2019/04/20 のログ
スバル > 「……えー……あー……ですよねー。」

 確かに、彼女の言うとおりである。言葉にできない感情の表現だから、言葉にはできない。
 全くそのとおりである、機嫌を損ねてないのであれば、それはそれでいいと思うことにした。

「欲望のままに……でも、それは……うーん。『するべきこと』に、『やりたいこと』……。」

 彼女の言葉になにか思う所があるのか、共感できる所があったのか。
 少年は、少し悩んでいる、髪の毛を持ち上げられれば、三白眼の狂眼がそこにあった。
 彼女のような異能というわけではなく、ただ目つきが悪いというだけのものであるけれど。

「…………。」

 ぽかーんとした。
 群れ同士の戦いとか考えたことなかったのだ、少年。
 そもそも、自分が強くなりたい、と訓練を始めているだけの子供なのだから。
 まだ、その話は早かった。

「え?いや、あの……子供作るって……!?」

 違う、そうじゃない。
 人間は、恋愛して、結婚して、そのあとに子供を作るのだ。
 子供が子供とかそういった観点とかではなかった、何も心配しなくていいって言われても。
 むしろ自分と子供を作りたいのという方向になるのだ。

「………」

 そして、彼女が付いてきて、という言葉に。
 抗うことはできなかった、彼女との行為を連想してしまった。
 エッチなことをしたい、と思ってしまった。

 ――――相手が魔王と知りつつ、少年は、彼女の誘いに乗ったのだ。

パンドラ > 「……。長く付き合えば、その内にわかる。」

どうやらこの魔王、一晩だけの刹那的な付き合いで終わらせるつもりはない模様。

「……。驚いた。てっきり怯えているかと思った。……。いい目。獲物を狩る捕食者の目。あなたは強くなれる。わたしが保証する。」

威圧するような目つきの悪さに、尻尾をくねらせた。
しかし言葉から察するに、それを好ましく思っているらしい。

「……。戦いは、必ずしも一対一で始まるものではない。……。あなたは、何が最高の戦術だと思う? それは、『相手を大勢で囲んでタコ殴りにする』こと。……。大真面目な話なの。人間も魔族も、これを超える作戦を未だに発明していない。」

本当のことである。
『未だに』どころか、『現実世界の現代』ですら発明されていない。
ハンニバルやフリードリヒといった偉大な戦術家も、『如何に敵を囲むか』にその要所を絞っているのだ。

「……。順序が逆、と言いたいの? ……。それは、あなたの方に見えるの。あなたは、何かがしたいから強くなりたいのではなく、ただ漫然と強くなりたくて、武器を手に取ったように見える。あなたは本当は、何がしたいの? それを確立することが、先ではないの?」

正論。
ぐずつく相手を黙らせて従わせるにはこれがいいと、魔王は知っている。
見た目に寄らず老獪なのだ。

「……。それに。わたしがあなたに抱いている感情は、人間の言葉で言う、『好き』に類似している。」

突然の告白も、ついてきた。

「……。いえ、人間の言葉の『好き』は、『アリクイがアリを好き』という意味合いで使う言葉だった……かも……しれない。……。…………。」

不安になる注釈も一緒についてきた。
そして何故か否定をしてくれない。

ともあれ、妖姫は少年を誘い、物陰へと身を躍らせて、腰に手を当てた。
する、と音がして、ドレスの下半分が地面へと落ちる。
下着のズロースと、華奢な体つきが晒される。

「…………。」

ここで一瞬、躊躇ったような仕草を見せる。
尻尾がもじもじ動き、地面をナイフで傷跡をつけるように抉った。
しかしそれも数秒のことで、上着も脱ぎ、上半身はシースルーのキャミソールの姿となって。
小ぶりだが、綺麗な形の胸と、桜色の突起が透けて見えるだろう。
同時に、体中に黒い、火傷のような痕跡があるのも。

スバル > 「え。」

 長く付き合うって、そもそもここは神に守られている国であって、しかし目の前にいる魔王は間違いなくいるもので。
 目がぐるぐる回りそうだ、理解が追いつかなくて少年は、必死に理解しようと頭を悩ませる。

「あ、これは、あの、普通に、生まれつき……。」

 怯えているか、怯えてないかで言えば、怯えているのである。
 先程から会話しているから、慣れてきては居るだけなのである、強くなれるという保証を魔王にもらってしまって困惑がさらに追加。

