2019/01/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエリーナさんが現れました。
■エリーナ > 平民地区にある広場。その端にあるベンチ。
物語からそのまま出てきたような魔女の姿をした長身の女が
紙巻たばこを吸っている。
正確にはたばこではないのだが。
薬草やらなんやら、その手のものを薬師的に調合して紙で巻いたもの。
魔の者の発する淀みを、ハーフエルフとして感じることが多いため
多く感じた日はこうして体内に特性の煙を入れて浄化する。
ややこしい術式や地面に書くいろんな面倒くさい領域などは必要ない。
1人で吸って、1人でスッキリ。
薬草類だけだと不味いことこの上ないので、すってて美味くなるものも当然配合。
どうするかなー、これ売ろうかなー。どうしよっかなー。
なんて考えながら、周囲に清らかな煙を吐き出す魔女である。
■エリーナ > そういえば現状、この国でこの手の嗜好品はどれほど行き渡っているのか。
戦争をはじめて結構経つはず。
当然財政は戦費に偏るはず。そうすれば最初に割を食うのが嗜好品。
国力はある。だが長期の戦争となれば消耗がないはずがない。
とはいえ、自分が把握していることは、自分が好きで興味のある分野の情報だけ。
今どんな病気が流行っているか。得意先たちの家族の健康状態は。
抽出させてもらった要素から作れた品をどうしようか。
次は素材集めにどこに行こうか。
そんなことばっかりである。基本的に自分が楽しいのが一番で生きている。
おや?まいったな?いい大人なのに世情を知らんぞ?馬鹿か?ははーん。馬鹿だなあ?
馬鹿が周囲を清らかにし続けている。たぶんこのベンチ周辺は凄く居心地がいいだろう。
■エリーナ > 「さてと。帰るか。……明日からは壁新聞くらい読むかな……」
ふと頭にふってきた考えで、自分が大人としてちょっと駄目すぎないかと痛感。
あと、まあ、これの商品化は考えておこう。
ちょっとふらふらとした足取りは、自分駄目だなあってショックからだろうか。
夜の影に、黒い魔女服は溶けて消えていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエリーナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」に黒須さんが現れました。
■黒須 > 「…はぁ…。」
(平民地区にあるどこかの公園。
子供達が元気に走り回りながら遊び、それを優しく眺める夫婦の姿が所々に見える。
そんな様子を見ながら、子供に煙草がかからないよう、別の方向に口を向け、煙を吐き、邪魔にならないよう配備した)
■黒須 > (疲れていそうな細い目で元気に遊ぶ子供達を眺めていた。
しかし、その目線は子供より、それを見守る大人たちの方へと向けられていた。
嬉しそうに、幸せそうに笑い合う夫婦の姿を灰色の三白眼で見つめていた)
「・・・。」
(羨ましいなんて言葉は性に合わないと思い、そのまま自分の内側で封印した。
ベンチの上で一人の時間を過ごそうとしていた時、足元にボールが当たる)
「…あ?なんだ…?」
(拾い、転がってきた方向を見れば申し訳なさそうな少年がこちらを見ていた。
ボールを当ててしまい、謝りたいと思っているが、自分の外見に怯え言えなくなっていた。
ボールと少年を往復しながら見ると、しばらくしてそのまま少年の方に転がして返す。
驚いたようにボールを拾うと、ペコリと頭を下げ、どこかへ走って行く)
■黒須 > 「素直にあやまりゃ…俺だって、いきなりブチギレねぇよ…。」
(独り言を呟くように言いながら再度煙草を咥える。
別にボールぐらい痛くも痒くもなく、一人の時間などと言う暇な時間を過ごすのはあまり趣味ではなかった。
しばらくすれば先ほどの少年が近寄ってくる。)
「…なんの用だ?坊主…。」
(煙草は体に悪い。そう思い、自分の膝に自分の肘を乗せて前かがみの体勢になるのと同時に手の中で煙草を握り潰し、捨てた。
その後、小さな声で遊んでほしいっと怖そうに、恥ずかしそうに言う少年の言葉を聞く。)
「…めんどくせぇな…。坊主、良いか?俺みてぇなゴロツキにはあんま声かけんじゃねぇぞ?いきなりブチギレて、てめぇの顔に拳が飛ぶかもしれねぇからよ?」
(低い声で忠告する様に伝えた。
貧民地区では日常茶飯事なことであり、こんな子供にはそんなことが起きた事など見たことがあった。
立ち上がると、めんどくさそうな顔をし、頭を掻きながら再度その三白眼で少年を見た。)
「…んで、何すんだ?さっさと言わねぇと…帰っちまうぞ?」
(怯える様子の少年。遊んでくれるとわかると少しぽかんとした顔になる。
持っていたボールで遊びたいと言われると、少年についていき、遊び相手をすることとなった)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」から黒須さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にキニスさんが現れました。
■キニス > 陽もすっかり落ち、暗闇が支配を始めた王都の平民地区。
少ない街灯と月明かりが照らす通りを千鳥足で歩いていく。
酒場からの喧騒は聞こえるものの、通りそのものの人気は少なく、静寂に包まれていた。
「うぅ…酔った…」
その静寂に包まれた通りに面した建物の壁に手をつき、そのように呟く
顔は見えないが声色は確実にいいものではなく、明らかに気分は悪そうであった
少しハメを外して飲みすぎた…と思案しつつ、どこか休める場所はないかと周囲を見渡す
これでも夜風と大量の水でマシにはなった方だ
しかし、いつ気持ち悪くなって粗相をしでかすかわかったもんじゃない
一応、迷惑をかける人が少ないことが彼の救いではあった