2020/03/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にアエロリットさんが現れました。
■アエロリット > 「うぅむ、今日はやけに冷えるのぅ……。」
今日も冒険者ギルドの仕事帰り、
酒場で一日の疲れを癒す褐色の肌に銀髪の娘。
春先というのにやけに冷える夜は、
失った右腕の傷口に染みる。
今日の味に近い、香辛料を聞かせた肉と辛めの酒で、冷えた身体を温める。
■アエロリット > (そろそろ、わらわも同士を募り祖国を取り戻したいが……
それには、やはり元手が必要じゃな……。)
酒を飲みながら、少女はこれからの事に思い耽る。
将来的には、奪われた祖国を取り戻したいが、
それには莫大な人も金も必要になるだろう。
代償は大きかったが、闘技場で稼いだ金はかなりの額だ。
一国を取り戻すには心許ないが、これを元手に仲間と資金を集めたい。
だがその方法をどうしたものか。
……商人の真似事でも始めてみようか……。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からアエロリットさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にイディオさんが現れました。
■イディオ > (冒険者ギルドと言うのは、冒険者の集まる酒場と同意義と言える。様々な冒険者が依頼をこなし、終わった後疲れを癒す場所としての酒場を求める事が多く、兼任しているというギルドは多いのだ。
別の言い方をすれば、冒険者の宿がそのままギルドの支部と言うのだろう。
ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤと、様々な冒険者が、依頼を終えてテーブルに陣を取り、上手い飯に酒をかっ食らって居るのが見える。
そんな、ギルドの酒場に合流する冒険者が一人。
その冒険者は、他の冒険者と同じような、鉄の鎧に、店で売っているレベルの剣を佩いている、他の冒険者たちと集まれば無個性と言う位置づけに入るだろう程に、平均的な男だった。
ぼさぼさの短髪で蒼い髪の毛で、身長も冒険者としては平均的な物、体格も見張る程大きいと言う訳ではない。
ただ、何時も何時も絶望しているような目をしているくらいだ。冒険者で、こんな死んだ目をしているのは珍しいかもしれない。
それも、男の目をのぞき込まなければわかるわけでは無いので、やはり、総評で言えば、平均的で埋もれる男だった。)
――よー。す。終わりましたよ、と。
(基本的に男はソロで依頼を受けて、ソロでこなすタイプの冒険者、自分の実力以上の物を受けることは余り無く、今回も一人でできるようなクエストを終わらせて戻ってきた。
酒場の冒険者は、大体馴染みとなるので、男は軽く手を上げて挨拶をするのだ。
そして、軽口の応酬が始まったりする、ドワーフが酒の一杯奢らんかいというなら、ドワーフに奢れる酒この店に置いてないでしょとか。
ライバルだが、仲間でもある彼らと、軽く笑い、挨拶し合いながら歩くのだ。
理由は、自分の座る席探し、どこかいいところないだろうか。と。)
■イディオ > (冒険者は、パーティを組んでの冒険と言うのが基本的と言える、理由は人数は解りやすい手数として力である。それぞれの職業によってできる事が違うし、安全度も全然変わる。
だから、ギルドもパーティを組むことを推奨するので、パーティを組まないのは、よっぽどの実力者か、問題がある存在と言う事になりそうだ。
男の場合は、性格には問題が無い……はず、実力は、まあ低めであることは自覚している。
理由としては、人には言えない理由があるのだ、だから、男はパーティを組まないことにしている、故に、変人カテゴリに入っていると思う、自分では。
今では、一緒に組んで動いてくれるような人は―――稀である。それで良いと思って居る所ではあるのだが。)
―――酒を飲む前から、思考がそれてら。
(あはは、と乾いた笑いを零しながら、男は周囲を見回して、空いている席を探すのだ。何が言いたかったか、と言うとパーティで組むと基本的に一つのテーブルを占領するので、男の様な独り者だと座れないことが多いと言いたかったのだ
一人で歩いて寂しい、というのも無いわけでは無いけれども。
取りあえずは、男は空いている席を見つけて、酒と旨い飯を食いたいものだ、と思うのであった。
知り合いとかいれば、其処にねじ込むのもやぶさかではない、とも。)
■イディオ > しかし……今日はやけに混んでるな。何か、有ったっけな?
(席を探して歩きながら、何時もよりも込み合っている酒場を眺めて首を傾ぐ男、長旅に出ていた冒険者パーティが戻ってきたのだろうか。それとも、何か別で、冒険者たちが集まってきているのだろうか。
依頼には特にそんな張り紙は無かったし、お触れなども見てはいない、ううむ?と男は込み合う椅子の間を抜けつつ歩いた。
そして、漸くと言った処で、空いている席を見つけた。
隅っこの方で、壁際の席だが、カウンターと同じように個人用の席だった。)
まあ、無いよりは、か。
(早く食事がしたいから、と男はその場所に小さく笑いながら近づくことにした。他にパーティとかが使っているわけではなさそうだ。それならば、と、男は腰を下ろし、注文をするために手を上げる。
声を上げても、他のワイワイガヤガヤにかき消されてしまうのだろうけれども、一応声も上げておくことにする。
マスターが気が付いたようで、給仕をやるから待ってろと仕草で伝えるので、あいよ、と頷いて、メニューを眺める事に)
■イディオ > (暫く待てば、忙しいのだろう、漸くと言った様子で注文を取りに来た。エール酒と、がっつりした肉料理、それと摘み。いつものように注文してから、去っていくウエイトレスを見送る。
そういえば、偶に冒険者にお願いしているらしいマスター今日の様な日はいれてないのだろうか。
そんな風に考えて、しかし、と軽く首を振ってみる。それを考えるのは自分では無いのだから、と。)
さてと。いただきます、か。
(そして、到着する食事。男は軽く両手を合わせて食事を始めることにした。そして、何時ものように酒場の風景に溶け込んでいくのであった。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からイディオさんが去りました。