2018/06/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/橋の下」に月永遠花夕さんが現れました。
月永遠花夕 > 水路といったような小さな川が流れていて、その川にかかる小さな橋。そ僕はその橋の下へと向かうべく階段を降りた。あたりは蛍が飛び回っていて、橋の下までいくと腰を下ろし川へと足を投げ出したいつものようにひいている荷車はない。今日は久々にオフの日にしたからね。

聞こえるのはせせらぎの音だけ、冷たい水が足を撫でながら流れていく感触が心地よい。

「ふう。。。」

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/橋の下」にウォーターホースさんが現れました。
ウォーターホース > 夜の散歩。といっても、水中からである。水の中で目を凝らせば、無数の蛍が飛び交う様子。その中に、いつしか混ざる可愛らしい毛の塊が目に入って。
頭を出して、肩を見せると、水に濡れるシルクが透けて肌の色が垣間見えて。
頭はそう宜しくないので、思ったままを風に乗せて言葉を発し。

「こんばんは。可愛い毛玉の人。こんな時間に、子供がお散歩?」

月永遠花夕 > 「わっ!!おお、びっくりした。」
急に話しかけられて驚き耳をピン伸ばして警戒する様子を見せたけど、目の前に見えるのは女の子。うん。。。危ない様子じゃないね。これが幻術とかそういったものの類ならともかくとして。

「そう、散歩。ここは蛍が見えて綺麗だろう?君こそ水泳かい?いくら暑くなってきたとはいっても少し気が早いと思うけどね。」
僕はそういって尻尾をふって小さく笑い声を漏らすと彼女へと視線をむけた。うん、まさかこんな季節に水泳ということもないんだろうけど。しかも夜だし。

ウォーターホース > 驚かせてしまったか。眉を下げてちょっと頭を俯けたが、次第にくすくすと笑いはじめて。目の前で揺れる獣の耳が興味深くて触ってみたくもなり。

「とても………綺麗ね。そう。水泳をしていたの。冷たい水は私にはとても気持ちがいいわ。」

水辺からざばりと上がってしまうと、滴る水気。濡れた髪から肌から服にしている布から、どんどん垂れてくる水。顔の水だけを腕で拭って前髪を脇へ退けて。
少年らしき姿の主に、近づこうと。一歩、二歩、三歩。草を踏み締めながら。

月永遠花夕 > 「冷たい水は僕も好きだよ。ただ肩まで浸かっちゃうと凍えそうだけどね。もう少し暑くなればまた別なんだろうけど。」

眼の前に近寄ってくる少女。人間ではない。鼻が効く分それくらいはわかる。でも危険は感じないし問題ないだろう。警戒するほどではないね。

彼女の身体へと目線を向ければその格好がいやでも目に入ってくる。

「服、もうちょっとちゃんとしたものをつけた方がいいよ。ちょっとその格好は刺激が強いね」

僕は小さく微笑みながらそう口にするも、目線の場所には正直困った。だって、ほらいくら慣れててもさすがにまじまじと見る訳にもいかないからね。見てもいいけどさ。

ウォーターホース > 「凍えてしまう?寒がりね。」

既に自分にはあたたかいと、胸より少し上になる部分を押さえて微笑を浮かべ。
少年の言葉は、濡れた服のことを指しているのだろうか?それもまたおかしくて、手の指を唇に押しつけてくすくす笑ってしまい。笑うと、肩や薄い胸も揺れて。

「服のことは、気にしなくていいわ。」

ちょっとからかおうと、近づいた隙に、ちょっと屈んでそのふわふわとした毛並みごと胸の中に抱き締めてしまおう。

月永遠花夕 > 「この水の気温はさすがに暑くなってきたとはいえ、普通凍えちゃうよ」
 彼女は人ならざるものだから、やっぱり普通の人間とは感じかたが違うのかな?とはいえ、僕も人間じゃないからどうこう言えたこっちゃないのだけれど。

「いやいやいや、気にするって普通に。だってそんな格好してたらむらむらっとされちゃって襲われちゃうよ?」

そのとおり、僕と違ってこの街には悪い連中がたくさんいるのさ。まあ、悪さは僕だってするけど、そんなにタチは悪くないつもりだ。抱きしめられたら振りほどく訳にもいかず困ったように彼女へと笑いかけて、耳をへにゃっと頭へと伏せさせて。

