2019/04/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/繁華街」にカインさんが現れました。
カイン > 騒々しい平民地区の繁華街の真っただ中、
露店で買ったらしい飲み物を片手に道行く人を眺めている男が一人。
誰も彼もが随分と忙しそうに立ち回っていく様子を何処か他人事のように眺めていた。

「いつ来ても騒々しいよなあ、この辺り。
 仕事で来る分にはこの騒々しさが面倒ごとだがオフなら気楽なもんだな」

どこか上機嫌に漏らしながらもどこかで騒動が起きたのだろう、
聞こえてくる怒声の方に視線を向けてヤジを飛ばす始末。
仕事らしい仕事もなくたまには休みと位置付けての散歩の最中だけに、
普段用心棒をしてる時の飯のタネも気楽に楽しめる余裕がある。

カイン > 「相変わらず騒動は起きるもんだなあ。
 同業者の連中には同情するというか…お、やってるやってる」

近くで始まった女の子にちょっかいをかけようとした男に対し、
用心棒らしき人影が仲裁に入った様子に笑いながら見物の構え。
最も男自身、自分で軽口叩くほど平和な事は稀なのだが。
直にちょっかいかけてた男がノされて影に引きずり込まれていく様子に、
残念と言わんばかりに肩を竦めながら見ると無しに道行く人や客引きを眺め始め。

「ま、口説ける相手には事欠かんと言えば事欠かんのだろうが…」

この辺で不用意に声をかけると後が怖いなと肩を竦める。

カイン > 「ま、こんなところで仕事思い出すのもなんだしな。
 折角だし酒でも飲みに行くとするか」

何を飲むかなと居並ぶ酒場を一瞥してから雑踏に紛れていく。
軽い足取りを隠すことなく酒の勘定をしながら去っていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/繁華街」からカインさんが去りました。
ご案内:「夜の街 路地」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 夜の街の喧騒が少し遠くに聞こえる、平民地区と他の地区の行き来に使われる路地。
ふら、ふらと安定しない足取りで其処を歩く小さな歩幅が止まり、弱々しく廃屋の壁により掛かる。

「…うー…ヘンな、気分…
帰ったら、お薬、作らなきゃ…」

夜の出店で夕食のかわりにとバターの香るパンと、ミルクセーキと、果実の飴とを買い食いしたあたりから、
咳も熱も無いけれど、何処かぽわんと頭に靄がかかったような、
熱っぽいような妙な体調の変化を感じる。

店主が悪戯に酒か、妙な薬でも混ぜたのだろうか。

「もー、ヘンなもの、買い食いしないようにしよ…っ…
…だめ、休憩…っ」

その場に弱々しくへたりこんで、うずくまってしまう。
少し息を整えて、ちゃんとしたところに腰掛けるなり、眠るなりしなければ。

ご案内:「夜の街 路地」にシュミーさんが現れました。
シュミー > 近道だから、と帰り道に選んだ暗い路地。
踊り子の仕事帰りに、どこか酒場にでも寄ろうかと思ってたところ。
危険はあるが…この街ではどこも危険だろうと開き直っており。

その路地で、妙につらそうな小さい姿を見つける。

声をかける義理もないのだが…見てしまった以上、辛そうな相手を放ってはおけず

「…大丈夫?」


近くに寄っていき、逃げられなければ話しかけよう。
よく通る、少し高い声。
桃色の長い髪が揺れて…
薬師が顔を上げるなら、少し心配そうな、金色の瞳が映るだろう。

タン・フィール > うつらうつらと頭を重たげに揺らしながら顔を起こせば、
長いまつげとあどけない顔立ちの薬師が、僅かに霞む視界の中に、
このご時世、治安の悪いこの場所で声をかけてくれた女性を見とめる。

「…だれ…?……きれいな、ひと……」

その、街なかで見かけぬ艶やかさと美しさを兼ねた体と、そのラインがよく見える踊り子服は、
妖精か、精霊の類が声をかけてきたのかと錯覚する。
思わず、視界に飛び込んだ情報をそのまま口走る、柔らかな唇。

「…帰り道の最中、なんだか急にクラクラってきちゃって…
あの…このへんで、どこか休めそうな場所、知りませんか?」

路地の冷たい石床や壁に、ぺたんと座り込んだ素足や薄手のシャツが密着してる様子は、いかにも寒そうで。

周囲は人気はないが、簡単な酒場や宿もあるし、
そこまで歩かぬ距離には、体を休めるベンチなどもあるだろう。

シュミー > 相手を見て、貧民地区の子供?と首をかしげる
素足であり、衣服も…薄手のシャツしか纏っていないように見える相手はとても寒そうだ。

例えそうだとしても…自分が酒場のマスターに拾われた時のことが頭によぎり見捨てる選択肢はなく。

「私の顔は…見えてるみたい…かな。よかった。
……ん…休めそうな、場所?」

うーん、と考える。
今の時間、知らない酒場は論外だ。泥酔した輩が多く…絡まれたときに面倒。
宿は…選択肢としてはあるが…と、そこで1つ案が浮かぶ

「…肩、貸してあげるから。少し、歩ける?…私が働いてる酒場なら、ゆっくりできると思う。
マスターが優しいから、色々融通も利くし…」

丁度位置としては近いところに、今しがた仕事を終えたばかりの自分の職場がある
貧民地区と平民地区の境にあるそこならば、無茶を言って水や食べ物をマスターに用意してもらえるだろうと考えていて