2019/06/13 のログ
シャルレ > 「…よかった」

ニコッと笑って返す、相手の返事は自分と同じ感想だったことへの微笑み

「うん、ここのリンゴジュース好きなの」

また脚をプラプラ揺らして
街に出てきたときに見つけたら、自分ご褒美に買うことを話したりして

ジャッカス > 彼女の話……常連であること、ご褒美であることを頷きつつ聴いて。

また一口。ジュースに口をつけた。
彼女が美味しそうに飲んでいるところ見れば、買おうと思うだろうし。
時に、儲かることもあるのだろう。と考えながら。

「じゃあ、君……いや、あなたはとても、良い目を持っているね」

と楽しげに告げて。続けて、その理由。すなわち推論を伝えようと口を動かす。
【良いものを見極める力があるのではないか】ということを。

シャルレ > 「そんなことないよ、好きなものを飲んでるだけー」

特に気にすることもなく
ニコニコして返す

良い目というのが自分にはピンとこなくて
匂い判断になってるのも猫のせいか嗅覚が人よりも多少わかるくらい

ジャッカス > ジュースにまた口を付け。ぼんやり考えて、やめる。
彼女が笑顔であれば、価値なんて関係ないのかもしれない。

「うん。美味しいものを好きになる。それも良いもの、ですよ」
といって笑いながらもう一口。口が大きいせいかあっというまに飲み干していて。
紙包みを一つ、少女の手の近くにおくと、残念そうに眉を下げ、立ち上がる。

「そろそろ、私は失礼しますね。良い時間をありがとう」

そして、紙包みはお菓子であることと、お礼にあげるから、好きにしていいよ。
と伝えて、一つ深いお辞儀を垂れた。

シャルレ > 「ん?…ぇこれ…」

相手に遅れること半分残ったのを飲みはじめる
立ち上がる相手が残した包み

お菓子と聞いて、貰っていいものか迷い
手に乗せてしまうけど、握るようにして

「ありがとう…」

悪い人ではなさそう、貰うことに迷いはしたけど素直に受け取ると
見上げるままに微笑みかけ相手を見送るように

ジャッカス > 一瞬、最初の彼女の反応が頭をよぎって体をこわばらせる。
だが、紙の包みを受け取ってくれたことを確認すると。
安堵とうれしさを感じて。

二度頷いて、感謝と満足を表情に……それは勿論笑みで。

「じゃあ、また」

言いかけて飲み込んだ”どこかで”という言葉と共に、踵を返して。
流れる人混みの中へ紛れていった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からジャッカスさんが去りました。
シャルレ > 「またね」

ベンチから離れる相手を見送るように軽く手を振る
その姿が見えなくなると、自分も残ったリンゴジュースを飲み干して
貰ったお菓子を、カバンに入れるとベンチから立ち上がり
隊舎へと帰っていく

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「平民地区 商店街」にジェルヴェさんが現れました。
ジェルヴェ > (昼下がり。青空に燦々と輝く太陽のもと、大通りは今日も活気に溢れていた。
様々な店がずらりと立ち並ぶこの一角は、昼食を済ませた買い物客が活動を再開して殊更混雑する頃合いなのだろう。
行き交う人々の日常的な景色に紛れて、通りに面した店の外壁に寄りかかる男の姿がひとつ。)

「―――…」

(結んだ唇をほんの少しでも開ける事も億劫がって、男は鼻先で長い嘆息を済ませた。
腕を組み、ついでに脚まで緩くクロスさせ、背中は壁に張り付けて。この調子でどれだけの時間を浪費しただろう。
多分ここからでも通りの奥を覗き込めば広場の時計が見えるから算出は可能だが、悲しくなる気がするので確認するのは止めにした。)

ジェルヴェ > (無感情、あるいは憮然とした顔で道行く人込みを眺めていると時折だれかの無遠慮な視線を感じるが、そのたびに心の中で「違うんだ」と否定を唱えてきた。
デートの待ち合わせをすっぽかされた間抜けでも、ナンパ目的で女性を物色しているわけでもない。ちょうど若い女二人組から不思議そうな視線を投げられたので、何度目かのセリフをもう一度頭に強く浮かべておく。

男の視線は確かに、まっすぐ通りを向いていた。

しかし名も知らない女子二人だとか怪訝そうに盗み見るマダムだとかに心の声で弁解したように、実際注視しているのは人波ではなくその向こう。通りの反対側に建つ、正面のとある店だ。

ピンクと白の縦縞模様で塗装された外壁。
金色で枠取りされた赤いオーニングに、出入り口は花模様の飾り彫りが施された両開きドア。
通り側に面した大きな窓から確認できるのは何人かの女性客。それからフリルやレースやリボンが目立つ衣料品。

―――服屋だ。別にデートの待ち合わせをすっぽかされた間抜けでもナンパ目的で女性を物色しているわけでもなく、糖度高めのレディースファッションを扱った店先を少し離れた所からガン見しているだけなのだ、と。
頭の中で誰にともなくそう言い訳して、項垂れた男は今度こそ面倒がらずに口を開け、それはそれは大層な溜息を吐いた。)

