2018/08/17 のログ
■クレス・ローベルク > 「成程、確かに。君みたいな商売の子だと、信用は大事だろうし。うん、勿論約束するよ。僕も好んで死にたくはないし。っていうか、死なないために死ぬような目にあってでも鍛え直したいわけだし……」
と少し遠い目になってしまうが、直ぐに気を取り直してメモを受け取る。メモをざっと読むと、筆記具を取り出して幾つかの所に線を引く。どうやら、重要な所に強調線を引いているようだ。それが終わった後、改めて顔を上げ
「シェンヤンの九頭竜三幕は諸事情で何回か入った事があるけど、あれは主に盗賊退治だったから、実はあんまりあっちの魔法とかは学ぶ機会がなかったんだよね」
だから出来ればどんなのか教えてほしい。と追加注文する。勿論、その分のお金も払うと付け加えて、
「タナールの方は……志願兵を募ってたのは知ってたけど、誘惑に耐えないと行けないのか……俺エロいからなあ……可愛い系の女の子に迫られたら」
多分誘惑されたら三秒も耐えられない。と言って、タナールの欄の直ぐ横に☓をつける。そして、最後の欄を見ると少し苦笑いを浮かべた。
「ああ、最後のは知ってる。僕も剣闘士だからね。と言っても、借金とかじゃなくて、実力……っていうか、特殊な戦闘技術を見込まれてのスカウトなんだけど」
とはいえ、有難う。参考になったよ、と紙を仕舞い、
「いや、それにしてもびっくりしたよ。街中のゴロツキの溜まり場でも解れば上々だと思っていたけど、結構まとまった情報が手に入ったのはありがたい。……っていうか、君何者なんだい?今度はそれが知りたくなってきたんだけど」
そう首を傾げる。どうにも、相手の年齢と知ってる知識や態度がちぐはぐなのだ。最初は舐められないように口調を変えているのだと思っていたが、カネ目当ての子供が、仕事上の信用の重要性を知ってるとも思えなかった。
■クラウディア > 死にそうなぐらいハードだから鍛えられるわけだが、ちょっとでもしくじると死ぬ…。
難しいところだよな。 気持ちはとても良くわかるが、命あってのなんとやらだ。
(腕組みして相手に渋い顔を作りながらゆっくりうなずく。とはいえ、死なれては困るのだ。
相手の言葉を受けてメモ帳を確認する。 ううむ、と唸ってからペンを走らせた。)
シェンヤンの連中が使うものは、自然に関したものが多いみたいなんだが、詳細はわからん。
何らかの呪文…聞き慣れない言葉が呪文発動のキーになることが多いそうだから、
音…とくに術者の声に注意すべきだ。
タナールの方は魔族が相手だからなあ。 魔術に耐性を備えるなりなんなりしないと、
あっけなくやられてしまうかもしれないぞ。
ハイブラゼールの方は…。おお、そうかい。 それなら腕は確かだな。
とはいえ、あそこですら訓練にならないって考えると…やはりシェンヤンか、タナールか…。
どちらも厳しい場所であるし、武力だけでなんとかなるような場所ではない。気をつけていくんだぞ。
(がんばれ!と拳を握って相手を鼓舞する。 自分についての問いかけには、少しだけ
驚いたような表情を浮かべた。)
俺のことかい? そうだな…以前は俺もあんたみたいな、ちょっと色気に弱い冒険者だったんだ。
ある時出会った魔族が「永劫の快楽をくれる」なんていうからそれに乗っちまったんだよ。
そしたらこの姿にされた。 成長しない、弱くて幼い体にされたわけだ。
成長しないってことはさ、強くなることだってできないわけだ。
ついでに記憶の方もちょちょいとやられて、自分が誰だったかも思い出せない。
そんでこういう仕事をやってるわけだ。 …という与太話かもしれんが、あんたはどう思うね?