「うーん、君は僕でなんか遊んでやしないかい?」

ウォーターホース > 「水は私にとってなくてはならないもの。私は水の精。」

胸の中の狐耳を手のひらで愛撫しながら、秘密を打ち明けるように、そっと囁き声にて。
襲われる、との言葉にははぐらかすように、またくすくすと笑って見せるだけ。
困ったような仕草はこちらを思い上がらせるのみで、嬉しくて。きゅっ、と抱き締める力が少しだけ強くなり。

「遊んでいるとは思わなかった。あなたが、可愛らしいだけなのでは?」

唇を寄せて、耳にちゅ、と口吻けを。

「あなたのお名前が知りたいわ。私はウォーターホースと言うの。」

月永遠花夕 > 「そうか、やっぱり人間ではなかったんだね。水の精か。なかなか珍しいね。」
 うん、なかなか興味深いね。こういう珍しい生物と触れ合うなんて滅多にないし、おっとこういう物言いはさすがに失礼かな。
「ちょ、擽ったいってば」
僕は耳を思わずふるふると揺らして彼女の手のひらを撫でる。キスまでして一体どういうつもりなんだろうか。もしかして僕求愛されてる??
「僕は月永遠花夕っていうんだ。花夕でも月永遠でもどっちで呼んでもかまわないよ。ウォーターホース。」
さすがに呼び捨ては失礼かな?まあいいや。
「ところで僕もしかして求愛行動を受けてるのかな??この状況?」
彼女の肌を感触を感じながら彼女の頭を緩く撫でれば彼女の瞳を覗き込みながら尋ね緩く彼女の唇へと触れる。うん柔らかいな。

ウォーターホース > 「こちらこそ、狐さん?」

水温で冷たくなった肌が、彼に触れている状況。狐の姿をした少年に、愛想を浮かべて挨拶一つ。
擽ったいと言われて、何が、と物問いたげに不思議そうな表情を浮かべて覗き込んだら、手のひらを撫でる手が。優しい動きなのに、不思議と愛撫めいたものに思われて、指を震わせてから抱き締める力を緩めて。

「花夕。ありがとう。―――求愛かしら。ええ、たぶん、きっと、そういったものよ。」

頭を撫でられると目を細めて気持ちよさそうに。触れられた唇が体温を移されて、温かさとまでゆかぬ熱を灯しはじめて。額に唇を触れさせて、頬にも。

月永遠花夕 > 「狐なんてそれこそその辺りにだっているじゃないか。確かに僕みたく人形のは珍しいかもしれないけどね。」
 彼女の言葉に笑みを返してみせると、僕は彼女が抱きしめる力を緩めた拍子に身体の力を抜いた。ふーちょっとびっくりした。緊張しちゃったよ。求愛されてるならそれに応えるのが僕なりの礼儀というものだよね。
「僕に求愛してるんだ?」
彼女の唇が額におとされて、柔らかい感触が頬へと流れてくる。
「それは、僕と生殖行動がしたいという事かい?」
 不思議だね。彼女と僕は種族も違うのに。まあ男と女ではあるのだろうけれども。
「僕は自分の生殖衝動には逆らわないたちだけれど?冗談ですますんだったら今のうちだよ。」
そう彼女の耳元で僕は囁くと、片方の手で彼女の尻をゆっくりと撫でる。まるで、本当に水でも入ってそうなやわらかさだ。僕は彼女の着ている布を少し引っ張って服を脱がそうとする。辺りの蛍の光も加わってなんか現実じゃないみたいだね。

ウォーターホース > 「狐さん。何が珍しいって、そうね、やっぱり、この国の人ではないみたいなところかしら。」

力が抜けた狐さんの、次の動作が気になったけれど。求愛の言葉を聞いて変わってゆく彼の雰囲気を、敏感に感じ取って。そこは、人ならざるものだから、という理由からであろうか。

「生殖行動が―――ええ、そうね。でも。やっぱり、よくなかったかしら?」

元々違うもの同士なのだ。引っ張られて脱げた服を、置き土産に。
するすると、後退りすると、再び水の中へ入って。去り際に、少しだけ寂しそうな目をして、それから、泳いでどこかへと。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/橋の下」からウォーターホースさんが去りました。
月永遠花夕 > うーん、なにか怒らせちゃったのかな?僕?(手の中に残った薄い布を手の中で弄びながら小さく息をついた。いままで誰かいたのがまるで夢のように思える。

