2019/11/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──くぁーああぁぁ……」
昼下がりの時間帯。
でかい欠伸を漏らしながら、ふらりと緩慢な歩みで冒険者ギルドに足を踏み入れる、金髪の男が一人。
目元を指で軽く擦りつつ、周囲を軽く見渡してみるが人影はまばら。
現れた男に幾つかの視線が向くも、特にこちらに用向きがある者もいないのか、
程なく各々の用事に戻ってゆく。
そんな光景にフンス、と小さく鼻を鳴らしながら、とりあえず依頼の張り出されている掲示板の方へと足を向けた。
「──すぁて……なーんかおもろそうな依頼とかはありますかいのぅ……時間的に、時既にめぼしいところは持ってかれてそうだが……」
顎に手を当てて独りごちながら、掲示板の前に突っ立って張り紙を暇そうな顔をして眺めてゆく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミヤビさんが現れました。
■ミヤビ > 冒険者ギルドに足を踏み入れる理由は一つ。薬草採取の手伝いを求めて、である。
メグメールで薬草を探すのだが、一人では寂しいので、こうやって時々手伝いを募集していた。
長身の男性の前に、ペタリ、と依頼書を張る。
かわいらしい狐のイラストが描かれた依頼だ。
割がそう良いわけではないが、楽な依頼である。
■エレイ > 「──む」
特に良いものもなさそうなのでいい加減出るか、と思いかけたところで、視界の端から
新たに依頼書を貼り付ける手が伸びてきたのが見えて、軽く眉を持ち上げ。
ゆるりと首を動かしてその手の主を見れば、狐耳の少女の姿が見えてパチクリと瞬きして。
「おや、キミは……やあやあコンニチハッ。ウチになんの依頼をしてくれたのかな? どれどれ……ほう、薬草採取と」
笑顔で軽く挨拶した後、改めて依頼書に顔を近づけ眺めてみて。
■ミヤビ > 「あ、お兄さんが受けてくれるんですか? よろしくお願いします」
嬉しそうに頭を下げるミヤビ。尻尾がゆらゆらと楽しそうに揺れている。
筋肉質の美丈夫、ミヤビの好みのタイプだった。
「メグメールの方で、薬草を集めるお仕事です。お金はあまり高くないですが、いっぱい集まればサービスしますよ!!!」
薬師としてそれなりに腕はある自負がある。何ならいくつか薬を分ける、そういう趣旨でそんなことを言う。
■エレイ > 「いやまだ受けるとは言ってないのだが……まあいいこのタイミングもなにかの縁ということで
受けてやろう俺は優しいからな」
彼女の嬉しそうな様子にしゃあねえな、と眉下げて笑うとぴっと掲示板から依頼書を取って。
「そうか……俺は薬草採取はピンからキリまでこなしてきたからなお前全力で頼っていいぞ。
サービスねえ……フフ、楽しみにしておくます。
じゃあ早速だが出発するかね? ああちなみに俺は謙虚な旅人で冒険者のエレイっていうんだが呼ぶときは気軽にさん付けでいい」
サービス、という台詞に目を細めて悪戯っぽい笑みを浮かべつつ、彼女の姿を上から下までジロジロと無遠慮に眺め回し。
それからすぐに出るか問いかけたり、唐突に自己紹介を繰り出したりなどして。
■ミヤビ > 「わかりましたエレイさん。早速レッツゴーです」
そうしてそのままエレイを連れて、メグメールに向かう。
採取場所は街道から層はなれていない地域だ。特に危険もない場所だが、薬草は案外そんなところでも生えている。
「一人だと寂しいんですよね」
なんて話をしながら、どんどん薬草を抜いていくだろう。
すぐに加護一杯の、雑草にしか見えない草を集めていく。
■エレイ > 「──なんちゅうか行動力の塊みたいな娘だなあオイ」
特に逡巡もなく出発を決めた彼女に眉下げて笑いつつ、彼女に連れられ喜びヶ原まで共に向かう。
街道付近の地域は男も散歩や昼寝によく来る場所なので、特段戸惑うようなことはなく。
「ほう、だからわざわざ依頼を出してきたわけか。まああ薬草採取は一部を除いて
地味な作業だからな一人だと飽きてくることはまれにだがよくある」
ハッハッハ、と何が楽しいのか笑いながら、男も薬草を採取してゆく。
自負していたとおり、目的の薬草と雑草を的確に区別し、順調に採取を進めていて。
■ミヤビ > 「エレイさん、言葉にたがわずすごいですね」
わかりにくい薬草も的確に分けていくあたり、かなり慣れているのが分かる。
そんなエレイと楽しそうに薬草採集を続ける。
四つん這いで草を探しているので、その薄い尻がエレイの前で揺れている、なんていうことも珍しくない。尻尾はご機嫌そうにふっさふっさと揺れていた。
このままやっていけば、特に問題もなく、時間もあまりかからずに加護一杯の薬草が取れるだろう。
■エレイ > 「それほどでもない。謙虚だから褒められても自慢はしない」
などと得意げな声色とドヤ顔で謙遜していれば、目の前でゆれる尻尾にふさりと
その顔を軽く撫でられた。気がつけば四つん這いの彼女のすぐ後ろまで来ていたようで。
「ほむ……ミヤビちゃんの尻尾はふわふわじゃのう」
なんて言いながら、無遠慮にその尻尾をモフモフと軽く弄ってみたりして。
■ミヤビ > 「ふにゃああああ!?」
狐娘の尻尾は性感帯である。いじられれば感じて腰が抜けてしまう。
尻だけ突き出したうつ伏せの姿勢になってしまい、そのまま尻尾をいじられる続けるだろう。
その尻尾はもっふもふであり、手入れが非常に行き届いている。
やめられない止まらないな、感触だろう。
「しっぽ、よわいんれふぅ♡♡ いじっちゃらめぇ♡♡」
体を震わせながら懇願をする。
■エレイ > 「──うおっと……フフ、なんかエエ声出ちゃってるあたり本当に弱そうだったな」
軽いスキンシップのつもりが、やたら敏感な反応を見せる彼女にビックリして。
しかしすぐににまりと笑みを深めれば、そのまま尻尾をこねこねと愛撫するように
指を動かし刺激を与え続け。
「じゃあ……ちょっと休憩がてらそっちの方行こうず」
そのまま彼女の身体をひょいと小脇に抱えて立ち上がると、楽しげにそんな事を言いつつ
茂みの中へと連れ込んでいって──
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からミヤビさんが去りました。