2020/03/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にボブさんが現れました。
ボブ > (もうそろそろ厳しい冬の寒さも弱まる時期…そんな頃合いに冬用に大量に薪を購入した一般家庭へと出向いていく木こりの男。
ここまでの量は必要なく、無駄に場所を取る薪を買い取りをしていくアフターケアをしていて)

「結構持て余している家が多いな。
実際俺が売った価格より安く買い叩いている訳なんだが、家の中で邪魔になっているよりは
お金になった方がいいと売ってくれるもんな。
この戻ってきた薪を常時大量に使う所へと通常価格で売ればこっちの利益になるんだから、小さな手間も掛けるべきだよな」

(背負子に薪を積み込み、担ぎ上げながら小さな事をコツコツと積み重ねる事の大事さを自分に言い聞かせるように呟いていて)

ボブ > (薪の回収を住宅地の方でしていった男はその薪を売りつけるために陶器工房とかがある工房街や
飲食店がある商店街などがある方へと足を進める方向を向けていって)

「さて……向こうも商売モノだしある程度の在庫は抱えているだろうから、無理やり…ごり押しなんかしても売れないわな。
売れなさそうだったらすっぱりとしっかりと引いて、次のところへと向かっていった方が効率的だよな」

(粘って売れる物でもないと理解している男はそこら辺の商売のイロハを頭の中に叩き込むように
独り言をブツブツと繰り返し呟きながら、薪を売り込む先へと向かい、
背負子の薪を少しずつ減らし、その脚をレストランやカフェが並ぶエリアへと踏み入れていって)

ボブ > (料理などで薪を良く使う飲食店に残りの薪も売れて、何も乗っていない背負子を片肩に引っ掛けていって)

「さて、小金稼ぎも無事に済んだし……せっかく薪を買ってもらったんだし、こっちからもお礼をしないとな。
薪を運んで小腹も空いてた事だし、軽く何か食っていくかな」

(お気楽な感じで独り言を言っていけば、薪を買ってくれた飲食店の中へと入っていく男。
本日得た収益の中から幾らかを使って、飲食を楽しんでいった)

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にさんが現れました。
> 平民地区にある、そう大きな規模でもない冒険者ギルド。
今は曇りだが、なかなかの雨脚だった後である為か、冒険者達の姿はそう多くない。
そうしたギルド内の掲示板の前に、一人の少女が突っ立っていた。
これといって目立つ装備もないワンピースドレスの姿は、冒険者よりも依頼者として見られる可能性が高いかもしれず。
しかし、少女は駆け出し扱いとはいえ、ちゃんとした冒険者であった。

「うーん…いいお仕事って、見付からないものですよねー」

小首を傾げれば、お尻まで伸びる艶やかな黒髪が緩やかに靡く。
そうしながら掲示板を見上げる少女は、そんな呟きを零していた。
その視線を追えば、どれもが討伐依頼に向けられている。
でも、そのどれもが駆け出し向けでない、中級者や上級者向けのものだった。
運が悪かったか、駆け出し向けのその手の依頼は一つも見付からない。
あるとしても、簡単な収集系の依頼ばかりなのだ。

「戦う以外、苦手なのですよねー…でもでも、受けさせて貰えないし、困ったなぁ」

最初は討伐依頼を受けようとしたのだが、駆け出し一人に行かせる訳にはいかないと断られた。
案内の人には駆け出しに出来そうな依頼を勧められて貰いはしたのだけど、それはそれで一人でやるには不安なものばかり。
呟きのまま、困ったなって感じに腕を組んで、掲示板と睨めっこを続ける少女だった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にネメシスさんが現れました。
ネメシス > 「貴女、暇してるの?」

今日は珍しく柄の悪い団員達を連れておらず、単身ギルドに現れたネメシス。
悪名高い騎士団の副団長の登場で、ギルドは更に閑散としていく。

そして、そんな彼らを気に掛けず、目に付いた冒険者に声を掛ける。

小柄な黒髪の少女。幼い顔立ちが大層可愛らしい。

掲示板と睨めっこの少女の後ろで足を止める。

「それならうちで訓練相手をしてくれない?
同じ相手ばかりだとあまり練習にならないでしょ。
報酬は弾むわよ。」

> 困ってる後から、不意に声が掛かった。
自分も暇をしてるけど他の人かもしれない。
くるっと左を見て、またくるっと今度は右を見て、そんな人が居ないかを確かめれば誰も居ないようで。

「えーっと、私、でしょうかー?」

更にくるんと後を振り返って声の主へと振り向けば、自分を指差しながら声の主に聞いてみた。
自分よりも年上の女性で、白銀の凝った鎧を着込んでるところを見るとどこかの騎士の人かなってそんな印象。
なんでそんな人が自分に声を掛けてきたんだろうと、そんな事を聞こうとする前に理由が続けて教えられる。