(つらつらと語ってから、いたずらっぽく笑って相手を見る。 ジョッキに手を伸ばし、
ジュースをぐい、と喉に流し込んだ。 ふう、と息を吐いてから口元を拭う。)
修行したいっていうあんたを見て、少しだけ羨ましくなったよ。 今日のお代はロハでいい。
だから、必ず生きて帰ってきてくれ。 強くなったところを俺に見せてくれよ、たのんだぞ。
■クレス・ローベルク > 「まあ、普通死にそうなぐらいハードな所に行ったら死ぬよねえ……いや、本当にクラウディア先生にはご無理を言っております」
なむなむとクラウディアを拝んでから、再びメモを見て
「へえ、自然に関したもの。草や樹を武器にされると厄介だなあ。足元の雑草がいきなり魔物化して足からバリバリ食われるとか正直考えたくない」
ちょっとリアルに想像して青い顔。気付けとして飲み物を煽って次の項目へ。
「魔術耐性か……実家で鍛えられたときもてんで駄目だったからなあ。そういうのが得意な人を連れてくるしか無いかあ」
エロい事自体は大歓迎だが、流石にそれで死んでしまっては元も子もない。行くとしたら、相当に慎重を期さなければと心に刻む。そしてハイブラゼールの話題に移ると
「あー、やっぱハイブラゼールで訓練にならないならその二つかー。うん、頑張るよ。正直今の話を聞いて泣きそうだけどさ!正義のヒーローに倒されるか精神操られて死ぬか謎の魔法で訳も分からず死ぬかの三択とか嫌すぎるけどさ!」
俺こういうのが嫌だから実家逃げ出してきたのにーとテーブルに突っ伏す。しかしクラウディアの話題に移ると、興味深そうな顔になり
「へえ、契約を結んだ後の身体変容、及び精神変容か。元から色気に弱くて、永劫の快楽をくれるっていう契約内容からすると、恐らく性感過敏か、若しくは性欲過剰もプラスかな。うん、実家で魔物については割と叩き込まれてるから嘘だとは思わないけど、普通に同情するかな……」
色事には目がないとはいえ、流石のクレスもこのレベルで不幸な女の子に無理矢理エロい事をしたいとは思わないらしく、純粋に憐れみの目で見た。
「でも、納得したよ。きっと元の君は結構良い冒険者だったんだね。知識を押し付けるだけじゃなくて、ちゃんと相手を思いやって、その上で実利も大事にしてる。……うん、有難う。必ず生きて戻るよ。その時は、今度は仕事じゃなくて普通にお話を楽しみたいね」
そう言うと席を立つ。貰ったメモを大事に仕舞いつつ会計を済ませ、特に声をかけないならばそのまま出ていくだろう。
■クラウディア > 拝むのは後だよ。 まずは作戦成功からだ。
うまくいくと、俺もあんたも良い目を見る。 そうだろう?
(拝まれるとちょっと恥ずかしいのか、目をそらしながら答える。
相手の言葉にウム、と鷹揚にうなずいてから、相手の言葉に笑った。)
まあ仕方ないさ! 修行なんだから全力を出しきらないといけないしな。
とはいえ、無理せず退くことを忘れないようにするんだぞ。
(テーブルに突っ伏す相手の背中を、小さな手でぽんぽんと叩く。
自分への言及には、苦笑いしながら肩をすくめた。)
実際のところはわからんがね。 まあ、こうしてそれなりに商売を
やっていけてるんだ。 今日のご飯にも困らない。 これはこれで、だよ。
(そんな顔をするな、と相手の同情的な態度を笑い飛ばす。
そのままの勢いでメカジキを平らげると、けふんと小さく咳をして。)
果たしてどうかな。 少なくても、俺は欲深な冒険者だったのさ。
永劫の快楽なんてものに手を出そうとしたんだからな。
まあ、俺みたいな間抜けにはならないようにしなよ!
帰ってきたらまた顔を見せてくれよ、気をつけてな!
