2020/04/25 のログ
モールド > 「えぇ、えぇ、そうでしょう。
 最初は矢張り、二の足を踏んでしまいますからなぁ。」

判りますとも、と頷きながらその手は確りと相手の体に触れている。
肩を解した後は二の腕を。
そしてその次には脇腹に至り。
遂には、胸元へと移動し、その指先が布地越しに乳首の位置を探る様にすりすりと擦りつけられる。
それはとてもとても”気持ちのいいマッサージ”だ。

「勿論。是非、常連になって頂きたいですからなぁ。
 お嬢さん程のお可愛い方なら…うん。どうです。店の宣伝を手伝ってくれるならお代は今回サービスしておきますよ。」

ミレー族には、偏見など無い。
何しろ、等しく利益を与えてくれる存在であるのだから。
この店にやって来てくれる事は何時だって歓迎だ。
故に、そこに常にこの国へと蔓延している陰湿な空気など微塵も無い。
そんな中で告げるのは、交換条件による値段の相殺。

かりん、かりん、と爪先で乳首を甘く引っ掻きながら、そのまま奥の施術用の部屋へと相手を伴い移動を開始した。

ゾーイ > 「ん、あっ……おじさん、すっごい上手。そこ、ちょっと痛いけど気持ちいい……」

乳首に触れられているというのに、それを足裏のツボでも押されているように錯覚しながら。
ふぅ、と小さく甘い息を吐きながら、交換条件には嬉々として応じる。

「え、いいの!? やった、それじゃあ早速お願い! ボク、エステとか生まれて初めて! 一度やってみたかったんだー!」

セクハラを受けているとは露とも知らず、上機嫌で背術用の奥の部屋へと引っ張られるように後について行く。
服の上からでもわかるぐらいに、乳首をピンと勃起させながら無邪気に笑っている様は、店主の目にはどう映るだろうか。

モールド > 「はっはっは。そりゃあ、プロですからなぁ。」

相手の反応を見ながら、此方も徐々に態度が崩れてくる。
良い獲物がかかってくれたものだと、笑顔の裏に悪辣さを潜めつつ。
服越しにも判る程に勃起した乳首を弄りながら、移動した先は様々な道具の置かれた寝室めいた空間だ。
凡そ、美容道具とは言い難い道具の数々と、そして一等目立つのは映像記録用の魔導具の存在。
丁度、寝台の上に上がればその光景が映し出される位置に設置されていた。

「はい。それでは、広告用の映像を撮りますのでね。
 エステの感想や、効果の程をその時々に伝えてくれれば結構ですので。
 えぇと…お客様のお名前は?」

寝台の上に招き、魔導具の前へと陣取りながら相手を背後から抱っこするような形。
体躯と、歳の差異から見るからに犯罪染みた光景が記録されていく。
衣服へと手をかけ、着衣を徐々に乱しながら。相手自身の意志で以てその撮影を始めるべく、自己紹介を促すのだった。

ゾーイ > 「広告用? あー、店の宣伝ってそういう……ちょーっと恥ずかしいけど、うん、サービスしてくれるもんね!」

寝台の上で、いわゆるアヒル座りのような格好になりながら。
どんどんと服を脱がされているというのに、笑顔には危機感も忌避感も全くないまま。

「ボクはゾーイだよ。えーっと、今からこの店の宣伝をさせていただきまーす!
 ……こんな感じ?」

映像器具に向けて、無邪気な笑顔と共にピースサインをしてみせる。
衣服があられもないことになっていることを除けば、微笑ましい光景なのだろうが。

モールド > 【移動します】
ご案内:「王都マグメール 平民地区 エステ店」からモールドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 エステ店」からゾーイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルド」にアレフさんが現れました。
アレフ > 今夜も元気いっぱいに、少年は冒険者ギルドを訪れた。
地道なスライム討伐ソロ活動のおかげで、憧れのパーティを組むこともできたし。
きっちりと蓄えができたから、そろそろ装備の新調もできちゃいそうだし。
なんといっても冒険者としてのランクもあがっちゃったのだ。

これが元気にならなずにいられようか、いや、いられまい!
あ、これって反語表現だ、なんて。

今夜の少年はうきうきなのだ。

とことこと、まずはまっすぐ進むのは食堂である。
…そこから椅子を持ってこないと、少年には掲示板の上の方の依頼が読めないのだから、これはもうしょーがないのだ。

「…っこい、しょっ!」

掛け声もやはり元気である。
なんといっても張りがある。

よぉし、ちょっと難しそうな依頼でも受けちゃおうかなー、なんて。
少年はほっそい腕を腕まくり、なのだった。

アレフ > むふー、と今夜の少年はなかなか鼻息が荒い。
腕組みして依頼書を見ている姿も、なんとなく偉そうだ。

…ランク上がりたての初心者冒険者によくある、気負いすぎ、だった。
やっぱりまだまだおのぼりさん、なのだった。

そろそろゴブリンの討伐とか…。
いやいや、まだまだ討伐はスライムで…。
それより遺跡探索の準備に、採取の依頼も…。

と、それはもうしげしげと依頼書に穴が開くほど見入っており。

アレフ > 「決めたっ」

ピラリっ。
少年は一枚の依頼書を手に取った。
そして、てくてくと歩いて窓口へと。
手にしたのはどうやら、採取の依頼。薬草の採取だけれど、どうやらそこには弱い魔物も出るらしい。
そこで魔物を討伐したら、依頼の報酬にボーナスも出る。

薬草の見分け方は、おじーちゃんにしっかり習ったし。

これなら問題ないはずだ、と。
なんだかんだで、おのぼりさんでは気負ってはいるが、この少年は堅実なのだった。

そして、堅実な依頼を受けた少年は、明日ははやいぞー、と、元気よくギルドを後にするのだった。

ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルド」からアレフさんが去りました。