2018/03/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」にボブさんが現れました。
ボブ > (テーブル席には知り合い同士の複数人で賑やかにテーブルを囲む団体がいくつもある中、
褐色の肌をした男はカウンターのスツールに腰掛け、ウィスキーの水割りを傾けていて)

「ふぅ~~、男どもでつるみ合う者たち…女を連れていないとは色気がないヤツらだなぁ~…ってそれは俺も同じか」

(店内を見る限り、女性の姿といえば酒や料理を運ぶ給仕の姿しかなく、男臭さが目立つ酒場の中で
男は他の酔客の事を色気のないヤツと評しつつも、己もそうだと自嘲し、苦笑いの表情を浮かべながらグラスに口をつけていく)

ボブ > (ゆっくり、じっくりと酒を楽しんだ男は酔い過ぎにならない程度を見極めたかのようにスツールから腰を持ち上げれば)

「ごちそうさん、美味い酒、そして美味い料理だったよ」

(カウンター内にいる店主にそう挨拶しつつ、飲み代と共にその飲み代の一割程度のチップをカウンターの上に置けば、店を後にしていった)

ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 商業区」にミュゼさんが現れました。
ミュゼ > 春の夜の商業区は、昼間と変わらぬ賑わいを見せている。
一月ほど前までは日が暮れると寒さが厳しくなるから、と屋内に籠る人も多かった。
それが今では、街路樹に咲く花を見に、酒とつまみを買い込んだ冒険者等が出歩くほどだ。
少女もまた、今日明日辺りで花見と行きたい所。その為に必要な敷物を探しに、商業区に足を延ばした次第で。

「ん、流石にそろそろ、冬用のふかふかを敷いてたら季節感ないよね。
 こう、丈夫で雨の日にも役立つような敷物が欲しいんだけれど……あるかな?」

ふむむー、と悩みながら露店を覗き、時折店の軒下を眺め、ゆっくりと歩みを進める。
そうこうしてると、他にも欲しい物が出てきてしまってなんとも困るが、そこは物欲と財布の中身との戦いだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 商業区」にアシュトンさんが現れました。
アシュトン > そろそろコートも切り替え時かなぁ。
コイツの方が厚手だから、色々仕込むには便利なんだが……

(ポンポンと、胸のあたりを掌で軽くと叩く。
今日は街中でブラついていただけなので、余り多くは持ち歩いていないが。
品数と手数が、自分の命を繋ぐ技だ。それらを隠す為には、分厚いコートの方が都合がいい。
とはいえ、環境対応させているとはいえ、真夏になれば今の装備では厳しいモノもある。という訳で、そろそろ衣替えな時期が来ているのだった)

まぁいっか、適当に後で引っ張り出して――……ふむ?

(チラリと見つける後姿。というか、青髪は中々に目立つ。
気配を隠してそろりそろり、背後へと近づいてゆきつつ)

なんだ、買い物かい?

(丁度店先を眺めていた頃合いに合わせ、不意打ち気味に声でも掛けてみようか。
……こちらが口を開くまでバレなければ、お尻の一つでも撫で上げていたかもしれない)

ミュゼ > かれこれ一時間ほど探しているが、目当ての物はなかなか見つからない。
いいなと思ったものもあったが、微妙に広すぎたり色が白っぽかったり、と絶妙に好みの外。
白のやつは特に惜しかったのだが、綺麗すぎて地面に敷けないので却下。むしろあれを敷物にする人は凄いと思う。

「っと、こっちもないかー……それじゃ、どーしよっか?」

この通りの店は大体覗いた。それでもなければ次の路地か。
とは言えそろそろ夜も更けてくる頃合い、出歩いていると治安が悪い。
冒険者としての心得はあるが、だからと言って危険に近寄るのはよろしくない。
そろそろ帰ろうかしら、と思い悩んでいた少女は、後ろから迫る誰かに気づかずに。

「それじゃ、お宿に――ふひゃうぅっ!?」

不意打ち気味に尻を撫でられ、驚きの声が漏れる。尻を、撫でられたのだ。
同時に振り向き様、回転の勢いを乗せて反射的に伸びる左フック。
相手が手練れでなければ横腹を打ち抜き、悶えさせるような一撃が放たれる。
女の敵はすぐさま死すべし、とでも言わんばかりの速攻だった。

アシュトン > (程よい隙が生まれるまで、随分色々と見て回っていた様だ。
なんだろう、大きめの布だろうか。何に使うのかは、良くと分からない所であるが。
それはさておき、こっそりと背後に近づいた男。
そして、声掛けまざりにお尻をひと撫でと――)

はは、随分と可愛らしいこえ――……ぐっふぅ!!

