2019/10/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にサナさんが現れました。
■サナ > 曇り空の下、用事を済ませた帰り道。
遠雷の音が鳴り響き、小さく首を竦ませる。
にぎやかな人通りから細い道へと入り、うねる道を幾らか進む
ぽつりぽつりと点在する小さな木の幾つ目かで足を止め、その拡げられた枝葉の傘の下へ。
地面から浮き出た根の上に腰を下ろし、薄光りする空を仰ぐ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にヌルさんが現れました。
■ヌル > 「暑い」
うわごとのように一定、そう呟く黒服の男は日差しの少ない曇り空でもそう呟いていた。
何処か困ったような苦笑いでこめかみを指で拭いながら歩いている。
自分とは逆の方向に進む人の往来を横目で見ながら、木々を見ていると
覚えのある姿が見え、足をそっちに向けて進む。
■サナ > 膝を緩く折り曲げて、近づくとも遠退くともつかない雷の様子をうかがっている、と。
近づく人影が視界に入り、緩く首を傾げる。
「こんにちは。」
ごく最近に、見た顔だったから。声を投げかける。
小さな木陰の下から。
■ヌル > 「こんにちはー」
糸目の男が少女を見下ろしていたが、笑いかけ隣に腰かける。
男の背は高く、足は投げ出されかなり長い。この前は路地裏の階段で会い
そして今度は最初に似た雨の降りそうな空の下、こうして再び顔を合わせている。
男は彼女の身体の側面に自らの身体を合わせる。
「あ、涼しい……」
男の身体には相変わらず熱がこもっている。
■サナ > う、と眉を寄せる。
涼やかな空気に温かさは心地よいけれど、少々熱いと感じてしまった。
腰を下ろしていた木の根の反対側に座りなおす。
木の根っこ一本分の、距離。
「…この間もだけれど、体温高めだね。何か、してきたの。それとも、体質なの」
緩く首を傾げ、
■ヌル > 「うーーーーん、どっちもかなっ。お陰で故郷にいた時は大変だった。」
暑い所の出身を匂わせていた。少し離れる少女にしみじみとただでも細い目を細めつつ
今ではすっかり遠いたまに現れる人の往来に目線を戻した。
「対して間も置いてないけど、元気にしてた?」
前は彼女を連れて、少し眠ったりもした。それからまた何かあったとは思えないが
一番簡単な挨拶として彼女に問いかけた
■サナ > 「両方なら、何してきたの。仕事、?」
今の気候で暑く感じるなら、暑い場所にいたならばててしまって大変そうだ。
手足を伸ばして木の幹に背を預けなおす。
「一昨日、だったっけ。流石に数日振りだと、忘れようもないね。
相変わらずだよ、それなりに元気。」
うん、と首を縦に動かして膝を抱えなおす。
■ヌル > 「まぁ仕事だね、肉体労働なもんでね」
態々少女は離れたのだが、男はつい彼女の肩を抱き、寄せてしまう。
「そうか、って言ってもいわゆるありきたりな挨拶で聞いただけだから、元気なのは大体分かっていたよ」
何処か朗らかに笑いながら、何と無くゆっくり少女を近くに寄せている。
■サナ > 「そっか、」
離れてみても抱き寄せてくる相手、
うーん、と少し考えてみてから、腕の中からするりと抜けて立ち上がる
「私、もう行くね。身体に気を付けて。」
ばいばい、と手を振って歩いていく、
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からサナさんが去りました。
■ヌル > 「…………」
手に少女がいた隙間をそのままに何となく手を振ると
暫く同じ場所で休んでいた
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からヌルさんが去りました。