るものがあったのか。
男は、大きく何度も頷いて見せる。

「……そうか。もしも薬が蔓延仕切っている地域があるなら。
 その地域の犯罪発生件数も増えるかもしれないな」

茶虎の言葉に、男が手を叩く。
身を持ち崩した人間なら、金を作るために犯罪に手を染めるかもしれない。

「……すまんが。少し気になることがある。
 とりあえずは調査に出るので。
 あとはよろしく頼むぞ」

その考えに至り、男は会議の場を後にした。
どうやら、それなりに危機感を持っているようだ。

ご案内:「チェイサーズオフィス【非公式イベント開催中】」からチェイサー【双翼】さんが去りました。
チェイサー【林檎】 > 「本当に?」

蒲公英の反応が望み通りだったので、机の下で拳を握って喜んでいる林檎。

他の人たちは何て言うか、大人だなあと言った印象。

一度声を聴いた相手なら数日もしないうちに表の素性も分かってくるだろう。
それを指摘するのはルール違反なのだが。

「う~ん、私の知っている所だと最悪殺されちゃうんだけど。
店員を抱き込んだりしてたらわからないかもね。」

自分の関連先を思い出す。
裏の顔を持つ娼館だけに、ちょっかいを出すのも命懸けになるのだが。
どんな組織も脇が甘い人間が一人や二人は出てくるもので。

「キメセクってそんなに気持ちいいのかしら。」

前から思っていた疑問を口に出しつつ。

「何かあったらちゃんと教えてね。」

双翼の背中に手を振る林檎。

チェイサー【茶虎】 > 「普通はね。
けど言った通り。アマチュアさんでもプロよか気持ち良くなれるなら、わざわざ娼婦にお金を使わなくなる訳だし――
仮に、更なる境地を求める感じで?フリーのお姉さんと一緒にキメちゃう事は有るかもだけど。
…記憶がぶっ飛んじゃうんじゃ、証拠も残りにくそう、というか。

あ、そうそう証拠と言えば…現物は無理かもだけど。
容れ物とか包み紙とか、そういうのだけでも、見つかってない?
見た目が分かってれば、同ぎょ…おっと。関係する人達も。警戒、し易いじゃない?」

(女性陣の言う通り。警戒はしているが、しきれない…それが現状。
なので、個々の警戒兼情報提供を高める為に。ビジュアルイメージないかしらん、と。
現状まとめ役なのだろう、残った方のお兄さんへ)

チェイサー【蒲公英】 > 「……そうか。何も、男が使うだけじゃない。
 女だって、使って気持ちよくなれるなら。イヤ……。
 相手が勝手に気持ちよくなってくれるなら。ヘタな店なら、客に盛る可能性すら……?」

言っていて、怖くなる。
例えばだが。そうして、楽に。雑に稼ごうと思う店があってもおかしくはないのだから。
茶子の読みは、イヤにリアルな気がした。

「……すまない。私も、少し気がかりができた。
 今後とも、情報の共有などは綿密にしていこう。
 失礼する……!」

大丈夫だ、と。そう思っているのだが。
やはり、自分の店や、周囲の店が気になり。
私は、会議場を飛び出す。
今が安全でも、声をかけて、そういった薬の排除に動かなくてはいけないかもしれない……。

ご案内:「チェイサーズオフィス【非公式イベント開催中】」からチェイサー【蒲公英】さんが去りました。
チェイサー【金獅子】 > オフィスを出る男の背中をまたなと見送って茶を飲む。

蒲公英のことを指差しかけて宙に浮いた手は帽子を直して誤魔化しながら。

「ならば、では、娼館の用心棒を手当たり次第に当たって怪しい客の正体や取り上げたものがないか……、それから」

茶虎の指摘には大事な点だと強調して、

「現在押さえた品はまだ少ないが記録にあるものは、『市場で精力剤として配られた粉末薬』、『貧民地区で退屈をしていた若者の間で回し飲みされたポックでパステルな錠剤』、『回春剤とされた膏薬』。
要は、場合によって見た目と形を変えている、と」

