2020/01/23 のログ
スミレ > 「こちらは飲み屋の通りですね、おそらくは…」

人の多い通りへと着けばそこが酒の匂いがあちこちから。
酔っ払いも多く歩く場所、そこが飲み屋の通りだと直ぐに分かり。

場所を間違えたと思うも突然にお腹が鳴り頬を赤く染め。
宿を探す前に小腹を満たそうと一軒の酒場へと…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からスミレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──ふぃー……今夜は冷えますなぁ」

夜。
両手をポケットに突っ込み、軽く肩をすくめるようにしながら大通りを闊歩する金髪の男が一人。
体質上寒さには強いので、言う程に寒そうでもないのだが。それでも気温の低さは感じるし、
気分的なものというか、習性的に身を縮こまらせたくなってしまうものだったりもして。

それはともかく、男はそのまま中央広場に足を踏み入れ。手近のベンチにゆっくりと腰を下ろせば、
背もたれに身を預けて腕組みしながらふぅむ、と小さく唸り。

「すぁーて……今日の宿どうすっかなあ」

──と、目下の悩みを口にした。
普段よく利用している宿が今日は満室ということで、男は現在宿無しの状態であった。

エレイ > 実際のところ、宿などというものは選ばなければどうにでもなる話ではある。
しかしそれでは面白くない、というしょうもない理由で男は宿を決めかねていた。

「んんむ……あるいは困っている俺を見かねて宿を提供してくれる親切な人が
いちゃったりとかは……しませんかねぇ」

顎に片手を添えてぬぅ、ともう一つ唸ってから、そんな都合の良いことを呟きつつさりげなく周囲を見渡してみて。