2020/02/14 のログ
カーレル > 煙草が短くなる頃には平民地区と貧民地区の境界の当たりまでたどりつく
飯でも食いに行くかな、と道の脇に短くなった煙草を捨てて踏みつければ、
さてさて今日は何腹だろうか?と考えながら娼館街を後にした―――

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からカーレルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 冒険者ギルド」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 王都の冒険者ギルドは、何時も人が多い。
だが、特に多いのは、今日のような雨の夜だろう。
雨で冒険に出られない冒険者達が、特に用もないのにたむろする。
否、用なら本当はあるのだ。暇つぶし、という用事だが。

「……むむぅ」

そんなたむろしている中に、冒険者兼剣闘士のクレスローベルクも居た。
白身魚のムニエルをフォークで突きながら、唸る青年。
その理由は単純、今日の仕事がキャンセルになったからだ。

「どうするかな……」

別に今直ぐ稼がないといけないわけではないが、だからといって王都には冒険で稼ぎに来たのだ。
遊びに来た訳でもないのだから、雨が降ったぐらいで諦めるのも躊躇われる。
かといって、この雨の中で受けられそうな依頼もない――正確には屋内でやる仕事もあったのだが、それらは全て別の冒険者に取られていた。

「ううううううんんんんん……」

頼んだ魚のムニエルは、後半分ぐらいになっている。
また少し身を口に入れつつ、唸る青年。

クレス・ローベルク > 「んー、一応依頼捜すかー」

一応、職員に確認は取ったが、もしかしたら職員が見逃している依頼があるかもしれない。
店員に依頼のカタログを見せてもらう。
やはり、二人から四人でやるようなものが多い。

「やっぱ無謀かなー。一応、見るだけ見るけど」

ペラペラとカタログを捲る男。
何か良いのがあれば良いのだが。

クレス・ローベルク > そのまま彼はカタログに没頭し――
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 冒険者ギルド」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にランバルディアさんが現れました。
ランバルディア > 香ばしい焼き菓子やパンの匂いが鼻を擽る通り。
活気良く呼び込みする店も多い。
普段はバターやらの香りが主立っているその通りも、此処数日はもっと甘ったるい香りに満たされている。

「……毎年毎年、良く流行るねぇ」

色合いとしてはきらびやかとは言い難いが、その甘さは虜になるのも仕方ない蕩ける菓子。
ラッピングされたものやら、温めて飲みやすくミルクと絡めたものやら。
酒を含ませたものもあるようで。

「たまにはひとつ差し入れでもしてやるか……?」

これをひとつ、と店先で酒瓶一つ購入する。