2018/05/14 のログ
イグナス > ――暫くの間ぐだった後に、風呂でも、とその場を去っていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/路地裏」にカインさんが現れました。
カイン > 夜中の繁華街、ひと際怪しげな商館や酒場、娼館の立ち並ぶ並び。
夜も更けたというのにひっきりなしに人が行き来し、
女が男に声をかけて店や陰に消えていく光景はいっそ浮世離れしたものだ。
そんな様子を娼館の一つの壁に寄りかかりながら眺める男の姿。
大して隠す気も無い武装した大柄な様子は、見る人間が見れば一目で用心棒の類と知れるだろう。

「ふァ…昨日は飲み過ぎたな。
 ま、今日は面倒ごとがなさそうで何よりだが」

物騒な事を口走る男の眼前で依頼を受けて護衛している店の女の子がまた一人、
男を捕まえて自分に合図を送りながら去っていく様子を見ながら、
思わず呆れたような声が口をつく。週の終わりともなればやはり発散に
来る人間も多いようでいつもより明らかに客の数が多いのが見て取れる。
勿論多く出ている客を捕まえる娼婦たちの手腕あってこそ、でもあるだろうが。

カイン > 「あんまり騒動ばっかり起きてたらこっちが割に合わん。
 流石に1日で10回以上は知らされるのはもうごめんだ」

げんなりした表情でいいながらも向けた視線の先で護衛対象の一人が、
客を捕まえて去っていくのを見て合図に応じて手をひらひらと振る。
見れば数えるほどしか残ってない人数に顎に手を当て。

「こりゃ、さっさとお役御免だな。それ自体はいい事といえばいい事だが」

カイン > 「…よし、終わったな。もう酒でも飲みに行くかな」

無事に終わったのを確認してから首を鳴らして音を響かせ、
大きく息を吐き出しながら路地の奥へと消えていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/路地裏」からカインさんが去りました。