2019/05/07 のログ
リディル >  
計算のおわった報酬を受け取り、さて今日はもうギルドに用もない
たまには宿に早めに戻ってのんびりするか…と踵を返すが、

「……バウンティか」

賞金首の張り紙が目に入る
捕縛指定のものから、中には生死問わずまで

どういった事情かもあるのかもしれないが、
人に迷惑ををかけた犯罪者なのは違いないだろう

「(……覚えておくか)」

一人一人、顔と名前を刻みつけてゆく

リディル >  
窃盗犯、殺人鬼…
特に罪状の重い者は、念入りに

冒険者として過ごすうち、この国のことも段々理解ってきた
住み良い国…とは言えないだろう。いずれ滅びの道を辿るのかもしれない

だからといって悪党を野放しにする理由にはならない
剣の柄に手を添え、僅かにその眼を細めると、青年は冒険者ギルドを後にした

ご案内:「王都マグメール 平民地区・冒険者ギルド」からリディルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にルーシエさんが現れました。
ルーシエ > 「さて、路銀も心もとないし、何かお仕事を探さないと、ね。」
冒険者ギルドへとやってきた、錬金術師の少女。
昨夜はちょっといい思いができたので、肌つやも良く快活そうな雰囲気を漂わせる。

「素材の収集とか、薬の作成とかが、無難かなぁ……」
彼女でもこなせそうな仕事を見繕いに、掲示板を眺め……

ルーシエ > 「ん、これとか、錬金術師向けで収入が良いけどなんの仕事……」
ふと、高収入の張り紙が目に入るが、よくよく内容を確認すると……

「媚薬の作成、およびその試用……
 ………これは、よっぽどお金に困ったら、かな?」
怪しげな依頼であり、保留とする。

……さらにその隣には、毒薬の実験やら、キメラの錬成やら、より危険で怪しい仕事も張り出してあったりするのであった。

ルーシエ > 結局、素材の最終と簡単な魔法薬の作成の依頼を受注し、手続きを終えてきた。
納品は数日後なので、まだまだ余裕がある。

ギルドの広間の適当な席に腰かけ、
軽食を取りながら、地図を広げる。
まだこの辺りの地理には疎く、素材の収集に適した地も詳しくはない。

「んー、こっちの森とかがよさそうだね。
 ……明日、ちょっと行ってみようかな。」

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にルシアンさんが現れました。
ルシアン > 「…ああ、それでいい。じゃあ…確かに」

カウンターで受け付けの男から報酬の袋を受け取る。中に入っている金額を確認すれば、懐に入れて一つ頷いた。
すっかり暖かくなり、狩りの獲物も増えつつある。森に入るにはいい時期であって。
数日の間、少し遠場まで足を運んで仕留めてきた獲物がそれなりの金額になれば、相応に満足気な表情をする狩人風の青年。

さて、用も済んだし帰るかな…などと一つ伸びをする、のだけども。

「……ん……?」

ふと、目に入るのが銀の輝き。それが女性の髪だと一瞬遅れて気が付いて。
同時に目に留まるのが、その人が広げている地図。青年には、割と見慣れた地形が書いてある、のだが。

「……其処はあまりお勧めできない。今の時期、穴倉から出てきた小動物なんかを狙った野犬や狼がうろついている。
 一人で行くにはちょっと物騒かもしれないけど…」

余計なお節介だろうか。そんな事も考えるのだけど、つい横から顔を出し、そんな事を。

ルーシエ > 「ふむ………?」
ふと、背後から見知らぬ男性の声。
もっとも、この街には昨日着いたばかり、
ほぼ全員が見知らぬ人ではあるのだが。

その声は、親切にもルーシエに危険な場所を教えてくれた。

「ありがとうございます。
 そうなんですね、ではここは避けて、別の森にでも行こうかな。」
忠告を受け、ルーシエは素直に礼を言いながらにっこりとほほ笑む。

「僕は、この街に来たばかりで土地勘が無くて……
 ああ、失礼。僕はルーシエ=クロムハート。旅の錬金術師です、お見知りおきを。」
相手も、この冒険者ギルドで仕事をしているのだろう。
これからここで仕事をしていく以上、知り合いは多い方がいい。
ルーシエは、快活な笑顔を浮かべて名を名乗り、ぺこりと頭を下げる。

ルシアン > 「ん…そうか。この辺りが初めてなら、分からなくても当然。
 …何か目当ての物でもあるなら、教えてくれれば少しは手助けでもできるかもしれない」

驚かせたりしてしまったか、という心配は杞憂のようで。
穏やかな調子で笑みを見せる相手に、此方も少し表情を崩しながら。

「ルーシエ、だね。錬金術師か…ああ、なるほど。だから森に入ろうとしたのか。
僕はルシアン…ルシアン・エヴァリーフ。この街を拠点にして、山や森なんかには良く入るんだ。
 見知り置いてくれればうれしい」

返事をするよう、ぺこりとお辞儀を返す。物腰の丁寧な娘さんだ…育ちの良さが、何となく見て取れる。

ルーシエ > 「ルシアンさんですね。
 貴方は、見た目からすると狩人か何かかな。」
柔らかな笑みを崩さず、会話を続ける。
ルシアンの感じる通り、旅の身には不釣り合いな、どことなく高貴な雰囲気がそこはかとなく感じられるだろう。

「僕も職業柄、森に素材を取りに行くことが多いんだ。
 森に詳しそうな貴方の力を、お借りすることも多いかもしれないね。」
ルーシエは錬金術師、護身程度の銃の心得はある。
が、森の強大な魔獣の前には、無力である事も多い。
そういう場合、森のスペシャリストである狩人が味方にいれば、これほど心強い事はない。