2018/03/02 のログ
フォーコ > 「農民ではやっていけんか…。
まあ、そもそもその身体はどうみても戦向きだし良かったのではないか?

その通りだ。 海賊の他に異国の軍船も襲うぞ。
そのうち依頼をださせてもらおうか。
海だけが嫌なら陸の相手も狩りに行こう。
師団の仕事は幾らでもある。
君みたいに協力な助っ人が入るのなら普段出来ないことをするのもいいだろう。」

私は顎に手をやり、にんまりと口の端を伸ばしていた。
彼がその気なら私的な依頼をもちかけるのも良いだろう。
二人でもこの戦力なら面白いことが出来そうだ。

「意外だな。 君はこういう依頼は好まないのか。
私など戦で気が立っている時は捕虜などに手を出したりしているぞ。
そうか? 昔から黙っていれば良さそうとは言われたことはあるな。」

野獣のような私と違い、彼は紳士の様だ。
これ以上この依頼に首を突っ込むわけにもいかない。
私は紙を彼に返すことにした。

彼が私の顔を覗きこめば、他の人にかつて言われたことを思い出し、前髪を弄っていた。

「先日襲ってきた荒くれは結局火だるまになったぞ。
なんだ、興味あるのか?
言っておくがたいしたものじゃないぞ。」

彼のあからさまな物言いにふふっと喉を鳴らす。
生憎だが今日は予定が詰まっている。

「また時間があるときにでも誘ってくれ。
戦でもそれ以外でも喜んで付き合うぞ。」

私は彼に背を向けると、片手を掲げてから去っていく。

グライド > 場所が悪かったのも在るな…俺の居た村は、あっという間に戦場に飲まれちまった。
外で畑を耕すにも、手元に何も残らなかったからな。
こっちの領地に入ってきちまった時点で敵船、か、違いない。
正式に依頼が来るんなら、こっちは請けて働くだけだ。

(其れが傭兵だ、えり好みはするが、戦火に身を置くのは常だろう。
依頼人が信用出来るならば、と言った条件はあるが
依頼主が彼女で在れば、其処まで変な心配はすまい。)

俺が聖人君子だ何て言う心算はねぇが、名乗りもしない様な性悪は先ず気に食わん。
黙っていればってのは、また酷い言い草だな。 喋ってりゃ、存外面白いってのによ。

(――彼女に女らしい印象を求めるなら、と言う意味合いなのかも知れないが。
剣を手にしている時点で、軍を率いている時点で、そんな物は無意味な事だ。
返された紙は、再び手にして革袋へと戻す。 後々で処分して置こう。
そうして、再び姿勢を正せば、何やら前髪をいじる姿に、小さく笑って肩を竦め。)

ハッハッ! 火だるまとはまた酷い扱いなこった。
そうだな、精々水でも浴びてから襲いに行くとするぜ。
手合わせでもそれ以外でも、な。

(――彼女が背を向けるならば、己は追うまい。
だが、剛毅にそんな返答を女の背へと投げかけたなら
此方もまた踵を返して、すっかりと静かになった道を歩き去り――)

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からフォーコさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からグライドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にアーシュさんが現れました。
アーシュ > 夕暮れ時の公園のベンチに座って、買ってきたパンを食べてる小柄な娘。
今日は体調もいいから気分もいい、空はオレンジと青が混ざり合う色で、もう少ししたら暗くなる手前。
まばらに公園の中も人が居るけど気にせず、目の前の噴水を眺めながらパンをもぐもぐ…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にアシュトンさんが現れました。
アーシュ > 公園には親子連れも見かける、自分より少し幼いくらいの子が親と歩いたりしてた。
目の前を通りすぎるときに、無意識のうちに視線を落として足元を見てた。

小さめのパンを食べ終わると、立ち上がり軽くお尻のとこをはたいて公園の外へと出ていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からアーシュさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からアシュトンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にウィストさんが現れました。
ウィスト > 平民地区の一角、露店の並ぶ通りの隅っこに立つ小さな露店
他の露店とは違い多くの商品ではなく少しの薬のような道具を並べ、
呼び込みを進んでするわけではなく本当に時折に来る客に愛想のない視線を向けて。

「…いらっしゃい。商品はこれしかないから買うなら好きにして」

本当にぶっきらぼうにいかにも偉そうにと客に告げ
それで買う気のある客は商品を訪ね、気分を悪くした客は去る
そんなやり取りを何度も繰り返し今は客がいないだけに眠そうにしている

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にフォーコさんが現れました。
フォーコ > 露店を見て回るのが好きだ。
量販店にはない珍しい品を取り扱っていたりする。
店主も個性的だったりと店ごとに味がある。

どうやらここは薬を扱う店の様だ。
ぶっきらぼうな女性の店主が一人でやっている。

さて、薬に興味はあるが何分詳しい知識のない私には見てもまるで分からない。

「ご店主よ。手が空いているようならどんな薬が並んでいるのか
教えてもらえるか? 私は薬に関しては門外漢でな。」

今の時点では視覚的に色とりどりで綺麗だなあと言う感想しか浮かばない。
…とても口には出せんな。

ウィスト > 眠そうに船をこいでいれば新たな客がやってくるのが見え意識を戻す
何を探しているかはわからずその姿を眺めていて
そうしていれば客に声を掛けられ姿勢をわずかに変えて

