2019/04/14 のログ
ご案内:「平民地区 露店市場」にキルシュナさんが現れました。
■キルシュナ > 冬の寒さが終わりを告げて、すっかり春らしくなったある日の午後。前下りボブの黒髪からぴょこっと突き出た獣耳をピクつかせる猫娘が訪れたのは、新進気鋭の職人達の手がける服・アクセサリー・小物・香水などの露店が集まり、甘味の充実したカフェも軒を連ねる露店市。そこに訪れる客層は少数のカップルと大勢の若い娘、そして、そうした食べごろの果実を狙う不届きな男達。
いつものエロ装束を脱いだオフ仕様の黒猫が身にまとうのは、薄手の革ジャケットとスラリと長い脚線の目立つパンツ、そして無骨なデザインのロングブーツという男性的なファッションだった。
しかし、はだけられたジャケットの合わせから覗くのは、ニット素材のタンクトップに包まれた弾力たっぷりのたわわな双乳。大胆に開いた襟ぐりは、華奢な鎖骨と豊乳の深い谷間で男達の視線を惹きつける。
その短裾から見事に引き締まって薄く腹筋のすじを浮かせるヘソ回りや、キュッと括れた腰からむっちりと肉付きのいいお尻へと向かう曲線の悩ましさを見せつけて、更に扇情的なローライズの乗馬ズボンは上機嫌に揺れる猫尾の付け根どころかTバックショーツの赤紐が食い込むお尻の割れ目も半分程覗かせる。
その結果、先程から幾人もの男達に声を掛けられるのだが、彼らへの返答は
「あかんあかん。ウチ、あんたらが狙ぅとる獲物ちゃうねん。むしろライバルやで。あんたらがライオンやとすると、ウチはさしずめ黒豹や。ほれ、この引き締まった腰とかそれっぽいやろぉ?」
なんてお断りの言葉ばかり。
そう、この黒猫、いい男からの声掛けを待っているのではなく、むしろ美少女をナンパしに来た肉食獣の一匹なのだ。故に露店市場をキョロキョロと彷徨う金瞳は色欲たっぷりに年若い同性ばかりを狙っていた。
ご案内:「平民地区 露店市場」にイリーナさんが現れました。
■イリーナ > 朗らかな春の日の午後。
若い才能の息吹が芽生える露天市。
そこに現れるのは赤いコートの女が一人。
この市場の客としては……乙女というにはいささか歳が立っているが――。
「はい、そこー。 その子困ってるじゃないの」
冒険者ギルドから回された市場警備の仕事である。
貴族様方への警備でどこもかしこも人手不足――。
注意の声もどこか気だるげ気味であった。
「あー……あら」
男たちが囲んでいたのはうら若い乙女の香水屋さんである。
しゃがみこんで瓶を一つ手に取り、二つ三つ声を交わせば。
その少女の手に値札よりも多めのゴルドを握らせて。
「負けちゃだめよ、いい腕してるんだから」
なんて恰好をつけて再び人ごみの中をぶらぶらと警備しながら散策しはじめようか。
■キルシュナ > 「――――んぉ? ほうほう、ほほぉう?」
ピククっと動いた猫耳が何かを聞きつけたのか、キルシュナが黒の短髪を揺らしながら頭部を巡らせた。その金瞳が向く先には一軒の露店。おそらくは香水屋と思われる可愛らしい少女とそれを囲んでしつこく声を掛ける男達。そして、そうした迷惑男達を言葉で蹴散らす赤色コートの娘の姿。
スラリとした立ち姿はよく鍛えられているのだろうしなやかさを有し、その癖出るべき所はきっちりと自己主張している女らしい体躯。肉食猫にとっては大変に『美味しそう』な身体である。
だらりとちゃらけたナンパ男に比べて隙という物がほとんど見受けられない所作から実力差を感じ取ったのか、不満げな顔こそ見せつつ男達も変に突っかかる事なく退散していく。モブというのはかくあるべしという潔さ。
「んふふふ、エロい身体に凛々しい態度。ああいう姉やんをいやらしく鳴かせる言うんも楽しいんよね❤ よっしゃ、今日の獲物ちゃんはあの子に決まりや♪」
もしも彼女に危険感知の能力があれば、ゾクゾクッと背筋が粟立つ様な感覚を捉えたかも知れない。色んな意味でナンパ男などより余程に危険で質の悪い変態猫に目を付けられてしまったのだから。
周囲に埋没する程度に気配を消しつつ、何気ない風を装って冒険者と思しき赤コートの娘の背後に近付く。様々な淫術を悪戯目的で軽々使える淫乱猫は、ここから取りうる手段もかなり多い。
空間魔術を用いた痴漢行為。認識阻害を用いたレズレイプ。催淫を利用しての常識改変で彼女自ら変態行為をする様に誘導する事も出来るし、あえてそうした手段を用いずに普通にナンパするなんてことも出来るのだが―――とりあえずは初志貫徹。普通に声を掛ける事にした。
「―――はぁい、そこ行くお姉さん♪」
背後からの声掛けは、先のナンパ男達以上に軽薄。振り向いた彼女に向ける笑顔もひらひらっと振る手も同様に軽い。
■イリーナ > 「ほら、いった、いった。 声かけるのなら、そういう目的の子にしなさいって」
こんな賑やかな場所で武器を抜くことなんて考えてはいないが――。
あまりにもしつこいのなら。と紅い眼が男たちへと細められる。
素直に男たちが香水屋の少女から離れていけば、のどかなやり取りを――。
「いいの、いいの。 とっておきなさい」
香水屋の少女に向ける朗らかな笑い。
年長者らしく、夢追う少女にエールを送り立ち上がれば仕事モードへ。
立ち上がる際に、一つの違和感。
「……視られてる?」
なんとなく、感じた視線。
先ほど追い払った男たち――は、と視線で追うが違う。
きっと、この賑わいでたまたま見られたと勘違いしたのだろうか。
「そろそろ次の人の来るでしょうし――。 あがろうかな」
ギルドからの依頼の時間も、仕事量も充分だ。
いい仕事もできた、と満足げに歩いていたところ。
「――え?」
耳に届く、声。
やけにはっきりと聞こえたそれに、釣られるがまま振り返る。
最初に紅い眼がとらえたのは、女性らしさを惜しげもなく披露する胸の谷間に。
次に、自分よりも高い位置にある相手の笑顔、その視線に、金の瞳に吸い込まれるように目が追って。
「……なにかしら。 道案内でも?」
意図が分からず、少し表情を引き締めながら真面目な口調で問い返そうか。
■キルシュナ > 「にゃははははっ、道案内は別に必要ないなぁ。ウチの目的は姉やん、あんたそのものや」
人好きのする笑顔を浮かべたままひょいひょいと歩を進め、彼我の距離縮めて行く。相手の間合いにするりと潜り込む達人の歩法。近付く事で頭半分程の身長差がより顕著となり、細めた金瞳が自然相手を見下ろす形となる。