(相手の背中に声をかけて、立ち去るのを見送る。
彼が去ったのを見てから、自分も2Fの宿屋に上がることにした。)
ご案内:「平民地区『鋭き銃剣』亭」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「平民地区『鋭き銃剣』亭」からクラウディアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にルースさんが現れました。
■ルース > 「だからな、今回は見送りだ。遺跡の探索同行はいかないって。
それよりも薬草の採取とかないのか?」
平民地区にあるギルドの一つ、利用者の減ったカウンターで職員と押し問答をする姿。
どうにか遺跡探索メンバーに加わってほしいギルド側、それを断る男との攻防が続き。
「今はあんま街を離れられない用があるんだ。また次なら付き合うから頼むよ」
何度も同じ問答を繰り返し、ようやく納得した職員に手を合わせて謝り、次になら付き合うと約束。
ただ、求めた仕事は自分で探せと追い遣られるおまけもつき。
仕方ないと依頼掲示板の前に向かい、なるべく短期間な仕事を探して。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」に紅月さんが現れました。
■紅月 > ーーーから、ころ、しゃら…
近隣ギルドで遺跡の潜り手に困っているらしい。
そんな話を聞いて、それならばと覗きに来てみた。
相変わらずのユルい空気を纏いつつ、下駄と簪の音を涼しげに鳴らして。
「…ふふっ、此処も雰囲気いいなぁ……」
キョロキョロと辺りを見回して…折角ならカウンターでの受付より先に、まずは掲示板でも覗き、このギルドの依頼の傾向でも予習しとこうかと。
「…あっ!遺跡の!」
パァッと表情を輝かせる。
視界に入ったのは、つい最近見た覚えのある男の姿。
■ルース > 「やっぱないか……ああ言うのは出るのも早いか」
一番やりたい仕事は既に出た後、残るのは期間が長いか面倒なもんが多く。
その中でも希望に沿うものを…そう探して。
これもダメといくつか目の仕事から視線を外し、次にと視線を向け。
その最中にこの場では滅多に聞くことのない音に、視線を依頼板から移し。
「よ、あの時は世話になった」
その先にいたのは以前に遺跡に助けてくれた女の姿。
軽く手を揺らして挨拶を返して近寄っていく。
■紅月 > 男が此方に歩み寄るのを視界に入れながら…から、ころろと此方からも数歩距離を詰めて。
ふわりと微笑みながら、やはり軽く手を振り。
「ふふっ、此処の人だったんだねぇ…
ルースも依頼探し?」
着物の袖で口許を隠し、ころころと笑み。
次いで首を傾げて問うてみる。
「面白そうなの、あった?」
■ルース > 「本当にあの時は助かった。
俺はここに登録してるが紅月もここなのか?」
あの時と変わらないユルい空気を纏う姿。
まさかこんな場所で会うとは思わずに笑い返して。
「いや、まったく‥‥…ほとんどで払ってて面倒なのしかないな」
全然と言うように首を振って肩を竦めて。
■紅月 > 「ううん、別のトコなんだけど…なんか遺跡探索の人手が足りないって聞いてさ、そのヘルプなんだ~」
所属を問われれば軽く横に首を振り、ここに来た理由を話して。
「あらまぁ、残念…面白そうなのあったらついでに引き受けようかと思ったのに」
男の様子に、ついついクスッと笑ってしまい…そのまま面白がるような笑みを向けて。
「…でもま、ルースにまた会えたってだけでも収穫かしら?」
首を傾げながら笑いかけて。
■ルース > 「そうなのか?しっかし、別の店にまでヘルプってどれだけ手が足りてないんだよ」
まさかの応援という事にどうなってるんだと、首を振る女から職員に視線を向ければ目をそらされ。
「多分、遺跡と同時に出来るのはないな。それに二重は他に睨まれうぞ?」
少ない仕事をとりこむな、ってなと告げて。
おもしろそうに笑みを向けるにどうしたと問い。
「それで収穫なら安すぎないか?まあ、俺も会えて嬉しい訳んだけどな」
偶然とはいえこうして会えたのはいい事だと笑い返して。
■紅月 > 「あぁいや、睨まないであげて?
私、治癒持ちだから…ちょくちょくヘルプ頼まれるの。
うちのギルドも『コイツなら早々死なないから』とか言って、結構気軽に貸し出し要請持ってくるのよね」
困っちゃうわ、なんて…どうにも愉快げな様子で話す。
…迷惑そうにしながらも、貸し出される事を楽しんでいるように見えるだろう。
「あら、そこは長く残ってるヤツとか誰かと共同とか…上手くやってるのよ?
