2019/04/27 のログ
■セイン=ディバン > 「……い~や、結構。
アラミルは素がイチバンだ」
もしもそんな小悪魔仕草を相手がマスターしたら、と考えるが。
悪い虫が付きそうなので、その件に関しては覚えずともいい、と手を振る男。
「正直、女性をエスコートする時のプレッシャーってのはな。
実際キツいんだぜ? いや、マジに」
相手の微笑を見ながら、冗談を言う男。
事実、女性をエスコートするというのは何度経験しても慣れない。
しかしそれもまた男としては楽しいのも事実だったり。
なにせ、相手以上にドキドキできるのだから。
「姫じゃなけりゃあ王妃? それとも女王かな?」
くすくすと笑う男であったが、相手が珍しく表情を変えたのに、満足そうに笑う。
「さて。アレが海と砂浜、ってのは知ってるんだけど。
どんな国のかは知らないんだよなぁ。
書物で見たことがあるだけで。言ったら、オレの中のどこかの海、ってこったな」
相手が興奮しているのが分かり、男はなぜか得意気に胸を張る。
更に男は、魔力を集中させ、部屋の景色を変化させていく。
あるいは宮殿の大広間。あるいはさわやかな風のそよぐ草原。
またあるいは、可愛らしい部屋に大量にお菓子が並んでいたり。
「この部屋自体が魔術回路の塊みたいなモノらしくてな。
広い空間を想像してやれば、本当に壁もなにも無くなるし。
気候も実際に感じ取ることができるんだってよ」
ちなみに男がここに来たのはまだ数度。
一度は、妻と。もう数回は、快適な昼寝の為に訪れたくらい。
■アラミル > 「…そう?…それなら、このまま。」
今が一番だと言われればこく、と頷き
冗談にくすくす笑いながら…慣れた様子にあまり信じてはいない様子。
だからこそ相手のドキドキにも気づかずに、身体を預けたりしているのだが。
「…そんなに、大したものじゃないよ。」
どんどん地位が上がっていくことに柔らかく笑って
「海。砂浜…、こういうのも、あるんだね…
水浴び場?しか行ったことないから…。ふぅん…」
お菓子も食べれるのかな、なんて思いつつ。
相手から説明を聞き、どんな風景にもなると聞けば
興味深そうに自分もやってみようと。
ある存在から魔力についての手ほどきは受けており、単純な放射ならできるようで。
「………覚えてるかな。」
ぽつ、と呟いた後…お菓子が並んだ部屋が消え
薄暗い、路地に変わる。
そのよどんだ空気は、初めて会った…貧民地区の通り。
まだ、セインが女の姿だったときだ。
すぐにその光景は消え、また白い部屋に戻る。
クス、と笑い…相手の反応を見てみよう。
■セイン=ディバン > 「それでお願いします」
そう言うものの。相手が初めて出会った時から考えるに、成長というか。
変化しているのは間違いがない。きっと、男が知らぬ間に、また成長していくのだろう。
そして、それは嬉しいことだよな、と男は考えつつ、店へのエスコートを完了し。
「ははは、ちょっとからかいが過ぎたか?」
相手の笑みに、男も笑みで返す。
舌がよく回るのは男の特徴で特技の一つである。
「オレも、砂浜のある海ってのは行ったことないかも。
普通に、港とかにはあるんだけどな。船に乗ったり……」
よくよく考えると、セレネルの海に砂浜は無かった。
いや、あるのかもしれないが、男は波止場にしか行かない。
相手の表情に、男は小声で、「菓子は食えるけど、栄養にはならないみたいだぞ。……味はするけど」なんて笑ったり。
「うん? 何がだ?」
相手が部屋の風景を変えるのを、楽しみに見守っていたが。
貧民地区の路地裏。あの日、あの時の風景が目の前に出現すれば。
男は、微笑む相手の目の前で、げんなり、といった表情を晒した。
「……あの時、ちゃんと男の体だったなら。
もーちょっと色っぽく口説いてたんだけどな?」
やれやれ、といった様子でそう言うのが精一杯という男。
あの時はまだ体が呪われていたので、その辺りは男としては思い出したくないことらしい。
■アラミル > 「…慣れてないだけ、だと思う。」
