2020/03/28 のログ
ティアフェル > 「よろしく。ちなみにフッツーの飼い犬野良犬も駄目だから。ケルベロス何て出た日には――何もしない内から即死だから。出没するって所には死んでも行かないから」

 重々しく主張。メチャメチャ面倒くさい後衛。こんだけアウトが満載されている女をわざわざ同行したという奴も現実いない。
 相手の弱点も聞いて、なるほど見たとおりだなと納得して。

「んー。わたしも遠距離は対処できる技がないなあ……アンデッド系でヒールがダメージになるような奴なら遠距離広範囲も可能だけど……。なんていうか、魔法使い欲しいね」

 真っ向勝負を得意とするのは何となく理解できる。魔法攻撃に対してはお互いにキツイ目に遭いそうだ。…と認識してふむりと顎に手を当てて。

 そして、そんな話をしている内に、降りやまないように見えていた雨も止んだらしく。

「あ、そろそろ雨宿り終了、かな。――遅くなっちゃった。帰ろっか」

アルヴィン > 「…それはまた、随分と徹底しているな」
犬も狼も可愛いのに、と。ぽつりと騎士は呟くが。聞きとがめられでもしたらきっと、雷が落ちてしまうに違いない。だというのに、いらんことでも口にしてしまうあたりもまた、真正直というか馬鹿正直というか。
随分と、先刻に比べ小止みになってきた雨を見上げつつ、騎士は長閑に口許を掻く。
「…まあ、遠間には遠間相手の戦い方がある故、あまりご心配召さるな。それはそれでなんとかしよう」
そう言うからには、やはり対抗策はあるのだろう。
小止みとなってきた雨を掌に受け、これならばと騎士もまた頷いて。
「よろしければ、ご自宅までマントはお使いになられるがいい、ティア。雨に濡れた身体を夜風に冷やすのはよくないゆえ」
そう言うと、騎士は雨の中へと一歩踏み出した。
娘の帰路と、どこまで道筋が重なるものかはわからねど。
思いがけず得ることのできた友と、出会いの楽しい時間を感謝しつつ、煙るような春雨の夜に歩を進めゆく…。

ティアフェル > 「わたしは!怖い!の!」

 かわいいだのなんだのは主観の問題。苦手な立場からすれば恐怖の対象でしかない。自分の定規だけで人は測れぬ!と全力の主張。

「――まあ、その内クエスト一緒にすることになったら考えたらいーわ」

 結論。今考えてもしょーがない。どんな内容の依頼を受けるかも今はなにも確定はしていないのだ。その時はその時、と終了させれば。

「大丈夫、もう寒くないし、雨も上がってきてるし……どうもありがとう」
 明日もまだ雨は続くかも知れない。その時に申し訳ないし、充分温まった。お気持ちだけ受け取り、助かった、と肩から外したマントを返却させてもらう。

 そして、少々急ぎ足で帰途に着こう。じゃーねーと手を振ってそれから、友達になった訳に連絡先も聞いてないやー。とそれは帰ってからふと気づいたのだった……。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からティアフェルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からアルヴィンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にフォンさんが現れました。
フォン > (大通りで敷物を敷き、飾り物の露店を開いていた黒髪の男だったが、急に空模様が怪しくなり
大雨が降ってくれば露店を畳み、とりあえず建物の軒下へと避難をしていって)

「かあぁぁぁ~~、参ったなぁ~。ここが人目に付かない野外だったら雨雲なんてカラッと晴らしてやるのに
さすがに人里の中だとそんな目立った事は出来ないからなぁ」

(天候を司る龍の血族として雨にやられるというのは内心ちょっとした屈辱を感じながら、雨が降る空を見上げていて)

フォン > (軒下から空を見上げ、雨雲から感じる水の卦が強い事を感じ、ため息を洩らす男)

「こいつは長雨になりそうだな。
でも木の卦……雷の要素は感じないから雨と風のみの小嵐と言った所か」

(五行の卦を読み解き、この雨がどのような結果を導くかを察していく男。
特に大きな災害にはならないと考えつつも、ここからの移動に関してはちょっと支障があるな…と漠然と考えていて)