冒険者の知り合いも増えるしねぇ」
仕事を取るなと言われれば、うふふ、と笑いながらユルく返す。
「あら、充分イイ報酬よ?
会いたい時の仲介場所があるって便利だもん」
■ルース > 「そうは言ってもな…他所にヘルプは少々問題だって。
ここにだって多くはないが治癒持ちはいるって…あいつらは遺跡にはいかないか。
そっちのギルドもたいがいだな、その考え方」
それでいいのかと呆れてしまうが。貸し出される女が愉快そうにしているのでいいかと。
迷惑そうに見えるが、それも楽しんでいるなら自分がいえる事はないと肩を竦め。
「そういう風に受けてるのか。けど組むと報酬の分け前で揉めないか?
知り合いが増えるのはいい事なんだけどな」
どうしても簡単な仕事はソロで受けるだけに共同という考えは浮かんでいなく。
ユルく返す女に慣れてると感じて。
「そんなものか?まあ……紅月がそれでいいならいいか。
俺を探すなら、ここか。この先の酒場によくいるぞ」
■紅月 > 「ふふっ、まぁ…どこのギルドだって本当に切羽つまらなければ"そう"はならないだろうしなぁ?
あぁ、うちのギルドはギルマスが変わり者で有名らしいから…なんか、慣れた」
女は何処か遠い目をしている。
実際ギルマスに顔を覚えられたせいで大小色々舞い込んでいるのだから、現実逃避のひとつもしたくなるというもの。
「あぁ、他所で受けた時は殆どお金とってないから。
"人生此修行也"…なんてね?
私にとっては遊び回れる事そのものが給料みたいなモンだからな~」
事も無げに、頬をポリポリと掻きながら言う。
つまりは有償ボランティアのようなものである。
新人補佐の技術や、戦闘サポートのタイミング、他の冒険者の体験談…実戦でなければ学べない事は多い。
「うふふっ…それでいいの!
ん、酒場もあるんだ?
…実はそんなにこの辺詳しくないんだ」
■ルース > 「うちはそれだけ切羽詰まってるのか…。
変わり者なら…あそこか」
遠い目をする女の言葉に何処なのかを察し。
あそこのマスターに顔を覚えられた冒険者を何人も知っているだけに同情してしまう。
「おいおい、それは仕事を受けたじゃなくてボランティアだ。
ちゃんと報酬を受け取らないとギルドとしては困るだぞ。
お前はそれでいいかもしれないが最低限は受け取るようにな?」
頬を掻いて告げる姿には流石に呆れ。
ギルドで受けるなら最低限は受け取れと、そうでないとタダで忌避受けると勘違いする依頼人が現れるのだと。
「まあ、これも報酬と言えば報酬か。
勿論あるぞ、何から行ってみるか?」
丁度これから行くと言葉をかけ。
そして女に共に行くかと誘いをかけ、断られなければ一緒に向かう事になるだろう…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からルースさんが去りました。
■紅月 > 「どうだろ?
私は此処のギルドの要請は初めて見たけど。
…あっ、やっぱりコレでわかるんだ……」
ははっ、と乾いた笑みをもらす。
何だろう…憐れみの視線が心にしみる、いや滲みるってか刺さる。
そうです私が苦労人です、なんて思ってみたりして。
「あ、ごめん。客からはしっかり貰ってる。
というか、基本はギルドから仕事分を報酬として貰う形だから…クライアントからは既に徴収されてる事が多いんだよね、うちの場合。
…んで、その取り分を仲間に分配してもらったり、駆け出しとヒーラー育成にあててもらってる感じ」
己のギルドの場合、マスターはアレだが下がしっかりしている。
…故にギルドの運営側からほんのり苦労人臭がする気がするのだが、たぶん気のせいじゃない。
思わず苦笑して…きちんと説明し直して。
「わ、嬉しい!お酒だお酒~っ!」
酒場へと誘われれば嬉々として着いていく。
どれだけ飲んだかは…二人のみぞ知るところだろうか。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」から紅月さんが去りました。