2019/04/23 のログ
パンドラ > 「……。ずるい、は何度か言われたことがある、けど、可愛いは……記憶に、ない。スバルこそ、ずるい……。」

目を逸らして、頬を染めながら。
下から突き上げられる衝撃に、自然と声が漏れる。

「あっ、は……! く、ん……っ!」

どさ、と倒れ込んで、再び少年の方が自由にできる体位へと。

「……。これ、誰かに言うの、初めてなんだけれど。……。わたし、奥よりも、入り口の浅めのところ、擦られるのが……んっ……気持ち良くて、好き、なの。」

一番感じるところを告げる。
自分の優位さを失うような情報を相手に話すのは、本当にこれが初めて。

スバル > 「えぇぇぇ……そんなの、僕に分かるわけないじゃないか……。」

 頬を染める彼女、記憶にないと言われてもそんなの初めてであった少年に判るわけもない。
 でも、なんかすごく可愛い、そう思えてしまうから仕方がない。

「あっ……と。」

 倒れ込んでくる彼女、少年はその体を抱きとめて、柔らかな乳房の感触を感じて。
 対面座位の形になっていくのだろう。そして、彼女の言葉を聞たのだ。

「じゃあ、こういう方が、いいのかな?」

 もそ、と交わりながら少し動いて、肉棒を引き気味にする。
 まだ、性交自体慣れていないので、どう動けばいいのかは、上手く分からないけれど、入口の方を心がけて。
 引き気味の動きで、腰を小刻みに揺らすのだ。
 くちくちくちくち、と蜜をかき混ぜるように。

パンドラ > 「……。わたし、だって。あなたに夢中になるなんて、わかるはずがない。ずるい。」

無表情なままではあるが、顔は真っ赤である。
その様は、年相応の少女のようにしか見えなくて。

「ん、あっ……!そう……そこ、好きぃ……もっと、もっとぉ……!」

少しだけ、喘ぐ声が大きくなった。
最初の射精でトロトロになった膣は、更に竿を強く締め付ける。
さらに、対面座位なのをいいことに、口づけも求める。
先ほどと違い舌を差し込む、貪るような口づけ。
その唾液は、花を吸ったようにほんのりと甘い。

「ん、ちゅっ……むぅっ……!」

スバル > 「……わ、すごく、可愛い。」

 子供のような、その物言い、理屈も何もない彼女の言葉。
 真っ赤になっていうそれが、とても可愛らしくて、魔王に見えないそんな彼女。
 思わず少年は思ったままに言ってしまうのだった。

「は……ぁ……っ、あ……パンドラさん……で……ちゃう。」

 大きくなる喘ぎ声、彼女の声が、耳の中に残るようで、目の前にあるその美しい顔。
 それが、とても綺麗で、興奮してしまい、締め付けられてしまえば、また少年の肉棒が震えるのだ。
 顔が近づいてくれば、少年の方からも、唇を重ねていく。
 貪られるがままに、唇を開き、少年の方もおずおずと、舌を差し出す。
 甘い唾液、甘い味を知れば、子供はジュースを求めるように深くくちづけて。

「ん!?んんっ!!!」

 そして、また、我慢もできずに二度目の射精を彼女の中に。

パンドラ > 「……また、言った。何で、こんなに面映ゆいの……?」

明らかに、それ以上に恥じ入るべき行動を取っているはずなのに。
可愛いと、飾り気無くそう言われるのが一番体が熱くなる。

「……ふ、はっ。いいよ、出して。もっと……いっぱい、わたしを……満たしてっ……!」

唇を離し、密着したまま、体が満たされる感覚に体を震わせる。
それはきっと、快楽とはまた違った、もっと尊い何か。
この地に、民の未だ知らぬ神が残した退魔の力が満ちているのも大きかった。
彼女は今日、魔性から神性の側に傾くこととなる。

スバル > 「……だって、本当なんだもの。
 最初の怖いと思ったところ、なくなってしまったし。」

 可愛らしい、今だって、彼女の姿に恐怖や威厳などは見えないのだ。
 それに……こう、彼女を抱きしめたくなってしまうのも、あるのだ。

「うん、パンドラの中に……いっぱい、僕を出すよ……!」

 柔らかな彼女の体、甘い唾液。
 いい匂いがする彼女に抱きついて、少年は赤い顔のまま微笑んで。
 求められるがままに、腰を動かすのだ。
 たった今、出したばかりなのにもう回復して、またそそり立っている。
 彼女がほしい、彼女と一緒に居たい、どんどん、そう思えてくる。