「えっと、それを覆してるのが、英雄とか、魔王じゃ、ないの?」

 戦術とか、考えたこともない、学んだこともない10歳の子供、正義としての強さの象徴が英雄ならば、悪としての力の象徴が、魔王なのである。
 そして、英雄とか、魔王とか、そういった存在こそ、囲んでタコ殴りを無意味とする代名詞だと、思っている。
 違うの、という無邪気とも言える質問。

「僕は、お母さんとお姉ちゃんを守りたい。
 オヤジはいつもいないから、お母さんとお姉ちゃんを守るのは、僕の役割だから。」

 何がしたいのか。
 それは決まっている、決まっているから、ねだってでも買ってもらった。
 それに関してだけは、彼女の埒外になるのだろう、少年はその訓練には、目的があった。

「……!?!!??!?」

 突然の告白。大胆な告白はなんとかの特権ですとか、なんとか。
 え?なんで、え?その言葉でいろいろな思考がぶっ飛んでしまった。

 次の言葉で、さらにぶっ飛んだ。

「それは、ご飯を目の前に美味しいものが好きだとかそういうものじゃないのっ!?」

 内向的なはずの少年。
 余りにもあまりな言葉に、魔王に突っ込んでしまった。
 そして、一回深呼吸。

「ちゃんと、好きには、人格が好きとか、性的に好きとか、そういう種類の好きもあるよ……。」

 今の一瞬でいろいろ疲れた気がする。
 何はともかく。
 人気の少ない訓練場の中、さらに人気の少ないところへと連れて行かれた。
 そして、しゅるり、という衣擦れの音、落ちる彼女の服。

「…………すごい。きれい。」

 その肌を見た感想。
 やけどの跡のようなものも、そういう種族なのだろうという思考。
 そもそも、そのやけどの跡さえも、醜くは思えなくて。
 彼女が服を脱いでいるのだ、少年も服を慌てて脱いでいく。
 女の子だけ恥をかかせるのはいけないことだと教えられているからで。
 すぐに、少年も服を脱いで、肌を顕にした。

 子供らしい、幼い肉体だが……少年の股間は、肉棒は、既にそそり立っている。
 彼女を見て、欲情しているという事が、わかるはずだ。

パンドラ > 「……。さっきも言った。この国に魔族はあなたたちが思う以上に紛れ込んでいる。でも、どうにも不思議な加護が働いて、この場所では本気が出せない。だから、直接叩けない。」

それは、正しく少年が思う『神』のイメージと合致するだろう。
本気を出せなくても人間一人殺すのに手間はかからないだろうが、この場所で暴れて包囲されたら流石にまずい。

「……。生まれつき? なら、正に天稟。あなたはもしかしたら、『頂点捕食者(エーペクス・プレデター)』となれるかもしれない。」

『Apex predator』……即ち生態系の頂点に立つ生物のことだ。
妖姫の語彙の所為で何だか凄くイメージが悪い言葉でしか表現できていないが、要するに『英雄になれるかもしれない』的な言葉である。

「……。わたしたち魔族は、個々の力が突出している分、連携を取るのが非常に苦手。統率された軍隊は、『突出した個がいない』からこそ統率が取れる。……。英雄、豪傑と呼ばれる人種は確かにいるけれど、戦いは数が基本。」

ここで、少し逡巡。
さすがの彼女も、教え導くつもりがあるなら言葉を選ぶ様子。

「……。考えてみて。完璧な連携を取る魔族が、一個師団でタナール砦に攻めてくる様を。わたしは魔族として、あの場を灰燼と化すのに一晩もかからない自負がある。」

一個師団、国にもよるが数千人、多いと1万人以上だ。
完璧なチームワークでタナール砦を一斉に襲ってくる魔族……想像するだに恐ろしいだろう。
しかしこれは事実であり、タナール砦が陥落していないのは攻撃が散発的で、その度に矢玉を浴びせられているからだ。
今まで襲ってきた魔族が一晩で全員やってきたなら、勇者が一人二人いたところで話にならない、戦いはとっくに終わっている。
戦力の逐次統一は愚策中の愚策であり、しかし力と個性が強すぎて足並みが揃わず、それしかできないのが魔族の弱点なのだ。

「……。あな、た。……。ごめんなさい、わたしはあなたを過小評価していた。あなたは。……。あなた、は。」

表情は変わらないが、肩を震わせている。
翼と尻尾がわななく。

「……。あなたは、己の無力さを理解しつつ、それでも武器を手に取らざるを得なかった。それは、英雄や勇者、普通の魔族では理解できない感情。でも、違う。あなたは、家族や社会がいなければ、自分が存続すらできなかったと理解して、突き動かされている。打算も損得勘定もないその衝動は、間違いなく『心の強さ』。」

