2020/01/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」にプリムさんが現れました。
■プリム > 新年の祝いも落ち着きだし頃。
代わりに今までのような露店などの普段の光景が戻ってくる。
風変りだった光景もよかったが今までと同じ光景はやはり気が楽だと笑みを浮かべて通りを歩く。
目的は特にはないが運が良ければ露店で掘り出し物が見つかるかもしれないという程度の気持ちで露店を眺め…。
「変わったものはないですね」
ふと気になった露店を覗き込んで商品を眺めるが安い以外は普通に雑貨店で見るような物ばかり。
しかしそれはそれで眺めるのは楽しく、露天前で身を屈めて商品を眺め続ける。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」にアシュトンさんが現れました。
■アシュトン > (露天商たちが商品を並べているその一角に、これまた周囲と同じように品物を並べ、地面に座り込んでいる男が一人。
とは言え、その外見は商人というよりも、冒険者のソレであり。
並んでいる商品もまた、武器からポーションの類、或いはアクセサリー類。非常に雑多だ。恐らくは、冒険の最中に手に入れた品々を処分しているのだろう)
「やぁお嬢さん、どうだい、在庫処分なんだ。安くしておくが、何か買わないか?」
(視線がスッと相手の方へと流れてゆけば、口元には緩く笑みを浮かべて。
ちょいちょいと、軽い手招きを繰り返していた
■プリム > 「はい?私ですか??」
雑貨店でも買える物が安い、後はこれで面白い物でもあれば即買いではあるがそういうものはなく。
少なくとも手鏡や櫛、石鹸などは数があっても困るだけなのでスルーとして商品を眺めていて。
そんな時に声をかけられ顔を向けるとそこにも露店。
見ると商品は冒険者が扱うようなものが多々並んでいる。
「何か面白いものがあれば考えますよ?」
在庫処分と聞くと興味を持って、手招きされるままにそちらへと向かって行く訳で。
■アシュトン > 「そうそう、君、君。
仕事柄、色々と拾ってくるのはいいんだが、始末を後回しにしてると家の中が溢れかえっちまってな。
商人に売ってもどうせ二束三文だ。暇つぶしも兼ねて、自分で売ることにしたのさ」
(例えば、小瓶に入ったポーションなんかは、如何にも手作り感が溢れている。採集してきた薬草の残りで作ったのだろうか。
その隣に脈絡なく置かれているダガーは、見た目からしてそれなりに年期が入っている。恐らくは遺跡の戦利品だろう。強力とは言わないまでも、解呪が込められているらしい。結界を数度破る程度なら十分だろう。
後は、携帯食料の様なモノや、銀製の装飾品、など等。
値付けは総じて大雑把だが、普通に購入するに比べれば随分と安い)
「そうだな、お嬢さんに似合いそうなら……こういうのはどうだい?」
(一つ、拾い上げて。差し出すのは銀細工の小さな翼。装飾品だろうか。古さは感じられない程度に磨かれていて、見た目は悪くない。傍に置かれていた値札も、やはり格安だ。
――もっとも、微かに。魔力と、何らかの術式が込められているようだ。
手にした人物が、己の手で身に着けることによって、僅かな間意識がもうろうとなる。といった程度のモノ、だが)
■プリム > 「拾ってくるのって危なくないですか?
でもそう言うのが出回るなら助かりますよ」
仕事で拾ってくると聞くと掘り出し物があるかもと目を輝かせて商品を眺め。
手作り感のあるポーションは大丈夫なのかと心配そうに、
隣の古びたダガーは効果も良いが装飾と古びた感が持ち歩くのに良いかもしれないと。
他にも装飾品や食料と色々と置いていると楽しそうに眺めていたが。
「私に……可愛いデザインですね、それ」
ダガーは良いかもと手を伸ばそうとすれば装飾品を勧められ。
小さな翼のデザインの銀細工は目立たなく身に着けれそうなもの。
「値段もお手軽ですね、これ」
デザインも好みで早速と手に取り色々な角度で見つめ、どうかなと髪に付けてみた瞬間にふらっと座り込むように力が抜けてしまい。
「あ……あれ……?」
なんだろうと思うが身体が動かずに露店のまでゆらりと揺れて。
■アシュトン > 「むしろ、冒険者にとっちゃ旅先で見つけてくるモノが、醍醐味の一つじゃぁないかな?
ぱっと見たところ、君も近い感じだろうし、そのうち分かるようになるよ」
(剣やらポーチやらを提げた装備からの、予想ではあるが。冒険者か……身なりが良さそうなので、あるいは騎士か何かの見習いかもしれないが。
そんな先輩っぽい事を口にしながら、弧の笑みを浮かべると頭をゆるくと横へと傾げた)
「ダガーも欲しいなら一緒につけよう、セットで値引いてやるよ。
荒事の仕事をしていても、ちょいと位は着飾るのも――……おおっと」
(相手の身体がグラリ、よろめくのを見れば何時の間にやらと素早く立ち上がり。
倒れ掛け始める身体を、腕に手に、支えにいって)
「どうしたんだい、急に? 体調不良か何かか?
ま、こんな場所で倒れ込むのも具合が悪い。ちょいと休める場所まで連れて行ってやるよ」
(なんともまぁ、白々しい話である。
長仕事から帰ってみれば、飼っていた奴隷の何人かが旅だっていた。まぁ最初からソレを許した形で家の管理やらさせていたのだけれども。
という訳で、それは仕方ないのだが。
空いた穴は、埋めておきたい。
そのために露天商の真似事をしながら、獲物を物色していた訳である。
で、不運にも通りがかってしまったのが、彼女、だ。
脱力したまま抵抗が出来ない様であれば、ひょいとお姫様抱っこに持ち上げて、連れて行ってしまう心算、の様だが)
■プリム > 「私はそういうお仕事は受けませんから。
判る時が来るんでしょうか……?」
受ける仕事は簡単な配達か採取の低級な冒険者、装備もそれ相応なものしか持ってはいないのだが品質だけは良い物。
露店で収集物を売る先輩の言葉にそういうものなのかと頷き。
装飾品にダガーがセットとなればお買い得な価格。
直ぐにでも買うと伝えたいが頭が突然朦朧として声が出ず、いつの間にか立ち上がった相手に支えられていて。
「そんな事はないですよ…。
多分立ち眩みだと思いますから。え、大丈夫ですよ」
助けてもらったのは有り難いが知らない人に休める場所と言われても信用は難しい。
首を緩く左右に振って離れようとはするが立ち上がるほどに力は入らずに手で弱弱しく押すだけ。
そんな離れる事の出来ないような弱い抵抗のままに持ち上げられて。
■アシュトン > (そんなこんなで。
相手がろくずっぽと抵抗できないのをいいことにして。
ふら付いて倒れかけた女性を助ける振りをして、その場から連れ去ってゆくのであった)
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」からアシュトンさんが去りました。
■プリム > (急な立ち眩みに驚きながら、大きな抵抗もできないままに連れていかれてしまい…)
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」からプリムさんが去りました。