持ち上げられたことにはそう返しつつ。
褒められる…というのが、性的な方面…容姿も含めてだが…でしかない彼女は
おだてられたりすることに慣れていないようだ。
「……今度、探して、みる?」
実際の砂浜は見たことないという相手に提案を。
行ってみればデートのお誘い。
自分から言うほどには、積極性も垣間見え始めて
お菓子については少し残念だったらしい。頭が若干下がる。
「……♪、…あの時、私の力を浴びてたとはいえ、激しくて、嬉しかった」
相手とは逆に嬉しそうに。
もう1度、魔力を注ぐ
「もう、口説かれてる……。じゃないと、ついてこない…」
気にする必要はないと。自分は嫌なら嫌と言えるようになったと告げて
次に変わったのは、酒場の2階。
戸惑い、嬉しかったあの夜の場所。
「…だから…嬉しいこと、楽しかったこと、の…場所は…すぐ、出てくるね。」
彼女にとって街から出ることはほぼなく
書物もあまり読まない。
だからこそ、出てくる場所は…思い出が詰まった場所になってくる。
■セイン=ディバン > 「そういうところも可愛いぜ」
人間社会に馴染んできた、とはいえ。
相手のそういう、まだまだ世間に擦れていない部分が見えるのは。
それもまた嬉しいと素直に思う男であった。
「そうだなぁ。そういう所へ冒険しに行くのもいいかもな。
まだ見ぬ財宝に、まだ見ぬ食。それに、本物の砂浜でのんびり、なんて最高だよな」
だとするとどこの国に行くのがいいか、と思案の構え。
あるいは国内でそういう穏やかな場所はあったか? と首を傾げる。
この相手と二人でなら、ちょっとしたリゾートなど行ったらそれはもう楽しいだろうなぁ、なんて。
「……そうか。いや、でもなぁ」
相手の言葉に、それでももう少し色気とかが欲しかった、と言おうとするのだが。
次の風景。これは、出会いから考えれば随分と最近の風景だ。
「……あー、ウッ、ウ~……」
酒場でのことを、楽しいとか。嬉しいとか言われれば。
男は言葉に詰まり、何と言っていいか、と言葉を捜すが。
まるで炎属性魔術でも喰らったかのように。あっというまに顔が赤面し。
口元に手を当て、相手から視線を逸らし。空いてる方の手で、相手に向かって『ちょっと待ってくれ』とでも言うかのように手を広げ。
「……オレも、うれしいです、よ?
あの、魔力の塊。今も家で保存してるし……」
そういうのが精一杯。もう顔どころか首まで真っ赤。
■アラミル > 「財宝……。うん。…セインが、護ってくれるんでしょ…?
…うん。…それは、…たのしみ。」
当たり前のように言うが
彼女の能力から考えれば…囮程度にしか使えず
男がそれを容認するはずが無いとは知っていて
冒険にも付いていく気はあるようだが…砂浜を見るのが第一の目的。
「?」
手を広げられれば、す、と魔力の放出を止めて。
部屋がまた白に戻り
「うん。……わたしも、うれしい。…セイン、また照れてる?」
現れるのは、無意識な笑み。
好きな人をからかいたくなるような、子供のような笑み。
真っ赤になった相手を下から覗き込み
「…大事に、してくれてるんだ。…よかった。
………。やっぱり、男、だと…ああいうのじゃ、嫌?」
様々な要求をその体で叶える彼女だが。唯一、孕むことはできない。
だからこそ、宝石ではもしかしたら不満じゃないかと。
事実娼館でも、孕め、と言われて相手をすることが多い。
男というのはそういうものなのではないか、という。
■セイン=ディバン > 「そりゃあもちろん。その役目は誰にも譲れねぇさ。
あぁ、そういうのもいいよなぁ。たまには」
本当に。たまには仕事抜きで旅とかしてみたい、と苦笑する男。
もしも相手が男の冒険についてくるのであれば。
男はそれはもう全力で相手を護るだろう。
……情況によっては、相手が引いてしまうほど、激しい男の一面が見られるかもしれない。
「……。いや。
照れるわそんなん」
下から覗きこまれれば、ついぃぃ、と顔をそらす男。
そもそも首まで真っ赤なのだから、照れてることは分かりきっているだろうに、と。
