2019/01/31 のログ
■キニス > 「やべぇ…どっかで座らねーと…」
胃の中のものがぐるぐるとし
頭も重く、気持ち悪くなってくる
視界はまだ健全であることが唯一の救いであると思えば
ふらふらと近くのベンチに座る
「うぐ…」
ベンチにぐったりと腰かけ、もはや体力が尽きたような状態
普段は勝てるであろう不良やスリをする子供などがやってきたら最早どうしようもない状態である
ただ、それを考える余裕は今の彼に残されていないのであるが
■キニス > しばらくして―――
彼の動きがぱたりと止まり、いびきが聞こえてくる
そう寝てしまったのだ。
そのまま通りにあるベンチで一晩を過ごすのだが
勿論、彼が風邪をひいたのは言うまでもない
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からキニスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/ギルド区画」にラファルさんが現れました。
■ラファル > 平民地区のギルド区画には、様々なギルドが立ち並んでいる、その一角には冒険者ギルドがある。
その冒険者ギルドは日夜様々な冒険者が依頼を受けたり、休息をとったり、仲間を探したり、情報を交換したりしているもので、活気がある場所のうち一つ。
そんな冒険者ギルドにひとりの少女――――基、幼女がギルドの看板の前で突っ立っている。
「どーれーにーしーよーおーかーなー?」
看板には様々な依頼が貼られていて、その依頼を指さしながら選ぶ少女がいた。
冒険者のランクによって任せてもらえない依頼もあるけれど、いま少女のいる掲示板は全て新人や低ランクの依頼ばかりである。
ちょっと前に高ランクの依頼を見に行こうかなーとしたら、ガタイのいい高ランクらしい戦士の兄ちゃんに。
―――HAHAHA!嬢ちゃんはこっちだよ。――――
と、低ランク依頼のほうに持って行かれた。
見事に両脇から持ち上げられて人形のように移動されてしまったのだ。
そんな運ばれ方がちょっと面白かったので、喜んだりもしつつ。
運ばれた先目の前の依頼のある依頼掲示板を眺め、少女は依頼を探す。
■ラファル > 依頼の内容は多岐に渡っていた。
・子猫を探してください(街の中)
・ゴブリンを退治してください
・人を探しています(街の中)
・ゾス村への護衛(複数人数)
・野犬を退治してください
・ぴちぴちぎゃるにしてください。
・とあるむらで吸血鬼が農業を始めました何とかしてください
なんか、最後の二つで変なものが見えた気がする。
でも、魔法の薬とかそういったものを使えばなれるんだろうなあとか思えば、そういう依頼もあるのであろう。
吸血鬼というと、普通に初級冒険者の依頼に張り足すようなものではないし。
ただ、初級冒険者のそれに貼られてるということは、冗談かなにかかと。
もしくは、こう、その依頼を受けた冒険者をしっかり叱ってお仕置きするための、運営……じゃなかった。
冒険者ギルドの罠なのだろう、と思う。
確証はないけれど。
(でも、吸血鬼ならボク、いけそうだよなぁ……。)
思うけど、師匠に言ったら怒られそうだ、身の程弁えろ、と。
口を酸っぱくして言ってくるのだし。
それに、人間の師匠にはいろいろ敵わない。
それを思い出すと、やめとこ、になるのだ。
下の謎の二つの以来から視線を逸らし、もう一度依頼を吟味することにする。
■ラファル > 今はひとりで、師匠はいない。
新人冒険者と一緒に行ってくれる熟練というのはレアリティ高い。
そうなると、ひとりでできるもん!なお仕事が良し。
少女はじーっと考えながら眺める。
「ん、これにしよ!」
決めて手にしたのは、子猫を探す依頼にした。
理由は簡単で、子猫捕まえるのは楽。
匂いを覚えて追いかければいいだけの話だし。
子猫の足で自分からは逃げられない。
そう考えたので、これにした。
戦闘系の依頼は……別に殴った蹴ったの気分しないしいいや、と。
チラシを一枚撮って、ギルドの受付嬢の方へ。
「これ。これする!!」
にぱーっと。嬉しそうに、ギルドのカウンターに依頼書を出していう少女。
身長的に頭だけちょっと出てる、そんな感じ。
■ラファル > ちょっとだけ頭を出して、依頼書を出している少女。
それに対してギルドの受付のおねーさんは、まず、少女にギルド証の提示を求める。
そりゃそうである、基本的にギルドの証を見せてもらえなければ熟練者でも依頼は受けさせてもらえないものだ。
新人の外見小娘であればそれは特に、というところだ。
なので、少女はギルド証を見せて、にっこり笑う。
ちゃんと認識してもらえたようで、依頼を受けさせてもらえることになった。
ギルドの紹介状を手にして、少女はギルドから出て依頼人のもとへ。
そんな、小さな女の子冒険者の一幕。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/ギルド区画」からラファルさんが去りました。