どうやら、いたく感動しているようだ。
少年にとっては『当たり前』のことでも、自分の命を第一に考えるものにとって、それは理解しがたい感情なのだ。
そして、目の前の魔王は、何故かそのことに理解を示している。

「……。う。わたしは、人間の言葉の、そういった、曖昧な表現が苦手。」

ツッコミの勢いに押されたように、少し呻いた。
どうも、多数の言葉がある単語を適切に使い分けるのが不得手らしい。
珍しく、たじろぐ様子を見せて。

「……。そう。……。」

だが、綺麗と聞いて尻尾がへにゃり、と垂れさがる。

「……。わたしは。わたしは、生まれついての魔族ではない。元は、あなたの言うところの、精霊とか、小さき神々とか、そういった存在。……。存在、だった。でも。……。わたしは魔性に蝕まれて、こうなった。堕落した、と言い換えてもいい。」

ぽつ、ぽつ、と話し出す。

「……。だから、この黒ずみはどんどん広がって。……。やがてわたしが完全に異形異類の存在となって、かつての痕跡が一切残らなくなる日がくる。あなたが、今のわたしを美しいと思うのなら。……。少し、寂しく思えた。」

どことなく、残念そうな、悲しそうな動きを見せたのはそのためか。

「……。でも、どうやら嘘ではないの。あなたはわたしを欲しがってくれている。」

す、と地面に寝転ぶ。

「……。来て。まずはあなたの思うように、貪って。」

最初は、少年のやらせたいようにやらせる方針のようだ。

スバル > 「確かに、言ってた、ね。」

 直接叩けないというのは、どういう表現なのだろう、本気を出せなくても、彼女であれば例えば、今目の前にいる、少年を殺すのは容易いのであろう。
 だから、彼女が言う叩くというものは、もっと別の……何かのことなのだろう。
 何かというものに関しては、少年は想像もつかないのだが。

「ぇ、『頂点捕食者』……?」

 聞きなれない単語である、彼女の言葉は、時折難解すぎたりするのだが、褒めてるようにも思えるし。
 わからない言葉なので、聞き返すしかない。

「軍は……騎士団は、嫌いだ。」

 英雄願望があるわけではない、ただ、拗ねているだけとも言える。
 父親は、この国の軍隊に所属している兵士だ、そして、そのおかげで、彼の給金で生活ができているのはわかる。
 多分、普通の平民よりもいい生活ができているはずである、けれど。
 全く帰ってこない偶に帰ってきても、すぐ居なくなる。
 そんな親に、騎士団に、いい感情を持てない少年がいた、幼いからまだ、わからないのだろうけれど。

「………。」

 言われて、しっかりと考える。魔族というのは目の前の彼女が初めてである。
 そんな彼女が複数で連携して――――ダメだ、勝てるヴィジョンが思い浮かばない。
 蒼白になる表情が正しく想像出来た証拠であろう。

「え、どう、したの……?」

 急に戦慄くような声、震え始める相手。表情があまり変わらないからこそ、逆に不気味で。
 何かがあったのかと心配になる。
 心配の理由は、不機嫌にさせて殺されてしまうという恐怖が多分ではあるのだが。

 『当たり前』のことに対する理解と感動、それを少年の方が理解できていなかったのだ。
 父親がいないから、どこか危うい母と姉を助けたい。守りたい。
 そう思っているだけの少年がいたから、で。

「僕も、あまり得意とはいえないけど……。」

 何度も言うが10歳程度の子供である、恋愛とかの機微を感じ取るにはまだ経験が不足してるし。
 学業を行っているわけではないので、学があるというわけでもない。
 なので、思わず突っ込んだが、人のことが言えるレベルではないのだった。

「あ、あの………。」

 彼女が、零す言葉、それは、彼女が、元々魔王と呼ばれるものではなくて、変質した存在だという言葉。
 そして、自分の言葉で、傷ついてしまったことを理解した。
 知らずとは言え、魔王とは言え、相手を傷つけてしまったことは、理解できた。

「ごめんなさい。」

 今更遅いのかもしれない、自分の言った言葉は、吐いた言葉は飲み込めないものだ。
 それでも、謝罪は、悪いと思ったことは、ごめんなさいと、言う。
 それは、人の世では常識なのだ。

