2018/04/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にカイサーさんが現れました。
■カイサー > 夜勤を終えての帰宅中。日が昇るこの時間は出歩く者も少なく、朝焼けの空を翼を広げて飛行しながら帰路に向かっていた。
朝焼けのオレンジ色に染まる広場に視線を落とせば、よく見知った男がベンチに座っているのが目に入る。しかしどこか様子がおかしいのは離れた場所でも気がついて。
白い翼を羽ばたかせて男の近くに降りたつと、ぶわり、と風が舞う。
トン、と地に足をついて男の元へと。
「…最近姿を見ないと思っていたが…どうしたその姿は」
埃まみれで酷く疲れた様子の男に声をかける。
■イグナス > 「んあ。」
風邪の気配と声に、ぐいと視線をそっちに向けた。見知った顔だ。
羽ばたく翼に僅か目を見開きながらも、よう、と片手を、挨拶をば。へらへら笑っていても疲労の色。
「いや、よう。聞けって、なあ。さいッあくなトラップに引っかかって、だいぶ遺跡ン中にいた。
いやもー、走り回ってたかンな。疲れた、つかれた。」
早く風呂でも入って汗が流してェよ、なんて冗談もひとつ。
やれやれ、といった具合にまた力が抜ける。ベンチに、ぐでん。
■カイサー > へらへらといつもの様に笑みを浮かべてはいるが疲労の色は隠せていない男に、眉根を寄せて目の前まで歩み寄る。翼は既に消してしまい普段の聖騎士の姿で。
いつもは男を見上げているが、今日は見下ろすと小さく溜息。
「怪我はないか?全く、そんな埃まみれになって一体どんなトラップにかかったんだ。」
早く風呂に入りたい、と零す男に半ば同情するような眼差しを向ける位には、イグナスの姿は酷く汚れてしまっていた。
「歩けないほど疲れきっているなら、簡単な回復魔法でもかけるか?君がこんなにまいっているのだから、相当なのだろう」
■イグナス > 「こう、変な空間に飛ばされてな? ――…ありゃ珍しいヤツだった。
空間魔法かなあ、出てくるヤツは大したことねンだけど、広いんだもんよ。」
やれとにかく脱出に苦労したんだ、と。
炎を広範囲にばらまいてくるヤツとかいて、実に面倒くさくもあったが。
ともあれ、よいしょと、彼女の姿を改めてみるように座りなおす。
己の身体も一度見返して
「お、、 ――そ、さなあ。
それよっか、早めに落ち着きてェな。
んー………宿か。ああ、カイサー、お前の部屋でもいいや。汗流させてくれ。」
なんて、当たり前のごとくきぱりと要求。
断られるなんて考えてもいないようだった。
■カイサー > 「空間魔法とは…また厄介なものに当たってしまったな。寧ろ一週間で脱出出来たのは運が良かった方だろう」
イグナスに当然のように風呂を要求され、今度はしっかりと溜息。
しかしどこかでこんな流れになるのは見えていたのだが。
「良いだろう、私の家の風呂に入ると良い。私も鬼ではないからな、少し休んでいくと良い」
そう言うと、付いて来い、と踵を返して。
■イグナス > 「ま、そういうわけで汗まみれの埃まみれッてワケなンだよ。
――お、悪いなあ。」
悪い、なんてひとつも思ってなさそうに。相変わらずのへらへら笑顔。
よいしょとちょっとだけ重い腰と、文字通り重い、脱ぎ捨てた鋼鉄鎧を持ち上げて。
立ち上がるとだいぶにいかつい姿か。ともあれ彼女の後ろをついて、歩いていく――
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からカイサーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 繁華街」にシュティレさんが現れました。
■シュティレ > 街の中でも特に賑いのある場所に、私は今、来ています。
目的という程の物はなく、只の気まぐれではあります。
人がたくさんいる場所にいれば、それは私という個性が薄れてその他大勢の中に埋没するとも、知っていますので、そのために来ていると、言ってもいいかもしれません。
私は目的もなく道を進み、興味があるように見せかけるために、街の中の店を除きます。
ここには色々なものが売りものとして出ています、食糧、布、武器、ニンゲン……。
ニンゲンは、同族を捕まえて売りに出す数少ない種族だと思います、私達血族は厳格な順位がありますが、此処まで落ちぶれるのはいません。
大抵の落ちぶれた血族は粛清されているか、醜い自分を恥じて自滅をしているでしょうから。
興味はあまり湧きませんので、すぐに私は視線を逸らし、ふらり、と別の店を求めます。
何か、興味を引く店があればいいのですが。
■シュティレ > とは言え、私は血族であり人間ではありません。
食事も必要としませんし、服も自分で意識すれば自由自在です、好みとして、今の服装をしているだけですが。
なので、食事のお店とか服装のお店は興味が湧きません、しかし……行ってみたほうがいいのでしょうか。
そんなことを考えながら覗いてみたのは、なんのお店でしょう、たくさんの瓶に、沢山の液体。
ポーションとか、そういったものを取り扱っているお店なのでしょう。
こういったものは、人間ではない私にも効果があるのでしょうか、そんな風に思い立ち、私は、そのポーションの店に立ち入ってみることにしました。