 彼女に、惹かれていることを認識するのだ。

パンドラ > 「……。台無しなの。でも、あなたと一緒に、一生懸命頑張るというのも、いい気がする。」

今はもう、ただの丸裸の少女に等しい。
そして、そのままでもいいかもしれないと、本気で思い始めている。

「は、ぅっ……お腹の中、いっぱい……満たされてる……。」

膣からごぽり、と溢れてくる命の雫。
それはあまりに肉感的で、あまりに原初的ではあったが、確かに親愛の情けを伴う営みだった。

「……ふぅ、はぁ……もっと……したい、の?いいよ……もっと、お願い……。」

ぎゅ、と少年の体を、折れそうな程の細腕で抱きしめる。

パンドラ > 「……。あと……ふふっ。ちょっと、嬉しかった。初めて呼び捨てで、呼んでくれたこと。」

今まで『パンドラさん』だったのが、夢中になった余りか呼び捨てになっていた。
でもそれは、魔王相手ではなく、対等な存在として見てくれたような気がして、悪くなかった。

スバル > 「じゃあ、一生懸命、頑張ろう。でも……どうしよう。」

 彼女と一緒にというのは、すごく甘美ではあるが、彼女は少年の認識では魔王なのである。
 一緒にいると、魔族を狩る存在が来るのは明白である、国を守るために騎士団が派遣されるという事だって。
 でも、彼女とは離れたくなくなってきているのだ、どうしたらいいだろう、一旦家に連れて帰って相談してみようか。
 どうせ、家に父親は帰ってこないんだし。

「はあ、……はあ……はあ……っ。」

 どろりとした液体を、精液を吐き出して、少年は息を吐き出す。
 彼女の中がすごく良くて、もっと、もっと、と思ってしまうのだ。
 そして、抱きしめられる。
 彼女も自分を求めてくれて、少年も彼女を求めるのだ。

「んっ。」

 少年の方から唇を重ね、ちゅ、と音を立ててキスをして。
 彼女の入口のあたりを、少し、腰を使って擦り上げるのだ。

「じゃあ、これからは……ちゃんと、呼び捨てにするよ。」

 嬉しいと言ってくれた、それなら、それを実践しよう。
 子供だからこそ、簡単に考えるのだ、彼女がどうすればよろこんでくれるか、と。

パンドラ > 「……。もし、魔族としての力を失えば……姿も人に近いものになれると、そう思う。だから、それまで、近くの森に隠れてる。また、会いに来て。」

少しの間、離れて暮らすことを提案する。
精霊や小さな神々と結ばれる婚姻譚は、そう珍しいものでもあるまい。
きっと、家族も受け入れてくれるはずだ。

「……。スバル……わたしも、あなたが欲しい。」

溢れそうなほどの精液が、更なる潤滑油となって結合をスムーズにする。
この年頃の少年の性欲はかなりのものだが、彼女はそれら全てを受け入れてくれるだろう。

「ん、はっ……ちゅ、む……ん、んんっ……!」

唇を重ね、舌を舐め合い、肉棒に感じさせながら、こちらも必死に貪ろうとする。
体と同時に、心も共に重ね合おうと。

スバル > 「……うん、ごめん。ね。会いに、行くよ」

 彼女の言葉に、己の無力を感じる少年。
 仕方のないことではある、少年は一介の、一般的な子供なのだ。
 何かができるような力のない、それである。
 彼女の提案には、少年は己に無念を感じつつ、同意する。

「僕でいいなら……いっぱい、持って行って……!」

 彼女の言葉に、少年は頷くのだ。そして、腰を動かすたびに先ほど吐き出した精液がごぼりと掻き出され、挿入するたびに、深く塗りこむように入り込む。
 受け入れられるままに、少年は自分を彼女に注ぎ込んでいこうとするのだ。

「んっ。んむ、んっ、ん。ん!」

 子供のような、唇の重ね合い、たどたどしくも彼女に合わせようとする動き。
 背伸びしているようなそんな少年の唇。
 心も、体も、未成熟な少年はそれでも、彼女と、ともにあろうと頑張っていく。

