2019/03/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/ギルド酒場」にアリサさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/ギルド酒場」にブレイドさんが現れました。
■アリサ > 『お待たせしましたぁ~』
テーブルの上にお酒や料理を並べていく店員。
野菜、肉料理、焼きたてのパンと食欲をそそるものが多い。
「それじゃ、今日の冒険の成功を祝って」
置かれたお酒―甘めの果実酒―を掲げる。
■ブレイド > 「おう、ありがとな」
愛想よく対応してくれる店員にひらりと手を振ってから
手にとったグラス。
眼の前の少女が掲げたそれに軽く当ててから一口。
「ゴブリン退治くらいではしゃぐなよ。乾杯」
こちらも果実酒。ほの甘く爽やかなりんごの風味だ。
■アリサ > 「はい、乾杯っ」
掲げたお酒を当て、乾杯を行なう。
一口で注がれたお酒の半分を飲み干し、ブレイドを見る。
「ゴブリン程度、とはいいますけど侮れば危ないですから。
私1人でしたら、もしかしたら生きて帰っていないかもしれないですし。
だから、ブレイドさんがきて下さって助かりました」
一口で酔っ払った、というわけではなさそうだが、えらく上機嫌で、ニコニコしながらお礼を言う。
■ブレイド > 乾杯するやいなや半分とは…
なかなかのペースだ。悪酔いしなければいいが。
自分は一口程度にまずは済ませておく。
正直腹も減ってるし、まずは食事だ。
「そりゃわかってるさ。
オレも何度かやられかけたことあるし…
でもアンタだって、討伐依頼は初めてじゃねーだろ?
ま、つまんねー話するのもアレだな。せっかくの依頼達成の後だってのに」
肉料理をさらにとって、もっすもっすと食べつつ
少女の方にも食事を勧める。
■アリサ > 勧められれば、ナイフとフォークを使って肉やら野菜やらを食べていく。
「……そうですね。
オークやインプなどならあるんですが。
ゴブリンのみ、というのは実は初めてなんですけどね」
きっちり肉を切り分け、口に運んで口元の油を拭いてはそんなことを言う。
他の群れに混ざったゴブリンなどは対応したことはあるが、単体というのは初めてだった。
「仲間がいると、やっぱり助かります。
ブレイドさんは特に、周りを良く見てくださってるのでこっちも集中できますし」
■ブレイド > 同業者と言うだけあって、むしゃむしゃとよく食べる。
自分もサラダにドレッシングをダバーっとかけつつ彼女の話を聞く。
それにしたって、オークはフィジカルで言えば、ゴブリンなんか目じゃないし
インプは小さくすばしっこい上に魔法を使う。
厄介さで言えば、ゴブリンよりも圧倒的に上だ。
「むしろ、そんだけやれれば上等だろ。
オークやらインプやらに比べりゃ、ゴブリンは数がちょっと多い程度だし…
今度は一人でやれるんじゃねぇか?」
まぁ、その数が厄介なので一人でゴブリン退治など、小規模の群れとわかっていなければ避けるべきなのだが。
「軽口は置いといて…なぁに、アンタはオレに比べりゃだいぶヤるみてーだからな。
足を引っ張るわけにも行かねーし、できることやっただけだって」
双方のグラスに酒を追加で注ぎつつ
■アリサ > 「そう、でしょうか。
そう褒めていただけると嬉しいです」
ちょっと照れつつも、純粋に褒められればうれしそうな顔で。
彼女にとってすべてが脅威であり、よほどの存在以外は同列に見ている。
少なくとも今のところは。
「私はそんな、道具に頼ったものですから。
ブレイドさんみたいに地力があるってものではないんですよ」
冒険中、何度か見せたかもしれない。
アリサが槍を投げれば吹雪が起こり、相手を凍りつかせたこと。
槍術は一般レベルではあるものの、その槍自体はマジックアイテムらしい。
■ブレイド > 「おう。自信持っていいんじゃねーの?
でも、さっきのは冗談だからな。
できるだけ討伐依頼は誰かと一緒に受けろよ?