棚に、沢山のポーション、そして、それの説明書き。私は、一つ一つを丁寧に眺めながら、店の中を歩きます。
■シュティレ > 歩いてみると、不思議な店です。
どう考えても、毒と書いてある瓶がいくつもあり、それが売られているのが見えます。
ニンゲンは毒を飲めば死んでしまうはずです、それに、その毒も一種類ではなく何種類も、何本も売られています。
その隣には、傷薬をはじめとした解毒薬とか、そういった薬も売られています。
コチラはわかりますが、毒はわかりません、なぜ、取り扱っているのでしょう。
私は首をかしげます、聞けば教えてくれるとは思いますがこういうのは自分で考えるのが楽しいのです。
散々考えて悩んで、出た答えを持って店員に聞く、これが一番楽しいと私は思っています。
・仮説1 嫌いな相手を毒殺するため。 何となくしっくりくる気がします、ニンゲンはニンゲン同士争う種族です、おとなりさんと敵対すればこういうものを使うものなのかもしれません。
・仮説2 狩りの為 使うのかもしれませんが、毒で殺した獲物を食べると考えると、ちょっとコレではないような気がします。
・仮説3 自殺用 血族も色々な方法で己を抹消するときがありますし、これもありうる気がします。
ぱっと思いついたのはこれだけですけれど、もっとありそうな気もします。
もう少し、考えてみたくなってきました。
■シュティレ > いくつか考えつくのはありますが、もう少し、と考えてしまうと、ここで考えるのも邪魔になってしまいそうです。
他にニンゲンが居る訳ではないのですが、買うわけでもないのにずっと此処にいるのはいけない事なのでしょう。
そう考えて私は、自分に一つ宿題として考えることにしました。
なぜ、毒と薬が同じお店で売っているのか。
少しだけ、面白いものを見つけたと思いながら店を後にすることにします。
それでは、また別の時、別の場所で。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 繁華街」からシュティレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──ウィーッス」
日の高い時間帯。
平民地区のとある冒険者ギルドに、行きつけの店にでも来たかのような声を投げかけながら
足を踏み入れる金髪の男が一人。
入れ違いに出ていく同業のパーティーと思しき数人の集団を横目に見送ってから、
改めて周囲を見渡してみる。
そこそこ多く人がいるが、おそらくパーティーを組んだのだろう何人かの集団が点在し、
打ち合わせを終えて出発してゆくところだった。
「ふぅーむ……この様子だとめぼしい所は大体持ってかれた感じかにゃ?
だがまあ……残り物には福がある、ともゆーし一応な」
などと焦った様子もなく肩をすくめて小さく笑い。依頼書の張り出されている掲示板の方へ向かうと、
顎に手を添えながらのんびりと眺め始める。
■エレイ > いくつかのパーティーが出発した後は、ソロの冒険者達もぼちぼち出発を始めてゆき、
次第に今いるこのロビーは閑散としてゆく。
毎度のことなので、男は全く気にしていないが。
「ンンー……久々に薬草採取(くさとり)でもやってやるとするか俺は優しいからな
他のやつが見向きもしない残念な依頼も謙虚に───あん?」
余り物の、初心者向けっぽい近場の薬草採取の依頼書に手を伸ばそうとして、その隣のものに目がいく。
同じく薬草採取だが、報酬がやたら高い。
伸ばしかけた手をそちらに移し、取って詳細を読んでみる。
「えーっと薬草の種類は……おいィ? んで場所は、北の山岳を越えたところの……いや、魔族の国じゃねーか。
こんな依頼出してきたの一体誰なんですかねぇ……」
その内容に軽く眉を寄せて、男は呟く。
薬草採取と一口に言っても、モノによってはロケーションが異様に悪かったり、
採取のための条件がやたら厳しかったりと、薬草一つに命懸けの覚悟を強いられる場合もあるが、
今男が手にしたこれはその中でも最高峰と言っても良いかも知れない。
依頼者は魔族に連なる者か、あるいは魔族本人か。
そうだった場合、わざわざギルドを通して人間の冒険者に依頼するなど酔狂な話である。
「──まあ……魔族にもフィールドワークに不向きな貧弱もやしタイポが居ないわけじゃないので一概には言えんがのぅ」
■エレイ > 「……まあいいや。せっかくだから受けておくとしまひょ。あっちに久々に行ってみるのも悪くはないしな」
フンス、と鼻を鳴らすと依頼書を手に受付へ。
依頼の受諾を済ませ、ふらりとギルドを後にして──。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシャルレさんが現れました。
■シャルレ > 日も暮れて、夕食も終わりのお使いに出てた。
夜だから、と隊の人が近くまでついてきてくれてたけど、その人は酒場通りで別れ、
自分は夜市のほうに、来週の注文の伝票を届けに来てた。
人も多いし、お使いの時は人の姿でないと言葉も通じないので、帽子で耳を隠して、
市場の人とテントの屋根の下をくぐっていく、カバンを肩からかけてるけど、
カバンを抱えるようにしたまま目当てのお店を探して