パンドラ > 「……。情けない、なんて思わないで。あなたの心の強さは、わたしが保証するから。」

ごめん、という言葉に。
自然界でも、食われる側の生物は、被害を受けることを前提にそこからの立て直しを考えた生態を持つことが多い。
今できる精いっぱいのことを出来る限りしていくことは、何も恥ではないのだ。

「……スバル……はぁ、はっ……わたし、もう……果て、そう……」

拙い性技のはずなのに、幼い肉棒のはずなのに。
これまでにない程に満たされた少女は、今や絶頂にまで上り詰めようとしていた。

「……ちゅ、る……ん、むっ……」


涎が零れて、橋を作る。
まるで、体が少しでも離れることを惜しんでいるかのように。

スバル > 「……ん、わかった、よ。」

 彼女の言葉に、少年は首肯する、卑下をするつもりはないし、彼女の言葉、無為にしたくないから。
 彼女の隣に立つのに、少しでもふさわしくなりたい、と、新たな決意を、少年は持ったのだ。

「ぼくも……ぼくも、でる……パンドラ……奥で、いい?」

 それは、幼くても牡だということを示していた。
 本能的に、衝動的に、彼女の一番奥――――無意識でも、彼女を孕ませたいと、願ってしまったのだ。
 上り詰めようとしている彼女に、切羽詰った声で、問いかけて。

「んんん……っ!」

 ぎゅ、と少年の方から抱きついて。
 密着していく、柔らかな、体を求めて。

パンドラ > 「……。むしろ、力を欲するあなたの眼前で、力を捨てることを選んだわたしこそ謝るべき。ごめんなさい。それ以上に、ありがとう……。」

わかった、という言葉に……この日、初めて彼女は微笑んだ。
初めて見せる笑顔は、普通の少女のそれと、何ら変わりはなかった。

「……。いい、よ……一番、奥……来て……!」

少年の首元に腕を回し、密着しやすい体勢へと。

「は、うぅ……っ!!」

そして最奥で精が放たれれば、背を弓ぞりに仰け反らせる。
絶頂の余波で、膣をぎゅうぎゅうと強く締め付けながら。

スバル > 「ちがうよ、うまく言えないけれど、それは謝らなくて、いいことだと思うんだ。」

 微笑む彼女は、可愛いというよりも、綺麗と思えるのだ。
 この笑顔は、もっと見たい、と思い少年も、合わせて笑う。
 あと、力を捨てることを選んだという彼女になんと言えばいいかわからない、でも、違うんだ、と言いたかった。
 うまく伝えられない少年は、いつか、ちゃんと言えるようになりたい、と考えていて。

「好きだよ、パンドラ……っ」

 密着する、しっかりと腕を回して少年の方からも抱きつく。
 肌がこすりつけ合う感触が心地よくて。
 そして、強く強く搾り取るように絡みつく彼女の膣の感触。
 勢いよく吐き出される精液は、彼女に吸い取られていくような気がする。
 それを感じながら、少年はブルリ、と身を震わせながら、最後の一滴まで注ぐのだ。
 すごく、心が、暖かく感じる。

パンドラ > 「……。スバル……さっきまでのわたしと、そっくり。上手く言葉が伝えられなくて、それでもどうにか伝えようとして……ありがとう。」

そ、と少年の頬に手を当てる。
目の前の少年を、とても愛おしいと思った。
時折、前髪の間から見える鋭い三白眼を、頼もしいとも。

「……。え……好き、って……。」

不意打ちに、胸がぎゅっとなった。
それに連動するように、膣はもっと締まって。
体以上に、心が、精神が、魂が満たされていく。

「……。やっぱり、スバルはズルいの。友達から始めようって言った癖に、わたしをドキドキさせて。」

くた、と体を少年へともたれかからせながら。
でも、その顔は先ほど見せた微笑みのままで。

「……。わ……わたっ……わた、しも……スバルが……好き……。」

スバル > 「もっと、べんきょうもしないとだめかも……」

 伝えたい言葉を伝えられないもどかしさ、自分の頬に当てられる手に少年は苦笑を一つ。
 やること増えちゃうよ、と。

「友達だって好きだって言っちゃいけないわけじゃないし……。
 それに、こんなに、えっちなことして、友達っていうのも、卑怯な気もするし。

 だから、お付き合いを前提に。」

 好きか嫌いかで言えば好き、でも、その好きの大きさは伝えてない。
 それは、自分でも、彼女が言うように卑怯な気がしてならなかった。
 こんなに激しく、エッチなことをしていて。友達というのも。
 責任というのは取らないといけないと、子供でもわかる理屈。

