2020/01/19 のログ
エレイ > やがて男の姿は、雨に烟る景色に溶けるように遠ざかっていって──
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にレンチェフさんが現れました。
レンチェフ > 日の高い時間帯の平民地区にある冒険者ギルド。
その受付で今朝に受けた討伐依頼を終わらせた証拠の品である切り取った一部の詰まった袋を手渡し報酬を受け取る。
依頼よりも多く討伐はしたがボーナスがない事に不服気にはしたが珍しく職員に食って掛からずに掲示板の前に向かう。

「割のいい仕事は残ってるか……」

他にも仕事を探している同業者を掻き分ける様に掲示板の前に向かい。
掻き分けられた同業者は、なんだ、という顔をするも誰かと判ればいつもの奴かという顔をするばかり。
こういうことが何時もなだけに既に慣れられているだけだが当の本人はどうでもいい事。

討伐に採取、運搬に探索と色々と並ぶ依頼を眺めてはどれにするかと悩んで。

レンチェフ > 張られては消えていく依頼を眺め、懐に余裕があるのでやめておくかと黍を返しギルドを去ろうとし。
丁度出る前に顔見知りの同業に声をかけられ足止める
そして探索の同行を求められると稼げるなら良いかと了承し、ギルドを後にとする。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からレンチェフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある酒場」にタマモさんが現れました。
タマモ > ここは王都マグメール、平民地区のとある酒場。
時折、変わったミレー族が店員として現れる、と言われる酒場だ。
…そんな存在は今、酒場の一角、カウンター席で寛いでいた。

「ふむ…やはり、食い慣れた食事とは、良いものじゃ。
後は、可愛らしい女子に手を出せれb…ごふっ!?」

カウンター席に並ぶ、シチューやパン、そしてジュース。
それ等を、美味しそうに食べる、少女の姿。
食べながら、紡ぐ言葉が、目の前に居るマスターらしき男の拳骨に遮られた。
喜びに揺れる数本の尻尾が、へにゃん、と垂れる。

「じょ、冗談に決まっておるじゃろう?
手を出すのは、客だけじゃ!」

拳骨の落ちた頭を手で抑えながら、涙目でそう伝える。
いや、それはそれでどうよ?と言われそうだが、そこは気にしない。
その様子を見て分かるように、今日の少女は客として居るようで。
ここが別の店だったりすれば、可愛らしい店員とか、目に付いたら、悪戯に手を出すのだが…
さすがに、己が働く事もある場所だ、それが出来るものではない。

そんな会話を交わしながら、少女は改めて、食事に手を付ける。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある酒場」に黒須さんが現れました。
黒須 > (騒がしくも賑やかな酒場の中。
入り口のドアを開けて一人の男が入店していた。
今居る客の中でも、一番に身長が高く、黒一式の服装をしているその男は、どこの客よりも一番目立っていた。
ギシギシと床を軋ませながらカウンター席に向かい、睨み顔に近い無表情な顔をしてはタマモの居る席の一つ相手隣の席に着く。)

「…マスター、ウィスキーロックと生ハム。それと、チーズを適当に。」

(低い声で注文すれば、物が来るまで一人で暇そうに過ごす。
そのまま、物が来れば一人で酒盛りを始める。
酒とつまみとバランスよく食していき、一人の時間をのんびりと過ごす。)

タマモ > ぴくん、新たな客に少女の耳が揺れる。
店内に入って来た時点では、誰かが来た、男に対する反応はそれだけだ。
まぁ、後分かるのは、床を軋ませる足音で、少なくとも普通の体格をした者ではない、くらいか?