でも、眼の前の光景が綺麗でしばらくぼんやりとしたい気分だったのから、しばらく蛍が宙を泳ぐ姿をのんびりと見ていたんだ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/橋の下」から月永遠花夕さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシンシアさんが現れました。
シンシア > 知り合いのとこで、お店の売り子の手伝いを済ませて
夕方頃の仕事帰り、街の市場には人通りも多くて
露店の前で迷ってるのは果物屋さん
オレンジとリンゴは買うつもり、あとは…と迷ってるとこ

「うーん、じゃあ…あとはこのスイカを」

迷ってたのは切ってるものか、丸まる1個か…
丸まる1個を選んで指さしながら、重たいものになったのを覚悟して代金を支払う

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にノーガルトさんが現れました。
ノーガルト > 「スイカか……、もうそんな時期なのか。」

(シンシアのすぐそばで、ノーガルトはその丸々と太ったスイカを見ていた。
切り分けられているものは、その断面から真っ赤に育っているのがうかがえる。
もうそんな時期になったのかと、ノーガルトは少しうなっていた。)

「…なかなか食べごたえがありそうじゃないか。しばらくはスイカが続きそうだな。」

(3人で丸々一つ…これはなかなかに続きそうだ。
スイカはアレンジも難しそうだし、酒のあてにも少し分が悪い。
冷やしてそのまま食べる以外に、何か食べ方はないだろうかと考えた。)

シンシア > 「わ…びっくりした…」

すぐ傍で声が聞こえて、思わず振り向くと彼がいて
ちょうど店主から果物を受け取ったとこ

「でもリホープもいるし、ゼリーもできるし、水分補給にはちょうどいいしね」

季節のものを食べさせてあげたいから、と
他の果物と一緒にシロップづけにして、フルーツポンチもできる
子供用のアレンジばかりだから、彼は好まないかもしれないけど

「なにか欲しいのある?買い物済ませて帰る?」

野菜は家にあるし肉も困らない、他に彼が食べたいものなどあれば…と思って聞きながら
並んで歩こうと

ノーガルト > 「ああ、すまんすまん。」

(いつものように、剣を背負っていた。
仕事の帰り道、商店街で何か面白いものでもないか。
娘に、何かいいお土産はないだろうかと見て回っていたところに、彼女を見つけた。
いきなり声をかけるのはためらわれたものの、彼女ならばまあいいか。
そんな安易な考えで、ノーガルトは後ろから声をかけた。

重いものはシンシアには持たせられない。
大きなスイカを肩に担ぎ、ノーガルトは少しだけ身を起こした。)

「ああ、そうだな…俺は特に必要なものはないが…。」

(今は、特にめぼしいものはなかった。
もう少しだけ大きくなったら、リホープ用に何か買うかもしれない。
しかし、今必要なものは大体そろっているし…酒もある。

ぜいたくを言えば、少し当てが欲しいくらいだ。
しかし、それはシンシアに頼めばいいものだと…。

いや…。)

「そうだな、…少し服屋を見に行きたいが、かまわんか?」

シンシア > 「あ、ありがと、重いよ?」

彼にしたら軽々だろうけど、重たいスイカを1個もってくれた
自分はオレンジとリンゴを肩からかけてる大きめのカバンに入れて
両手はフリーだから、隣の彼の腕の肘のとこに控えめに手を伸ばし
手を添えるようにしながら

周囲を見回しながら、服と聞けば頷いて

「うん、いいけど、どこかなー服屋さん」

ノーガルト > 「この程度なら問題はないさ。」

(大の大人が、スイカ一こもった程度で思いだのなんだの言っていられない。
そもそも、剣をふるっているこの男にしてみたらスイカ一個程度、大した重さじゃない。

服や…というのは、夏場の服を欲しいと思ったから。
毎年、同じような服装なのでそろそろ…。
娘にも、やはりかっこいい父親というのを印象付けたいのだろう。
父親の、ちょっとしたおしゃれだ。)

「確か、商店街の真ん中あたりにあったはずだが…。」

シンシア > 「ん、あのへんかな」

視線の先に、服を取り扱ってるとこが見えた
たぶん、あそこのことだろうと

「どんなのにする?」

夏場でもこの黒い外套は、使うだろうから…
せめて普段着なんだろうと、家で過ごすようなものなら
軽い楽なのとか、考えてたけど

見えたのは子供用のワンピース
オレンジと白で暖色系したもの
白いセーラーのような襟と、裾のレースがかわいいけど
まだ早いようで、サイズは明らかに大きい

「これかわいい、でも早いかなあ」

ノーガルト > 「ああ……そうだな…。」

(シンシアの予想通り、この黒い外套は年中手放すことはない。
熱かろうと寒かろうと、この街頭だけは自分のトレードマークだ。
外に出るときには必ずつけているもの、いわばこの男のアイデンティティのようなものだ。