男は素直に照れていることを認めるが。
「そりゃあ。意味まで聞いたらな。
……正直、説明してもらうまではいくらの値がつくんだろう、とか考えてたけども」
自身の顔を揉み揉みと揉み解しながら、ようやく落ち着きを取り戻せそうな男。
しかし、そこで尋ねられれば、男はきょとん、とし。
相手の頭をぺちん、と軽くチョップ。
「バカ言いなさんな。めちゃくちゃ嬉しいよ。
まぁ、普通の男ならそうかもしれないけどさ……。
あ~、いや。俺もヤってるとき、孕め、とかなんとか言いますけど。
それはあれっすよ盛り上げ用の越えといいますか。
な、なんにせよ。オレはアラミルのあの気持ちは嬉しいぜ」
話が横にそれそうになるのをなんとか堪えつつ。
男は正直な気持ちを伝える。あの宝石の意味。
単なる魔力の塊ではない。深い、深い親愛の証。
だからこそ男は手放したりしないし、それをもらえたことを誇りに思っているのだ。
■アラミル > 「……じゃあ、また、誘ってね。」
私はこの街にいるし、と笑って。
また違う顔が見られるのかな、なんて言いつつ
「…♪」
相手が顔を赤くするのが嬉しいのか
何も言わずにじぃ、と逸らした顔を見つめ続け
「…うん、売ったら、良いお金になると思うよ。
…たぶん、だけど。」
それは繰り返しの言葉だが。
確かにあの宝石は、輝きもさることながら、魔物の力の結晶だということが大きな価値となる…
「……。…そっか。
……わかった。…じゃあ、今度からもたくさん、言って。
…気分、だけでも…、味わって、貰いたいから。」
相手の言葉には深い笑みを返して。
孕めはしないけれど。続けていってほしい、と
「…わたしも、その。……ほんとうはできないけど、言われるの…こうふん、する、し。」
彼女自身もまた、その言葉に昂っているということを伝えよう。
■セイン=ディバン > 「あぁ分かった。となると、そういう場所について調べないとな」
相手の言葉を快諾し、男は笑いつつ記憶を漁る。
さて、そんな場所はどこにあったかな、と。
「……見んなっ」
流石に照れも限界か、そう言いつつ笑い、相手の髪をもしゃもしゃーと弄ろうとするが。
「売らない。悪いが金には困ってない。
って、前言ったような気がするけどな」
肩を竦め、再度そう宣言する男。
残念ながら、大事な物を売るほど甲斐性無しではない。
「……あの、あのなぁ……。
だから、そういうのやめろって……」
また照れる、とばかりに顔を隠す男。
何気にプルプル震えて、赤面再開。
本当に、この男は真っ直ぐな言葉などにはとことん弱い。
「……そういうことなら、まぁ、はい。
オレとしてもラッキー、くらいのもんだけど」
重ねて真っ直ぐ大胆な言葉を口にされてしまえば。
男は天井を見上げ、完全に敗北宣言。
こんな風に言われてしまえば、もはやからかいを返すこともできなくて。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からアラミルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 酒場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
■クレス・ローベルク > テーブルの上には、肉、肉、肉。そしてチーズリゾット。
丸焼き、ステーキ、たたき、煮込み。
種類と調理法は違えど、チーズリゾットのほかはほぼ全部肉。
その肉に、遠慮もなく齧り付き、旨味あふれる肉汁を堪能する。
「うまっ……!」
今日は、長期修行の最終日。
疲れた身体を引きずってやってきた酒場。
修行で使った森の中でも肉は食べたが、やはりきちんとした調味料と調理法を使った肉は格段にうまい。
「んで、ビールと……あ”ー、美味いっ!」
禁欲生活が終わってテンションが上っているからか、周りの客の目も憚らず一人で大盛り上がり。
迷惑な客だが、料理自体は多く頼んでいるので、店員もあまり強くは出られないらしい。
■クレス・ローベルク > ――まだまだ、お楽しみは続くようだ。
