2018/12/22 のログ
ソワレ > 緊張に窄まっていても、指を突き入れられれば内部は柔らかく蠕動して、異物を確かめるようにざわつく。
膣内に怒張が埋められたまま、後孔側から指で撫でられれば刺激に両方の締め付けが強まる。
乳首を甘噛みして引っ張られると、豊満な乳房はふるふると揺れて。
先端を吸ってから解放されれば、たゆんと柔らかく反動に震える。

「っは、い……おきゃく、さま……んんっ」

従順な返答に次いで、口付けに懸命に応じるけれど、後孔を弄る指に意識が向いてしまう。
挿入される指が二本に増えれば、違和感と快感の狭間で藍色の瞳が溶けるように涙を浮かべて、声なく喘ぐ。
男の太い首に絡めた両手が、縋るように力を強め。
蜜を溢れさせる膣内が切なげに収縮して、もどかしい、とばかりに少女の腰が揺れ始める。

グスタフ > 蜜が溢れ始めたのを感じ。
快楽を求め始めた腰の動きに、軽く腰を揺らせば水音。
ぬるりと腰を引き抜いて、彼女に見せつけるように
無毛の穴から彼女の中に埋まっていたモノを見せつける。
ゴリゴリと引っかくように膣内を引いて。腹が少し盛り上がっていたのが引いていく。
尻間を指で弄びながら。蜜に濡れた逸物を彼女の顔と鼻先に突き付けて。

「穴を指で開いて見せてごらん」

ソワレ > 蜜音がくちゅり、と鳴って。
無毛の秘所に突き立っていた肉杭がずるりと引き抜かれていく。
下腹部をわずかに膨らませていたほどの長大な逸物が、その全容を少女の目の前に現れる。
眼前、鼻先に自身の蜜を纏った肉棒を突き付けられれば慄くような表情で。

「は、はい……」

後孔を指で弄られながら、自身の秘所に両手を伸ばす。
綻んだ花弁に指先を添えて拡げれば、鮮烈な粘膜の赤が蜜を纏って艶めいている。
ひくり、と雄を誘うように襞が蠢くのさえ、目視できるだろう。

グスタフ > 「あまり使い込んではいないようだ」

彼女の顔の上に乗せて擦り、鼻先をつまんで開いた唇に一物をゆっくり埋めて。
揶揄するでもなく、素直に観察しながらその様子を眺めて。
顔を軽く手で上向かせて、喉奥にまで逸物を飲み込ませようとしてみる。

「おや、蜜が溢れて来たぞ……こういうのが好きなのか」

喉奥を擦って、彼女に自分の蜜と彼の味を教えながら。
ゆっくり引き抜いて、今度は唾液にぬれたそれを見せつける。
尻間もずっと解していたので切れることはないだろう。

「そのまま股を開いておけ」

そういって開いた股の間に潜り込み、解した尻の穴に狙いを付けた。

「口と、尻と、胎と……どれが一番おいしいかな」

囁いて。彼女の腰を少し起こして、上から体重を掛けて突き入れるよう。突き入れる様が見えるように尻間に肉が埋まっていく。

ソワレ > 客が途切れぬ売れっ子という訳でもない娼婦であり、まだ経験も浅いことから、使い込んでいるとは確かに言えない。
恥らうように頬を染めた少女だが、鼻先をつままれれば息苦しさに素直に口を開く。
そうしてそこに逸物を押し込まれれば、苦し気に吐息零す。
亀頭は口内に収まるが、幹は奥まで到底届かない様子で。
小さな唇は上向かされて奥まで埋めようとすれば、口端裂けてしまいそうで、首を小さく横に振り。
待ってほしい、と訴える。
自身の蜜と肉棒の味を知るには十分だが、太い幹を飲みきるには準備が必要なようで。
途中まで咥え込んだ肉棒を引き抜かれれば、はふ、と解放された唇が大きく酸素を吸う。

「ど、どうぞ……お好きなところを、味わって、ください。」

後孔へと狙い定められ、囁かれた言葉に微笑みと共に告げる。
味わって、という言葉通りに挿入しやすいようにと腰を起こす手に、自ら従って。
ず、と指で解されていたとはいえ、本来受け入れる場所ではない後孔に大きな逸物が埋まっていく。
裂けることこそないが、まだ窮屈さを感じさせる締め付けと、熱く柔らかな蠢きで、男に快感を与えようとして。

グスタフ > 「はっ、ぁ……なかなか、いい締め付けだ」

子供の頭を撫でるように胸を弄びながら、褒めながら腰を前後に揺らし肉と肉をぶつけ合うように音が鳴る。
尻を耕すように肉で穿りながら、乳首を摘まんで口を開く。

「君は、自慰をすることはあるか? やって見せてくれ」

尻で自慰をするようには見えない。
目の前に見せつけている秘所越しに彼女の顔を覗き込みながら問いかける。クリトリスを使うのか、穴の中に指を入れるのか、などと重ねて問いかけて。

「何を想像してスルんだ?」

いつの間にか寄った唇が耳元で囁き、首筋を吸って。
彼女を舐る。

ソワレ > 「あ、りが……と、ござい、ます……っ」

胸を弄ぶ手に翻弄され、後孔を穿つ肉杭に息を詰まらせながら、誉め言葉への謝辞を述べる。
乳首を摘ままれれば、双丘をふるふると揺らして身を捩り。
腰を上げた体勢で顔を覗き込まれれば、羞恥に肌の白さに赤味が差して。

「……はい、想像……する、のは……色々、ですけど……。たとえば、王子様、とか。」

娼婦にしては夢見がちな乙女のようなことを言いながら、その手は自身の肉芽に伸びて。
包皮の上から転がし、押し潰しては甘い吐息を零す。
秘所は蜜が滲み、後孔は蠕動が奥へ誘うように増して、男を煽る。

グスタフ > 「王子様が、君を迎えにくるのを想像して。こんな風に股を開いて見せるのかい」

彼女の言葉に笑うことはしなかったが、そう訊ねて。
男の太い指が膣の穴に三本ズルリと入り込んだ。中を這い回る蛇のように蠢いて。

「続きを教えてくれ。王子様とスルんじゃないのか」

肉棒が尻の穴を穿り回し、先を急かす。

ソワレ > 「ぁ、あぁ……っ」

男の指が三本、膣内へと潜り込み、自在に這い回るように蠢けば高い嬌声が上がり。
煽るような、問い掛けるだけのような、男の言葉に恥じらいを覚えながら、少女は口を開く。

「王子、さまが……助けて、くれて……、君はっ……よごれてなんかいない、って……抱いて、くれるん、です……っ」

娼婦であるこの身が、汚れていないわけがないのに。
そんな夢見がちな乙女のような想像をしていることを、自ら語ることに羞恥しながら。
肉棒が後孔を抉り、言葉が途切れ途切れに、吐息交じりになる。