フォン > (さすがの雨に道行く人も少なくなり、時折雨宿りしている男の前を通りかかる人が
パッタリと絶える頃合いも時々出来始めているのを視認して)

「人の流れが絶えてきたな……これは少しくらい術を使っても変に思われない状況が整ってきたかな」

(男は人差し指と中指をピンッと立てて印を刻みつつ、文言を唱えれば、男の周りに淡く光る土の塊が複数浮き上がれば
雨……水の卦を塞き止める土の卦を帯びた土の塊が男の周囲を周回し、雨を防ぐ体勢を整えれば
男はザンザ振りの雨の中へと身を乗り出し、まったく濡れる事無く街中へとその姿を消していった)

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からフォンさんが去りました。
ご案内:「王都の路地裏」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 王都の平民地区…最低限の治安が保証されているはずの商店街で、
自治区の許可を得て、疲労回復の薬の売り歩きをしていた薬師の少年。

「はぁ…は、っふ… こっち、きてない? …こっわぁ…」

しかし、少年の力作の薬を手にとった客が少年にとってはなかなかの曲者で、
幾多の戦場を練り歩き、蹂躙と陵辱を繰り返して膨れ上がった、強く烈しい女傑の傭兵団であった。

並の体格の男よりも遥かに恵まれた体躯と筋力、粗暴さをもって、
一見すると少女のような。薬の扱いに長けた魔族の少年という個体は、
搾り取るなり、飼い殺すなり、それなりの筋に売り飛ばすなりが薬よりも益が出ると値踏みされてしまった様子で、
美しくも屈強な蹂躙者達との壮絶な追いかけっ子に発展していた。

『おォイ、下手に逃げんなって、今なら一人2~3発で済ませてやっからさぁ、ハハッ』

と、今現在、平民地区の路地に逃げ込んだ少年が伺う街角の遠くで、
10人ほどの女傑の粗野な声。

「―――じょーだんじゃ、ないってば」

一人2~3発の意味など、殴打か、張り手か、それとも…深く考えたくもない。

そろり、そろりと物音を立てずに、声の主からさらに遠ざかろうと逃避行を探って…。

タン・フィール > 廃屋から廃屋へ、路地から路地へと小さな影が、別段優れてもいない運動神経を振り絞って野ネズミのように逃げ回る。

その努力は、幾人もでここ一帯を創作する鋭敏な女傑傭兵たちに、確定的に居場所を悟らせはしないが、
紛れもなく遠くはない間合いにいると知らせてしまってもいて、
徐々に包囲網は狭まっていく。

察しの良い路地を往来していた市民はそそくさと逃げ去り、このあたりが住まいの者は、
標的が自分たちではないぶん、我関せずと素通りしたり、見世物のように遠巻きに見守ったりしている。

そんな折、廃屋の朽ちて飛び出した木材に、ワンピースのように羽織っていたシャツの橋が引っかかり、
ぐい、ぐい、と食虫植物や蜘蛛にかかった幼虫のように、少年はあがいて

「わわ、わ!? …うそ、ちょっ! はずれて…!」

無理に引きちぎれば物音を立ててしまいそうな己の薄布を哀れに手繰り、引きながら、
一歩一歩と屈強な女傑の足音が近づくのを鼓膜が捉える。
一団の中には両性のものも多数いるのか、男性器とそれが分泌する濃密な性臭すら臭うほど包囲網は狭まりつつあって、
ここに居合わせる往来のものももはやごく僅か。

ご案内:「王都の路地裏」にイエナ・イズバックさんが現れました。
イエナ・イズバック > 「見―つけた」
そんな声がしたのは少年に対して包囲を狭める女傑傭兵たちの背後からであった
人通りの少ない路地の見物人がさらに少なくなっている傍観者たちの間から身長180ほどの戦士が現れ、女性の声で彼女達に声をかけた。
「賞金首がひいふうみい……10人全員そろってるじゃないか。こいつは美味しい現場だね」
大太刀を背負ったビキニアーマーの女戦士が背の柄に手をかけ笑っている。ミレー族。しかも珍しいいハイエナ系だ。
「助けてほしいか、少年? まあ、あたいらはこいつら賞金首の女たちに用があるんだ。こいつらを捕まえれば一週間は豪勢に暮らせる。そのついでに助けてやるよ」
蛮族風のビキニアーマーをつけた女戦士はバスト100はあろう乳を揺らして笑った。
「冒険者『蛮勇のイエナ』。今日は賞金首狩りと行きますか」
イエナは背の大太刀を抜いて構えた。
10人もの女傑はイエナの方に向き直っていた。