それも、カウンター席に着けば、しっかりと見えるもので。
かくん?と首を傾げ、顔がそちらへと向いた。
残り少ないシチューを一口、もぐもぐと、ついでにパンを頬張りながら。

「………ん?…んー」

よく見れば、その男の姿は記憶にあった。
ただ、あれだ…いつもの事だが、名前が浮かばない。
聞いてないか、聞いたが忘れたか、その二択である。
なので、それを誤魔化すように、頬張りながら手を振っておいた。

黒須 > (辛口な酒にハムとチーズの塩加減がよく合っていた。
しかも、頼んだ酒も中々上品な物である為、味も格別にうまかった。
固い表情に現れないが、少々ほろ酔い状態に近い気分になり、それなりに悦んでいた。
そんな中、こちらに向けられる視線を感じた。
鼻を動かせば、嗅いだことのある匂い。
喧嘩でも売られるような物であるならばめんどくさいと思い、一言。)

「…おい、嬢ちゃん…。
喧嘩ならよそに…。…あ?」

(目線の方を見て見ることにした。
何本もある尻尾に黄色い毛並みと体系、匂いを照らせ合わせればすぐに分かった。)

「なんだ、タマモじゃねぇか…こんなところで一人飯か?」

(そんな完結なことを言いながら少し席をズレて隣の席に座ろうとしていた。)

タマモ > 匂い、確かにこちらも、それで判別する事が出来る。
男が確認をしていれば、こちらも、同じように、すんすんと、鼻を鳴らしていただろう。
お互いに、あれだ、嗅いだ事のある匂いである…当然だが。
ただ違うのは、匂いだけでも、少女にとっては判別する材料になる、と言う事だ。
相手が何者か、気付いたのは、こちらが先のようだった。
もっとも…

「んぐ…ぷあー…うむ、美味い。
………と、久しかったっけかのぅ?お主も、一人で飯か?ん?」

男の言葉に、そう返す少女。
内心では、相手は自分の名前、覚えてるじゃないか、やばい、名前思い出せん、と焦っていた。
気軽に語るはいつも通りで、男が隣に移るのは気にしないだろう。

後、とりあえず、他人が食べてる料理って、美味しく見えるよね?みたいな。
視線は微妙に、男の前に並べられた料理へと。

黒須 > 「まあな?俺はいつも一人だしよ…。」

(そんなことを言いながら、空っぽになった氷入りのグラスにウィスキーを継ぎ足す。
半分も飲んだのにも関わらず、その表情はとても余裕があった。)

「確か…あの山の中での時からだったか…もういつの日か忘れちまったな…。
あの時は、世話になったな…。」

(山の中で遭難した際に町までのルートを教えてもらえた恩は覚えていた。
金貸し屋だったがゆえに、一度会った人間の顔や名前はすぐに覚える様にしていたため、かなりあって居なくとも、その人の事は覚えていた。
軽い話をしている間に、少女の目線が気になった。
自分が頼んだチーズと生ハムの皿に言っていたようで、自分もそれに気付けば、何も言わずに、自分とタマモの間に皿を移動する。)

タマモ > 「ほほぅ…妾も相手の事は言えんが、一人はあれじゃな。
語り相手か、飲み仲間くらい、やはり、欲しいものじゃ」

ウィスキーを飲む男とは違い、己の手にするのはジュース。
別にアルコールも好きではあるが、今日は、そんな気分なのだ。
………いや、うん、奢ってくれるなら、ありがたく貰うが。
そんな事を語りながら、残り少ないシチューを、パンを、たいらげた。

「うむ、まぁ、細かい話なんぞ、別に良いのではないか?
案内した程度、気にする事はないしのぅ?
それでも気になるならば、ほれ、奢ってくれても良いぞ?」

紡ぐ言葉の通りだ、少女は、その程度で恩を売ったとは、思っていない。
が、時に、それでも恩を返そうとする、そんな者も居るのは確か。
隣に居る男が、そうとは限らないが、一応は言ってみた。
貰えたら幸いだ、その程度の考えで。

…が、案外、それも通じるものだ。
視線と言葉、それに合わせるように、男は皿を間に移動させた。

「おぉ…そうかそうか、妾は相手の好意は受ける方針、ありがたく…」

なんだか悪いのぅ、なんて感じで言えば、ひょい、と生ハム一切れを摘み、はむ、と食べた。
…そこ、少しは遠慮しろとか、そんな事言わない。

黒須 > 「あぁ?恩にちいせぇもでけぇもねぇよ…。
してくれたんなら、それはそれで恩だ。」

(どんなことであろうとも、相手から貰った恩はしっかりと返すのが自分のルールだった。
だからこそ、気にするなと言われても、自分は勝手に返そうとするのであった。)

