2019/07/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 ある医院」にエレンさんが現れました。
エレン > ここは平民地区にある、とある医院。
内科であり外科であり、婦人科であり泌尿器科であり、脳外科ですらある。
つまりは何でも診る場所だ。

そんな虫のいい話は通常ではありえない。しかし、魔道に卓越した医者ならばどうだろう?
ここは、そんな医院。

エレン > 「さて。一旦患者は全員はけたかな。今日は皆軽い症状でなによりだ」

診察室から出てきた長身の女が、んーーっと伸びをする。
待合室とカウンターには簡単な診察券受け取り場。緊急の場合のベル。
なんというか、普通の個人診療所である。

「まあ、医者なんて本当は居ないほうが良いからね。健康が一番さ」

そう言って、待合室の広々したソファに腰掛ける。
診察室の椅子より、こちらのほうが上等なのだ。

エレン > 「……こういう時、完全に個人でやってるとアレだなあー……。お茶いれてくれる人でもいればいいんだけど」

しかし、医療行為は自分一人で事足りる。
召使いのようなことをさせるために人を1人雇うなど、貴族のようだ。
贅沢は、お酒だけ。そう決めている。

「まあ、お水でいいんだけどさ……」

待合室の水差しをとって、コップに水を。

「…………このまま、皆が大病も大怪我もなしに済めばいい。
……なーんて夢物語がすぎるかな」

少しだけ、自嘲気味に笑って、水を飲む女医。

エレン > 「さてと。待合でだらけてるのを見られるのもね」

立って、また伸びをして。診察室へと。
だいたいはこういう毎日。たまに大事。

そういう日々の繰り返しで、大抵の人を助けていく。
自分みたいな種族、もっといい目をみられる生き方があるみたいだが、自分はこれ以外をよく知らない。

「さてさて。患者さんがちゃんと治るように来て欲しいような、患者さんなんて居ないほうがいいような」

この自問自答はもう100年以上続けている。
どっちも本音だから答えは最初からでている。

患者を待ち構えるは、女性にしては長身すぎる女医。
どんな病気でもどんとこい、の精神だ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 ある医院」からエレンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 歓楽街」にボブさんが現れました。
ボブ > (王都への材木の運搬の仕事を終えた褐色肌の男。
仕事を終えた時刻がもう少しで夕刻といった感じだったので、今夜は王都で一泊する事にし、
軽く酒場で酒を飲んだ後、通りに出て軽くぶらり歩きをし始めていって)

「ふぅ~~、もうすっかり夏だよな。
街中を歩く普通の女性ですら結構薄着なんだから、ここいら辺りの女性ときたら、うっかり見ちまったら目の毒ってヤツだ」

(歓楽街の通りを歩けば道端でフリーランスの娼婦などが立っていてお客になりそうな男たちに声を掛けているが、
その服装としたら客になる男たちの視線を集めて仕方ない格好といった感じで
声を掛けられていないこの男ですら、ついつい鼻の下が伸びそうで……鼻の下が伸びないように顔の筋肉を強張らせているか)