2019/08/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 公園」にシロナさんが現れました。
シロナ > 平民地区のどこにでもある公園、夕方すぎて、今現在は夜。
 昼間の楽しげな声はなくて、夜に歩くのは仕事帰りの人とか冒険者たちがほとんどか。
 そんな夜の公園を一人とことこと歩く少女が居るのだ。
 年の位はまだ成人になるちょっと前と言うぐらいの子供である。
 服装は少年に見間違えてしまいそうなシャツとパンツ、ベレー帽に肩掛けカバンと言った処。
 褐色の肌を持つので、闇に溶け込んでしまいそうでもあるが、その髪の毛は白く目立つものであった。
 鼻歌交じりに公園の中を突っ切る動きで歩く姿は、格好も相まって家に帰る途中に見えるだろう。

シロナ > 公園の中ほどまで歩いてきたところで、少女は一度足を止める。
 深紅の瞳はきょろきょろ、と何かを探すように視線を動かすのだ、夜の公園は、視界が悪いようにも思えるが、気にした様子もない。
 公園の端から、端まで、ぐるり、と一巡するように視線を動かして、むう、と軽くうなるのだ。

「ここにはいないかなー。」

 探している何か、が見つからないので、少女は軽く肩をすくめる。
 ま、いっか、と気軽い様子。
 別に本気出して探すものでもないし、と用事が無くなったので、何をしようかな、と言う所。
 誰かと遊ぶには、ちょっと遅いかも、とか。
 とことこ、ふらふら、公園の中を歩くのだ。

シロナ > 「んー……、シスカちゃんとか、グリム君とか呼べばよかったかなー?」

 少女は、ふぃ、と軽くため息を零して夜空を見上げることにする。
 星々はキラキラと光る星々に視線を向けて、ああいうの一個手に入れられたらなーと思う。
 ジャンプしても届かないのは知ってる、と言うか、空を日常的に飛んでいるラファルが手にしたことの無いものなので、ジャンプでは届かないのだろう。

「あ、いや、もしかしたら、らふぁちゃんの上からジャンプしたら届く?」

 少女はうーん、と軽く考えてみる。
 叔母ではあるが、年も年齢的な考えも近いので、友達のような感覚だったりする。
 飛んでも届かないなら、そのうえでジャンプしたらどうだろうか、と。
 いい案かもしれない、今度提案してみよう。
 星をとったら山分けだ、と。
 ワクワクした様子で少女は星を眺めるのだ。

シロナ > しばらくの間、少女は星空を眺めていたけれど、不意に視線を星から外すことにした。

「よーし。」

 決めたと、少女は歩き始めることにした。
 直ぐにとたたた、と走り出すと、公園の柵が見えてくる。
 公園の柵をぴょい、と飛び越えて、其のまま少女は走っていくのだ。
 そして、そのまま、夜の闇の中に消えていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 公園」からシロナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にレーナさんが現れました。
レーナ > 日も暮れた時間帯の平民地区の通り。
人がほとんどいない通りを宿に向けてゆっくりとした足取りで歩く。

「全く……遅くなったな」

最近始めたアルバイト、思いのほか遅くなった事につい文句を口にしてしまい。
それでも不定期で日銭を稼げるのがありがたいので辞めるに辞めれないと息を吐き。
少々の危険はあるだろうがチンピラ程度なら問題がないと歩く。

レーナ > そうして宿につけば中へと入り…遅くなった事でおかみさんに散々に誤り部屋にと向かい……。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からレーナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/路地」にカインさんが現れました。
カイン > 人気のない路地を一人の男がゆっくりとした足取りで歩く。
通りをまたいだ先は繁華街なのか、この遅い時間帯でも囁かな喧騒を運んでくるものの、
他に響く物と言えば男の足音くらいの静かな空間である。

「…何かこれはこれで落ち着かないな。
 貧民地区のあの路地の危険地帯具合のほうがおかしいのは判るんだが」

いつも何処かに誰かが潜んでいる気配のする貧民地区とは異なり、
比較的治安がいいからだろうかいつもの癖で路地の気配を探ろうとしても、
空振りに終わることばかりで逆に何処か落ち着かない様子。
自然とその考えが口から滑り落ちて苦笑いに変わり。

カイン > 「仕事上がりに普段行かない場所を通るかと言う欲何か出すもんじゃなかったかね。
 貧民地区と違って歩き回っていれば何処かに突き当たる筈だが」

仕事終わりに興が乗り、普段とは違う道筋で根城を目指す散歩の最中である。
半ば迷子のようなものだが、貧民地区での迷子とは異なり区画の整理された平民地区なら迷った所でそう困りはしない。
一度足を止めて自分の歩いてきた繁華街の方へと視線を向け。

「最悪回り回ってあっちに戻ったら、普段どおりの道筋で帰るとするかね」

そこまで自分に方向感覚がないとは思いたくないがと独りごちて肩をすくめる。