タン・フィール > 「ひ…っ!!!  ―――ぅ、あ…? ばん、ゆ…? いえ、な…?」

みーつけた、との言葉に、最期を予期した草食動物のようにビクッと肩を震わせて縮こまり、きゅっと目を瞑る。
…しかし、予感した殴打や、捉える指先は一向に訪れず…目を凝らせば、
女傑の傭兵達に立ちはだかる、彼女らに劣らぬ体格と威風の、冒険者。

『ヘェ、イエナ? どっかで聞いた名前じゃないの。
―――アタシらを狩るだぁ?』

『悪ィんだけど、こっちはこれから、あのガキでお楽しみの予定だったんだわ』

『なんなら、アンタも混ざる?蛮勇さん… ああ、もちろん、ヤられる側でねッ!!』

10人。
マトモな兵と兵のぶつかり合いでは、お話にもならぬ人数差。

一見すれば、女性離れした体格の、異名付きのハイエナ獣人の冒険者にも臆すことなく、
その大ぶりの大太刀も、小回りがきくと思えない獲物と判断して、
女傑たちはロングソードや斧、鉤爪など、年季の入った愛用の武器を抜き放ち…

蛮勇の女戦士の、肩や太腿や頬などを、小手先の技術で狙い、いっせいにふりおろした。

「―――あ、あぶなっ…!!!」

ゆうゆうと向き直るイエナに、この場でもっともか弱く、小柄な身動きできぬ少年は咄嗟に声をあげてしまう。
さながら、肉食獣の争いを目撃してしまった、手負いの小兎のよう。

イエナ・イズバック > 路地裏は狭い。
10人の女傑たちが一斉に襲いかかるには少少無理があった。
しかし、それは大太刀を振るうイエナも同じである。
イエナと10人の賞金首はほぼ互角の戦いとなるはずであった。
しかし、イエナはいったん地に近くまで下ろした大太刀で足元の土を掘り上げた。
土煙が先頭で襲いかかった女傑の視覚を奪った。
イエナは勢いの止まった賞金首たちを前から一人ずつ、垂直の打撃で打ちのめしていった。刃側を使わぬ平打ちである。一人一人的確に頭頂や首筋を殴打し、気絶させていく。
敵の鉤爪がビキニアーマーの胸をかすめ、右胸が露出する。白茶色の体毛に覆われた乳房は乳首が立っていた。
イエナはこの戦闘の中で性的にも興奮していたのである。
気がつけば賞金首は七人が打ち倒され、残りは三人となっていた。
その三人はイエナに気をとられ、少年に無防備な背をさらけ出していた。

タン・フィール > 『う、っぎ…! おめえら!ジャマだ!』 『あ"ァ!?そっちこそ…っち!』 『っぶぁ! ッテメエ…』

狭い路地で、一方的に獲物をいたぶるのでも、集団と集団の戦いとも異なる、
1対多数の戦闘で不手際に戸惑う賞金首達。
そのなかで、イエナの大太刀が放った土煙の煙幕で先頭がよろけた拍子に、ひとりひとりの脳天や首に、命に届かぬ平打ちの洗礼。

『っぐぁ! …っぎっ…』 『アアッ…!』 『こ…の…!調子に乗って…ッ!』

気絶する仲間を振り払って放たれた、常人ならば浴びてしまうほど接近しての鉤爪の一撃も、
むなしく彼女のビキニアーマーをかすめるだけ…そして、また一撃のもとに倒れる。

残り3人となった女傑…否、いまはもう、逆に哀れな獲物となりつつある賞金首は、
じりじりと逃げどきを伺うように後ずさり… その背後で、
ごそごそとワンピースのようにシャツ一枚だけを羽織った少年が、袖口から小さな薬瓶3つを取り出していたのに気づかなかった。

「―――っ… えいっ!!!」

ぱりん、ぱりんっ!

