2020/04/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にキュリオさんが現れました。
■キュリオ > 昼下がり、人も賑わう大通りを一台の馬車がゆっくりと闊歩していた。
一目で貴族が乗っている物と知れる程に豪奢であるが、その装飾は過剰に過ぎる。
目端の利く者は、それが一部では有名な悪徳税収官の馬車であることが知れるだろう。
そんな馬車の中は今、非常に蒸し暑い。
何しろ、情事――否、凌辱の真っ最中であるからだ。
監査に入る施設に至るまでの道中、手慰みにと道を歩く女を一人攫う様に馬車へと連れ込んだのが1時間ほど前。
媚薬成分の入った香を焚き、その匂いも既に感じられぬ程に、車内は芳醇な性の匂いに満ちていた。
「――――っち、気を失いおったか。
肉鞘程度には使えるカと思えば、だらしのない女よ…!」
既に女の体からは力が抜け、四つん這いのままぐったりと顔を床につけている。
尻を手のひらで打っても、びくりと僅かに跳ねるだけで声は無く。
床に垂れ落ちる涎と、結合部から滴り落ちているどろどろの蜜。
加えて、尻穴からは複数の玩具が飛び出しているともなれば、女性のその状態も納得できようものであるが。
それでも不服そうに、反応の無い穴へと腰を突きこみ、僅かなりとも肉の締め付けを得ようと無慈悲に犯し続けていた。
「おい。目に留まる女が居たら声をかけろ。」
行者へと言付けを行い、改めて腰をズパンッと打ち付ける。
これでは自慰だと吐き捨てる様に呟きながら、さっさと目的の店――ないしは施設――へと着くか、新たな女の発見を待つ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にトールさんが現れました。
■トール > 馬車が辿り着いたのは平民街のとある商店通り。
しかし、目的の店はそこから更に細い路地を進まなければならないから、ここからは徒歩だ。
細い路地を抜ければその先に『魔道具店ビルスキルニル 何でも承ります』の看板を掲げた小さな店。
ただひとつだけ設えられた小さな窓から中を覗き込めば銀髪の少女が漆黒のドレスに身を包み佇んでいるのが見えるだろう。
ドアに吊り下げられた小さな鈴が涼やかな音を奏で、客の来訪を察知した銀髪の少女は開いたドアへと視線を向ける。
「いらっしゃい。
おや、子爵殿少し遅かったね。
ご依頼の品は完成しているよ。」
そこにいたのは懇意の貴族、侍女を引き連れた彼へといつものように営業スマイルを見せる。
そして、少し待ち給えと奥へと引っ込むと四角いトレイを持って戻ってくる。
「これでよいかね?
デザインはもう少し弄ることも出来るが。」
トレイの上には卑猥な玩具のセットが載せられていた。
乳首を隠すためのハート型のシール、魔力で張り付かせる為、水に濡れても外れたりしない。
Cストリングス型の下着は、うさぎの丸い尻尾が生え、前から見るとハート型に見えるデザイン。
そして、20cmほどの張り型と5連アナルパールが取り付けられている下品な形。
南京錠付きの皮の首輪は、着けている最中は絶頂出来ない魔法が込められている鬼畜仕様。
そして、特に何の機能もないうさぎの耳を模したカチューシャ。
「一応、アタッチメントで猫とか犬にデザインを変えることも可能だよ。」
それらを帰属の前に並べ、優雅に椅子に腰を下ろした。
■キュリオ > 結局の所、お眼鏡に叶う女は道中では見つからなかった。
口をだらしなく開き、小さな唸り声を零している女性は誰が見てももう限界。
舌打ちを零し、ぐぽりと粘着質な音を立てて雌穴からペニスを引き抜くとそのまま路地に打ち捨てた。
申し訳程度に服を着せられた女の末路がどうなるか等、気にする素振りを見せぬのはこの国の貴族らしいと言えるだろう。