「ん……。」

 それでも、体を差し出してくれる。
 エッチなことをさせてくれるという彼女に少年はゆっくりとのしかかる。
 彼女の体を抱きしめて、柔らかな乳房に顔を寄せて、赤ん坊のように、先端に舌を這わせて吸い上げていく。
 ちゅう、ちゅうと音を立てて啜り、舌で、先端を舐めるのだ。
 右手は、彼女下腹部へと移動し、彼女の秘所と、その周囲をなぞるように指で捏ねて行く。
 左手は、乳首を吸っている乳房とは逆の胸に伸びて、柔らかな胸を手のひら全体で撫で回して愛撫を。

パンドラ > 「……。頂点捕食者は、天敵がいない生き物。鳥ならタカ、哺乳類ならクマ、といった具合に。」

珍しく、眉が少し下がった。
同時に尻尾が垂れ下がって、扱う単語が難解すぎたことに対する複雑な感情を表す。

「……。…………。ん。さっきあなたは、母親を尊称で呼んでいたのに、父親はぶっきらぼうに呼んでいた。……。当て推量だけれど、あなたの父親が騎士団員で、いつも居ない理由はそのため。あなたは、国を守ってくれている父を頭では理解できるけれど、その前に家族を守ってくれる素振りを見せない父に、反感を抱いている。……。わたしはそう、推測した。」

少年の頭を、そ、と撫でる。
どうやら少年の一つ一つの言動を、かなり観察している様子。

「……。大丈夫。猛烈に感動しただけ。」

無表情のままそう言われても、信頼できないのは仕方ないが。

「……。謝らなくて、いい。ただ。わたしは、王都を侵略しようと思ったことはあるけれど、あなたたち人間を、滅ぼしたいと思ったことは一度もないと、信じて欲しい。」

謝罪の言葉に対して。
矛盾しているようだが、どちらも本当のことだ。
彼女は元々、王都に傀儡政治を樹立して、自身が持たない魔導機械の発掘と運用に関するノウハウを吸収しつつ、他の人間の国家に牽制をかける外交上の目的を持って王都侵略に興味を示した。
だが、ほとんどの魔族は達成したい外交上の目的など存在せず、ただ戦いたい、或いは略奪したいから戦っているだけなのだ。
こんなものは戦争ではなく、ただの蛮行だ。
戦争とは達成したい外交上の目的がある行為のみを指すのであり、彼女は他の魔族の方針に呆れて王都侵攻に興味を失ったのだ。

彼女は今話したように、他の魔族とは出自が違う。
だから価値観も異なり、使う必要がないほど強いであろうに、少年の持つ装備に興味を示したのもそのためだ。
しかし、少年相手にこんな話をしても理解できまい。
だから、本当のことを、要所を絞って話した。

「……。ん、ぅ。……。あの。」

乳首を舐められて、少しだけ息を漏らしながら。

「……。わたしは、淫魔のように雄を誘う喘ぎや仕草は、持ち合わせていない。そこはあらかじめ、了承して。代わりに。……。幾ら食わせても、足りない雌である自信は、あるの。」

少年の背中に腕を回しつつ、そう告げた。

スバル > 「すごい、強くなれるって、こと?」

 少年は、まだまだ幼いのだ、彼女の会話を理解できるレベルにたどり着くのにもっと時間がかかるのであろう。

「――――うん、間違ってない。」

 彼女の想像は的を得ていて、だからこそ、少年は一つ頷く。頭を撫でられて、なんだか落ち着くような感じもして。
 優しいその手の動きを少年は受け入れていた。

「不思議、だね。」

 驚愕の時は、目が見開いていたが、しかし、感動した場合は、特に何もなくて。
 その違いはどこから来るのだろうか、不思議に思ったのを素直に口にする少年であった。

「………うん。わかった、信じる。」

 彼女の言葉、魔王の言葉、普通であれば信じないだろうけれど、少年は信じてもいいように思えたのだ。
 だから、信じることにした。

「うん、良く分からないことばかり、だけど。
 でも……気持ちよくなれば、いいんだよ、ね。」

 抱きしめられる少年の体、暖かな体に包まれるような感じを覚えて、少年は彼女の言葉に答える。
 そして、何度も舌を這わせて彼女の乳房を舐めて。
 彼女の秘所を指でまさぐりほぐしていくのだ。
 ほぐれて来たら、固くなっている少年の肉棒を彼女の入口に押し付ける。