「なぁ、姉やん。今からウチと、遊ばへん?」
彼女の顔の前に上げた左手が親指と人差し指で輪っかを作る。
そしてピッと伸ばした右手の人差し指、オーバル型の爪も艷やかなその繊指が左手で形作った輪の中に差し込まれて、ずぽずぽにゅぽにゅぽ出し入れされる。
軽薄ではあっても美人と言って過言ではない猫娘のその所作は、一瞬何を意味する物なのか考えてしまう代物かも知れない。そして考えた結果、それがあからさまなまでに性行為を意味する物だと気付くだろう。彼女が自慰すら知らぬおぼこであるというなら話は別だろうが。
指輪を穿つ人差し指の動きは更に生々しい愛撫の様相を呈し始める。手首を返して上に向けた指の腹がGスポットを狙いすまして抉り潰す動きを見せる。その上でクニクニと蠢く親指は、彼女のクリトリスを弄ぶ物。包皮の内側に親指を潜り込ませて剥き上げられた肉真珠が、Gスポットを抉る動きと連動して嬲られる様さえ幻視出来る猥褻極まるパントマイム。
その動きで彼女の注意を引いて、腰を折って近づける唇が彼女の耳元に少し掠れたアルトヴォイスで妖しく囁く。
「ウチ、こう見えても……いや、見た目通り言うた方がええかな? 女の子相手も慣れとるし、多分むっちゃ気持ちよぉさせてあげられるよ? おまんことろっとろになって、気持ちいい事以外なぁんも考えられんくなるくらいに何度も何度もイかせてあげられる思うよ?❤」
■イリーナ > 「……はい?」
言葉の内容、お誘い。
一瞬それに気を引かされて――独特な足運びで一気に間合いを詰められた。
その行為が、頭に危険信号を伝えてしまい、咄嗟に。
身体に刻み込まれた経験が、手を腰に巻いたホルスターへと伸ばされていた。
「あ、あいにく。 今仕事中……でしてね」
目の前で繰り広げられる卑猥な交わりのジェスチャー。
半分震えた声で答えるが――その赤い瞳は、その所作と奥に光る金の瞳からは離せない。
彼女の指に弄ばれる自分の姿をイヤでも想像、幻視させられたのか。
腰のホルスターから愛銃を引き抜きかけ。
「っぁ……ぅ、――いい、かんげんにっ!」
囁かれる声に、幻視させられた乱れる姿に。
紅潮した顔が、頬が、彼女の術中と話術に取り込まれたことをありありと示しながら。
振り払わんと彼女と自分の間を銃を抜こうとした手で払おうとするのだが。
■キルシュナ > 「んふふっ、ええ反応速度やね。いかにもプロっちゅう感じやん? そういう姉やんをヒイヒイ泣かせて、『もうイかせないでぇ❤』とか言わせたいなぁ❤」
なんて軽口はわざと周囲にも聞こえる程の声音で発して羞恥を煽る。
彼女が"武器"に手を掛けるのを視界の端に捉えても、こちらはそれに対処する動きを欠片も覗かせはしない。先程同様どこまでも人を食った様な軽薄さを保ち、のんびりと立つその様は隙だらけの様にも見えるだろう。
しかしその実、どの様に動いたとて次の瞬間彼女は銃を持つ手を捻りあげられ、完全な死に体となるだろう未来ばかりが見えてしまう、そんな危険すら感じ取れる絶妙な姿勢。
それに気付いているのか、はたまた言葉と仕草の卑猥さに気を取られてしまっているのか、あまりに雑な彼女の動き。ここが街の"中"であるという油断も彼女の軽挙に繋がってしまったのかも知れない。
ともあれ短銃のグリップから離した繊手は蛇の如く巻き付いた猫娘の細腕に捕らえられ、そのまま後手に拘束される事となるだろう。彼女が咄嗟にさらなるアクションを起こせぬのなら、彼女の手を絡みとった腕がそのまま細腰を抱き寄せて、互いの柔乳をむにゅぅんっと密着させる事となろうか。
柑橘の香りと他者の体温を着衣越しに伝えつつ、もう少し顔を近づければあっさりと唇を奪えそうな距離は、美女二人の絡みを興味津々盗み見ていた周囲の観衆を小さくどよめかせる事にもなるだろう。
■イリーナ > 「っ――こん、のっ!」
周囲のざわめきに、むけられる視線の数々。
今度ばかりは気のせいではない。 見られている、周りから。
さすがにこんな場所で抜き撃ちでもしたら、一生のお訪ね者である。
ゆえに、手で押しのけようとしたのだが。
一瞬、手首に当たる手の感触と次には軽い痛み。
気が付けば自分の手は背中側へと。
有無を言わせぬ実力差からか、彼女の手が腰を抱き寄せ吐く息も当たる距離へと顔を寄せられていた。
市場の真ん中で繰り広げる二人の女の乳繰り合い。
その渦中にいる紅眼の女は、まざまざと示された力の差に頬と目を引くつかせながら。
「……ノッて、あげようじゃないの」
小さな歯噛みと、戦闘の腕では敵わないことを認めざるをえなくなり……。
とはいっても、自分も夜の仕事をしている女である。
逆に、腰砕けにしてやる。と秘めた紅い眼はまだ折れてはいないか。
■キルシュナ > 「―――――……へぇ?」
これでも彼女が嫌がるのなら、金の魔眼を用いた常識改変や催淫に寄る意識誘導で強引に――――なんて思っていたものだから、その切り返しには軽薄な顔にも若干の驚きが浮かんだ。しかしそれとてすぐににんまりとした笑みに塗り替えられて
「んふふふふっ、ええねええねぇ。せやったら近場の宿にでも移動して、たぁぁっぷりヤらしい事しよか❤ あ、ウチ的にはその辺の物陰で青姦する言うんでもええよ?❤」
互いの柔乳を重ねて拉げたまま、紡ぐ言葉の吐息が互いを擽る程の至近距離。
ふわりと香る柑橘の匂いと、体躯の柔らかさが同性である事を強く意識させるだろう。
並べ立てられる台詞は当然の如く周囲に聞かせる様な声量で、美女二人による背徳行為を想起させられた衆目が小さくざわめく。
ナンパ目的の男達は興奮も露わに鼻の下を伸ばし、友達同士と思しき少女たちは頬を赤らめきゃーきゃーと小さくはしゃぐ。
そんな周囲の様子を金の流し目で確認しつつ、改めて彼女を見下ろす黒猫が意外に長い睫毛を落として双眸を伏せつつ顔を近付け――――そのまま彼女の唇を奪おうとする。いきなりにゅるんと舌まで差し込み、ぐちゅぐちゅと卑猥に舌を絡ませ合う水音までもが周囲に聞こえる程の濃厚なディープキス。
彼女がそれを受け入れようが受け入れまいがお構いなく、顔を離した後で投げるのは
「あ、ウチはキルシュナ言うんやけど、姉やんの名前は? いくら行きずり相手のお手軽セックス言うても、ウチ、避妊とかするつもりないから生でびゅるびゅる中出ししてまうつもりやし、名前も知らん言うんはあまりにアレやろぉ?❤」
■イリーナ > 「……どうしたのよ」