アイツラに捕まりゃどうなるか…わかってんだろうし」
一人でいって敗北すれば、死、もしくはそれよりもひどい状況になるだろう。
見目麗しい女性であればなおさらに。
こちらとしては知り合いがひどい目にあうのはごめんであるし。
「道具は道具だ。それをうまく扱えるってのも実力だろ。
もし今の装備がなければーとか、そういうことは別にいいんだって。
逆に、アンタの槍をオレがもったところで、アンタほど強くなれるわけじゃねーし
下手すりゃ今のオレより弱い」
謙遜しているのか本心かはわからないが、笑って答える。
槍術自体がたいしたことなかったとしても、マジックアイテムとしてうまく使える。
彼女の得物に関してはそれが重要なのだ。
■アリサ > 「ええ、勿論。
捕まるのだけは……本当に、嫌ですから」
自死できれば御の字。
それすらできない環境で、一生孕み袋は願い下げだ。
ゆえに、多少報酬が減っても仲間は組むようにしている。
それをやるようになったのは最近の話だが。
「……ふふっ、ありがとうございます。
そうですね、確かにその通りです。
でも、ブレイドさんより強いかはちょっと疑わしいですが」
彼に言われたことは正しいと思える。
もし、似たようなことを誰かに言われれば同じように返すだろう。
ゆえに褒め言葉はちゃんと受け取りつつ。
しかし彼より強いかといわれれば首を傾げつつ。
■ブレイド > 「オレも暇してたら付き合ってやるから…
そんときは声かけろよな。
報酬はもちろん山分けってことにゃなるけど
命の値段と思えば安いだろ。できれば今回見たく二人より、もうちょっと人数ほしいけどな」
自分はソロ冒険者で、しかも男であるから
一人でもたまに討伐依頼を受けたりする。
だが、それにしたって事前情報がしっかりとしており
一人でも対応できる程度の群れであったり罠にはめやすい地形であることが前提だ。
「まー、そうだな…あんたが普通の槍を使って
オレも普通の武器を使えば、オレの勝ちの目もだいぶ出てくるだろうな。
けど、その槍を使うアンタなら、今のオレくらいなら影も踏ませねーだろうし」
彼女は首を傾げているが、遠・中距離を支配されてしまうと、自分のように近づいて斬るしかできない手合は
それこそ異常に移動が早かったり、瞬間移動ができたり、得物を投げたりくらいしか対処法がない。
だから、これは腕の問題と言うよりも、相性の問題だ。
「ま、近づきゃ多分、オレのほうに勝機はあるかな。
つまり、あんたに敵が近づいてきた場合、オレがフォローできるってわけだ」
■アリサ > 「ブレイドさんさえ良ければ、私が所属しているチームのメンバーを連れて行くのですが……。
いえ、それよりブレイドさんも同じチームに入りませんか?」
お酒を飲み干し、さらに追加で注文する。
少しずつ顔は紅くなっており、酔いもいい具合にまわってきているようで。
「あはは、この槍は割と反則ですからね。
普通の槍を使ったら、ブレイドさんに懐に入られて終わっちゃいますね。
今度、模擬戦でもしてみますか?」
動きを見ていた限りはちくちくといやらしい攻撃を続ければいけそうな気もするが、逆に懐に入られたら負けるまで離せないだろうとは思いつつ。
■ブレイド > 「別にそれくらいオレに断りいれなくても…まあ、チームの連中と予定が合わねーときとか……
はぁ?」
ちびちびと飲んでいるが、自分もそろそろ酒が尽きる。
おかわりを彼女に便乗して注文するも、突拍子もない事をいきなりいうので
へんなこえがでてしまった。
「なんだ?酔ってんのか?
チームって…オレが?冗談だろ?」
突然のスカウトに動揺してしまった。
これまで基本的にソロでやっていたし、途中一緒にやっていた仲間は今育児に忙しい。
いままで一人なれしてきたせいか、チームプレイと言うのにあまりなれていないのだ。
「模擬戦ねぇ。そういやそういうのはやったことねぇな。
いいかもしれねぇが…」
そういえば、王城のどっかの騎士と一回やったきりだったか。
さんざ実力の差を見せつけられて終わったが。
■アリサ > 「大丈夫です、酔ってはいません。
別に変なことじゃないと思いますよ?
ブレイドさんがさっき言った通り、討伐依頼は複数人で受けるべき。
であれば、チームを組むのは自然なことだと思いますよ?」
腸詰を口に入れて噛み切る。
ぱりっという音が程よく焼けている証。
そこにお酒を流し込んで、ふぅ、とため息をついた。
「今後、何回もパーティを組むことがあるかもしれませんので。
もしよければブレイドさんの戦い方をちゃんと知りたいなと思いまして。
だめでしょうか?」
■ブレイド > 「酔ってはいるだろ…顔赤いぜ?」
確かに彼女の言うことはもっともだ。
チームでやっている方が大きな依頼も受けられるし
討伐依頼も楽にこなせる。
なにより、一人でやっていたことを他人に任せられるのだから大幅に負担が減る。
いいことづくめだ。
彼女と同じく腸詰をパキッと。こちらは白肉でハーブ入りだ。
同じように一口、酒で喉を潤してから
「そうだな…本格加入かはおいといて、たまに手伝うくらいならいいぜ?」
ここで渋るのは自分がミレーだからだ。
ミレーに偏見のない人間も割といることは知っているのだが、彼女の仲間や彼女自身がそうだとは限らない。
バレた瞬間に酷い目に遭う可能性だってある。身長になるに越したことはない。
「模擬戦に関してもそうだな…暇な時にな」
■アリサ > ブレイドの返事ににっこりと笑い、頷く。
「ええ、それで構いません。
人には相性がありますから。
何度かやってみて、ダメならば抜けてもらって構いません。
チームリーダーがバカすぎてついていけない、なんて理由でも構いませんから」
リーダーを自然に馬鹿にしつつ、そんな感じでブレイドの加入を歓迎する。
勿論、次は仲間への紹介をしないとだが。
「暇なとき、ですか。
そういえばブレイドさん普段はどこにお泊りを?」
■ブレイド > 「馬鹿なのかよ…将来不安だな…
大丈夫なのか?それ」
リーダーが愚かであれば、内的要因であれ外的要因であれ
遅かれ早かれそのチームはダメになる。
バカが末端であればまだ修正は効くが、決定権を持つものが馬鹿であると救いようがない。
正直不安を感じながらも、今は外様であるというスタンスを守っていけば
いざそのバカのせいで危険な状況に陥ったら、切り捨てて逃げることにもあまり罪悪感を感じないかもしれない。
まぁ、見てから判断すればいいか。
「んー?泊まってるとこ?