服屋に入ると、まず見始めたのはズボンだった。
動きやすい、スラックスを中心に見ている…。
自分の物なので、やはり自分の感性に合わせたいのだろう。

だが、子供用のワンピースが見えると……。)

「…まだもう少し早いんじゃないか?それより一回り小さいのがあれば…。」

(―――と、どうしても子供中心になってしまうのだった。)

シンシア > 「うーん…これが一番小さいの、ちょっとみてくる」

彼のを一緒に選ぶつもりが
ついつい子供用の売り場のほうに離れていってしまう

自分のよりも子供のを
かわいいものばかりだから、迷ってたけど
目についたのは麦わら帽子

どんぐりっぽい形のものがあって、これなら軽いしムレないしと
隣に大人用のもあって、子供とのお揃いにできるもの
値段も手ごろだったから、と選んでた

ノーガルト > 「ああ、俺はこの辺にいるからな。」

(さすが、シンシアも母親というべきか。
いつも子供優先に考えている節があり、自分もそれに影響を受けている。
軽く肩をすくめつつも、子供服売り場のほうへと行くシンシアを見送った。

ノーガルトはその間に、自分のスラックスの色を見ていた。
やはり長身なので、値段がそこそこ張ってしまうのが玉に瑕か…。)

「……あとは色、か…。」

(上の服は、ポロシャツを愛用している。
それに合う色をシンシアと一緒に探したかったのだが…彼女は今子供服売り場。

かといってこんなことを、ダインやディンに相談できない。
シンシアの幼児を先に済ませるかと、シンシアが向かった子供服売り場へと足早に向かった。)

シンシア > 「これと…これもいい」

子供服のとこで柔らかい素材の子供用に使えるハンカチも追加した
帽子もハンカチもこの先の季節には使えるだろうから

目移りしてしまうほどで、いつまでもいたらどんどんほしくなるので
ここまで、と決めて戻ってると
彼の姿に気づいた
背が高いから、すぐにわかる

「ノル、いいのあった?リホープのはこのくらい」

自分のものより、娘のばかり入れてたカゴを見せるようにして

ノーガルト > (そこそこいいものがあったようだ。
リホープ用の服をいっぱいに籠の中に入れたシンシア。
満足そうにそれを見せてくるので、軽く右手を挙げた。)

「いや…実は…今まで自分で服を選んで買った経験がなくてな。色がいまいちピンとこないんだ。」

(だから、シンシアにそのコーデを頼みたい。
リホープの買い物が一段落しているならば、次は自分のものを選んでほしいと頼んだ。)

シンシア > 「暑くなるしね、着替えも必要だから」

肌着も何枚か入れておいた
子供は汗かきだからと笑いながら

彼のものをとなれば、頷いて

「いいよ、でもノルにカラフルのは…だから、モノクロとかどう?
 ダークグレーと白とか、紺色とかなら似合うかも」

話ながら若い男性の服のとこに
軽いTシャツとスラックスを並べながら彼に見せるようにして
家で使えそうな大き目のサンダルも目に入ったから指さして

「あれなら家で居るときはいいんじゃない?」

ノーガルト > (確かに、リホープを抱いているときはいつもあったかい。
この時期だと暑さすらも感じてしまうので、こまめな着替えは大事だろう。
汗疹ができてしまってもかわいそうだ…。
自分も大昔に経験があるが…あれは結構いたい。)

「…やはりその辺の色になるか…。赤色なんかも着てみたいんだが…俺には似合わんか?」

(シンシアの感性を信じて、赤色は一度諦めた。
まあ、ここは家できる分には構わないだろうし…一応、一枚だけ。
白や紺色をそろえ、スラックスは同じように黒を中心に。

さて、自分の服をある程度…というところで。
確かに家で靴を履いていると、どうしても足がだるくなる。
シンシアのサンダルを目にして…家にいる時ならばと。

足が気軽になるのは、かなりいいものだから。)

「そうだな…手軽に出かける時にも使えそうだ。」

シンシア > 「赤かあ…じゃあこれはどう?」

真っ赤なものでなく
濃い赤に黒で爪のような3本の筋が斜めにはいった2色のもの
袖はなくて肩までのもの

「これと、こっちなら似合うんじゃない?」

今はいてるパンツにでもいいし、今日買うものでもよさそうな
彼用の衣類とサンダルも一緒にカゴにいれて

「じゃあ払ってくるからね」

ノーガルト > (やはり、女の視線ではああいう感じの服がいいらしい。
もう少ししゃれには気をつけるべきだろうかと…今更ながらに思う。

今まで旅一つ、身一つで暮らしてきただけに、そのあたりには非常に疎い。
いろいろと、勉強することも多かった。)