グスタフ > 「なるほど、ね。君は汚れてなんかいない」

尻をたっぷりと蹂躙してから、腸液に塗れた肉棒を引き抜く。
ビクンビクンと震えるそれは、飢えた獣のようで。

指で大きく広げた膣に入り直すと。奥の奥を潰すようにぐずりと沈み込んで。
どくん、どくん、と脈打ち。ビュルリと精液を中に吐き出した。

「君は汚れてなんかいない」

まじないのように唱えて唇を交わして舌で彼女の喉奥にクスリを押し込んだ。
彼女の自慰を助けるように肉芽を捏ね繰り回して射精を続ける。射精の味を覚えさせるようにじっくりと。

「今は溺れているだけさ」

ソワレ > 「ふ、ぁ……っ」

自身の妄想の中で言われたかった言葉を、今宵一晩自身を買った男が口にする。
その違和と喜びに相反する感情が浮かび、頭を振る。
後孔を散々に弄って引き抜かれて、膣内へと再び沈み込んで、奥の奥を押し潰すようにして収まった。
そう思うと同時、脈打つ肉棒から白濁が胎内へと注がれる。
今宵もまた、自分は娼婦だと実感する。
なのに、男の言葉は自身の認識を否定してくる。
まじないか何かのように繰り返される言葉を、信じたくなる。
唇が重なり、何かを喉奥に押し込まれれば抵抗なく飲み下して。
肉芽を弄る指に、男の手指が重なって自慰を後押しするように動けば、強い刺激に背筋が跳ねる。
男の射精を受け止めて、熱い胎内がひくりと締め付けを強め。

「……溺れて、いる……だけ……っ、なら。」

このまま溺れさせて、ほしい。
そう告げて、一夜の花は咲き乱れる。
夢見る少女でありながら、一人の娼婦として、男に身を供して。
きっと巨躯の男に抱き潰される寸前までは、喘ぎ乱れたことだろう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 『彩の花籠』」からソワレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 『彩の花籠』」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミンティさんが現れました。
ミンティ > 商談が長引いて、帰るころには夜も更けてしまっていた。それでもまだ人通りは少なくない時間。いつもの道を辿って帰宅しようと歩いて、家までもうすこしというところまでやってきた時、背後になにかの気配を感じた。
最初は気のせいかと思いながら、進める足をすこしだけ遅くしてみたり、様子を窺いながら歩いてみた。勘違いなら、そのうち追い抜いていくはず。そう信じていたけれど、つかず離れずの距離を保たれたまま。
そのまま家までついてこられるのは気味が悪かったから、遠回りをしているうちに日付も変わるくらいの時間になってしまった。

「……あの、誰か…いますか」

細道をうろついている間に、後方の気配が感じられなくなっていた。ほっと息を吐いて振り返る。月明かりのおかげで見通しはよく、人影のようなものは確認できない。
それでもまだ不安だったから、おそるおそる呼びかけてみる。何事もなければ早足で路地を抜けて、家まで帰ろうと。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 平民地区の細く暗い路地。
月明かりがあるにしても、安心ができるような環境ではなく
悪漢が好みそうな道。夜も深けに深けて歩く道…その行先に、この路地には似つかわしくない桜色。
背後をしきりに気にして、声までかけている。
なにをやっているのやら…。

「いるぜ」

少女の言葉に答えるように、振り返った先とは逆の方向…彼女の行き先の方向から声を掛ける。

ミンティ > 月の光に照らされていても、あちこちにできる影に身を潜められたらどうしようもない。眼鏡をずらせば隠れているものまで見つけられるかもしれないけれど、こんなところで眩暈をおこしたりしたら本当に危なくなってしまう。
誰もつけてきていないと確認できないと安心もできず、進むべきか逃げるべきか判断に迷った挙句の声に、予想しない方向からの返事が聞こえて、肩をびくっと震えさせた。

「っ……!…っ……ぁ……ぇ、えと……ブレイド…くん……?」

あわてて進んでいた方向に振り向き、そこにいた少年の姿を見て、驚いたようにまばたきを繰り返す。

ブレイド > 「なにやってんだよ…」

歩み寄り、少女に手を伸ばす。
こんな夜更けにこんなところで…しかも誰かに追われているのに。
相手の狩場に足を踏み入れて、ご丁寧に『もう大丈夫ですよ』と合図まで出しているようだ。
呆れたような笑顔を見せる。
気配からして、つけているやつはいる。間違いなく。
もう少し奥まったところまで行ったら、それこそ思う壺…といったところか。

「こんなあぶねーとこにこんな時間によ…襲われてーのか?」

ミンティ > 襲われた時に抵抗する力の強さもないし、追いかけられて逃げる足の速さもない。それだけ無力なのに、こんなところで立ち止まっていたら呆れられても仕方のない話だろう。
少年が浮かべた笑みを見ながら、情けなく肩を下げる。襲ってほしそうに見えたとしても言い訳のしようがなくて、小さく溜息をこぼして。

「…後ろから、誰か…ついてきてる気がしたから……、まっすぐ…帰りづらくて」

住んでいる場所に押し入られたら、本当に逃げ場がなくなってしまう。自分なりに考えての遠回りだったけれど、結局危ない状況だったのは変わらないから、ぼそぼそと自信のない声で言うのが精一杯。
差し出された手をちらりと見て、軽く指を触れさせて、手を下ろす。知った人の体温を一瞬でも感じ取ると、すこしだけ安心できた。

ブレイド > 「ま、そりゃそうだけどよ。明るい酒場かどっかで時間も潰せただろ。
ここじゃあぶねーぜ?」

彼女の考えもわかるが、ここを選ぶのはよろしくない。
彼女をおろした手を、捉えるように握ろうとする。
そのまま彼女の背後へと叫ぶ。歯をむき出して威嚇するように。

「おい、クソ変態野郎。変な真似すんじゃねーぞ!でてきても構いやしねーがただじゃ済まさねーからな!!」

これで気配が遠ざかってくれればいいのだが。

「ったく、巡回の兵士ってやつが信用できりゃいいんだがなぁ…」

ミンティ >  
「……それが、あの、今日は……どこも混んでて…」

人見知りしている場合じゃないのは間違いない。それはわかっていたけれど、つい苦手な人混みから遠ざかってしまった。言い訳がましく声を紡いでみたけれど、あまり反論になっていない気がして項垂れる。
一度は下ろした手が掴まれると、また肩を震えさせた。自分を守るように立ってくれる少年に感謝しながら、彼の背後にそそくさと隠れて。

「………いない…みたい、ですね」

気配を感じなくなったのは間違いではなかったようで、彼の怒声があたりに響いても、暗がりから誰かが逃げていったり、逆にこちらに襲いかかってきたりする事はなかった。
ほっと息を吐いて、身体から緊張が抜けていく。その隙を狙っているかもしれないというところまでは、なかなか考えが回らなかった。

ブレイド > なるほど。人見知りの彼女には辛かったか。
あまりいい思いをしないのはどちらにしても変わらないということだろう。
体をいいように犯されるのが『あまりいい思いをしない』程度の問題かどうかは別として。