2つが壁に命中して割れ、わずかな範囲に彼女たちの心身の自由を一時的に奪う状態変化薬が撒き散らされる。
かくん!と3人中2人が、トロンとした眼差しで倒れ込むが、
さいごのひとつは、リーダー格の女傑がぎりぎりで瓶そのものを首を反らして避けられてしまう…

それは、蛮勇の女戦士が大太刀を振り上げれば、
賞金首のリーダーの目前で瓶が割れる位置に飛来して…。

イエナ・イズバック > 少年の投げた薬瓶は二人の賞金首に何らかの薬効をもたらして速やかに戦闘能力を奪った。とろけたまなざしで彼女らは倒れ込む。
しかし、最後の一つはリーダー格の女傑にかわされてしまう。
イエナはそのリーダーに対して、平打ちを見舞った。その太刀筋は最後の瓶を彼女の眼前で打ち砕き、飛沫をその顔に浴びせる。それはイエナの方にも直接降りかかった。
イエナの平打ちはリーダーの顎を打ち上げた。
大柄な女傑の足先が地から離れ、もんどりうつ様に地に崩れる。完全に気絶して倒れ伏す。
「賞金首捕獲完了」
イエナは笑いながら、太刀を背の鞘に納める。
しかし、その直後に自身の異常に気がつく。
「何だ、こりゃ……」
イエナの眼が薬瓶の効果を浴びた女傑たちの様にとろける。
「何だ、少年……この薬は一体何なんだ……」
乳首の硬直がより増した気がするのは気のせいか?

タン・フィール > 『っぶ、っぁ…!! マジ…かよ…ッ…!』

最期のリーダーが、感嘆と畏怖の声を漏らして崩れ落ちていく。
小賢しい獲物だと思っていた少年の隠し玉の薬瓶と…
眼前で、大太刀を軽々と薬瓶に命中させた『蛮勇のイエナ』の技量…そして、その胸元からまろび出た、ツンと立った乳首が目に入って。
この状況での戦闘で興奮するような輩に出会ってしまった不運を嘆く暇もなく倒れ込んで、あえなく全滅となった。

「す…ごいっ…!  ぇ、ああっ…もしかして、ちょっと、吸っちゃった…!? ま、まっててっ!」

ぐい、ぐい、ビリリッ!と引っかかった衣服が破けても気にもとめずに
、大太刀の冒険者の元へと駆け寄る。
1mそこそこの小柄さ、艷やかな黒い髪に華奢な四肢、大きなまつげの長い目。
少女のような滑らかな下半身が、破けた服からちらちらと未成熟な下腹や腿などを覗かせるが、その股ぐらには男の子の象徴の突起。

「ええと、ばんゆうの、イエナ…さんっ?
ボクは…タン、 タン・フィールっていう、薬師なの。

コレは、猛獣とか、魔物とかを、一時的に大人しくさせるお薬なんだけど… ご、ごめんなさい!
…ボク、このヒトたちだけに、吸わせるつもり、だったのに…っ」

結果的に恩人となった相手に、仇を返してしまったのではとおろおろしながら、
もし、彼女が倒れ込んでも受け止められるよう…(その小さなカラダで可能かは別として)
一生懸命に、大柄なイエナに、ひし、とくっついて懸命に支えようとする。

そのとき、100を超えるバストの乳房と、そこからみえる突起が固くなっていくのが見えて、顔を赤くしてしまいながら…。

「その……種族によっては、闘争心より…ちょっと、媚薬みたいになっちゃう効果も、あるのかも…しれなくて…」

と、申し訳無さそうに、もじもじと見上げながら彼女の逞しい下腹と背中を、きゅっと細腕で抱く。

倒れ込んだ女傑達にも粉末は風にのって届いているようで、
いまだに意識を失いながらも『ぅうん… っふ、 …ァ…』と、わずかに艶めいた寝息や声がきこえるのは、そのためだろう。