(お尻を下から上まで、するりと撫で終えた頃合いだった。
聞こえてきた悲鳴に、愉しげな笑い声を返して、いたのだけれども。
そこから容赦のない制裁とばかりに放たれた鋭いフックが脇腹を捉え、トサァ…と地面へと崩れ落ちた)

…………な、ナイスパンチ、ガクリ

(サムズアップ一つ返した後に、地面へと倒れ伏した。
ざんねん あしゅとんの ぼうけんは ここでおわってしまった。
いやいや。
当たったのは確かだが、ある程度直前で身を引いたので、ダメージは見た目程じゃぁないし、気絶もしていない。
さてこれでどういう反応するかなぁ、といった感じである。
それにしては脇腹がめちゃ痛い)

ミュゼ > 先日初体験を終えたとはいえ、まだまだ未熟者な娘である。
こうして尻を撫でられた時に悠然と構えていられるような余裕ある女性ではなく、むしろ慌ててしまうタイプ。
ただ一つ違うのは、そのままわたわたし続ける大人しい性格ではなく、アグレッシブな方だという事。
ついでに体も鍛えており、武術の心得もあるものだから、下手な接触にはうっかり反撃できてしまう。
その結果が、左手に感じた中途半端な手応えと、崩れ落ちる男の姿だった。

「っとと、人のお尻を触るなんて不届き物は、この私が成敗して――ん?」

どっかで聞いた覚えのある声だ。それも大分、最近。
気づいて視線を落とすと、そこには初体験の相手たる彼がいた。
あ、やっべ、と一瞬思うが、それも過日の羞恥と今の狼藉への思いに消えて。

「な、ななな、なんで出合い頭に私の尻を触るのかなっ!
 あ、あんな不埒な真似した上に、これ以上――うぁぁ、思い出しちゃったじゃんっ!」

一人で路上で悶絶し始めるのは、不審者ここに極まれりだ。
一仕切り騒ぐと周囲の注目を浴びていることに気づいたようで、顔を真っ赤にしながら静かになって。
結局ため息をつくと、じとりとした視線とともに見下ろすこととする。

アシュトン > …………反撃するのは良いとして、もーちょい手加減した方がいんじゃねーかな、ケホッ。
軸ズラしたのにいてーのいてーの。

(面白愉快な声が聞こえ始めた辺りから、ぬらりと顔を持ち上げて。
くくっと喉元で笑うも、変な感じに入った拳の痛みで、タマに顔を歪めていた。
未だ倒れたままで。
なお、街に居る状態なので当然革鎧とかはつけておりませぬ)

いやぁ、可愛らしい無防備なお尻を見かけたモンで、ついな。
叩いてあげてもよかったんだが、特にオシオキする理由も見当たらなかったんでな。

(よっこらせっと、一息いれると腰に力を籠め。
ユックリと立ち上がり、つつ)

それとも、オシオキされたくて、ぶん殴ってきたんだったり――し、てっ

(よいしょーっと、起き上がりざまに両手を振り上げる。
ヒトの視線も集まってる感じだし、丁度良く面白い感じだろう。
両手の行き先は、勿論と攻撃などではなく。スカート。
そのまま衆目の前、ひらりと捲り上げてやろうと、している様だ)

ミュゼ > 「……痴漢相手に加減をして、中途半端に怒りを買う位なら一撃で落そうかと思っただけだよ。
 でも、うん。あのタイミングでよく当たり所ずらせたよね。流石に一撃で抉ったと思ったのだけど」

女の敵は、容赦せずに落とすべし。それが少女の中にある掟の一つだ。
相手が仮に鎧を着ていたとしても、その上から通せるような一撃。
必殺の左フックだったが、彼は持ち前の才覚と経験でどうにか衝撃をずらしたらしい。
――そのおかげで今ぐったりと悶絶しているのだが、それは天罰だと思うことにして。