「アンタの趣味にゃ口出ししねぇが、こんなところで襲われたら
いただかれるのは体までとは限らねーからな。少しは気をつけたほうがいいって」

彼女の言葉通り気配はない。
ないが、安心ができるというわけでもない。この暗さ…息を殺して、なれているものが潜めば見つけ出すのも難しい。

「送ってくか?」

安全を考えればそれもいいかもしれないと提案してみる。
握った手を引き寄せてみれば、この状況で襲いかかってくるようなやつもいないだろう。

ミンティ > 人混みでの息苦しさを我慢していた方がよかったと後悔する事になっていたかもしれない。怯えて逃げ回るのに必死で冷静さを欠いていたのに気がついて、神妙に頷いた。
今も、追ってきていた誰かを本当に撒けていなかったら危ない場面だったはずで、少年に見つけてもらえたのは運がよかったと実感する。

「……ごめんなさい。
 次からは…もうすこし、考えて行動…します」

謝られても困るかもしれないけれど、少年に向けて頭を下げる。
繋がれた手を握り返して、まだすこし暗がりを気にする様子を見せた。ただ、こうしている間に別の問題がやってこないとも限らず。

「……ええと、もう…遅い、ですよ。
 …ブレイドくんは……早く戻らなくて、だいじょうぶ?」

早足で帰れば家までの距離は残り短い。けれど、もしかしたら彼の帰宅には遠回りになってしまうかもしれないと考えて、遠慮がちに少年の顔を窺って。

ブレイド > 「謝んなよ。そりゃ、ミンティが嫌な目に合うのはオレだって嫌だけどよ。
それでもいいって思ってんなら、余計なお世話もいいとこだろうしな。
オレのしてることもさ」

冗談めかしてカラカラと笑ってみせる。
あまり趣味のいい冗談ではないのだが…それはそれだ。
気になるならもう少し遠回りに…冒険者流だが、尾行を撒くような歩き方をしてもいい。

「ははは、それこそいらねー心配だって。
こんな時間まで仕事してたんだぜ?いつ帰ってもかわんねーよ。
何なら朝まで一緒にいてもいいんだぜ?」

顔色をうかがう少女には笑ってみせる。

ミンティ > 「……わたしを、なんだと思っているんですか」

彼の言い方ではまるで、追ってくる人を誘うために自分がこんなところまで逃げてきたように聞こえてしまう。そう思われても当然の迂闊な行動だったのは自覚しているから反論は控えめに。頬をうっすら染めながら、ふいと顔を背けて。
本当に誰もいないのか、背後の暗がりをちらちらと確認しつつ、少年の気さくな受け答えには素直に頷いた。あまり遠慮してばかりいるのはよくないと、そろそろ学んできていたから、すこし申し訳なさそうな顔になるものの。

「……ええと、じゃあ…お願いします。
 それは……心強い、かもしれませんね」

冗談めかす彼の台詞に、ぷは、と息をこぼして笑う。とりあえず、いつトラブルになるかわからない場所からは離れようと歩きはじめて。

ブレイド > 「なにって…ちょっといじめられるのが好きな骨董品屋の女の子ってとこかな?
なんてな、わりぃわりぃ。冗談だよ。後ろ、まだ気になるか?」

顔を背ける彼女に謝りつつも、彼女の手ををとったまま習うように歩き始めて。
続く彼女の答えには、笑みを深くする。
すこしはなれてくれたのだろう。頼ってもらえるなら、迷惑どころか逆に嬉しいものだ。

「寝ずの番ってのもなれてるから気にすんなよ。
寝かせてくれるならそりゃそれでいいんだけどな…っと、すこしペースあげるぜ?
この状況で速度上げりゃ…だれかいたにしても諦めるだろ」

人が増えたということもあるが、気配を消したまま追跡速度を上げるのは難しい…ということだ。

ミンティ > 「…………っ」

人がすくない路地裏とはいっても、こんなところで急になにを言い出すんだろう。思いがけない台詞に目を丸くしたあと、頬を赤くしながら、じとっと少年を睨みつける。反論したところで口下手な自分が負けてしまう気がしたから視線だけで抗議。
困っていたところを助けてくれた少年相手には、そんな顔も長くは続かず、はあと溜息をこぼす。
人の多いところまで連れていってもらうと、それだけでも気持ちが軽くなった。人混みは苦手でも、いつ襲われるかも知れない路地裏よりは、やっぱり居心地がいい気がする。

「……狼とか、出ませんよ。っ…ぁ、ちょ、ちょっと…待って」

お店まで帰ったら、もう怖い事もないだろう。寝ずの番なんてする必要はないと首を振り。
急に歩くペースがあがると、どんくさい自分は足がもつれそうになる。派手に転ぶとまではならなくても、何歩かはふらついてしまって。

ブレイド > 「わりいって言ってるだろ?そんな顔すんなよ。
カワイイが抜けてたのが不満か?
こんなとこで何言わせようとしてんだよ、恥ずかしいな」

不満そうな視線を受け止めながら、更に軽口を畳み掛ける。
少女がいろいろと気にする性格であることも知っているし
自戒がすぎることもあるのもわかってる。これで少しは気が楽になってくれればいいのだが…

「狼より質のわりぃのがいるだろ…。
それに、店まで行ったらオレが狼になるかもしんねーぜ?っと、と…わり」

少し早足にした程度…ではあるが、急な速度の変化に驚かせてしまっただろうか。
ふらつく彼女の体を抱き寄せて支える。距離が急に狭まったせいか、彼女の香りを強く感じる気がする。

ミンティ > 「だから……っ」

あまり人を睨んだりしない自分にしては、険しい視線をたっぷりと送ったつもりだった。荒っぽい事に慣れていない自分の睨みつけなんか、冒険者の少年にとっては怖くもなかったかもしれないけれど。
すこし賑やかな道に出て、まわりには他の通行人も歩いている。そんな状況でも冗談を控えない少年に、どう抗議していいかも思いつかなくなって、悔しそうに唸るだけ。

「……多分、もうついてきていない…と、思います。……っ」

すこし早足になられたくらいで、まともに歩けなかった自分の鈍さが情けなくなる。ふらついたところを支えてもらって、謝罪するように目を伏せた。
けれど他の通行人の目がある場で、あまり近くでくっついているのも恥ずかしい。困ったように周囲をきょろきょろ見回しながら、遠慮がちに少年の肩を叩いて。

ブレイド > 「ま、冗談は置いといて…もう大丈夫ってとこかな」

少女の視線と唸り声を受けつつも、少し目を鋭くし周囲を警戒する。
流石に背後から来ていないのならばもう安心だろう。
速度的に彼女によほどこだわっていない限りは、遠回りして追いついてくるのは無理だし
そこまで人数を割いているわけもないだろう。
肩をおとしてようやく一息。
と、そこで彼女に肩を叩かれる。なにかあったのだろうか?