「ま、それで良いんだったら別によ…。
あ、マスター、ついでにドライフルーツを…。」

(追加注文でドライフルーツも頼む。
干した分、より一層甘い味が強く、辛口と中和し合って、丁度良い味になる。)

「本来なら…夜の相手をさせて、てめぇに快楽のおすそ分けでもしてやろうと思ったが…。
どうやら、今夜は女を好んでいるようだな?残念だ…。」

(フッと少々生意気な薄ら笑いをして、タマモを見る。
なんとなくだが、勘に近い感覚で相手の気分を読み取り、それを当てた。)

タマモ > 「むむむ…道理は分かるが、いざ己が言われる立場となると、何とものぅ」

その気持ちは、己とて良く分かる。
己もまた、恩を受けた時、その大小を気にしない。
が、こうした立場となると、なかなかに、こそばゆいものなのだ。
はふん、その言葉に、そう呟きながら、軽く溜息を吐いた。

「おぉ…良い良い、十分じゃ。
ついでに、それもちと頂こう」

もぐもぐ、ごくん、奢られる食べ物は、より美味しい。
追加注文のドライフルーツ、一切れ摘み、やはり口の中へ。

と、そこで切り替わる話の内容に、くすりと笑う。

「妾は、どのような形であれ、暇無き事を望んでおる。
老いも若きも、男も女も、妾が愉しむ事に、そんなものは関係ない。
………そう、それが例え、異常で異質な悦楽であろうとも、のぅ?」

すぅ、と瞳を細め、男にだけ聞こえるような小声で、そう答えた。
そして、続けるように、今度は普通に言葉にして、伝えるのだ。

「して、食後には何が待っておるのか、のぅ、お主?」

今だ、少女は、相手の名前が出てこない。

黒須 > 「気にすんな。もらえるもんは貰ってろ…。」

(自分の場合でも、何かの縁でお礼を貰う事があった。
その時も、遠慮は一度するものの、そのまま素直に受け取ることがしばしばであった。)

「…ま、それは俺も同じだな。
お前の言っていること、俺も同じように言えば、どんな野郎でも…気持ちよくなれりゃ、何でも構わねぇだろうな…。」

(フタナリでもなんでも、ただ快楽を得られるような相手であるならばどんなのでも受け入れて夜を過ごす。それがこの男であった。
ニヤリっとゲスイ笑みを浮かべると、少女の言葉に続くように自分も答えた。)

「俺は予定なしだが…お前はどうだ…?」

(目の前に手を置いて顔を近づけて聞くことに)

タマモ > 「………じゃな、厚意は素直に、これで良しじゃ」

何とも、似たようなものだ。
いや、こうした者は、探せば何人も居るだろうか。
考えても、どうこうなるものでなし、と言う訳で、このままに。
うんうんと、頷き答えておこう。

「ふむ、理解あるのは、難しくなくて良いものよ」

これもまた、安直な考えで通りそう。
何とも、この男の相手は楽で良い。
男の言葉に、軽く考える仕草はするも、答えは決まっている。

「ならば、決まりじゃな。後はお主に任せよう」

ひょいぱく、ひょいぱく、何気にドライフルーツをもう数個食べながら。
顔を近付ける相手に、さらりと丸投げする少女であった。
その表情は、何とも楽しそうな笑みで。

黒須 > 「俺は素直に欲に忠実だからな…。
それに…頭の弱い奴を相手にした方が、そっちも気楽だろ?」

(またも考えを読みすかしたように言った。
自分の相手が楽のだろうと思っているかのように、率直な答えを継げてはまたしても生意気そうにニヤリと笑った。)

「そうか…。
んじゃ、おっぱじめるか…。」

(そのまま、マスターに会計を済ませると、そのまま席を立ち、少女と共に何処かへ…。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある酒場」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある酒場」から黒須さんが去りました。