2019/05/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 狐喫茶ミヤビ」にミヤビさんが現れました。
■ミヤビ > いつもの喫茶店。いつもの隅っこで、今日もゆっくり薬を売っているミヤビ。
「今日は誰か来ますかねー」
常連以外基本的には訪れないお店だが、それでものんびりここでお茶を飲み、娘たちを目で目出る時間が好きだった。
そんな風にのんびりしながら、ミヤビはお茶をすする。
■ミヤビ > 売る薬はいつものモノだ、最近はいろいろ開発しており、副作用がない媚薬が結構売れている。
媚薬自体、作るのは得意なのだが、副作用の妊娠効果を削るのが結構大変だった。
あとはいつもの美容薬だ。美容薬の効果は非常に強いのだが、やはり妊娠促進効果が強い。副作用があることは注意しているが、結構売れていた。
後はいつもの排卵促進剤。妊活に悩む夫婦はやはりいるのだろう。狐印のは、大体一発で孕むので評判はかなりよかった。
■ミヤビ > 薬を求めに来る人、常連かもしれないが、そんな人を待ちながら、ミヤビはぼーっとしていた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 狐喫茶ミヤビ」にコデさんが現れました。
■コデ > 貧民地区で囲われる浮浪者の焚火もすっかり季節が外れ、日差しに隠れる事の多くなった。
貧民地区でも大して人に会う事も無く暇になった黒づくめの男が平民地区にノコノコ出てきていたのだった。
暫く人の流れに沿って歩いていたが、ふと目に留まる店が気になり、暫くその前に佇んだ。
「…………」
初見は喫茶店だったが、普通そこらにある店とは少し内装が違っているような気がしていた。
帝国にある薬膳の甘味処みたいな物なのだろうかと首をしばし傾げた後
ひどくゆっくりと店の扉を開いた
■ミヤビ > 「いらっしゃいませー、お薬入りますかー?」
ちょっと怪しそうな人を見て、自分の前に誘導する。娘たちに無理はさせたくないという親心だが、正直娘たちのほうがしっかりしていたりする。
案内されるまま席に座ると目の前には狐娘が。
「ご入用はなんでしょうか?」
■コデ > 「…………………薬?」
喫茶と思い入った途端に店の挨拶に薬の用を聞かれたのは意外で、思わず呆けた表情を店の面々に晒した。
案内されるままに店に入っていくと、狐の耳を付けた若い娘たちが何人も散見されるので
余計にどういう店かと不思議になり、茶を飲むという目的があるにも関わらず
変わらない表情で首を傾げたまま、店主らしき狐娘にふと目線を戻した
「喫茶…だな?…飲む物が欲しい………実は生薬の店だというなら…帰るが」
■ミヤビ > 「お茶はいくつかありますよ。甘いヤツ、苦いヤツ、
健康になる奴、精力がすごく強くなる奴、あとは媚薬よりも気持ちよくなれるやつもあります。
おすすめオリジナルブレンドもありますよー」
どや顔しながら、薬茶の説明をしていく。
普通のもそれなりにあるはずなのだが、ミヤビが勧めるのは
明らかに効果がやばそうなやつばかりだった。
■コデ > 「後半に凄い効果があるが、やっぱりソレは人気なのか?…」
思わず突っ込んでしまった。最初に頭によぎった通り、薬膳の喫茶を扱う店なのかと
後半の余りにも印象の強い効能の茶の効果を頭の中で不思議に繰り返しながら
「あっさりした微糖の物が良い…香りの方に少しこだわってもらいたい…」
ドヤ顔をしている辺り、安産子宝に一つ自信のある店なのだろうか
何かを思い出すと店内をキョロキョロと見回す
■ミヤビ > 「狐の給仕さんはみな私の娘ですよ。お触りしたら、もぎます」
お姉さんの狐やモフころした狐など、いろいろな狐娘たちが店内にいる。
手を出したら何をもがれるのか。男根か、腕か、首か、それは知らないほうがいいだろう。
まあ何を気にしているのか不明なので、お茶を入れ始めるミヤビ。
ちょっと甘くて、バラの華やかな香りのするきれいな紅色のお茶を、目の前のカップに注いで差し出す。
「ヴェルマドンナ・スペシャルブレンドです。ちょっとお高いですが、健康にもいいんですよ」
そういって自分も同じのを飲み干す。