「どうかしたか?
とりあえず、家までいこうぜ?」

気にした様子もなく、彼女の肩を抱き寄せて歩きだそうとする。
こうしていたほうが、更に暴漢に声をかけられることもないだろうという考えもあってだが…。
デリカシーというものに関してはかけていると言わざるを得ない。

ミンティ > 「……うん」

自分の勘はともかくとして、少年が安全そうだと言うのなら、もう本当に追ってきていないのだろう。不安はちゃんと拭えたけれど、代わりに別の理由で落ち着けなくなってしまう。
もう安心していいと言うような少年の声にも生返事のようなものしか返せない。追っ手はなくても、そわそわと周囲を見回すのもやめず。

「……ええと、あの。ブレイドくん……その、
 近い、から……。……あまり、こういうのは…困ります」

自分よりも年下の少年とはいっても、異性に肩を抱かれながら歩くなんて慣れないもの。こんな時間なら身体を寄せあって歩く男女も珍しくないのかもしれないけれど、自分は堂々とその一員にはなれそうにない。
恥ずかしさで顔が熱くなり、赤くなった頬を隠すようにうつむく。もうすこしだけ距離を取ってほしいと訴える声も消え入りそうなくらい小さくなってしまった。

ブレイド > 「?」

暴漢はいないし、周囲には通行人の影もいくつか。
おそらく危険はないだろう。
なのに声も様子もさっき以上に落ち着いていないような。
ミンティそわそわとした様子に首を傾げて。

「近いほうがいいだろ。
男と一緒にいる女を奪おうってのは手間だからな。
人さらいでもそうは近寄ってこねぇよ………って、そういうことじゃねぇか…」

うつむく顔を覗き込めば、顔が赤い。
こういうところがよく狙われる理由でもあるのだろう。
可愛らしくは思うし、自分も悪いと思うが…少しいじめたくなるというか。

ミンティ > まわりの人たちも、珍しくもない男女連れをわざわざ観察しているとは思えない。そんなに目立ったりしていないはずだと考えて、自分に言い聞かせてみるけれど、それでもやっぱり落ち着けなかった。
いくら見られていないはずと胸の中で唱えていても、あちらこちらから視線が集まってきている気がして顔が上げられなくなる。
足をもつれさせる前よりも、歩くペースは落ちてしまって、のろのろと進む身体を少年に引かれているような状態だった。

「……そ、それは……そうなのかもしれない……ですけど。
 その……こういうのは、…め、目立つとか……じゃなくても、あの」

自分が臆病なせいもあるだろうけど、まわりからどう思われているのか不安になってしまう。
この方が安全だという少年の主張が正しいかどうか判断する余裕もなく鵜呑みにして、そう言われてしまうと離れてほしいとも頼みづらくなって。

ブレイド > 急にペースが落ちる。
普通にしていればそれほど目立たないが、そうでなければ視線は集めてしまうものだ。
それを知ってか知らずか…目立たせるつもりは自分にはなかったのだが、少女の様子が他と違えば…

「普通にしてねーと逆に目立つんだけど…
そんなに恥ずかしいか?」

やれやれと肩をすくめてみせる。
少し体をはなせば落ち着くだろうか?
だが、せっかくだし少しいじめてみようと、悪戯心が顔を覗かせる。

「道端でキスしようがいちゃつこうが目立ちゃしねーよ。
それこそ…裸にひんむいておっぱじめねぇ限りはよ」

ミンティ > 男性に引き寄せられながら歩く事そのものは初めてじゃない。でもそういう時には強引にどこかへ連れられている時だから、恥ずかしがっている余裕もなかったけれど、それと今とで同じ気分ではいられそうにない。
あくまでも家へ送ってもらっているだけで、それ自体に抵抗する理由がないから、かえって恥ずかしさが増してしまう。

「普通って……」

普通がどういうものかも焦った頭ではわからなくなる。もっと堂々と歩いていればいいんだろうか。それはそれで、知った人と出会った時にどう思われるかと気が気でなくなる。
ぅぅ、と小さい声で唸りながら困り果てていると、少年の口からはさらにとんでもない台詞が飛び出して。

「……もしかして……わざとですか」

眉を下げた困り顔ながら、じと目で少年の顔を窺う。あまり人を疑う方ではないけれど、わざわざ恥ずかしさを増させるような言動には、さすがに疑念も生まれてきて。

ブレイド > 「最後のはわざとだけど、それ以外はそうでもねぇぜ?
悪かったよ。
ちょっと困り顔が可愛かったんで、ついついってやつだ」

疑いの眼差しを受ければ、これ以上からかうわけにもいかず、少しだけ体を離す。
男性に…というよりも、こういう扱いはあまり慣れていないのだろうか?
この街の治安の悪さが伺えるというものだ。
それでも少女の手は離さずに、ゆっくりとした彼女の歩調に合わせる。

「それとも、こういう感じのエスコートは苦手か?
そりゃ、オレもエスコートってガラでもねーけど」

ミンティ > 手を振り払おうと思えばできるだろうし、この少年なら無理をしてまで捕まえようとはしないはず。元々は自分が不用意に裏路地なんか歩いていたせいで、こうして親切に家まで送ってもらっているだけだから。
抵抗できるのにしないのは、自分の意思でくっついているのも同じじゃないかと思えてきて、それがますます恥ずかしさを募らせる。耳まで赤くなったのを隠してくれるから、髪を伸ばしていてよかったと、おかしな事まで考えはじめて。

「可愛いとか、今は……そういうの、いい……ですから。
 …苦手。嫌じゃない……、ですけど、……その……はずかしい」

手が汗ばんでいたらどうしようとか、そういう事まで気になってくる。たしかに今の自分の方がよっぽど挙動不審に見えるかもしれないと思うけれど、だからといって今さら堂々とする勇気も出ない。
どうしたらいいのか正解がわからなくなって、明らかにからかってきているような少年に助けを求めるような視線を向ける。

ブレイド > 顔を真赤にしてうつむく姿。
手を振り払われるなりぶっ叩かれるなりすれば、こちらも素直に謝れるのだが…
加虐心をくすぐると言うか、少しばかり良からぬ考えすらもよぎらせるというか…
彼女の場合はそういう素養が高いのだろう、おそらく。
彼女自身の意思はおいておくとしても。
彼女の手は少し熱を持っているようにも感じられる。
向けられた視線は…ゾクゾクと震えが来そうになってしまった。そういう趣味はないはずなのだが…。

「じゃ、こうすれば…くっついて歩くくらい恥ずかしくなくなるか?
送り狼ってのは趣味じゃねーけど…ミンティも少しばかりわりーぜ?これは」

恥ずかしがる少女を抱き寄せてその唇を奪おうとする。

ミンティ > 人を恥ずかしがらせるのの、なにが楽しいんだろう。自分にはわからないけれど、少年が面白がってそうしているなら、早く気が済んでほしいと願うばかり。
からかうのを止めてもらったところで顔の赤さもすぐには薄れないかもしれないけれど、すこし落ち着いてきたら、歩くペースも戻るはず。
精一杯のお願いに、少年もなにか思い立ったような答えを返してくるから、やっと満足してくれたのかと安心しかけたけれど。