ふん、と鼻を鳴らしながら強気な言葉を返す。
にやつく、自信満々の相手の表情には少しくるものがあったが、実力差は今見せられたばかりである。
「……あいにく、外でする趣味なんてないから!」
つい語気が荒く、大きくなってしまうのは……
目の前のこの女にドロドロに、蕩けさせられてしまうのを恐れてか。
周囲のざわめき……と、歓声に「しまった」とばかりに眉を寄せるけれどももう遅い。
その歓声がひと際おおきくなったのは、彼女の唇が自分のものを奪ったから。
侵入してくる舌の動きは、予想はついていたのか。
マウントを取られないようにこちらかも舌を使ってお出迎え。
絡ませ、押し返し、主導権を得ようとするけれど、も――。
「――っ!?」
荒々しくあらがうが、いなされ、ならされ、絡まされ。
混じりあう水音が余計に大きくなってしまうのだろう。
「……イリーナ。」
ぐい、と空いている手の甲で唇をぬぐいながら、吐き捨てるように名前を返し。
「ただの、イリーナよ………さっさ、と。 連れていきなさいよ――」
その紅い眼が、吐息が。
舌の交わりだけで蕩けかけているのはこの相手には隠せそうにないだろう。
趣味ではない、と言っていた野外での性交も受け入れてしまいそうな――。
■キルシュナ > 「んふふっ、イリーナ姉やん、ウチとのキスでもう発情してもぅたん?❤ そない早くおちんぽぶちこまれたい言うんやったら、そのリクエストに応えたらんとあかんよねぇ?❤」
ディープキスの余韻にねっとりと糸を引く舌でベージュの唇をぺろりと舐めつつ、悪戯心たっぷりに彼女の言い分を曲解して言葉を返す。このまま衆人環視の中でねちねちと彼女の羞恥を煽っていたぶるなんていうのも好きなのだけど、催淫の必要もなくこちらの申し出を受け入れてくれたお礼にこちらも早々の移動に応じる事としよう。
口調は喧嘩でも売るような憎まれ口なれど、赤眼の奥に潜む発情の色彩にはこちらもきゅんっ❤としてしまった物だから、後手拘束を解いた後に今一度彼女の唇を奪いに行く。今度はねっとりと卑猥に奪うディープキスではなく、親愛の情を込めたバードキス。
「ほな、行こか♪ ここから少し行ったとこに美味しい朝食出してくれるいい宿があるんよ❤」
言外に明日の朝までセックス三昧となる事を匂わせつつ、改めて馴れ馴れしく彼女の腰に細腕を回して歩き始める。彼女が大人しくついてきてくれるのならば、二人の姿は程なくして衆人環視の露店市場から二人っきりの宿の一室へと移動する事となるだろう。
ごく最近建てられたばかりというその宿は、部屋の広さこそ料金相応の手狭さなれど控えめなインテリアは小洒落ているし、全体的に小綺麗に整えられている。部屋面積のほとんどを専有するダブルベッドは純白のシーツがシワひとつ無くベッドメイクされていて、若者に人気の連れ込み宿といった風情を漂わせていた。
■イリーナ > 「そん、な。 わけ……」
否定の言葉も力がこもっていなかった。
拭ったはずの唇の端から、また我慢できないとばかりにあふれた唾液が軽く伝ってしまう。
見上げる潤んだ瞳が、期待で動く喉が、相手に伝わってしまいそうな胸の鼓動が。
……生地を押し上げ、相手の胸に存在を主張する胸の頂が、すべてがすべて女の言葉を否定しよう。
再び奪われる唇、溶かされた理性の赴くがままに踵を上げて受け入れる。
小さく、何度か。啄みあう唇の触れ合いに気持ちよさげに目を閉じて。
「……気が、早すぎるんじゃないのかしら」
まだ真昼間であるのにでてくる朝食の話題。
朝まで。 太陽を見上げる紅い眼が、眩しさではなく朝まで及ぶ淫蕩な交わりを想像してか、妖しく細められた。
腰に回された腕にエスコートされながら、自分は胸を相手へと当てながら、周りから見れば完全にカップルのそれで歩き出し。
誘われるがまま、手狭な――それ目的と一目でわかるお部屋へと連れ込まれようか。
「……」
無言のまま、する、と赤いコートから腕を抜き、ぱつぱつに張った黒のインナーと、その気にさせられ汗とそれに混じった雌の匂いを漂わせた姿を相手に晒そうか。
■キルシュナ > 「にひひっ、ウチはそーは思わへんのよねぇ?❤ イリーナ姉やんもお硬そな顔しとるけど、実は結構淫乱やろぉ?❤ さっきのナンパ男達も、香水屋のおぼこい子やなくて、イリーナ姉やんに声掛けとったら、今頃ウチの代わりに乱交プレイ楽しめとったかもしれんのにねぇ?❤」
キス一つですっかり蕩け、しかして口先だけはそれを否定する愛らしさにきゅんきゅんしつつ、そんな彼女をからかう様に言葉を紡ぐ。
『え、あのお姉さんってそんなに淫乱なの…?』『く……そうと知っていれば……っ』
キルシュナの言葉を他愛なく信じた衆目からそんな声音が漏れ聞こえてくるものの、彼女を嬲る黒猫自身は眼前の銀髪美女がそこまで尻軽だとは思っていない。彼女の羞恥を煽るための軽い冗談に過ぎぬのだ。
そんなカップルのイチャつきめいた軽口を交わしながら移動を終えて、彼女を交尾のための巣穴に引き込んだなら―――ガチャリ。
後手に鍵を締め、後戻りの出来ない二人きりであるという状況をより強く相手に意識させる。黒色の前下りボブを褐色頬にさらりと流して傾いだ小首が、細めた金瞳でイリーナを見つめる様は、まさしく獲物を前に舌なめずりする猫科の獣めいていよう。
そんな淫乱猫の眼前に赤色コートを落とした無防備な肢体を晒されたなら、そこから香る発情フェロモンを目聡く嗅ぎつけ
「―――あっはぁ❤ 姉やん、もうすっかりヤる気まんまんやん❤ ここまでえろっちぃ匂い漂って来とるよ?❤ まずはもっかいチューからしよかな思っとったけど、こないな匂い嗅がされたらもっと直接くんくんしたなってまうわぁ❤」
「はぁ…❤ はぁ…❤」と興奮に荒げた吐息を隠しもせず、黒の猫尾をくねりくねりと揺らしながら近付いた猫娘は、姫君に忠誠を誓うナイトの如く膝を折る。
しかし、す…と持ち上げた褐色の繊手は彼女の手を取り口付けるのではなく、有ろう事か彼女のスカートを捲りあげ、その股座に褐色の美貌を寄せてどんな下着を穿いているのかしっかりじっくり視姦した後――――。
「―――――すぅぅぅうう…っ❤」
その割れ目に鼻先を埋める様にしつつ思い切り彼女の匂いを肺腑に吸い込もうとする。何度も何度も呼吸を繰り返す鼻先が、割れ目を撫で擦る様に位置を変える。そんな同性相手だろうと―――否、同性相手だからこそ余計に恥ずかしいだろう恥臭の堪能から彼女が逃げ出せない様にがっちりと尻肉を鷲掴む両手が、昂ぶる淫欲も露わにその柔感を揉みしだく。