イエナ・イズバック > 「媚薬……か?」
タンに抱かれながらそうつぶやいたイエナの股間で少年を驚かせるだろう変化が起き始めた。
ビキニアーマーの股間の脇から、男性器の様な物が勃起したからだ。
ハイエナ系女性の徴であるクリトリスの勃起だった。
「やばい……いつもより凄い……。こうなると女を抱かなきゃ止まらないよ」
彼女の股間はクリトリスの勃起と共に女性器の蜜の分泌が始まっていた。
イエナは少年の腕を思わず振りほどこうとする。
その眼は倒れている女傑の一人の無防備な股間に注がれていた。今にも襲いかかる雰囲気だ。
彼女はハイエナの尾を振りながら、女傑にのしかかろうとする。その濡れた女性器は背後から丸見えだ。

タン・フィール > 「ぅん…ぅ…う? …わ、わわっ! イエナ、さ…っ!?」

支えようとした身体をじ、と見れば、そのビニキアーマーの股間部分から飛び出した肉肉しい突起。
…それが、ふたなりの男性器というよりも、発達したクリトリスと気付くまでの数秒で、イエナはその獣欲を、仕留めた獲物たちに向けていた。

「ぅえ…!? え、あ、っちょ…! うそっ…!?」

その様子を驚いて見つめていた少年だったが、徐々に、徐々に、
媚薬の香りと、イエナの獣臭につられたように、女傑たちが起き上がって、
四つん這いのイエナの背後に回って女性器にむしゃぶりついたり、
クリトリスのペニスに我先にとむしゃぶりついたりはじめて…
少年の小さなカラダも彼女たちに掴まれて、その乱交のうずにほおりこまれていく。

「わ、ぁ、ああああっ、やっ ―――」

その、始まってしまった乱痴気騒ぎに巻き込まれていく、小さな子羊…。
獣たちの交わりが、路地裏で続き、遠吠えのような交わる声と、貪られる華奢な声が響いて…。

イエナ・イズバック > 随分と続いた乱交は路地裏に人を集める結果となった。
ようやく収まった乱交は、最後にロープに繋がれて引きつられていく賞金首の行進で終わる。
「また、会おうな、タン」
イエナはまた『蛮勇』の二つ名にふさわしい戦歴を増やし、帰っていく。
すがすがしいまでのさっぱりしたウインクを最後にタンに投げて。

ご案内:「王都の路地裏」からイエナ・イズバックさんが去りました。
ご案内:「王都の路地裏」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルインさんが現れました。
ルイン > 日の暮れてしまった時間帯の大通り。
ほとんどの店が閉じてしまい、残り少なくなったまだ開いてる店先を覗いては次の店にと渡り歩く。

「んー…今一ですね」

店先に並ぶのは仕事に使うような道具であるが品質は今一。
手に取れば判るがローブは目が粗く、シーフオイルは揺らせばスカスカとした揺れ具合。
これでは使うには信用性が低いかなと思うと買う気にはならず。

「もう少し品質が良くでいい店があればいいのですけど…」

中々難しいですと顎に指を当てて考えこみ、店先を離れて歩き出して。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリムリアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリムリアさんが去りました。
ルイン > そうして歩くが目に付くような良いものには出会えずに…適当に歩く事に。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にルインさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からルインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にルインさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からルインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨店」にピングさんが現れました。
ピング > 今日も変わらず、閑散とした雑貨店。
店の中は相変わらず雑然としており、統一感が無いのはいつ来たって変わらない。
寧ろ、少し日数が経てばまた適当な品々が増えている始末だ。

そんな店の中で店主は本日、読書中。
カウンターに座り広げている本の背表紙は、現在王都内で流行している物語の本。
余りに人気で品薄状態が続き、手に入れる事が困難であると言われている本、なのだが。

「――――むほほ」

残念ながらというか、当然というか。
本のカバーが件の物語の物というだけで、中身は全然、別物だった。
その内容は、まぁ詳しく語る必要も無いだろう。
じっくりと1ページづつ読み込む様に視線を這わせ。
穏やかな(?)読書の時間が続く。