「手なら空いてるわよ
どういうのを探してるか知らないけどここに並んでるのは傷薬とか体力の回復剤ね
もちろん副作用はなくてそれなりに効くわよ」

赤や青という液体、飴と見間違うようなカラフルな錠剤の入ったガラス製の容器に目を向ければ本当に簡単に中身を説明
買うの?というように視線を向けて

フォーコ > 「これが傷薬か…。
今時のは見た目からして違うのだな。」

一色ではなく、赤や青など容器ごとに色が違う。
色によって効き目は違うのだろうか。
容器を手にし、少し揺らすが色は変わらない。

匂いも嗅いでみたいが、流石に開けたら怒られそうだ。

「そうだな、とりあえず2つずつ売ってくれるか。
それと、あれば精神系に作用する魔法への対策などは用意できないか?」

銀色の髪の店主に視線を向け、尋ねる。
物理的な攻撃には強くても精神に作用する魔法はどうも苦手である。

ウィスト > 「色が毒々しいって思ってるわね?
色ごとに利きが違うから一目でわかるようにしてるのよ
今時じゃなくて私のはそうしているだけね」

色により効きが違うのを別けていると女性が考えているであろう事を告げ
容器は見た目よりも軽く、中はどういう仕掛けか中の薬も揺れずに

「いいわよ。どの色にするのかしら
危ない色ほどよく効くわよ
精神系に作用する魔法への対策?
それだと……薬だと時間制限になるから護符やアミュレットになるわね…」

その言葉に薬でもあるが他の方法も頭に浮かべ
そういう商品はあったかと椅子にしていた箱から降りて中を確認をする

フォーコ > 「おお、よく分かったな。
やはり効きが違うのか。
なるほど、ご店主の店の特徴と言うわけだな。」

液体なのに揺れない薬もそうだが、店主が心を読んだかのような事を口にしてきたのに驚く。
とりあえず、壊したりする前に容器を元の位置へと戻した。
硝子にしては妙に軽いのが気になったが。

「一番効くタイプにしてくれ。
色は店主に任せる。
なるほど、私の首などにぶら下げればいいのだな。
で、それはいかほどで売ってもらえるのだ?」

どうやらすぐに用意してくれそうだ。
後は金額の問題だ。
常に効果を発揮してくれるのはとてもありがたいが恐らく高いだろう。
本日の持ち合わせで足りるといいのだが。

飲食店では足りない分は皿洗いで勘弁してもらえると聞いたことがあるが、
果たしてこういう店ではどうなるのだろうか。

ウィスト > 「初めての客は大体それを聞くの、それで慣れっこ
効き具合ごとに別けておかないと混ざったら大変なのよ
そうね、私の所の特徴ね」

一時期は容器を変えるなども考えたのだがコストで色分けにしたのだと続け
元の位置に戻された容器は軽い音を立てて

「一番なら紫ね、初めてのお客だから一本サービスしとくわ
首にぶら下げるのと手首につけるのがあるわね
そうね……これぐらいでどう?」

箱に入っていたネックレス型とブレスレット型のアミュレットを取り出して見せ
値段を示せば大体半月をそれなりに豪遊できる額

薬代を含めれば女性の持ち金次第にはなるが足りるはず
どうするの?と試すような視線を向けて

フォーコ > 「なんだ、そういうことか。
私は店主が思考を読み取れるのかと心配になったぞ。
嫌な汗をかくところだった。」

店主から告げられた説明は非常にわかりやすく、納得がいった。
しかし、もう少しで額に汗が浮き出る所だ。

「すまないな。 紫か。 性能を追求するとイメージ通りの色になるわけだな。
首か腕か…。 ちなみに付けた状態で風呂に入っても問題ないのか?
風呂の時に襲われるのも困るしな。」

見せられた2タイプの品。
要はどこに付けるかのようだ。

「よし、こちらのブレスレットタイプを貰おう。
で、いくらだ?」

買い物をする位なので大目に用意しておいたが、正解だった。
思わぬところで掘り出し物を見つけることが出来た。

後は店主に言われた金額を支払おう。

ウィスト > 「そういう魔法は使えるけど使ったりしないわよ
疲れるし失礼になるじゃないの」

それなりに使える魔法の中にそういうものがあるが使わないと言い切り
少なくとも信頼できない相手ならまだしも客相手に使うほど堕ちてはいないと

「利きが良いほど毒々しい色ならするにわかるでしょ?
ちゃんとドレスと一緒に身に着けてもへんじゃない見栄えだから安心していいわ
お風呂?えぇもちろん大丈夫よ」

冒険者だけでなく極稀に物好きな貴族が買う事もある駄犬装飾は凝ったもの
濡らしても大丈夫と太鼓判を押し

女性が言ったブレスレット型のものを薬と一緒に梱包をして代金と引き換えに手渡し

「こういう時は毎度ありがとうでいいのかしら?」

殆ど客が来ないだけにこういう時は…と知識だけの言葉
これで会っているとつい見上げて問いかけてしまい

フォーコ > 「…使えるのか。
凄いな、しかし私にそれを言っても大丈夫なのか?」

初対面の私相手に随分と曝け出してくれるものだ。
嬉しいが、少し気になってしまう。

「いや、それは分かるが紫だと毒薬のように見えるではないか。
容器に傷薬と明記しておくか。
凄いな。 私がドレスを着るとなぜ分かるのだ?
お風呂もか。 これは素晴らしい。
これで風呂中に襲われて死ぬことはなさそうだ。」

美的センスのない私でも分かる程に洒落たデザインをしていた。
代金を支払い、買った品を渡されると早速私はブレスレットを取り出し、装着して見せる。

子供のように腕をブンブンと振り回し、なんども眺めてしまう。
う~~~む、格好いい。

「そうだな。 私の方も良い品を売ってくれてありがとうと言っておこう。
…しかし、ご店主は商売人っぽさがあまりないな。
腕はいいのだからどこぞで技師として働いた方がいいのではないか?」

質のよい品を用意してくれるが商売っ気の乏しい店主。
私は興味がわいてしまう。