2019/12/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエレイさんが現れました。
エレイ > 年末年始を目前に控え、殊更に賑わいを見せる夜の大通りを、両手をポケットに突っ込み
ぶらぶらと闊歩する金髪の男が一人。

この祭りの前のような雰囲気は男にとって好ましく、通りの光景を眺めるその眼差しはどこか楽しげで。

「皆そこはかとなくウキウキしているようだったな。まああ斯く言う俺もちょっとわずかに
足取りが軽くなっている気がしないでもないのだが」

ふ、と小さく笑みを漏らしながら独りごち。途中の露店で串焼きを数本購入すると、
袋を片手にそのまま中央広場へと足を踏み入れる。

そして広場の片隅の空いたベンチにゆっくりと腰を下ろし、串焼きを一本手に取り
かじりつきながら、背もたれに身を預けつつ中空に視線をやり。

「……さて、それはそれとして。今日の宿はどうしょうかのぅ」

モムモムと咀嚼しながら、ポツリと呟く。
例によって、普段利用している宿の部屋が満室ということで、現在男は宿を確保出来ていない状態だった。

エレイ > 考えながら串焼きを頬張っていれば、いつの間にか食べきってしまっていて。
フンス、と鼻を鳴らしつつ立ち上がると、ふらりと歩き出し、何処かへと──。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエレイさんが去りました。