さて。
実の所、今から向かう場所は寄り道だ。
汗と汁に濡れたその体を手早く拭わせ,豪奢な軍服に身を包むと不機嫌そうにしながらも馬車を降りて道を歩く。
無理矢理に押し込んだ股間はズボンを盛り上げており、貴族の高潔さ等微塵も感じさせぬ風貌なのはもう今更。
最早馴染みと言っても良いだろう、とあるミレーの女店主の居る店へと訪れると差し出された品を見て満足そうに目を細めた。
「ふむ。中々良いな。よし、金は弾んでやろう。
折角だ、着けた所も見せてみろ。――――おい、貴様。」
恭しく受け取ったメイドと共にトレイの中を覗き込み、ほくそ笑むと視線を店の入り口へと向け。
其処には馬車を運転していた、行者が居た。
冴えない様子の小柄で痩せた貧相な男。その行者は卑小な笑みを浮かべるとトレイを受け取りながら相手の元へと近づいて。
極上の美女と並び立つには余りにも不釣り合いな男は、背後の子爵の権力を傘に横柄な態度を取り。
我が物顔で店の奥へと引っ張り込み、其の魅惑の肢体を飾り付けようと鼻息を荒くしていた。
――多少のお手付きも構わぬのだろうという、主の意を汲みながら。
■トール > 貴族の股間はすでに膨らみきっている様子。
まあ、いつものことだと銀髪の少女は気にしない。
そして、着けてみろと言われるだろうことも予想済みだ。
本来ならば断りたい客ではあるが、気分を損ねてしまえばまともに商売を行うことも出来なくなってしまうだろう。
「わかった。では、少々待ち給え。」
トレイを手に奥へと引っ込もうとした所で貴族は小男へと何やら命じる。
初めて見る顔だ、着替えを手伝わせようとでも言うのか?
怪訝なものを感じながらも一緒についてくる男を拒絶出来ないまま、奥へと連れ立って行く。
そして、聞こえてくる肉が肉を打つ音と必死に抑えようとしているくぐもった女の声。
「……やあ、待たせたね。」
10分ほどで戻ってきた少女はだらしなく惚けた表情を浮かべていた。
豊かな膨らみは乳輪が少しはみ出す大きさのハート型のシールが貼られ、股間にはかろうじて陰部を隠すハート型の下着。
内股はべったりと透明な液体で濡れ、時折膝がかくっと曲がる。
その後ろから現れた小男は背中にべっとりと白濁がこびりついたドレスをこれ見よがしに見せつけ、それで自らの股間を拭う。
中に出さなかったのは雇い主への配慮だろう。
そして、貴族の目の前で細い首へと皮の首輪を回し錠を掛けてしまう。
その鍵を帰属へと恭しく手渡すと小男は店から出ていった。
「耳はこのままでもよいかね?」
曝け出されている紡錘型のイヤリングが取り付けられた狐耳。
手に持ったうさぎ耳を手持ち無沙汰に弄びながら、貴族へと精一杯の営業スマイルを見せた。
後は多分、この貴族に何度か身体を任されば満足して帰るだろう……この時はそう思っていた。
■キュリオ > 誠実さの欠片も感じられない、小物な印象しか抱けぬ男。
絶対者が背後にいるときにだけ強気に出られる、典型的な小心で卑怯な性格だ。
主に女を汚し、そのプライドに傷をつける為に重宝しているという、本人の能力は微塵も評価されていない哀れな男とも言えるが。
ともあれ。
そんな男と共に店の奥へと消え、時折漏れ聞こえてくる女の声と、肉を打つ音。
誇らしげにドレスを汚しながらその成果を見せびらかしてくる姿は、馬鹿な犬の様で笑えてくる。
その男に確りと犯されたらしい相手の様子も、中々に良いものだ。
口調の割に表情は蕩け、膝が揺れている様は雌らしさを隠しきれていないのだから。
「喜べ。貴様に儂の共としてやる名誉を賜るぞ。
何、心配するな。店の用心は此方の手の者にさせておこう。」
相手の言葉には応えずに、決定事項の様に一方的に言いつける。
そのまま踵を返すと店の出口へと歩き出し、その後を追う様に、とメイドが笑みを浮かべながら移動を促す。