「……?!」

急に抱き寄せられたかと思うと、顔を近づけてくる彼の行動に目を丸くする。なにをするつもりなのか、わかりやすいくらいの意図が掴めないほど狼狽して、身体が固まってしまった。
そのまま唇が重ねられると、誰の目にもわかりやすいくらい、顔が赤くなる。あわてて、ぱたぱたと少年の肩を叩き解放してもらおうとして。

ブレイド > 唇を離すのも待たず、ミンティが過剰に肩を叩く。
痛いほどのでもないのだが、唇は離すが体は抱き寄せたまま。

「あー、悪かったよ。でも、過剰に恥ずかしがられるとな…
何もする気がなくてもそういう気分になっちまうもんだっての。
そういうところがカワイイとか、そういうところもっと見てーって思うやつはわりと多いもんだぜ?
なんか、ミンティがよく襲われる理由がわかった気がするっつーか…」

言い訳じみていると言うか、実際いいわけなのだが…。
それでも彼女を家に送り届ける役割は果たすつもり。
無論朝までというのもなのだが…まぁ、それは彼女が断固拒否するのならばおとなしく帰ろう。
自分も、このまま彼女の家で番だけして帰れるほど紳士的ではない。

ミンティ > こちらに原因があるような少年の主張に、冷静ならすこしくらいは言い返せたかもしれない。けれど道端で急に唇を奪われた直後では、まともに頭が働いてくれず、本当にそうなのかと考えてしまう。
唇は離れても、身体はまだ抱き締められたままで、そうなると落ち着こうにも落ち着けず。

「…よくは……襲われていません……っ。
 あ、あの……もう、わかりました、から、……我慢、しますから」

たしかに、よく追いかけ回されているし、酔った男性に絡まれたりはしていたけれど、年頃の少女として、そう頻繁に襲われていると言われるのだけは否定しておきたかった。あまりはっきり言えるほどトラブルがすくないわけでもなかったから、声は自信なさげで小さいもの。
恥ずかしさを我慢するは言ってみたものの、それもどうしたらいいのか方法がわからない。しかしこのまま抱き締められているわけにもいかないから、控えめに身を捩って。

ブレイド > 「今日も含めてオレが知ってるだけで何度目か言ったほうがいいか?」

反論する少女の言葉に、ジト目を返してしっかりと体を抱き寄せる。
この街の中で知り合い、仲良くなった少女なのだ。
ひどい目にあってることをしっているのに、いい顔などできるわけもなく。
かといって、四六時中くっついて守るなんてのは独りよがりでしかないし冒険者である以上不可能だ。
身を捩る彼女の体…流石に抱きしめていては歩きにくいので手を緩める。

「一応聞いとくけど…流石に今日は大声出しちゃまずいよな?
家だし、真夜中だし…」

この確認の意味が読み取ることができれば、更に怒らせてしまうかもしれないが…。

ミンティ > 「…今日は、もしかしたら…気のせいだったのかも、しれませんから」

本当に数え上げられたら、情けなさで立ち直れなくなりそうだった。せめて一回分だけでも数を減らそうと、結局正体は見えずじまいだった気配について、ぼそぼそと言い訳がましく反論する。
やっとの事で抱擁を解いてもらえたら、ほっとして、今度はすこし早足になった。通りすぎていく人たちが、いつまでも残っているわけじゃないけれど、この場にいるのが恥ずかしいから先を急ごうとして。

「はぇ……っ?」

はい?と聞き返そうとした声が裏返って、間抜けな返事になってしまう。意図を尋ねる直前で、なにを聞きたかったのか理解できてしまった。無言で口をぱくぱくさせてから、あわてて首を横に振る。
いえはこまります。そう答えるのが精一杯の声は溜息みたいにか細いもので。

ブレイド > 「そういうことにしとくよ」

反論に苦笑しつつも彼女について歩く。
そういうところがむしろからかいたくなるのだろうが…まぁ、そこは黙っておこう。
追い詰め過ぎたら泣いてしまいそうだ。
急ぎ足のミンティであったが、自身の質問をうければ妙な声を上げてしまって。
首を横に振って…答えはない。

「首振るだけじゃわかんねーぞ。大丈夫なのか?」

自身の意図が伝わったようで、少し恥ずかしい。
こちらも少し頬を赤くしつつも、少し早足に彼女の手を引く。
彼女を…ミンティを抱きたいという意図が伝わってしまったのだから。

ミンティ > 「……はい」

苦笑しながらの譲歩してもらえたけれど、実態は違うはずだと言いたげだったから、こちらから返す声は萎んだまま。
自分としては臆病者なりに注意深くしているつもりだけど、もっと警戒心を育てた方がいいのだろうかと悩む。
今はまともに考え事ができそうにない状態だから、悩みすぎて暗い顔にはならずに済んでいるけれど、かわりに早鐘を打ってうるさい鼓動が気になってしまう。身体の外まで音が聞こえるはずはないけれど、ぎゅっと胸をおさえて。

「……言いました。だから……家は、困ります」

家じゃなければいいのかと聞かれたら逃げ道がない答えになるけれど、そこまで気が回っていなくて、失言かどうかもわかっていない。
少年の顔を見る余裕もなくて、視線はずっと足の方に下がっていた。前から誰か来たらぶつかってしまいそうだけれど、それは彼がどうにかしてくれると思いたい。

ブレイド > 「そうか」

短く答えれば、頷いて…足早な歩みのままに
うつむく少女を誘導していく。
見慣れた玄関先すら素通りしてしまうが、この会話の後だ。その意味くらいわかるだろう。
そこで文句を言われれば、そのまま彼女の家に連れて行くだけなのだが…

「どこならいい?」

無理やり犯すような真似はしたくないし、する気もない。
だから、あくまで彼女に尋ねるように。

ミンティ > そのまま歩いていると、すぐに自分の家、任されているお店が見えてくる。今日の帰り道はかなりの遠回りをしてしまっていたから、やっとここまで辿りつけたと安心したいところだったけれど。
手を繋ぎながら、ここまで連れてきてくれた少年の顔を窺う。家ではだめだと言ったけれど、彼がどう行動するのか読めないから落ち着かない。答えを示すように玄関を通りすぎられて、少年の意図を自分が読み違えていなかったと確信した。

「……そういう事を、聞かれるのは困ります」

抱かれたい場所を自ら告げる勇気なんて、持っていない。赤く染めた困り顔のまま、ぽつりと呟く。
どこへ歩いていくのか、これからどんな時間を過ごすのか、今はまだわからない。ただ、今日はもう明るくなるまで帰れそうにないなと心の中で覚悟だけはしておいた…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にネコさんが現れました。
ネコ > 平民地区の酒場にて、一人のミレーが給仕の仕事中。
夜も更けてきたということもあり、なかなかの賑わいである。