ご案内:「王都マグメール 酒場」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にキルシュナさんが現れました。
■キルシュナ > その日の王都は、ここ数日の蒸し暑さが嘘の様に肌寒いくらいの風が吹いていた。しかし、降り注ぐ午後の陽光はうららかで、雑多な露店が立ち並ぶ市場通りを行き来する人々も昨日と変わらぬ活気に満ちている。
そんな中、にょろんにょろろんっと黒の太尾を気儘に揺らして歩く猫娘。
この国では奴隷扱いされ、迫害される事もあるミレー族とは思えない飄々として余裕のある風情。羽織った黒革ジャケットのシルエットや、スラリと伸びやかな長駆、そして腰の後ろで交差させた双剣の禍々しい無骨さは、どこか男性的な印象を与えるかも知れない。
しかし、大きく襟ぐりを広げたスクエアネックが覗かせる豊乳の谷間や、デニム地のタイトなスカートに浮き上がるむっちりと肉付きの良い尻肉の形などは、雌としての色香をたっぷりと振りまいてもいた。
そんな猫娘があちらこちらに泳がせる切れ長の金瞳で探しているのは、美味しそうな獲物―――魅力的な同性の姿である。
『可愛い子にセクハラしたい! 同性ならではの、そして友人だからこそ許される行き過ぎたスキンシップっちゅう感じで、おまんこがぐちょぐちょになるくらいの愛撫をかましたい!❤』
その頭の中にあるのはいつもの様にアホっぽい、非常に迷惑な思いつきだった。
友人だからこそ許される行為―――実際には許されないレベルにすごい事をしてしまうつもりなのだが―――といっても、別に知人でなくても問題はない。『自分と相手は仲の良い親友である』といった記憶を魔眼の力で一時的に刷り込んでしまえばいいのだ。
キルシュナが味わいたいのは大勢の人に見られているという羞恥の中、しかし、仲の良い同性からのスキンシップに強い抵抗を示すことも出来ずに身悶えする可愛らしくも艶っぽい相手の懊悩なのだから。
■キルシュナ > 「――――おっ、あの子ええおっぱいしとるっ❤」
程なくして美味しそうな肉果実を見つけた黒猫は、尻尾フリフリ彼女の元へ。最初は困惑の視線で迎えられるも、金の双瞳の明滅によって暗示を刷り込んで心ゆくまで自分の物ではない他者の乳房の感触を楽しんだのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からキルシュナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にキュリオさんが現れました。
■キュリオ > 夜の帳がもう少しで落ちる時間帯。
大通りでは仕事を終えて帰路に着く者や、これから街へと繰り出す者で溢れている。
その喧騒の一角、一人の男が周囲の人々に焦った調子で声をかけていた。
曰く、道案内をして欲しい、と。
それは何処ぞの商店か、孤児院か、或いは娼館かもしれない。
尚、男が声をかけている対象は女性ばかりであるのがある種違和感ではあるかもしれず。
■キュリオ > そこから僅か離れた場所には一際目立つ豪奢な馬車が停車している。
その馬車の行者らしい男が必死に道案内を探しているその理由は、馬車の中。
立派な外装と、内装もこれまた立派な割に狭い車内で座る貴族の男は、苛立ち混じりに舌打ちを零していた。
その体を覆う服は無く、だらしのない肢体を曝け出し。
興奮作用を促す香が漂う中、目の前に跪かせたメイドに口奉仕を命じていた。
「ちっ、まぁだ見つからぬのか。」
苛立たし気にメイドの後頭部を掴み、股間へと深く押し付ける。
餌付く様な声を僅かに漏らすメイドであるが、それでも抵抗なく喉奥まで肉棒を受け入れ。
用事のある施設――と言っても碌な用事では無いだろうが――へと道を間違え迷った行者に苛立ちを覚えながらその気分を奉仕で緩和していた。
その主の苛立ちを理解しているからこそ、その生贄にもなるようにと。
女性にばかり声をかけ、何とか供物を用意すべく必死に行者は道案内を探しているのだ。