「あは、可愛い。」

 パンドラが、必死に言葉を紡ごうとする姿が、好ましくて。
 もたれかかる彼女を抱きしめて、赤いままで、微笑む彼女を見て、少年はそう、伝えた。

パンドラ > 「……。わたしも……人間の言葉、勉強する……一緒に、頑張ろう……?」

頬に添えた手で優しく撫でて。
今の時期は、頑張れば頑張っただけ身になる時期なのだ。
少年よ、大志を抱け。

「……。誘ったのはわたしなのに……責任感が強いの。でも、その……ふ、ふつつかもの?ですが、よろしくお願いします……。」

多分あまり意味をわかっていないのだろう、付き合うどころか結婚が前提となるセリフが飛び出した。

「……。…………。……………………。」

顔を真っ赤にして、無言でポカポカとスバルの胸を叩く。
といっても、力は全然篭っておらず、全然痛くはない。

スバル > 「うん、頑張ろう…………。」

 う、と思うものの。彼女の前であまり弱いところは見せたくないという、子供での、ついでに男の子としての矜持に少年は、苦手の一言を飲み込んだ。
 頭を撫でてくれる彼女は、姉のようで、母のようにも、見えてしまう。

「……あれ?」

 彼女の言葉に、今なにか引っかかった。友達→恋人→………
 いろいろすっとばしてこれは、婚約というものではないだろうか。
 彼女のセリフに、少年は上手く突っ込めず、婚約成立……してしまったのだろうか。

「え、あ、わ?わわ?」

 やばい、可愛すぎる。破壊力が桁違いである。
 何この可愛い生き物。
 少年、思わず硬くなってしまう、どこが、あそこが。下世話な話ではあるが、まだ繋がったままでもあるし。

パンドラ > 「……。わたしだって、今日はたくさんスバルから学んだ。人生はいつまで経っても、勉強の連続。」

その調子、とばかりに励ます。

「……。その。……。わたしがもし、魔族でなくなったら。……。家族にも紹介、して欲しい……。」

少年の心配をよそに、こちらは何か外堀まで埋めにかかっている模様。

「……。また、硬くなってるの。ちょっと、待ってて。」

ぬぷ、と音をさせて一物を一旦抜いて。
ん、と息を飲むような声と共に、自分で中に指を入れて、溢れる精液を掻き出す。
その様は、まるで自慰のように見えるかもしれない。

「……。ふぅ。ちょっと楽になった。スバル、少し出しすぎ。……。でも、もっと出しても、大丈夫だから。」

お腹をパンパンにしていた精液を減らして、いつでも大丈夫と、秘裂を指でくぱぁと広げる。
今夜は、まだまだ終わることはなさそうだ。

スバル > 「……え?」

 自分から学んだという相手。
 確かに、自分のことを感動していたり、していたのは覚えているがそんなに勉強になったのだろうかと、首を傾ぐ。

「お母さんとおねえちゃんなら、今のままでも大丈夫だと思うけど。
 親父は…………。」

 確かに、魔族で、紹介したら殺しにかかるだろう。
 しかし、魔族でなくなったとして、彼は止まるのだろうか。
 そこが不安になる少年だった。

「ぁ……っ、ふ」

 抜くときの感触に息を吐き出す少年。
 自分の精液と、彼女の混合液がこぼれていく、そのエロティックな状態に、少年は興奮してしまって。

「うん、パンドラ……。」

 彼女の誘う動きに誘われるがままに。
 少年は、彼女と思う存分に、心と体を繋げるのであろう。
 それが、最初の儀式、と言わんばかりに―――――。

パンドラ > 人々から愛されなくなったが故に、魔に魂を売り渡した小さな神。
それに愛すること、愛されることを思い出させた、一人の少年。

兇眼の妖姫は、果たして人の子の一人と結ばれることができるのか。
暗黒から脱却し、真なる光の道へと歩むことができるのだろうか。

それらは全て、二人の想いの力にかかっているのだろう────。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 練習場」からスバルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 練習場」からパンドラさんが去りました。