『あいあ~い。コチラのお客様。
 お飲み物とおつまみお待ちニャ』

注文をテーブルに運んでは厨房へ戻り、また次の料理を運ぶ。
なかなかリズミカルに仕事をこなせているが。

『……ちょいっ』

そんな少女の胸やら尻やらを触ろうとする相手には。
するり、と身軽に手などを回避しつつ、ニヤリ、と笑う。

『わりーけど。アタシ、安くねぇよ?』

くすっ、と声を漏らしつつそう言い、また給仕。
なんだかんだ、楽しんで仕事をしているようだ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にアイラさんが現れました。
アイラ > (一仕事終え……と言っても個人商店主にとっては休息時間も不規則になりがちで、外食を選んだとしても気分次第で利用する店を変えている身の上で、本日は偶々この店にと言った形。決まった店が仮にあるとするのならば特殊な催しが行われるもう少し裏通りになりがちである。入店直後に選んだメニューは“本日のおすすめ”と無難なもので)
……あらあら、またうまい事かわすものねぇ……
(そんな夕飯代わりの代物もあらかた食べ終えて、さて食後に何を選ぼうかとの算段中、ひらりと身をかわす少女の挙動で柔らかく翻ったスカート裾の危うさに目を細め、おしい、なんて内心呟くのは幾人もが挑戦したその布地奥を己も期待している証であった)

ネコ > 『すんませーん! 3卓さんのオーダーまだ上がってにゃいんですけどー!?』

忙しくなってきて、少女もまた余裕が無くなってくる。
まだ出来上がってないメニューを催促しては、他の料理を持って別のテーブルへ。
流石に忙しさが増してきたからか、店内には給仕の数が増えてきて。
正に、夜の宴まっさかりという感じ。
人手が増えたことにより、少女はため息を吐くものの。

『……お嬢さん。何かお代わりお持ちしましょうかにゃ?』

そんな中、自分のことをちょっと見ていた相手に近づき、そう尋ねる少女。
にこり、と微笑みつつ。お飲み物。あるいは軽食は? なんて。
同時に、体に触ろうとしてきた男の手をトレーで叩き落とす。

アイラ > (己が来店した時と比べても店内は盛況さを増したようで、それに伴ってなのだろう、増え行く従業員はどの子も可愛らしく……ソレがこの店の盛況理由の一つにもなっているのだろう。オーダーした“本日のおすすめ”も値段以上と思える満足感に口元を綻ばせて)
ん?あぁ、そうねぇ……せっかくだし、食後のデザートとか貰おうかしら。……このフルーツの盛り合わせって、一人で食べきれるぐらいの量?
(翻るスカート裾からそのまま目線を上げると、なるほど幾人もが標的としたくなるだろう可愛らしさに納得しつつ……スパン!と、鮮やかな手並みで叩き落された男は、その手をひらひらと振って悔しげに表情を歪めているようで……そうとなれば己もまた悪戯心が疼いてしまうわけで、これ、なんてメニューを示す素振りと共に手招きし、店内配置としてはやや奥まった席までミレーの少女を招き寄せようと)

ネコ > 少女は本来冒険者なのだが。まぁ、依頼によっては。
『お店を手伝ってください』なんて依頼もあるにはあるのである。
本来の従業員が出勤してくれば、少女はそろそろ上がりかな、なんて考えつつも。

『ん~……一人だとちょっと多いかもですにゃあ。
 厨房に言って、ちょっと小さめサイズにしますかにゃ?』

お値段も割引してもらえるように頼みましょうか? なんて相手に提案しつつ。
相手に誘われれば、何の警戒もせずに相手のすぐ傍まで近づくだろう。
何せ依頼である店の手伝いに関してはそろそろ刻限が近づいているし。
男の客を相手にするのに比べ、やはり女性相手ということで警戒心は薄れてしまっている。

アイラ > ……ぅうん……それもなんだか勿体ないわよねぇ
(悩む素振りで口元に手を添えて、軽く唸るようにしてみせるのは少女がこちらに辿り着くまでの時間稼ぎと言う方が真実に近いわけで、唸りながらも目線は盗み見る形で少女の纏うメイド服を、幾人もの男性客が返り討ちになったその裾へと向けられて)
そうだ、ね、良かったら……食べるのを手伝って貰えたりしないかしら?あなたって、このお店でも“人気者”みたいだし……ふふ、お近づきになれると、嬉しいのよねぇ
(程良い距離まで招き寄せる事に成功すれば自分の手で隠した口元を悪戯げに吊り上げて、残った手指は……幾人もが撃墜されたスカートへの挑戦を試みる。のだが、捲るのでも、布地越しに尻を撫でるのでもなくの悪乗りは、裾からスカートの内部へと侵入して下着越しの尻たぶを揉んでみせようとの目論見だった)

ネコ > 『でもまぁ、食べきれないサイズ頼んでも後悔しかないと思いますにゃ』

とことこ、と相手に近づきつつ、オーダーを受けようと。
周囲の客の視線には、当然気付いている。
アサシンも兼任している少女にとって、視線、気配など感じ取れて当然なのである。

『……そりゃあまぁ、構いませんけどにゃ。
 アタシももう仕事終わりだし……。
 ……おや?』

相手の提案に、チラ、とカウンターのマスターを見る。
マスターは時間を確認すると、一度頷き。どうやら、仕事は終了のようだ。
その瞬間、相手の手が自身の尻に触れれば、ちょっと驚いたように。

『……でもお客様。アタシ、ここの従業員じゃね~っすよ?
 臨時雇われの冒険者ってやつでして。
 ……それでもよければ、喜んで』

メイド服の上から付けていたお店のエプロンを外し、マスターへとパス。
そのまま、相手に密着するほどの距離まで近づけば、相手の手を掴み……。
ヒップから腰へと、その手の触れる場所をずらさせる。

アイラ > まぁ、それもそうなのだけれど……
(なんだかんだと理由をつけての間延びしたやり取りの末、狙い通りに己の手指がスカートの内側へと潜り込んでくれていた。男ならぬ女の身、隙をつく事ができたかと満足気に表情を緩めたところでヒップラインを愉しむように指を軽く曲げ……たところで己の手首が彼女の手に捉われていた)
む、半分成功で半分失敗ってところかしら……?可愛いお尻にもちょこっとしか触れなかったし。……普通のウェイトレスさんにしては上手い事避け続けるなぁとは思っていたけれど
(結果的にヒップライン堪能とはならず、それでも腰へと回った手は、座っていた椅子を軽く引いてスペースを作って彼女をそのまま己の膝上に座らせるように抱き寄せていた)
―――もちろん、だって、興味を持ったのって貴女の事なのよ?ここのお店、案外アリだったから夕飯候補にするつもりだけれど、そこはこの後次第ねぇ……―――エプロン外したって事は、今日はもうあがり?
(そうであれば好都合とでもいうかのように笑み交じりのその言葉がさすがに潜めたトーンとなったのは、他の男性客から若干の恨めし気な視線を感じたからで)