■イリーナ > 「なに、言ってるのよ……」
上がる吐息に震える細腰。
キスの合間に周囲に聞こえるように宣言されたそれを否定しようとするけれども。
泳ぐ視線が、一度。 先ほど追い散らかした男たちと重なってしまった。
こちらを眺めてくるその下心を隠さない視線と囁かれた乱交プレイという言葉に小さく喉が鳴ってしまった。
「こんな、に、させる……からっ!」
囁いた言葉は、語気が強くとも蕩けるさまを隠せない。
そういう意識をさせられたのは、目の前の相手のせいだと、言い聞かせるように。
移動を終えれば、鍵の閉まる音で……もう邪魔をするものも、周囲を気にする必要もないとわからされれば
堪えきれないと、震える手でコートを脱ぎ落し。
「……っ、ぅ。 そん、な。 恥ずかしいこと」
目の前で発情するように尻尾が揺れている。
その光景に当てられるように吐息が荒い。
黒いスカートの下も、黒い下着であるのだが……。
この移動までの間に、いや、市場での唇の交わりだけであふれた愛液がそれを濡らし、ようをなさないぐらいにぐちゃりと湿り気を帯びていた。
スカートの内側に潜りこみ、浮き上がる相手の猫耳。
吹きかけられる鼻息が、濡れた生地越しに秘所の入り口を刺激し、ぶるりと身震いをしながら、そのみみの裏に両手を押し当てて倒れこまないように身体を支えよう。
「………っ、ううっ……ぁ、は、ぁ」
膝ががくつき、身体を支えようと置いていた手に力がこもる。
ぷくりと、存在を主張する淫核に触れかけると、もっと、と強請るように相手の頭を寄せようと股座に押し付けようとしてしまい。
■キルシュナ > 「はぁぁ…っ❤ はぁぁ…っ❤ イリーナ姉やん、もうこないにおまんこぐちょ濡れにさせとったんか…っ❤ た、たまらへん。むっちゃ興奮してまうぅっ❤」
押し付けた鼻先にぐじゅりと淫蜜を滲ませる程に濡れそぼった黒下着。
そこから香る濃密な淫臭にゾゾゾッと背筋を震わせているのが、ピンッと立ち上がった猫尾の震えからも感じられよう。
そんな黒下着越しに尻肉の柔らかさまで堪能しつつ、大きく開いた唇がぱくんっと恥丘全体を食み
「――――んじゅるるぅぅうっ、ずちゅるっ、ぶぢゅるるるぅうう…ッ❤」
下着に染み込む愛液を水音も卑猥に啜り上げる。
立位のまま下着越しのクンニリングスを受け入れる彼女の手指が頭部を包む。
拒絶の意思の感じられない、むしろ同意の上でのセックスであると強く感じさせる様な所作にますます興奮する変態猫は、股間に密着する頭部で押す様にして彼女の下肢をベッドの間近にまで後ずさせる。
そのままもう一歩後方に押し込めば、彼女の体躯はベッドの端に腰掛ける形となるだろうが、それはまだしない。
「はっ❤ はぁっ❤ はぁっ❤」
彼女のおまんこ臭も濃厚な発情吐息を熱く恥部へと吹き付ける猫娘が、尻肉を揉みしだいていた双手を滑らせ黒下着を引きずり下ろす。そうしてスカートの薄暗がりの中、その秘園を薄布越しではなく直接金の肉眼で確認する。
恥毛の有無、花弁の色彩形状、更にはアヌスの形までねっとりと舐め上げる様に観察した変態猫は、同性相手の嫌悪などまるで滲ませる事なく、むしろはじめて女性のそこを目にした童貞少年の如き勢いでしゃぶりついた。
大口が恥丘全体をぱくんっと食んで、鋭い八重歯で大陰唇を甘噛みする。あむあむとその柔らかさを堪能した後、伸ばした舌が、排泄孔からクリトリスまでを一気にゾロリと舐め上げる。
味蕾のざらつきの強い猫舌が、無詠唱にて発動させた淫術にて媚毒に変じた唾液を塗りつける様に、何度も何度も彼女の割れ目に沿って滑らかな愛撫で陰唇を弄ぶ。
クリトリスへの刺激に殊更の悦びを示す彼女をあえて焦らす様に、恥肉全体に唾液の媚毒を塗りつける。
じんわりと広がる熱は雌肉の感度を高め、猫娘の舌を吐息を、ともすればギラつく金瞳の視線すらも強く意識させようか。
媚毒と化したキルシュナの体液は、そこまで苛烈な効果は及ぼさぬものの、摂取すれば摂取するだけ威力を重ねていくという凶悪な代物。際限なく相手の淫欲を昂ぶらせ、理性を削り、気持ちよさばかりを強めていく。
唾液を表面に塗りつけられただけでもこれなのだ。特濃のふたなりザーメンの中出しなど受けてしまえばどうなる事か。
■イリーナ > 「いわ、なくて……いい、から……ぁ」
スカートの中に潜り込み、こちらの秘所をまさぐる相手の言葉。
余計に意識をさせられてしまい羞恥に頬が染まってしまう。
「は、ぁ……ゃ、吸っちゃ、や、だ……ぁ」
下着越しの愛撫に、吸い付かれるそれに弱弱しい拒絶の悲鳴があがってしまう。
が、膝が軽く内に絞られ、ふとももが相手の身体を軽く挟み込んでしまう反応は、貪欲にソレを求めているからだろう。
びくつく膝と、たたらを踏む足。
今すぐ倒れてしまいそうになるのを相手の両指の動きが阻んでいる。
「――っ、う……んっ」
下着を降ろされ、空気と吐息が直に触れられれば気持ちよさそうに腰が震えてしまう。
が、引き続き唇で食いつかれると反射的に顎が上がり。
「っ、あ。 は、っ……ぁ、うっ――!」
右手が自分の唇へ。
甘い声を抑えるように堪えるように唇を塞ぐが。
頭を抑え込む左手も、腰も、太ももにも。
力が入ってしまい相手の愛撫を求めよう。
内側から込み上がってくる、熱。
その熱に小刻みに震える身体。
「ふーっ……ぅ。 ふー………ぁ、や……」
唇を塞ぐ指からこぼれる熱い息。 小さく響く悦びの声。
奥から、奥からあふれる愛液が、相手の唇を顔を濡らしていこうか。
■キルシュナ > 市場で出会ったばかりの警戒心も露わな凛々しさからは想像も出来ぬ、弱々しいメスの喘ぎ声が淫乱猫の嗜虐を煽る。そんな声音で嫌がられれば、ますますそうした行為を続けて彼女を困らせ泣かせたくなるという物だ。
「んぢゅるぅうっ、れるぅ、ぴちゃ、ぬちぁっ、はぁっ、あむ、ぅ、んふぅ…っ❤ んれろぉ…ちゅりゅるぅ…っ、んちゅ、ちぅううう…ッ❤」
下着越しではなく、直接の粘膜接触にて啜る甘蜜。口内にねっとりと絡みつくメスの体液を喉を鳴らして呑み下す。
ずにゅろぉぉおっと彼女の膣内に潜り込ませた太舌が、その美貌からは想像も付かぬ程長く伸びた。あっさりと子宮口に到達した舌先がれろれろと肉冠を舐め回し、のたうつ蛇の如く蠢く舌腹が膣肉のそこかしこをえぐり潰す。唾液の媚毒が膣全体に塗り広げられ、じくじくと感度を高めていく。