戸締りや身なりの準備をする時間等、当然ありよう筈も無く。
目的地も、その期間も告げぬままに事態は相手を置き去りにして進んで行く。
店から破廉恥な姿で出た店主の姿を見た者はどの程度いたものか。
その後数日は戻る事が無い事を知る者は、ほぼ居ないのだろうが―――。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からトールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からキュリオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルド」にアルヴィンさんが現れました。
■アルヴィン > 夜ももう、更けた。が、それでもギルドの酒場はまだまだ賑わいをみせている。
冒険者達はだいたい、夕刻頃に戻ってくることが多い。ギルドへと戻り、無事か否かはともかく冒険の顛末を報告し、成功裏に終わったのであれば祝杯を挙げることになるし、失敗に終わったならばそれはそれで、自棄酒を呷るものも出てくる。
いずれにしてもギルドの酒場の夜は遅い。
騎士もまた、夕刻から宵の口にかけてギルドを訪れ、冒険の報告を終えたばかりであった。
報酬を得てそのまま、いつものようにギルドのテーブルのひとつに腰かけたのだ。
壁際のテーブル。壁を背にして座せば、ギルドの全体を見渡すことができる。騎士はそういう場所を常に位置取るように心がけてもいた。
宵の口からゆっくりと、大して強くもない酒を口にしつつ。
騎士はどうやら次の冒険の算段をしているよう。
眼の前のテーブルには王都周辺の地図が広げられている。
ややも赤みが差した頬。酔いをほのかに伺わせつつ、騎士はのんびりと地図を見やっているようで…。
ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルド」にアエロリットさんが現れました。
■アエロリット > 「んなぁぁ………」
奇怪な呻き声をあげながら、酒場へやって来る少女の姿。
褐色の肌と美しい銀髪が目を引くが、斬り落とされたらしい右腕の傷口は対照的に醜く歪んでいる。
もう春先だというのに、身体のあちこちに氷の塊がこびりついていて、寒さでガタガタと震えている。
「さ、酒じゃ……熱燗でな……
あと、なんか、あったかいスープ……」
ぐったりと席にもたれこみ、
店員に弱々しい声で注文を。
■アルヴィン > 酒場の喧騒は、それはかなりなものだ。
ある者はジョッキを打ち合うように合わせているし、酔ってがなり立て、拍子と音程のずれた歌を怒鳴っている者とていよう。
それでも、騎士はその声が耳に届いていたらしい。
蒼い瞳をぱちくりと瞬かせ、地図へと落としていたその視線を、傍らのテーブルに突っ伏した姿へとまじまじと向けては見入ってしまったよう。
春まだ浅いとはいえ。
さすがに湖にも河にも池にも沼にも、氷など張ってはいまい。
一体どこでそのような姿になったものかと、興味は引かれているものの。
不躾にそんなことを尋ねるわけにもゆかぬと、ついついまじまじと見つめる、という仕儀に相成ったというところか。
■アエロリット > 「うむぅ……久々にしくじったのぅ……
ちと最近、調子に乗りすぎたかや……」
ぶつぶつと漏らす独り言を聞けば、
どうやら仕事に失敗した様子である。
そうこうしていると、暖かそうなスープが湯気を立てて運ばれてくる。
「おお……おおぉ……」
まるで神からの授け物を受け取る様に、恭しくそれを手にし、一口。
「……沁みるのぅ……」
身体の芯から温まるその味わいに、安堵の息を漏らす。
……よくよく見れば、涙まで流しているでは無いか。