「入れる、よ。」

 好きなように、と言われているから、少年は己の肉棒を挿入し始める。
 ずぶ、と、蜜に濡れた秘所を割り開くように、初めての場所を恐る恐る探るように、と。

パンドラ > 「……。うん。あなたなら、きっと。」

段々と、少年の扱いがわかってきたらしく、楽し気に尻尾がゆらゆらと揺れた。
……要するに普通の子供相手にするようにすれば良かっただけなのだが。

「……。あなたも、あなたの父親も、どちらも間違っていない。……。問題は、どちらかが間違っている時よりも、どちらも正しい時の方が、対処が難しい。……。わたし個人としては、あなたの『だったら自分が強くなってやる』という想いは、好ましい。」

少年の父親に対する複雑な感情を踏まえ、どちらも貶さず、貶めず、少年のやり方に賛同した。

「……。わたし自身も、不思議。」

今日だけで、どれ程までに感情が湧き出ただろうか。
これらを言葉に落とし込むことを、彼女は良しとしない。
感情は理性で制御できないものであり、それ故に体で表現したいというのが、彼女の考えだ。

「……。ありがとう。初めて会ったわたしを、魔に堕ちるほど弱かったわたしを、信用してくれて。」

弱い。
彼女は己をそう評した。
腕力や魔力は、少年よりもずっと強いと言うのに。

「…………ん………ふっ……ぅ…………はっ、く……ぅ…………」

秘裂を弄っても、彼女はあまり大きくは喘がない。
代わりに絞り出すように息を吐いたり、飲んだりする様子が目立つ。
見ようによっては苦しそうに見えるかもしれないが、徐々に指を濡らす愛液が、そうでないことを示すだろう。

「……。ん。遠慮しなくて、いい。」

痣だらけのように見える手足を広げて、少年の雄を受け入れる。
衣服が剥ぎ取られた今、翼や角、尾こそあれど、華奢な体も相まって、その様は酷く儚いものに見えるか。

スバル > ―――継続します―――
ご案内:「王都マグメール 平民地区 練習場」からスバルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 練習場」からパンドラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にキュリオさんが現れました。
キュリオ > 人が行き交う平民地区の大通りに、明らかに場違いな程豪奢な馬車が酷くゆっくりとした速度で動いていた。
窓が開き、其処から見える貴族の顔はしかめっ面で道を歩く人々を獲物を探る様な目で見下ろしている。
外からはその顔しか見えないが、馬車の中でこの男は、全裸だった。

「……っち。
 どうにも外れだな、これは。ほらっ、もっと締め付けんかっ!」

視線を馬車の中へと戻すと、床へと四つん這いで疼くまる女性の尻へと手を振り下ろし。
乾いた音が響くと共に、何処か甘さを孕む声が鳴り響く。
気合を入れろとばかりに腰を突き出すと、びくんっ、と背筋を反らしながらまた甘い声が馬車の外へと響いていた。

服を剥かれた女性の膣にはぐっぷりと野太いペニスが嵌め込まれ、何度も叩かれたのだろう尻は赤く腫れあがり。
床には粘着質な液が垂れ落ち、その行為の長さと、激しさを現している。

キュリオ > 馬車の速度は人が歩く程度の速さ。
開けた窓から覗く顔に、漏れ聞こえる嬌声と肉音。
更には不自然な揺れまで見えるとあってはそこで何が行われているかは一目瞭然だろう。

ある宿に調査の名目で立ち入り、経営している夫婦の妻を運営内容の聞き取り、という名目で連れ出したのが今日の始まり。
清楚だった人妻の姿は今は見る影もなく、はしたなくペニスを咥えこみ、アナルからは太い玩具が生え、腰をかくんかくんと打ち付けている。
初めはその反応も相まって楽しめたものの、どうにも極上とは言い難い。
アナルから生える玩具を握り、にゅぐ、と捻る様に引き出すと ひぃぃぃい♥ と雌の鳴き声が外へと響く。

嗚呼、しかし。物足りぬ。

その声を聞き、僅か留飲を下げるも、このままでは物足りんと膣奉仕をさせながら視線は馬車の外を向いていた。
次なる店――当然、事前の連絡等していない――に到着するのが先か、はたまた琴線に触れる女性が見つかるのが先か。

外は心地の良い陽気なれども、小さな窓しか無い馬車の中の室温は伴って高く、蒸し暑い。
殊に、情事に耽っていれば尚更だ。
汗と、分泌液と、粗相のお陰で酷く濃い空気に満ちる中、じっとりと汗の浮かんだだらしなく締まりの無い体を時折揺らし。
獲物を見つけるまでの手慰みとばかりに、膣に気付けの一撃を見舞って遊んでいた。

キュリオ > 嬌声を辺りに響かせながら、馬車は進み続けた―――
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からキュリオさんが去りました。