ネコ > 『……にゃ?』

なんとも歯切れが悪いな、と思っていたが。
相手の言葉や行動を知れば、なるほどそういうことか、と納得がいった。

『いやいや、全部成功ですにゃ。
 アタシ、ヒップよりは腰のラインの方が自信あるんで』

くすくすと笑い、相手の膝の上に座り、抱きしめられる。
相手の言葉には、少女は目を細め。それまでの様子とは違う……。
色事慣れし、男を誘うようなそれで。

『あがりですにゃ。……んふっ。
 お客様。よろしければ上のお部屋で……。
 二人っきりで話しませんかにゃ?』

相手の顔、息がかかるほどの距離でそう囁く。
抱きしめられたまま、相手の体に触れていき……。
周囲の男どもに関しては、とりあえず見下しておいた。

アイラ > む、ほんと?……触る側からしてみれば腰を触るよりもお尻の方がお得感があるのに
(もっとも、仮に今も己の手指がスカートの内側にあれば尻たぶで満足していたはずも無く、素直に膝上にて抱かれてくれるのを良い事に己の足を彼女に跨がせて緩い開脚を促して、抱き寄せた手指はテーブルの下でこっそり、スカート前面部、つまりは恥丘側へと這い忍んでいた。残る手指も、抱きとどめるのを口実に胸へと伸び行くその途中、思いがけぬ提案に、ぱち、と、瞬きしてしまって)
……―――あら意外、てっきりガードが堅いのかと思ったけれど……ふふ、そういう事なら喜んで“お話”しましょ?……宿代が必要なら、明日の朝食分と合わせてこっちで持つから……お宿の“お部屋”はあなたの方が詳しそうだし、ゆーっくり“お話”できる場所、抑えて貰える?
(そんな瞬きから一転、色欲交じりの視線をもはや隠すこともせず、近寄った顔の距離を良い事に周囲の客からは見辛い角度で、ちょん、と、触れるだけのキスまで落とし……膝上で抱かれたままでいてくれるのであれば“支え”の為の手指は胸を撫でるどころか露骨に揉むように触れてみせて)

ネコ > 『そいつぁ甘いですニャ。
 腰から……ヒップのラインへと、ってのがいいんですにゃ』

相手の手を握ったまま、腰から、再度ヒップへと。ゆっくりとなぞらせる。
が、流石に。相手の手が体の前にくれば、ぺち、と叩き。

『いや、アタシ別にガード堅くないっすよ。
 ……そういうことなら。マスター、部屋借りるよ~?』

相手が提案を受け入れてくれれば、少女は笑い。マスターへと声をかける。
マスターは頷き、部屋の鍵を投げてきて、少女はそれをキャッチすれば。
相手のハグからするりっ、と逃げ……るのだが。
キスを受け、胸を揉まれれば、顔を朱に染めながら、相手の手を引き、二階の部屋へと向かっていく。

『……アタシ、冒険者のネコ。
 アナタの名前は? お嬢さん』

アイラ > メイド服越しだと、ちょーっと判り辛いわねぇ……む、けちぃ
(彼女に捉えられた手首が促される形でボディラインを愉しんで、確かに撫で心地の良い肢体なのだが……ちょうど着衣の境目を跨ぐ事も相まっての不満顔。そんな折に前面部への愛撫が阻まれたところでわざとらしく拗ねてみせて)
……あら可愛い
(思いがけぬ赤面にそんな言葉を投げかけてしまって、柔軟な挙動で腕から抜け出る事を己も止めようとはしなかった。何せ、となるのは“オタノシミ”は部屋を移せば店内以上だろうと思っての事……誘われる形で部屋へと向かいつつ)
……ネコ?冒険者らしく、通り名とかかしら……?私は、アイラよ。ええと……
(そこで幾つかの通りと目印を口にして、脳裏にそのまま地図を思い描けば富裕区の方へと通じる道行きだと判る事だろう)
―――……で、その辺りでお店をやってるの、一応の触れ込みは、雑貨屋ね。冒険者さん向けのも色々仕入れてはいるけれど……儲け口で一番大きいのは、ちょーっとオトナ向けの商品ってところ
(先導される形で廊下を進んで行くと、やはり目を惹くのはひらひらと揺らめくスカートだった。どうやら他の利用客が居る気配も無く……ならば、との欲目は先程よりも大胆なモノ。尻では無くウェストラインを狙った悪戯指ではあるものの、撫でるというよりも着衣の留め具を探るような指使いでやや斜め後ろから触りにかかっていた)

ネコ > 『アタシ、安くないんで。
 って今日だけで何回言ったか』

流石にこんな場所じゃイヤです、と。相手に微笑みかける少女。

『……可愛いとか。あんま……』

こういう感じの時には言われたくないです、と小声で呟く。
様々な男とセックスしているときは言われ慣れてるけど。
こういうタイミングでは恥ずかしさが先行してしまう。

『いやまぁ、アタシ、奴隷でもあるんで。
 ご主人から貰った名前ですよ。
 ……アイラさん、ね。覚えた覚えた』

相手の問いには素直に答えつつ、相手の名前を記憶する。
部屋に着けば、鍵を開け、相手を室内へと案内しつつメイド服を軽く脱ぎ。

『雑貨屋さんの店長さんなんだ。へぇ~……。
 大人向けの商品って……どんなの?』

相手の前でスカートを揺らしつつ、するすると服を脱いでいったが。
背後から触れられれば、ちら、と相手を振り返りつつ。

『んふっ。脱がせたい?
 それとももう裸になっちゃってもいい?』

アイラ > ……大人気だったものねぇ
(茶化すような声音で告げるのは、のんびりとした食事時に幾度も彼女を目線で追っていた事を白状するのに等しい言葉、それでも店内での深追いはそれ以上を避けて)
だって可愛いのだもの、こういうの、素直に言った方がお互いにとっていいとおもうのよねぇ……―――奴隷には見えないの、ご主人様がイイヒトだからかしら。ええ、よろしく、ネコ。……何か珍しい商品とか探したくなったら相談に乗るわよ?
(売り込みをかけるような言葉になるのは人の世に紛れるにあたって商店を構えてからのクセにも近い。そうして、施錠された扉を潜っての―――二人きり。脱ぎ始めてくれるのならば、なんてすぐ隣を抜けてベットへ先んじて向かっていた)
色々よー、えっちの為のおもちゃもあるし、変わり種だと水晶にえっちを記録して、魔力を通して壁に投影して愉しむ用のなんてのもあるし。……なやみどころなお誘いだけれど、そうねぇ……ふふ、裸、になってくれるなら……なって貰っちゃおうかしら、もちろん私の目の前でよ?……ネコのストリップ、みせて?
(辱めるにも近しいそんな言葉で誘いつつ、視線は脱衣を始めた少女の方へと固定して……にんまりと唇の端を吊り上げたその直後、己は、自分の着衣を自身の指で軽く撫で……撫でた直後、まるで縫製していた糸が自然と解けるようにブラウスとスカートが消失。仕立ての良い、揃って白いブラとショーツを纏っただけの姿になってみせて)
……あ、こういうふうに、ちょっとの工夫で脱げちゃう服なんかも扱ってるわよ?
(情緒と言う意味ではなんともダイナシな一品なのだが、恥じらわせたい相手へ“衣服として贈るため”の需要がある、そんな曰くつきの“商品”だった)

