2019/08/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 中央広場」にボブさんが現れました。
ボブ > (広場に出ている露店で搾りたてブドウジュースを買い、噴水の縁に腰掛け、ストローでジュースを飲んでいる褐色肌の男)

「はぁ~~、あっちぃ~な。 もう少し日陰の所に陣取るべきだったかな。
でもそこら辺はすでに大半の場所取られているから仕方なかったんだよな」

(建物に近いベンチ席は男が広場に来る前にすでに埋まっていて、仕方なく日差しが射す噴水の縁石に腰掛けながら
広場を行き交う人たちの姿を男は眺めていて)

ご案内:「王都マグメール 平民地区 中央広場」にハーティリアさんが現れました。
ハーティリア > 「ふぁ……ぁ。」

ふわりと、甘い香りを漂わせ、しっとりと濡れた髪を指で梳くように乾かしながら目を細め、広場に脚をすすめる。
通り過ぎる人々が少しばかり呆けたように振り返るのを知ってかしらずか…くぁ、とあくびを零しながら…ゆるりと視線を巡らせると、暑そうにしている男を目に止めて。

「……ごきげんよう、なんだか暑そうだねぃ。」

近寄ればひやりとどこか涼やかな…美女めいた風貌のそれが笑みと共に声をかけて。

ボブ > (ストローを口に咥えながら広場を行きかう人たちの姿を眺めていれば
男の死角から近付いてきたらしき女性の声に男はそちらの方に顔を向けていって)

「んあ?  まぁ、夏だから暑いのは当たり前だな。
そっちの方は涼しげな雰囲気を醸し出してんな……魔法使いといった所か?
周囲の空気を涼しいものに変換して街中を出歩いているって感じか」

(前職を辞めてから色んな者に出会う事が多くなった男は声を掛けてきた女性が只者ではないという事だけは
肌で悟りながらもわざと呆けたような表情を顔に浮かべながら返事を返していくか)

ハーティリア > (こちらを向いた褐色の男にひらひらと手を振る、ともすれば際どいところが見えそうな薄手のローブを身にまとった美女めいた風貌が笑みを浮かべたまま。)

「確かに、暑いのはやだねぇ。…ん?まあ、そんなところよ。
俺は暑いのも寒いのも好きじゃねぇからなぁ。」

話し言葉は見た目にそぐわずぶっきらぼうに、笑みを浮かべながら返ってきた言葉に愉しげに笑えば…ゆるりと、彼の隣に近づけば、たしかにひやりと冷気と…蕩けるような甘い匂いが漂って。

ボブ > (ただの間抜けな男を装うように呆けた表情を顔に浮かべつつ、前職で養った生存本能はビンビンに目の前にいる者が
対応を間違えれば即座に死に繫がるという事を男の背筋を冷たく凍りつかせるように伝えているのを感じ)

「俺…ねぇ~~。
確かにおたくさんの周りはよぉ~く冷えてるわ……うっかりしたら骨まで凍りつかされかねないくらいにさ」

(女性が口にした一人称を復唱して、もしかしたら外見を変える魔法、もしくは技能持ちかと内心で思いつつ、
ひんやりと男の肌をスッと撫でる冷気の冷たさと背筋に走る悪寒に耐えつつも
とりあえずは何をさておき会話……話をしてみないと相手の素性も性根も分からないという男の性分から
会話自体は途切れさせずに真っ直ぐ女性の方を見つめながら話し掛けていく男)

ハーティリア > 呆けたような表情の裏…僅かな緊張を感じ取って目を細め…しかし、わざわざ指摘するような事はしない、が…面白い男だと間抜けを演じる彼をよそに愉しげに笑みを浮かべたまま。

「おや、変かい?…はは、面白いことを言うお兄さんだぁねぇ…ほんと、面白い。
ねぇ…お名前は?俺は、ハーティリア、って言うんだけど。」

こちらを見つめる彼をよそに、彼が許すなら隣にすとんと腰を下ろせば、甘い匂いがすぐ側に…話しかけてくる彼にはあくまでにこやかに…己の名を先に名乗り、彼の名前を問いかけようか。
うっとおしげに髪の間に風を通すように掻き上げる仕草で、艷やかなほど生白い肌が見え隠れし。

ボブ > (正直、目の前の女性の身体から薫る甘い匂いも男にとっては危険な香りと変わらず感じられているが、
女性の対応はちゃんと会話を経て続けられている……ならばこちらも敵意をさらけ出すには失礼と考える男。
敵意を曝け出すとしたら向こうが敵意を向けてからだ……と男の心の中はかなり緊迫した気持ちになりながら)

「面白い事ねぇ~、俺は正直に感じた事を口にしたまでだが。
こっちはボブだ、昔、やたらと危ない所に行きまくってヤバい状況、手を出したらイケない強者とかを
察知する事に関しては少し自信を持ってるものさ」

(正直、恐怖心に負けて今にも拳を振りかざしそうになっているのを手首を掴んで押さえ込みながら
傍目から見たら噴水の縁石に腰掛けて歓談をしている男女という感じを作り出していて)