そんな同性同士の濃密なクンニリングスで彼女の恥肉を味わいながら、淫乱猫の双手は自らの意思を持っているかのように良く働いた。まずは彼女と自分のブーツを脱がせ、自らの革ジャケットを床に脱ぎ落とす。続いて無骨な太ベルトを外してズボンの合わせを解く際のカチャカチャと耳障りに響く金具の音の忙しなさは、まさに種付けを目前とした雄のそれ。
そうしてそこからぼりゅんっと猛々しく顔を覗かせるのは、マイクロミニのTバックショーツの上端から淫術にて生えいでた凶悪なるふたなりペニス。しかし、キルシュナの頭部にかかったスカートが目隠しとなっているため、彼女がそれに気づくのはもう少し後の事となるだろう。
「んひひひひっ、なんやイリーナ姉やん、エロ声我慢して健気やなぁ❤ せやけど無駄やで? どーせこの後一晩中、お隣さんどころか宿の全員に聞かせる程のいやらし声をあんあんひいひい響かせる事になるんやし❤ ほぉれ、普段からオナニーでいじくりまくっとるクリちゃんも可愛がったるし、イッてまえ❤」
恥ずかしい声をどうにか殺そうとしているのが、スカートの目隠し越しにも感じられた。そんな彼女に到底押し殺す事など出来ないアクメ声を上げさせたい。
そうした思いに誘われるままOの字にすぼめた唇が、潜り込ませた舌でぐいぃいっと膣孔を持ち上げつつクリトリスに吸い付き、ぢゅぅぅうううッと強く敏感な肉芽を吸って彼女の絶頂を促した。
その際も蠢き続ける舌腹は的確にGスポットを弄ぶ。その刺激に負けて潮を噴くなら、変態猫は当たり前の顔をして尿道口から直接その恥液を啜って嚥下するだろう。
■イリーナ > 市場で、衆人環視の前で晒された痴態からはじまった愛撫。
視られていたこと、力で屈服させられたこと、交わらせた舌に今の愛撫。
身体の芯を熱くしたそれらの行為が、女を蝕む媚毒の効果を増幅させていた。
「ぃ、……ぁ。 なが、……いっ」
中に侵入してくる長い舌。
ざらつく舌の感触が秘所の肉壁をざらつかせ、ひくつく肉襞が悦んで迎え入れていた。
内側から染み込んでくる唾液の毒に腰が砕けそう心地よく震えてしまう。
上がる顎に、こらえきれないと鼻と口から吐かれる息は荒い。
閉じた視界でもちかつく光が自分の昂ぶりを否が応でも意識させられ――。
イッてしまえ。
そう囁かれるそれがやけにはっきりと聞こえてしまえば。
「ゃ。 きかれ、ちゃ……ゃ――ぁ、ぁ……ゃ」
直後、吸い上げられる淫核の刺激に、紅い眼が開かれて。
「ゃ、やあ……い、ク……っ、ぃく、いっ、――ちゃ……ぅ! ……きかれ、ちゃう。 みんな、みんな、に――ぃ」
唾液でさんざんに濡れた右手が口元から離れた。
押し殺していた声が、堰を切るようにあふれ出し。
再び震え、ひじからガクつく両の手で空いての頭を抑え込む。
膝が内に折れ、ふとももで相手の頭をホールドさせながらだらしなく開かれた口が絶頂を伝えてしまおうか。
「ぃ、く……ひ、ぃ……ぐ、ぅ――っ!」
震え続けていた身体がびくり、と大きく跳ねた。
力が抜け、緩んだ尿道から押し出される愛液が潮吹きとなって相手に降り注がれ――身体は数秒の弛緩を繰り返す。
相手が許すのならば、力の抜けた身体はようやくベッドに腰掛けることを許すだろうが――。
■キルシュナ > 遂に押し殺す事の出来なくなった甘声が、控えめに、しかして確かな絶頂の艶を孕んで室内に響いた。柔らかく熱を帯びた太腿に挟み込まれた頭部が、一層強く彼女の戦慄きを感じ取る。膣口からクリトリスまで、尿道口も含めて吸引する口腔がしぶく温水を一滴残らず嚥下する。
ベッドの端にへたり込むように腰掛けた彼女をさらなる口奉仕で追撃し、絶頂の余韻を長く濃厚な物にした。
「はぁ…っ❤ はぁ…っ❤ はっ…❤ にひひひひっ、可愛らしイキ声やったねぇ❤ せやけど、一回イッた程度じゃまるで疼きがおさまらへんやろ?❤ ウチの体液、摂取すれば摂取するだけ発情が強まる媚薬になっとるからなぁ❤ 多分姉やん、気ぃ失うまでずーっと発情しっぱなしの発情した猿みたいになってまう思うで?❤」
スカートの暗がりから真昼の陽光の差し込む中に戻した顔は、大口の回りを彼女の淫蜜でべっとりと濡らした卑猥な状態。それを長舌でねろりと舐め取り、ズボンとショーツを諸共に引き下ろしつつ立ち上がれば――――重々しく揺れる巨根が彼女の赤眼にも映るだろう。
褐色肌を更に色濃くした肉胴は弓なりに反り返り、ドス黒く淫水焼けした亀頭の先をヘソの先まで屹立させていた。蔦の様に絡まる血管と雄の逞しさを強く感じさせる筋肉の塊。キノコの様に傘を開いたカリ首は、見るからに女泣かせの凶悪さ。
先端どころか肉幹にまで垂れ落ちた先走りが醸すのは、紛うことなき雄の淫臭。磯めいた生臭さはキルシュナのそれがオークの如き旺盛な生殖能力を孕んだ物だとメスの本能に訴えかける事だろう。実の所キルシュナの吐き出す精液は、淫術の調整によって生殖能力を奪われたイミテーションに過ぎぬのだが、それを伝えて背徳の悦びを奪う様な無粋を犯すつもりもない。
「くくくっ、イリーナ姉やん、今日は大丈夫な日ぃ? それとも赤ちゃんの元がここに出てきてもうとる日ぃ?❤ ウチのザーメンむっちゃ濃厚でアホみたく大量に出るし、そんなん注がれたら一発で妊娠してまうけど、えぇよね?❤ ウチの子、孕んでもらうけど問題あらへんよねぇ?❤」
細めた金瞳が嗜虐の色も濃厚に彼女を見下ろし、にやにや笑いを湛えた口が淫らに宣言する。ギッ、ギシィ…ッとベッドのスプリングを軋ませつつ寝台に乗り上げた身体が、彼女の腰を持ち上げ、シーツに皺を刻み込みつつ正常位の種付け体位を整えていく。
ビクッ、ビクンッと力強く戦慄く巨根が、びゅるっと飛ばした先走りが彼女の下腹、インナーシャツにシミを広げる。そんな挙動はキルシュナが本気で彼女を孕ませ様としているのだと、そうした危機感を強く感じさせようか。
■イリーナ > 足先から頭部まで、全身に廻る快楽の波に溶かされる。
一瞬意識が飛んだからか、彼女を抑え込んでいた手も足も力が抜けてしまいベッドへとへたりこむのだが。
「ぁ……は、や。 だ――っ。 ま、だ。 ィ、って―――~~~ッ!」
追撃とばかりに続いた奉仕で一瞬途切れた絶頂へと再び引き戻されてしまう。
背中からベッドに倒れこみ、背中が反れたからか押し付けるように腰を突き出していた。