「あ、ちょっと待て。俺とリホープの分だけじゃ不公平だろ…。」

(今日は、久しぶりにシンシアの新しい服を見ていくつもりだった。
もうすぐ熱くなるのに、いつまでも同じような服では…。

それに、やはり彼女にも服を選んでやりたい。
センスが怪しいけれども、新しい服の1着や2着くらい、シンシアにも買ってやりたいのだ。)

シンシア > 「え、いいよ私のは、家にあるし」

ついつい自分のことは全て後回し、若い、今時の娘だから
おしゃれに興味がないわけではないけど
贅沢な気がして

「困ってないよ?」

彼が女性の服売り場に?と考えると
とても違和感、恥ずかしがりそうな気もしたから

ノーガルト > 「そういうわけにいくか、たまにはしゃれもしてもいいだろう。」

(そういえば、化粧をしているときも見たことがない。
女としてはあまり褒められたものではないと、冒険仲間から聞いたことがずっと気になっていた。

いつまでもきれいであってほしい。
男にしてみたら、きっと当たり前の願いなのかもしれない。
惚れた女には、いつまでもきれいであってほしいのだ。

確かに、こんな大柄な男が婦人服の売り場に来る。
とても違和感があるし、あまり進んでこようとは思わない。
だが、今日はシンシアの買い物なのだから…気にしていることはなさそうだった。)

「そうだな…いつもワンピースだからそれの新しいものと……あとは欲しい服はないのか?」

シンシア > 「…そんなに、外の目が気になる?」

手を抜いてるつもりはないけど、おしゃれよりも家事、育児で生活が優先するべきことで
贅沢や着飾ることは、そこまで優先順位には入っていないから
街にはたしかに、きれいな人も多いだろうけど

子育てしてるから、動きやすいほうがいいし
一緒に汚れることもある
育児している母親が、そこまでオシャレに力を入れるような女には自分はなれないから

着飾った女のほうが、彼は好んでいるように聞こえたから
選んでる彼の後ろのほうで、気分は落ちるし欲しいものもなにもなかったから

「…別にいらない」

いたたまれなくなり、娘と彼のだけでも支払ってこようと
その場を離れ会計を済ませてた

ノーガルト > 「そういうわけじゃないが…、少しくらいはそういうことをしてもいいんじゃないのかと思っただけだ。」

(ただ、このままシンシアが自分たちだけに時間を費やすのが気になっただけだ。
家事だってするし、育児も手伝っているつもりだが。

それでも、シンシアがかたくなに自分の時間を作ろうとしていないのが、気になっただけだ。
確かに優先順位というものがあるのだろう。
だが、その優先順位に自分が含まれていないのが、やはり気になる。

外の目というよりも、シンシアの時間。
それをもっと楽しんでほしい…という意味だったのだが…。)

「…………はぁ…。」

(少しだけため息をつきながら、選んでいた服を戻した。
いらないという言葉に、やはりまだそこまでは考えられないか…。
もう少し自分の時間や趣味を、楽しんでもらいたいのだが…。)

シンシア > 「こっちは払ってきたから……かえろ?」

支払いを済ませt戻ると、彼が服をもっていなかった
強引にでも買うのではなかったのなら
もういいだろうと、店の外にと歩き出して

この後も家に帰るなら
子供の迎えに寄り、あとは家での夕食の支度や家事がある
やっぱり着飾ってできるものではないから、ため息をついて

長身の彼に小柄な自分、少し早足で歩けば歩調は同じのまま家に帰ろうと

ノーガルト > 「……そうするか。」

(まあ、もともとシンシアは他人のことを優先する性格だ。
無理に買って、そのまま箪笥の肥やしになってしまうのも忍びないし…。
そういう無駄な金は、いくら貯蓄があるといっても使うべきではないだろう。
ノーガルトのほうにも、やはりちゃんと考えていることもあるのだった。

だが、ノーガルトは思う。
もう少し自分のことも考えてもいいんじゃないかと。

このまま、娘を迎えに行き…そのまま帰路に就くのだろう。
まあ、少しくらいは散歩に出かけても…3人で出掛けるくらいならば。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からノーガルトさんが去りました。