「いやぁ~~、まさかこんな王都のど真ん中でおたくさんみたいなものと出くわすとは思ってなかったよ。
ずいぶん温厚な性格みたいでほんの少しは安心はさせてもらったが」

(口では安心したとは言っているが、身体の方は長年の習性なのか緊張は解けていなくて、動き方が少しにぶいか)

ハーティリア > 「まあ、そんなに緊張しなくても、な? いやぁ、初見で見破られたのは久しぶり…でもねぇか。
……あ、別に見た目は偽ってねぇからな?」

俺はもともとこの体だから、と一言念を押すように言い添える。まあ、この言葉にも少し語弊があるが、少なくとも嘘ではない。
隣に座り、クツクツと喉を慣らすように笑みを浮かべながらも…彼の言葉に興味深そうに耳を傾け。

「よろしく、ボブ?…なるほど、俺は別にそこまで極端にヤバくはねぇと思うんだけどなぁ。
 俺よりヤバいのなんて掃いて捨てる程居るだろう。」

そっと、振りかざそうとしてる拳にそっと手を添えれば…ひんやりと、肉体自体が冷たく。この暑さでは心地よいくらいか。

「ん~?いや、俺はしがない冒険者兼花売りだからねぇ、そりゃあ街もブラつくさ。」

なぞと、緊張している彼にクスクスと笑みを零しながら…からかうように手を押さえた指先が…するりと手の甲をなぞろうとして。

ボブ > 「いや……正直見た目ではまったく分からんさ。 
気配ってヤツさ……弱者を装う強者っていうのは人間相手でも野生相手でもたくさん居たからな。
その経験値があっただけだ」

(今にも出そうな右拳を左手が右の手首を掴む事で抑えながらもちゃんと会話の応酬になる様に返事を返していき)

「ああ……同じ人間相手でもヤバいと認識した奴らは結構な数居るな。
それを感じて、正対しなかったからこそ俺は今、こうして生きている訳だ。
でもあんた……ハーティリアはかなり別格だと俺の本能は訴えているぜ」

(男が必死に押さえ込んでいる右拳に相手の手が触れればしっとりとした柔らかな肌質を感じつつも、
その体温は生きている者とはかけ離れた冷たさをして、男が本能で悟った危機感は間違ってなかったと実感するか)

「ぼ……冒険者ね……あんたが真っ当に冒険者をしていたらこの王都の冒険者ギルドは安泰だな。
高ランク依頼も楽々こなせそうだからな」

(激しく警笛のように速く打ち上げる心臓の鼓動を感じながらも、相手が男を殺すならすでに男は鬼籍に入っている…
そう思い、男は出来る限りの軽口を相手に叩いてみせていけば、やや引きつりながらも笑みの表情を浮かべるか)

ハーティリア > 「ん~む…まあ、気配とか魔力とかで識別されるとどうしようもねぇなぁ。」

淫魔としての魔力も、不死者…リッチとしての気配も確かに、異様なものだろう。怖がられてるなぁ、と振り上げようとしてる拳を必死に押さえているもう片方の腕をちらりと見て苦笑を浮かべ。

「ふふ、そう評価してもらえるのは嬉しいがね。……どうしよう、いっそ名乗りを上げたほうが安心するんだろうか…。」

むしろ、余計に怖がられる気すらして…ん~、と少しだけ悩むような仕草をして…まるで自分を激励するように軽口を叩く彼に少し眉根を寄せれば、そっと触れた手を離そうか。

「そ、冒険者。まあ適当にしか動いてねぇけどねぇ…まあ、面白そうな依頼しか受けてねぇからなぁ。…さて、震えが止まらないみたいだし、今日はそろそろお暇しときましょうかね。」

離した手の動きのままに立ち上がれば、かつりと石畳を靴が鳴らし。

「さて、ボブ…今度会う時までに、震えが止まってる事を願おうか。…ま、体は冷えただろ?」

暑がっていた彼がむしろ寒気に襲われている様子をクツリと笑みながらからかえば、そっと目を細めて立ち去ろうか…。

ボブ > 「わ…悪りぃ……そっちに害意が無いのはその対応で分かっちゃいるんだが、身体の方がどうしてもな…」

(男が必死に押さえ込む拳を見て、苦笑を顔に浮かべる相手に対し、謝意を示し、何とか握っていた拳の指を解いていく)

「そ、そっか……冒険者として動くのもちょっとした暇つぶしといった感じか、そっちとしては。

え……ああ、身体も冷えたが、胆も冷えたよ……。
本当に悪かった……何もしてないのに無闇に怯えられるのは気に障っただろう。
次会う時までには少しでも狭い心を広くさせるように努力するわ」

(噴水の縁石から立ち上がり、背中越しに話し掛けてくる相手に対して男は再び謝罪の意を示す言葉を吐いて、
相手が広場から通りの方へと姿を消していくのを見送る)

「ヤッベ…… 腰を抜かすなんて新人の時以来だぞ。 なっさけねぇ~~」

(男が噴水の縁石から尻を持ち上げ、広場を後にするのはそれから少し時間が経ってから……)

ご案内:「王都マグメール 平民地区 中央広場」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 中央広場」からハーティリアさんが去りました。