余計に密着する相手のご奉仕がさらに快楽を送り込み――。
真っ白なシーツに、さっそくとばかりに愛液の洪水を垂れ流して染みをつくることになるだろう。
「は、ぁ――は、っ、ぁ……そん、な。 こ、と……聞いて、な、ぃ……」
卑怯だ、とばかりに口から言葉がでてくるのだが……。
右の腕が力なく額に置かれてその表情を隠そうとしているけれども隠し切れずに蕩け切った、紅潮した雌顔を晒していた。
その眼前に飛び込んでくる、相手の巨大な一物。
先走る雄の臭いに、自分の愛液で濡れた相手の顔、その表情。
いずれも、これから起こる……抱かれる激しさを連想させてしまい。
まだ痙攣で震える両手が、黒いスカートの端を摘まみ、それを待ちわびて引くつく秘所を晒すように腰のあたりまで捲ろうか。
「ダメ、って言っても……出すの、我慢……できないんでしょ?」
吐かれる吐息は、期待混じりの色を帯びる。
はっ、はっ。と浅く、早く吐かれるそれは、彼女が先ほどいったように色に狂う猿や犬のようでもあるか。
「どう、せ。 出す、なら……気持ちよく、やりなさぃ、よ――」
きて、きて、きて。
蕩けた紅い眼が、強請るように金の瞳に視線を送る。
スカートのすそを離した手が、彼女がガンガンと突きやすいように、その支えになるようにと。
胸を挟んで伸ばされる。
絶頂の尾を引いてガクつく膝が、スムーズな挿入を促すように立てられ、うち膝で彼女を軽く挟み込もう。
飛ぶ先走り汁の軌道を目が追った。
「……ぁ」
その小さな声は、中で、子宮に浴びせられるそれを想像して。
ついこぼれてしまう、期待の吐息か。
■キルシュナ > 「んふふふっ、嫌なら必死で抵抗する事やねぇ❤ 全部外に出してまえば早々妊娠はせぇへんやろうし―――あ~せやけどどやろうなぁ、外に出してもザーメン塗れのちんぽを突っ込むやろし、やっぱり妊娠してまうかもなぁ?❤ まぁ、ウチの子種相当優秀やろうし、メスとしては悦ばしい事やない? イリーナ姉やんの子宮も……ほれ、きゅんきゅんって悦んでもうとるやん❤」
彼女の下腹部の添えた手が、しなやかに引き締まりつつも女の柔らかさも有する肌を押して子宮を圧迫する。そこに乗せた巨根は、生娘であれば恐怖を覚えるだろう位置まで先端を届かせている。これ程に太いモノが、こんなに深い場所まで潜り込んでくるのだと、視覚にてはっきりと教え込むだろう。
蕩け顔を中途半端に覆う細腕が、隠しきれていない頬の赤みや口元の緩みを余計に際立たせていていやらしい。そこからこっそりと覗かせた赤瞳が、興奮も露わにビクつく肉蛇を見つめている。完全に雌の表情。自らスカートを捲りあげ、絶頂の余韻に戦慄く肉孔を露わにする所作が、完全に種付けを受け入れている。
にもかかわらず、口先だけは小生意気に、嫌だけど好きにしなさいよなんて言葉を紡ぐ。ニィッと持ち上げた唇端が鋭く尖った八重歯を覗かせサディスティックな笑みを浮かべて
「―――――んほぉぉぉおぉぉおっ❤❤」
ずにゅるぅぅぅうん―――どすんっ❤
たっぷりの愛液を湛えて受け入れ準備を整えた彼女の肉孔に、その剛直を深々と挿入した。他人の熱が、凶悪なまでの強張りでもってぴっちりと閉ざされた雌肉を掻き分け胎内を蹂躙する。ドスッと突き上げられた子宮口が、それでもまだ足りぬとばかりに潰されて、更に深い侵入を余儀なくされる。
先の市場でも見せた通り、普段は男勝りなのだろう戦闘能力を有する彼女が、この時ばかりは雄に組み伏せられて好きな様に喘ぎ泣かされるただの雌に過ぎぬのだと否応もなく気付かされる事だろう。
しかし、雌孔の蕩ける熱に恍惚とした表情を見せるのは、切れ長の金瞳を飾る睫毛も長い若い娘の美貌。下肢も剥き出しの体躯に唯一残ったヘソ出しタンクトップの胸元も、男とはまるで異なる豊満さで下方から伸ばされた手指を柔らかく受け入れていて、今彼女を犯しているのが同性であると知らしめる。
だというのに――――。
「んぉっ、おっ、おっ、お゛ほぉおおっ❤」
ギシッ、ギシッ、ギシィッとベッドを軋ませ揺さぶる腰が、ゴヂュッ、ドヂュッ、バヂュンッ、グヂュンッと雌肉の泥濘を掘削する様は雄そのもの。行為慣れしていなければ痛みばかりを感じるだろう、遠慮も呵責も存在しないポルチオ攻め。リズミカルに振りたくられつつも、きっちりと角度を調整した亀頭が、出たり入ったりを繰り返す最中にGスポットの膨らみを抉る。
■イリーナ > 「よろ、こんで……なんか」
準備万端なのに、じらすかのように語られる言葉。
はやく、という想いが身体に出たのか、腰がくねりシーツに皺を作っていく。
下腹部に添えられた女の手と、相反する肉棒。
それぞれ違う熱に触れられた時には素直に小刻みに震える身体。
彼女の言葉通りに秘所が悦びで締まり、子宮がそれを待ち望んでいるのを感じ取りながらも誤魔化すように顔をそむける。
が、様々な所作が女が待ち望んでいるのを隠そうともしておらず。
みちり、と入り口で押し付けられた亀頭の圧迫感に。
「――ぁ、はっ……」
嬉し気に、唇の端が上がる。
そこからせり上がってくるであろう熱に、圧迫感に、期待に胸を躍らせて。
「ぁ――ぐ、ぅ………ぅ、ん!」
苦し気に呻きながら、受け入れ万端な中を押し進んでくる力強さに悦びで口が開く。
こじ開けられながらも、直後には肉襞がその肉棒に絡みつく。
きゅう、きゅう。と待ちわびたそれを味わうように締め付けながら、細い指が相手のおなかから胸へ。
柔らかなそれを、きゅぅ、と細指をうずめながら。
自身を貫く雄と、指に伝わる雌のアンバランスさに理性が蕩けさせられていく。
「ぁ、ぐ、……お、く――ぅ、っ!」
突き上げ、抉るそれが。
子種を求めて、求めて、待ちわびて降りた子宮口を潰し、突き上げる。
そのたびに、首を振って柔らかな銀の髪を左右に揺らしながらだらしなく開かれた口の端から唾が垂れていく。
「ひ、ぐ……ま、た……ぃ、ぐ……いっ、ちゃ――」
奥の奥、貫かれた衝撃と大きな快楽に脳が染まり。
がく、と女の顎が上がり痙攣をおこしてしまう。
そこから、抉り取るように引かれれば先ほどの潮吹きで残っていた快楽のままに、緩んだ尿道から愛液が飛び、二人の下半身を。
結合部分を濡らし、混じりあう音が卑猥さを増していく。
「―――っ、はっ! …ぁ、は、っう」
そんな絶頂も、竿で膣内を抉られるたびに、絡みつく肉襞を削られるたびに意識を引き戻させられれば。
紅い眼の端に潤んだ涙がたまり、流れ。