「それ理由になってないし!ついでに言うと、幾ら私でも流石に怒るからねっ!
 ……た、叩くのはダメ、無し!絶対やらないで!やったら、刺すから!何で何をとは言わず!」

叩かれたら思い出してしまうから、絶対にダメだ。ついでに多分催しそうだから余計にダメだ。
ゆっくり立ち上がる彼、その様子を見ながら、少女は仕方なく手を差し伸べようとする。
その瞬間、振り上げられる彼の両手。同時にめくれる桜色のスカート。衆目に晒される、白の――。

「――――っ!?ば、かぁっ!」

差し伸べようとした手を握りしめ、げんこつにして振り下ろす。
とは言え、先よりも遅く、一瞬の思考の空白の後の一撃。躱すのは比較的楽だろう。

アシュトン > おっそろしいな。ちゃちゃっと逃げた方が騒ぎも起きずにいいとは思うんだがな、一応ここ平民区だし。
……なんとなーく殴られそうな予感はしてたんだよ、なんとなーく。しかし、いってぇ。

(女の敵絶対殺ウーマン的な意味で。いやま、目の前に居ますけどね女の敵。
やっぱ打撃力とかだとこの子の方が俺より上なんじゃねーかな、なんて思う一幕であった。
若干脚に来てるのは良い子の秘密だ!)

酷いなぁ、スキンシップみたいなモンじゃないか。
お尻撫でるより、もっといろいろと凄い事した筈なんだけどなぁ。
……そこまで言われると、やれよってフリに聞こえちまうな。刺されるのは恐ろしいが……

(何処を差されるのだろうか、と、一瞬眉間に皺が寄ってしまう。
お尻をさされる位で勘弁してほしいモノだ、性的な意味で。いや、できればそれも勘弁願いたいが。
と思いつつも。更なる悪戯が続いてしまう訳で。
立ち上がりざまにふわりと、繊細かつ大胆に。そして豪快に。スカートをめくり上げ)

白か、悪くないな。っと、流石に二発目は貰えないなー。

(振り上げた拳と、振り下ろされる軌跡。その側面にトンと軽く腕を当てるようにして、軌道を逸らし。
視線から逸れるような前傾の視線から、体格に見合わぬ小回りを利かせ背後に回り込みつつ――)

よい、しょっ!!

(お返しとばかりに平手を振りかぶると、そのまま勢いよく。
白い下着に包まれたお尻目掛けて、振り下ろす
ぺちーんと、音を響かせて叩く心算のようだ)

ミュゼ > 「明らかに手を出してくるやつが悪い訳だし、大体そう言う奴は前科があるからしょっ引いて終わり!
 お貴族様は生憎と私みたいな木っ端娘相手に直接手を下そうとはしないから、うん」

と言う訳で、全国の女性の皆さん、女の敵に一撃入れてやりましたよ、などと少しばかり思いつつ、見下ろす。
単純な打撃だけならば、少女の方が上かもしれない。何せ、守護獣の加護を常時展開してるのだから。
とは言え、平然と立ち上がってるように見える彼も彼で随分と凄い気がする。

「スキンシップって言うのはもう少しこう、ライトな物を言うんだってば!
 お尻触るのは完全にアウト!そこらの女の子にしたらダメなんだからねっ!」

この言い方だと自分にはやっていいと言ってるように聞こえるが、少女は気づいていない。
ちょろさは色んな所に滲み出るものだ、悲しいことに。お陰で更なるいたずらも、しっかり受けてしまって。
周囲の視線が集まる中、女性からの憐れみと男性からの凝視を味わうと、むぐぐぐ、と怒りの鉄拳を落とす。
瞬間、振り下ろされる腕がずらされて、ぐるんと目の前の男の姿がかき消えて。
一瞬で回り込まれると、その後小気味いい音と共に。

「ひきゅんっ!?」

ぱしぃん、と尻を叩く音が響いた。
周囲の者達はというと、何だ恋人同士の喧嘩か、それともいちゃつきか、とでも言う様な生暖かい視線を向けてくる者ばかりで。
何とも締まらない雰囲気の中、少女は耳まで真っ赤にしながらひくひく震えていた。快楽ではなく怒りに。