ジェルヴェ > (がやがやと賑わう数多の気配が、音が、男の溜息をまるで何も無いみたいに掻き消した。
意を決し面を上げる。ついでに、固めた覚悟を握り拳に表して。

知人から預かった金が仕舞われた財布をひどく重く感じながら、男はようやく足を前へ踏み出し、通りを渡って目当ての店へと向かっていった。
店舗の入り口傍にドレスを着たクマのぬいぐるみがスツールの上で鎮座しているのに数歩渡ってから気付いた瞬間などは、早速決意が大きく揺らぎ危うく踵を返しかけたけれど。

フリルやレースやリボンで飾られた店内へ、程なくひとつ。一人の入店に際し、ドアベルが鳴り響く―――)

ご案内:「平民地区 商店街」からジェルヴェさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にゼロさんが現れました。
ゼロ > マグメールの平民地区に銀の鎧を身に纏う兵士が現れる。
 いつも何時でもが、仕事というわけではなくて、兵士にも休日というものがある。
 今日は、珍しく休日を貰って家に戻ったが、家の中には誰もいない。
 食事等もないので少年は家を出て徘徊しているのであった。
 食事が楽しみな少年としては、なにかうまい店でもないだろうか、そんなふうに考えながら歩くのだが。

「――――?」

 なにか、雰囲気がおかしい気がする。
 人が何かに怯えているようにも見える。
 理由は簡単であった。
 仮面を被ったフル装備の兵士が居れば、人々は何かあったのかと思うものである
 当然少年の行く先はモーセのように行き交う人が道を譲るのであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にサーシャさんが現れました。
サーシャ > 母親に頼まれたお使いの帰り道。
陽気に鼻歌を歌いながら歩いきながら大通りに出れば何やら人が何かを避けるようにしているのが目に入り。
なんだろうと疑問と好奇心に駆られて人の波を割って近づいてみればそこにいる見知った顔を見ればパッと破顔し。

「パパーー!」

買い物袋も投げ捨て、人込みから抜け出せばフル装備の相手に近づき。
飛びつかんばかりの勢いで相手に抱き着いて

ゼロ > 大声が、通りに響いた。
 兵士はそちらの方を見たところ、自分の方に一目散に駆け寄ってくる少女の姿。
 それは、自分の娘だった。
 買い物の最中だったのだろうか、彼女の手には買い物袋が―――宙を舞った。
 大丈夫なのだろうかと考えるよりも前に、娘が突撃してくる。
 全身鎧の兵士はそれでも器用に娘の体を受け止める。
 鎧にぶつかって痛くないように優しく受け止めることには成功。

「サーシャ、久しぶり、元気そうだな。」

 娘を持ち上げながら仮面の兵士は笑いをこぼす。
 仮面のせいで表情は見えなくとも声に滲むのは喜色。

「……あれ、大丈夫なのか?」

 娘を抱き上げながらも、投げ捨てられた買い物袋の方を男は見た。

サーシャ > 「あ……」

父親である相手に言われれば手の中に先ほどまで持っていた買い物袋がないことにようやく気付き。
恐る恐ると言った様子で走ってきた方を振り返り。
買ってきた野菜や肉が散乱しており、特に卵は割れて全滅と言ったありさまだった。

「あぅぅ……お母さんに怒られる。
 全然帰ってこないパパが悪いんだからね!」

酷い責任転嫁ではあると自分でも思いながら。
相手の鎧を掌で叩きつつ、少し頬を脹らませて。

ゼロ > 「あー……。」

 野菜は、まだ兎も角。肉と卵は致命的であった。割れてしまっているし、肉は砂とか塗れてしまって、地面に伸びているのが見えるのだ。
 どこか残念そうに声をこぼして、まあ、仕方がない、と呟こう。
 取り敢えず、肉と野菜は集めよう。
 野菜は洗えばまだ行けるだろうし。

「まあ、国の仕事でね、色々と行かないといけないんだ、本当に悪いとは思ってるよ。
 ただ、皆の為に稼いでるから、許して欲しい。
 今日のご飯の材料は、お父さんが買うから。」

 頬を膨らませる娘に、篭手を外し、優しく撫でてみせる。
 そして、ごめんよ、ともう一度。

「サヤと、スバルは?」

 家にいるのだろうか、先ほど帰った時には誰もいなかった。
 すれ違ったのだろうか、と。

サーシャ > 「わかってるけど、ここに引っ越しできたのもパパのお陰だし」

子供ながらに両親が奮闘しているのは感じている。
一般的な家庭から見れば変わった家族ではあろうがそれでもやはり、父親となかなか会えないのは寂しいものがある。

「わかった。
 じゃあ飴も買ってほしいな」

父親に撫でられればふくれっ面をなくし。
くすぐったそうに身を捩りながらもおねだりするのは忘れず。

「お母さんはお仕事で出かけたし。
 スバルは朝から嬉しそうな顔で出かけていったよ、今日は友達の家で泊りがけで遊ぶらしいよ」

弟の生活が変わってきたことは姉として何となく感じてはいたが、お互いに問題が起こるまでは干渉しないことにしており。
送り出した後は家で一人暇をしていたのだ。

「いまは私しかいないけど、パパもこれから帰るところ?」

小さく首を傾げながら相手を見て訪ね。