「ゆる、し――てぇ! なん、回も――いか、せ……いかせ、ない。 でっ――ぇ~~~ッ、あ!」
口とはまるで逆に、子種を求める子宮が、秘所が、身体の震えが。
犯される行為を肯定するように悦ぶ様をさらけ出す。
だらしなく開いた口が、潤んだ紅い瞳が、激しさを求める。
彼女の胸の頂をこねる指が、その腰遣いを逃がさないように絡む足が、逃がさない。
……一緒に、高まろうと。 高い高いところまで達してしまおうと。
■キルシュナ > 『早くザーメン注いで❤』と言わんばかりに締め付ける淫肉。銀の艶髪を乱し、緩んだ唇から唾液を溢れさせる美貌のいやらしさに興奮し、キルシュナの巨根がビクンッと彼女の胎内で大きく跳ねた。
「にゃははッ❤ もうイッてもぉたん?❤ ハメ潮まで噴き散らして、これで種付け望んどらんとか、誰が信じるんやろねぇ?❤ んはっ、にゃははははっ❤ またイッとる、あっは❤ んぉっ、お゛ぉうぅう…ッ❤❤」
遂には哀れみを請う雌の懇願さえ口にし始める弱々しさに、肉食猫は更にSっ気を刺激されて腰の動きを早めていく。そして、こんな状況にあっても周辺警戒を怠らぬ暗殺者の鋭敏な知覚が、ピククッと震わせる猫耳で隣室の気配を感じ取り、その大口をニヤリと歪めた。
「はっ、はっ、はぉっ、はぉうぅんっ❤ なぁ、姉やん、気付いとったぁ? さっきの市場からなぁ、何人かウチの後付けて来とったよぉ?❤ 今頃隣の部屋借りてぇ、はっ、はぁっ、ん、お゛ほぉ…っ❤ イリーナ姉やんのエロ声、聞いてちんぽ扱いとるんちゃうかなぁ?❤❤」
猛々しく張り詰めた亀頭が、カリ首の段差で臓腑そのものを引きずり出すかに膣襞を擦る。野太い体積を失った真空状態で閉じた膣孔が、切り返しの突き込みに無理矢理割り拡げられ、ゴヂュンッと子宮口だけでなく横隔膜まで跳ね上げる。
下方からの乳揉みへのお返しと言わんばかり、こちらも彼女のインナーシャツを捲りあげて乳房を露出させ、重力に拉げた豊肉を鷲掴む。男じみて乱暴な乳揉みは、しかし、同性ならではの完璧な手加減で、痛みを感じるギリギリ手前の肉悦だけを送り込む。
猫尾を立たせたまま振りたくられる腰に彼女の脚線が絡みつけば、どうしようもなく種付けを願う雌の本能を感じ取り
「あっは❤ そろっ、そろ…あっ、ンぉっ❤ イく、でぇ?❤ ウチの特濃ふたなりざーめんぅ…っ❤ ほらっ、ほらっ、ほらぁっ❤ エロまんこの一番、奥、でぇ…っ、受け止めながらぁ、あっ、はっ、はぉっ、はおぉッ❤ イケッ、イッてまえっ! 中出しキめられながら、種付けアクメでイきちらせッ!❤❤ おっ、お゛ッ、んおぉぉおぉおお―――ッッ!❤❤」
隣室に聞かせる様に蕩け声を響かせながら、肉打ちの交尾音も高らかに腰を振りブクッと膨らんだ雄蛇の頭部を子宮口にゴスッと打ち付け――――ぶびゅるぅうぅぅうううッ❤ と多量の精液を浴びせかける。
ぶびゅくっ、びゅくんっ、ぶびゅるるるるぅうッ❤
立て続けに何度も何度も叩きつけられる爛れた熱が、密着する膣襞と痙攣する巨根の肉胴の合間になだれ込み、次から次に吐き出されるザーメンにトコロテンめいて押し出されて結合部からびゅるりと溢れる。
それは液体というよりは潰したプディングとでも言うべき半固形。常人の数倍は濃いだろう精子の群が、常人の数十倍の量で女の胎内で荒れ狂う。
■イリーナ > 「ひ、ぐ――ぅ。 な、か。 くる、し――ぃ」
中で跳ねる肉棒が、膣内を抉るのが、くるしくもあり……それ以上に快楽に塗り替えられていく。
「だ、って――さ、っき……イっ、た……ばっか、で、ぇ―――ぁ、っ!」
唾が糸を引く口が開かれながら言い訳じみた言葉を吐くが、より早さを増していく腰の動きに言葉が途切れ途切れになり。
「な、ぁ……や、ゃ……だ、ぁ……きか、きかない、で……ぇ!」
紅い瞳が驚きで見開き、やだ、やだと首が小さく振られるが。
意識をさせられれば、締め付けが一瞬、強くなる。
「ぁ、や、ヤ、……だっ。 イ、ク。 ま、たイく……っ」
気持ちよさげに露出された胸を揺らせながら何度も、何度も奥を貫かれる。
この挿入だけで何度達したか分からないぐらいに溶かされる。
「イく。 い、ぐ……ぅ。 な、か……なか、出されなが、ら……きかれなが、ら……いぐ。 いっ、ッく―――ぅ!」
ベッドの軋む音、潰れ、跳ね、濡れていく愛液の交わる音。
打ち込まれる腰の結合音に、二人の重なる、隠す気のない艶声。
相手の声量につられるように、開かれる口からは絶頂を告げる声が高らかに。
子宮口、亀頭で押し上げられぷくり、とそれが膨らむのを感じ取れば。
脚に込められた力が、彼女の背中をぐいと引き寄せる。
奥へ、奥で。
濃厚な、熱い、熱い白濁液が浴びせられるのを感じ取れば。
開かれた口からは声にならない悲鳴が上がり。
「――――~~~~~ッ!」
ひく、ぴく。と肉棒がびくつくたびに腰が浮く。
きゅう、きゅうと秘所でそれを一滴残らず吐き出させんと雌の本能が肉棒へと絡みついてしまう。
それでもおさまりきらず溢れた、互いの混じり液が、ぷぴゅ。と少し間抜けな音を立てながら溢れてベッドを汚そう。
腰に絡めた足が、力が抜かれていく。
激しく肩を上下させて、右腕で先ほどのように額を抑えながら半開きの潤んだ瞳が相手を見上げていた。
ただ、しばらくは射精が落ち着き、引き抜かれるまでは。
女は一言も発することができず、荒い呼吸を繰り返すばかりで、その余韻に浸ることだろう。
■キルシュナ > こちらが一度果てるまでに何度も何度も高みに昇る銀髪娘。
万力の如く締め付ける膣痙攣を力づくで屈服させるかの腰の動きが、更に結合を深めて種付けを確実なものにさせる様な脚線に肉欲を爆ぜさせた。
ぽた…、ぽた…、と褐色肌を伝い落ちる珠汗で組み伏せた雌の柔肌を濡らしつつ、しゃちほこばった絶頂姿勢を保っていた体躯が遂にへたりと彼女の上に倒れ込む。
眼前の首筋に浮かぶ汗を何となく舐め取りつつ、柔乳に重ねた手指で乳首を捏ねくり回す甘やかな小休止。未だに硬度を保ったままの巨根は彼女の膣内に埋めたまま。浅く優しい抽送で、注ぎ込んだザーメンを彼女の膣肉に塗りつけながら
「はぁっ、はぁ…っ、はっ、はぁ、ぁ……っ❤ いやぁ、むっちゃ出たわぁ…❤ これ、絶対に孕んでもうとるよねぇ?❤ イリーナ姉やん、ママになる覚悟出来とるぅ?❤」