いちおう、貧民地区の廃屋街で…」
ともあれ、あまり警戒する必要はあるまい。少なくとも彼女は。
メインの住居を教えつつも、たまに外泊することは多々あると伝えておく。
■アリサ > 「馬鹿ですけど、愚者ではないので。
それにリーダーといっても、絶対に逆らってはいけない、というわけでもないです。
いい子ですよ、あの人は」
盲目なのかもしれないが、それはある意味信頼なのかもしれない。
しかしリーダーを馬鹿だとは思っているが。
「そうなのですね。
私はこのあたりの宿に泊まってますので、何かあったら訪ねてください。
私も、ブレイドさんの依頼にはできるだけ手伝いますので」
祝はl九場所を訪ねたのはつまり、連絡を取りやすくするためだけで。
知らないと会うことも難しいからね。
■ブレイド > 「いいやつか悪いやつかは関係ねぇって。
みんなの命背負うやつが馬鹿ってのは…まぁ、少し考えたほうがいいかもなってだけだ。
いい感じに手綱を握ってるやつがいるとかならいいけどよ」
彼女の持つ信頼に対して、こちらはむしろ不審を募らせる。
顔合わせもこのあとあるだろうが…はっきり言えば不安だ。
その場で喧嘩別れになりそうで。
まぁ、それはそれでこちらの正体がバレることもなくなるのでいいのだが。
「まぁいいや。
もし抜けたとしても、アンタが悪いやつじゃねぇのは何となくわかるし
チームとか抜きで手伝うから気兼ねすんのなよ?」
教えられたのは知っている宿だ。
場所を詳しく聞く手間が省けたというもの。
果実酒を一口飲んでから一息。
彼女は何かあったらと言うが…あまり私用で他人に頼るということが得意ではないことは黙っておく。
■アリサ > 「そうですね、ベテランの方がチームに居るのでそこらへんは……。
……大丈夫だと思います」
一瞬、間を開けて返事をするのは本人も微妙に不安に思っているため。
とはいえ、ベテランなのは間違いないし、彼がいるからあのチームもやっているとは思いつつ。
「ふふっ、ありがとうございますブレイドさん。
その時はぜひお願いします。
……たぶん、何度も頼らせてはもらうかもしれないですけど」
苦笑する。
チームを組んでいるとはいえ、今回のようにいつも一緒に行動しているわけではない。
なので、こうやってチーム外でも繋がりが出来るのは嬉しいことで。
「さて、それじゃあもうしわけないのですが、そろそろお暇させて頂こうかしら」
■ブレイド > 「だとありがたいけどな」
見てみれば皿の料理もなくなり、酒ももうない。
流石に腹具合もいいかんじだし
彼女の顔はそれなりに朱に染まっていて
これ以上飲めば悪酔いしそうだ。
帰り道に襲われてもおかしくない。
「別に頼られるのは構わねーよ。オレから言ってんだから気にすんな。
とりあえず、今日も生き残れたし、その運が残ってるうちに帰るか。
宿の場所も聞いたんだ。確認がてら送ってくぜ」
苦笑する彼女にひらひらと手を振ってから
自分の代金、料理の半額分をテーブルにおいて立ち上がる。
■アリサ > 「あ、ありがとうございます。
……すみません、ちょっと腕をお借りしてもいいでしょうか……」
送ってくれる、という言葉を素直に聞きお礼を述べ、自分の分の代金をテーブルに乗せる。。
椅子から立ち上がるとふらりとよろけるので、飲みすぎたことを自覚してブレイドに腕を貸してもらえないか尋ねる。
■ブレイド > 「早速だな。
ま、可愛らしー娘に腕を貸すってのも悪くねぇさ」
などと軽口を返しつつ、彼女に左腕を差し出す。
彼女が腕につかまれば、そのまま歩きだすだろう。
できるだけゆっくりと。
相手の豊かな胸を意識しそうになるがそれはそれ…
ご案内:「王都マグメール 平民地区/ギルド酒場」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/ギルド酒場」からアリサさんが去りました。