ネコ > 『アタシみたいな貧相な体の女相手にね~。よくやるよ』

男ってやつぁ……と苦笑しつつ。相手に微笑む。
美人・美女・美少女に見られるのはイヤではないらしい。

『……やぁ……。
 あのご主人がイイ人なら、世界から悪人って言葉はなくなってるねぇ。
 こちらこそよろしく、アイラ。あはは、その時は相談しようかな』

少女の主人。外道、小悪党、ゲス。そんな感じ。
相手の売込みには、冒険者として、いつか相談することもあるか、と。打算的に考え。

『あぁ、記録水晶はご主人も持ってるわ。エロっちぃやつ。
 へぇ~。いろいろあるんだねぇ。
 ……ふふっ。仰せのままに』

相手がベッドに近づき、命じてくれば。少女は頷き、メイド服を焦らすように脱ぎ……。
下着に手をかけ。まるで踊りを踊るかのように体をくねらせながら。少しずつ脱いでいく。

『そりゃあ素敵だけど。脱がすのがイイ、って人にはウケ悪そうだね』

あはっ、と笑いつつ。下着をも脱ぎ捨て、全裸になる少女。
薄い胸の先端の桜色は既に硬く。クレパスからはふとももまで愛蜜が垂れ。
明らかに性的興奮状態であると相手に教えつつ、ゆっくりとベッドへと乗り。相手を誘うように目を細める。
ベッドの上でも踊るかのようにすれば、ふとももがすれ、くちゅくちゅと水音が鳴り響いた。

アイラ > ……ネコのご主人様については、深く聞かない方がよさそうねぇ……ふふ、でも、うちのお店で取り扱ってる記録水晶も、売れるのはそういう“エロっちぃやつ”ばっかりね
(どころか、己の取り扱い商品の映像達となれば好き物向けのものがその殆どを占めている。……もっとも軽い映像商品を挙げよと言われれば、今まさに己の目前で演じされているように少女のストリップ映像が当てはまる……少女、の分類が目の前の相手よりもさらに幼かったりするのだが言わぬまま、ベット上の特等席からの色欲をこめた視線を受けても躊躇いなく全裸になってくれるものだから、脱いでいる最中にも露骨な視線が乳首を視姦し、淫裂が屋内灯にてらてらと特有の濡れ光方を魅せてくれた事でも上機嫌)
そゆこと、便利グッズだけれど、その辺りは購入者さんの性癖がモロに出ちゃうかも?……ちなみに“デート相手に贈るため”って、採寸メモと一緒に発注してくるもの好きさんも居るから……案外、街中で剥かれちゃってるんじゃないかしら
(戯言一つ、すぐ隣に位置してくれた全裸の少女の細肩へと手を触れて、そのまま半身を捻る形で仰向けに押し倒す。……そこで動きを止めるはずも無く、ハニーブロンドの髪で裸身をくすぐるようにしてしまいながらツンと尖った乳首へ唇を寄せて唾液濡れの舌で舐め転がし……手指はウェストラインから太腿まで撫で下ろして、着衣越しでは味わえなかったラインを愉しんでいた)
……ん、ふふ……確かにネコの腰からお尻のライン、撫で心地いいわねぇ……―――でも、そんなふうに濡らしてるなら……
(と、太腿から内腿へ滑った指は、膝裏まで撫で下ろしたその直後、ぐいと大きく足を開かせる事で濡れた淫唇をドア側へ向けて晒すように仕掛けていた)

ネコ > 『そだね。知らないほうがいいし関わらない方がいい。
 アレさ。男って、記録水晶見ながらシコシコしてんのかね』

だとすれば、それを外から見ると非常に寒くない? と首を傾げつつ。
見事、相手の視線を受けたままストリップを終える。
下の店舗で声をかけられ、触られたときから。期待してしまっていた体は。熱を帯び始め。

『なるほどね。……なんだかなぁ。
 こういうのって、ムードとかが大事なのにさ』

お手軽なのもいいけどさー、などと言いつつ。相手に触れられるのを拒まない。
押し倒され、乳首を責められ始めれば、ぴくん、と腰がはねる。
太ももまでなでられれば、息が漏れてしまい。

『……お褒めに預かり恐悦至極。
 ……あ、あぁっ……』

相手の愛撫を受け入れながら、快感に悶えていた少女。
しかし、足を開かれてしまえば。流石に少し恥ずかしいのか。
顔を背けてしまう。

アイラ > …………お客さんがどう使うかは、あんまり考えないようにするのが良い店主ってものだと思わない?
(映像商品ともなれば男性客が購入していく事の方が多いのだが、販売元たる己はと言えば生粋の同性愛者。彼女の言葉でうっかり想像してしまった所為で組み伏せる最中に苦笑が混ざってしまっていた。それでも、いざ仰向けに押し倒して乳首に舌が這う頃にもなれば口元にはあっさり色欲濡れの笑みが戻ってきていて)
……不意打ちの青姦向けとか、野外露出初心者の冒険後押しとか、そういう需要もそれなりにあるのよ?……ネコは、お外でえっちするんじゃなくって……お部屋の中で思い切り乱れる方がお好み?
(胸に顔を寄せたままの上目遣い、となれば淫裂を眺め愛でる事は出来ないのだが……開脚を強いた足を己の足で押さえつけると、膝裏から内腿へ、内腿から淫唇へと指が這う。すっかり濡れた蜜孔へ中指を人差し指で触れると、すぐに埋める事はせず、くちくちと淫らな蜜音がわざと響くように自慰めいた指使いで弄ってみせて……乳首を責める舌先もまた、勃った蕾へ軽く歯を当て、ちゅぅと強く吸い上げる事で露出面を増やしたままで快楽を浴びせるように責めてみせて)

ネコ > 『あはは、それは確かに』

相手の言葉に、少女は苦笑する。寒々しい自慰行為についてなど。
考えても楽しいものではないだろう。

『あぁ、なるほどね。
 ……う~ん。難しいなぁ。季節によるかも』

寒いときは家の中がいいし。暑い時は外もいいよね、と笑うものの。
だんだん余裕は無くなっていく少女。胸を舐められるのもそうだし、足を開かれ、暴かれるのも。
そして……、その秘所を、指で攻め立てられるのも。
少女の余裕を奪い。

『……ぁ。あ。アイラ、上手……』

声が、熱を帯びた声が漏れてしまう。
腰はぴくぴくと小さく痙攣し。
相手の行為に、溺れていってしまう。