そんな戯言と共に彼女の頬に添えた手で紅潮した顔を横向かせ、その唇にんちゅぅ❤ と吸い付く。もう彼女の身体はどこもかしこも己の物だと言わんばかりに舌を伸ばし、その口内に媚毒の唾液を塗り広げる。唾液の数倍の効果を持つ精液は、今も彼女の膣粘膜から吸収されて、終わらぬ発情で子宮を疼かせている事だろう。
そして彼女の膣肉は、絶頂直前でお預けを食らっているかの様な敏感さで咥え込んだままの怒張の形を強く意識しているはずだ。
「ほれ、姉やん。今度は横向きでセックスしよか。片足持ち上げて、ウチの腰に絡めて、んふふっ、こうするとちんぽ、やばいトコあたって気持ちえぇんよ?❤ ザーメン塗れのエロまんこ、イリーナ姉やんの愛液とウチのどろどろミ精液でぐちょぐちょに泡立てたるな?❤」
正常位で彼女を抱いたまま、ころんと身を転がして作る横臥の姿勢。
こちらもタンクトップを捲りあげ、汗浮く爆乳を彼女の豊乳を密着させつつ再びその唇を奪い、ずにゅるぅう…、にゅろぉおお…っ❤ と緩やかに腰を動きを再開させる。
幾度も体位を変えて、時に引き抜き気紛れにお掃除フェラさせてみたり、クンニリングスで啜り上げたザーメンを口移しでお裾分けしたりしつつ、何度も何度も彼女に放つ多量の精液。
入室時、食事は部屋に運ぶ様に頼んでいたので、まだ幼い女給に濃厚セックスを目撃されてしまったりもして、その際もぐっぽりと巨根を咥え込み、白く泡立つ淫液のデコレートも猥褻な結合部を隠す事は許さず、むしろ見せつけて彼女の羞恥を煽りながら行為に浸る。
食事やトイレ、ピロートークの小休止を挟みながらも終わることのないレズ行為。淫術によって生えた巨根は疲れ知らずの絶倫ぶりを発揮して、強すぎる肉悦に気をやる彼女も淫術の体力付与で復活させて、結局夜がとっぷりと耽るまで2人の淫行は続けられる事となるだろう。
全てを終えたベッドは、湿っていない場所を探すほうが大変という有様になっていただろうが、それでも淫乱猫の寝顔は非常に満足げな物となっていたとか。
それに対して変態猫の媚毒体液漬けにされたイリーナは、数日の間発情期の獣人の如き淫欲を持て余して悶々とする事になるのだろうが、それとて悪戯好きな変態猫の愉悦とされてしまうのだった―――。
■イリーナ > 「……はぁ、はっ……ぁ……は、ぅ」
薄く開いた紅い眼が、自分の上で腰を突き出す姿を眺めていた。
やがて、それが倒れこむようにのしかかってくれば、柔らかな互いの胸がクッションとなって。
その衝撃に軽く身震いし、へたりこむ彼女の顔を優しく指がなでるだろう。
「……だし、すぎ……よっ。」
小さく、文句のように言うけれども。どこかその表情は柔らかい。
優しい腰の動きでぐちゅり、と互いの愛液がつぶれる様はなんともまぁ卑猥な物として隣の部屋に響くだろうか。
「……まだ、硬いし……どうなって……母親は、いや、かなぁ」
とはいいつつも、いまのこの快楽から逃れる術を女は知らない。
繋がったまま絡む舌は、先ほどの激しい交尾とは違う楽しみを味わうように絡み合う。
時折、疼きで震える身体が、さらなる子種を求めてひくつき絡む秘所が女の気持ちを伝えてしまうことだろう。
「……ん、もう。 もう少し休ませて……よ」
とは言いながらも、言われるがままに左足が上がり、半身の姿勢。
両手が、期待で膨らむ心境を現すように濡れたシーツをきゅっと握りこみ。
結局、繋がりっぱなしで。
秘所に互いの愛液を混ぜあわせながらのぐちゃぐちゃの混じりあい。
それを、隣の出刃亀さんに、通りがかるカップルに聞かせるように身体を重ねることになるだろう。
時折、見せる口や手でのご奉仕は一応職業としているからかマウントを取りかけるけれども―ー。
「ひ、ゃ……だ、ぁ! ゆる、ゆる、してー―ぇ、っ――!」
結局は、一回の挿入でひっくり返されてしまうことになるだろう。
幾度となく達しながら。
顔で、口で、胸で、そして何度も何度も秘所で、子宮で白濁液を浴びせられる。
体中を互いの汗と愛液で塗りたくりながら。
気絶させられることも許されないまま貪りあうことになるだろう。
気が付けば、陽はくれ、月も昇って沈み、新しい朝がくる。
しばらく、疼く体と。 それで仕事ができないことに紅い眼の女は悩まされることになっていた。
―――時折、どうしようもなく、この日を思い出すことがあれば。
「ねぇ、次は……いつ会えるのかしら?」
妖しい猫娘を探す姿がどこかで覗かれることになるかもしれないか。
ご案内:「平民地区 露店市場」からキルシュナさんが去りました。
ご案内:「平民地区 露店市場」からイリーナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/繁華街」にカインさんが現れました。
■カイン > 騒々しい平民地区の繁華街の真っただ中、
露店で買ったらしい飲み物を片手に道行く人を眺めている男が一人。
誰も彼もが随分と忙しそうに立ち回っていく様子を何処か他人事のように眺めていた。
「いつ来ても騒々しいよなあ、この辺り。
仕事で来る分にはこの騒々しさが面倒ごとだがオフなら気楽なもんだな」
どこか上機嫌に漏らしながらもどこかで騒動が起きたのだろう、
聞こえてくる怒声の方に視線を向けてヤジを飛ばす始末。
仕事らしい仕事もなくたまには休みと位置付けての散歩の最中だけに、
普段用心棒をしてる時の飯のタネも気楽に楽しめる余裕がある。
■カイン > 「相変わらず騒動は起きるもんだなあ。
同業者の連中には同情するというか…お、やってるやってる」
近くで始まった女の子にちょっかいをかけようとした男に対し、
用心棒らしき人影が仲裁に入った様子に笑いながら見物の構え。
最も男自身、自分で軽口叩くほど平和な事は稀なのだが。
直にちょっかいかけてた男がノされて影に引きずり込まれていく様子に、
残念と言わんばかりに肩を竦めながら見ると無しに道行く人や客引きを眺め始め。
「ま、口説ける相手には事欠かんと言えば事欠かんのだろうが…」
この辺で不用意に声をかけると後が怖いなと肩を竦める。
■カイン > 「ま、こんなところで仕事思い出すのもなんだしな。
折角だし酒でも飲みに行くとするか」
何を飲むかなと居並ぶ酒場を一瞥してから雑踏に紛れていく。
軽い足取りを隠すことなく酒の勘定をしながら去っていくのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/繁華街」からカインさんが去りました。