「訓練相手ですかー?うーん……」

そんな理由に考え込むような仕草を少女はしてしまう。
ちらっとそのまま上目使いに見上げれば、その理由を伝えようと口を開く。

「私、手加減とかって苦手なんですよー。
この前もちょっと模擬戦ってのをやったのですが、加減を間違えて吹き飛ばしてしまいましてー。
それでも、大丈夫でしょうかー?」

ふにゃっとした笑顔を浮かべて伝える内容は、その外見からは想像し難いだろうものかもしれない。
そうして、笑顔を浮かべたまま後手に手を組んで答えを待つのだ。

ネメシス > 少女に声を掛けたが、気づいてもらうのに時間がかかった。
もう一度声を掛けようと思った所でこちらに向き直し。

「そう、訓練相手。
貴女、強いんでしょ?」

異能の類を持っている相手を目ざとく見つけるネメシス。
黒い瞳がこちらを見上げ。

「別に殺さない程度は出来るんでしょ?
それなら大丈夫。」

漂う雰囲気と、話している内容からは齟齬を感じるが。
特殊な力を持っているならさもありなんと驚く様子もない。

「で、受ける?
受けるならギルドを通しても貴女個人にでも好きな方で依頼を出すわ。
私は聖バルバロ騎士団のネメシス。
宜しくね。」

笑みを浮かべると、籠手に包まれた右手を差し出す。

> 内容の確認と、その後に続いた自分についての言葉に首を傾げたまま。
強いかどうか聞かれたけど、自分が強いとかは思ってないから。
相手が強くないだけ、少女からすればそれだけの考え方だったからだ。
そして少女の異能は気も魔力も感知には引っ掛からない。
だが力は確かな為、目敏い女性にはそれとなく分かったようで。
でも、少女はそれを知られたからどうとかは気にしない。

「強いかどうかはよく分かりませんが、それくらいなら多分大丈夫かなって思いますー」

語調を変えずに普通に返すところは、それを女性に伝える事となるだろう。
力も、種族も、少女自身気にするつもりもないと。

「そうですね、今日は出来そうなお仕事もなさそうですしー?
えーっとぉ…ネメシス様?ですねー?
よろしくお願い致しますー」

騎士団の名前を聞いてさえ、少女の様子は変わらない。
それは名の知れた相手の前でも物怖じしないのか、単にそれを知らないだけなのか、そこまで理解出来るかは分からないが。
因みに、その答えは後者であったりもする訳で。

柔らかな笑顔を浮かべたまま、ふわりと差し出された右手を握るのだった。
見た目通りの小さな体躯に見合う柔らかな感触で、武器をその手で扱ったりするようなものとは感じられないだろう。

ネメシス > 少女の回答を満足そうに頷いているネメシス。
返答内容が強い人特有の内容だったからだ。

同時に、自らのセンサーがぼやけていないことへの自信を深める。

「それなら大丈夫よ。
軽く揉んであげて頂戴。

…そう、私はネメシス。
貴女のお名前は?」

握手が握られると、視線を合わせて。
表情の柔らかさはとても戦闘が出来るとは思えない程。

「訓練場は生憎、王都の外になるけど大丈夫?
今からだと遅くなるから食事も寝床もお風呂もちゃんと用意させてもらうわ。
あと、滞在日数に応じて報酬を上乗せするわね。」

少女が承諾すれば、二人でギルドを後にし、馬車に乗って移動するだろう。
ちなみに報酬は駆け出しの依頼の2倍以上であった。

> 女性の言葉に頷きながらも、その言葉にはたと何かに気付く。
考える事があったり名前を覚えようとしたりしている内に名乗るのを忘れてしまっていたのだ。

「あっ、そうでしたねー。
名前を教えて貰ったのに、お伝えしないのは悪いですよねー。
私の名前は鈴と申しますー」

手は握ったままで、ぺこんと頭を下げながら伝える。
顔を上げれば視線が合って、改めてにこーっと笑顔を見せるのだ。

「はいっ、大丈夫ですー。
色々とお世話して頂けるなら、私もとってもありがたいですからー。
報酬とかはあんまり気にしてないのですが、終わった後に王都にまで送って頂けるとすっごく助かりますよー」

承諾は当然として、その後の事もお願いしておくのは王都の近くでも帰りに道に迷ってしまうかもしれないから。
あくまでもお願いなので受けてくれるかくれないかは女性にお任せ。
冒険者ギルドを後に、用意してくれていた馬車に乗せて貰って移動をするのだ。
これも伝えた通りだが、報酬額もあんまり気にしてない様子を見せていた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からネメシスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からさんが去りました。