オフィスを出る蒲公英も見送って、今日の議事はあらかた帳面に記そうかとペンを取る。

チェイサー【林檎】 > 「またね。」

慌ただしく去っていく蒲公英を手を振って見送り。

「形が変わるんじゃ分かりにくいわね。
ある程度はパターン化されるでしょうから、
それらも資料で纏めていく?
でないとキリがないでしょう。」

いよいよもって、官憲の仕事になってきたなとため息。
尤も、本来の官憲がそこまで本格的に動いてくれない以上、
こちらで動いていくしかないのだが

チェイサー【茶虎】 > (で、出て行った方のお兄さんは。
地区での犯罪率…と、なかなかに物騒な事を言っていたので。
矢張り荒事担当なのだろうと。手を振って見送りつつ、覚えておく事にする。

もう一人大人のお姉さんも立ち上がり。足早に出て行った。
…心配性というより。頭が良くて、優しいのだろう。だから色々考えてしまう人。そう思う。
うんうん、頷いてから。真ん中に向き直し)

「……うぇぇ、マジ?それじゃ、こんな見た目のクスリに注意!とかは言い辛いなぁ…」

(自分達にとっては、そこが問題。
相手も分からなければ、その手口も掴みきれない、というのでは。確かに、先が長い話になりそうだ。
お姉さんが浮き足立つ程の心配ぶりも、良く良く分かるというもので)

「…というか。他にも幾つか、事件有るっぽいけれど。
クスリの話ばっかメインになっちゃった、かなぁ…他の事は、また今度聞かせてねぇ…?」

(どうやらそろそろお開きが近そう、そんな素振りを見て。
残っている二人に、軽く手を振ってみせる。
…口調が緩んで、そろそろ、真面目モードが切れそうだ。正直現段階で、人生最長時間を達成しているけど)

チェイサー【金獅子】 > サクサクと規則的な音を立てて帳面にペンを走らせていた。
林檎と茶虎が話すのを聞いて手を止めて。

「──要は、
 訴求力が強く、不満や不興や悩みを抱えるものに都合よく近寄り騙す。
 そういった手口だが。
 ……だから『精力剤』という触れ込みの薬は、市場の薬売りテントを出た客に宛がわれたのだとか」

何しろ、記憶すら失う薬だから確証を持って言えることは少ない。

「新しい情報が出たらここに共有することにしよう。褒賞会の物で、いたく頑丈な帳面らしいから」

今日、他には新しいトピックはなさそうだ。
但し、彼女たちが噂話として口にする情報があればまた別だが。

チェイサー【林檎】 > 「こんな薬がありました的な資料を作っていくしかないのかもね。
でも、出来上がった頃には新しいパターンの薬が出来てるでしょうけど。」

おまけに被害者の口から情報を得るのも難しい。
大変困った相手である。

「今日はこんな所かしら。
また何か新しい情報が入ったら聞かせてね。」

林檎は飲み終えたお茶と空になった皿を倉庫へと持っていく。
こういった後片付けも自分たちである程度しないといけない。

先に出て行った二人のカップももし残っているなら片付けるだろう。

「ごちそうさま。今日は楽しかったわ。」

蝶のマスクのズレを直し、林檎は上機嫌に鼻歌を歌いながら去っていく。

ご案内:「チェイサーズオフィス【非公式イベント開催中】」からチェイサー【林檎】さんが去りました。
チェイサー【茶虎】 > 「あー…今はみんな、イライラ溜まってそうだし、ねー…
お仕事連チャンで色々溜まってる兵隊さん達とか。
ややこしい政治ほっぽり出したいお貴族様とか。
そっち方面にまでクスリが回っちゃわない内に。何とかしないとねぇ」

(実際は、既に…という可能性も有るという事は。気付かなかった…かもしれない。
よいしょ、と声をあげて椅子から立ち上がると。林檎ちゃんが後片付けをしてくれたので、ありがと、と)

「そんじゃ同じく。…また噂話とか聞き留めたら、其処に書けば良いんだよね、ぇ?」

(最後に其処を確認しておいて、手をひらひら。今日の所はお暇しよう。
…明日の朝辺り、使いすぎた頭が盛大に知恵熱を発する事となるのは、別の話)

ご案内:「チェイサーズオフィス【非公式イベント開催中】」からチェイサー【茶虎】さんが去りました。
チェイサー【金獅子】 > 一人また一人と去るチェイサーを見送り、本日の話題を纏めれば食器を片付けてオフィスを出た。

【PL:非公式イベント「銀十字社」幕開けイベント「チェイサーズ決起集会」は以上で終了となります。
 本日不参加のPCもご参加頂けます。詳しくはother list「チェイサーズ」「銀十字社」の項目とBBSの各関係スレッドをお読みください】

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