2018/02/24 のログ
カイン > 「まったく、せっかく酒場に来てるのなら酒も楽しめばいいのに。なあ?」

料理に談笑にあるいは雰囲気。そういったものを楽しむのも正しい盛り場の楽しみ方だが、
それはそれとして酒を楽しめるなら楽しむべきだというのん兵衛の主張である。
あっという間にカラになったグラスを揺らして店主に酒を催促し、
カラのグラスを突っ返せば入れ替わりに出される薄いライムグリーンの酒。
一口飲んでみてれば先ほどとは比べ物にならない強い酒気に一瞬顔をしかめ。

「こいつは美味いが強いな…いや、飲むけどな」

嫌がらせかと半眼にはなりながらも美味いには違いがない。
舐めるように酒を飲みながら目を細め。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」にヴァルファルニフルさんが現れました。
ヴァルファルニフル > 「旦那はいけるくちだねぇ。こういうのはどうだい」

 店の主人に赤い皮の首輪をつけられているあたしは奥から連れてこられてカウンターに座っている男の前にひきづりだされた。

「王都の警備隊長だった女だが、ある大臣の不正を暴こうとして逆につかまりやがった。それでこのざまだ」

 首輪についている鎖を引っ張られると店の主人よりひとつ背の高いあたしの頭を力づくでカウンターの上にねじ伏せた。

 「それでだ。この女調教できますぜ。奥の部屋で、それとも、そろそろ店が忙しくなるころだからショーにでもしましょうか。」

カイン > 「へえ?…そいつはまた、面白い見世物を考え付くものだな」

一人酒を楽しんでいたところにかかる声。
不思議そうな様子で視線を向けて見せれば、
見知らぬ男が商品と思しき女を引き連れてくるところだった。
興が乗った様子でのどをならしがてら強い酒を一気に煽り、飲み干してからカラチ上がる。
もの言いたげな店主のほうを見もせずに金をカウンターに置けば、
そのまま女のほうへと手を伸ばして鎖を引き寄せる。
それからしばし、店内が別の活気に色づくことになるのだった。

ヴァルファルニフル >  店の主人からリードをわたされた男がリードをひっぱるとあたしの首はカウンターの上にひっぱりあげられて、そのまま店の真中へと誘導される。おしりを突き出したような格好でよろよろと男の後は追いかけている。店の真中の机まで連れてこられると顔を机の上に押し付けられる。周りの男たちの笑い声であたしはこれからされることを予想して顔をしかめていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」にカインさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」からヴァルファルニフルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルド」にマイさんが現れました。
マイ > 平民地区にある冒険者ギルド。
この時間だけあってやってくるのは依頼達成の報告に訪れたり翌日に行う依頼の確認を行ったりする者などでそれなりに賑やかな様相となっている。
併設された酒場もあるのだが、ここは主に依頼やパーティの相談で使われたりすることが多い。
あまり騒がしくすれば屈強なスタッフが懇切丁寧に外までご案内してくれることになるだろう。

「……うーん、ワインのほうがいいなぁ…」

そんな酒場にある一つの席に腰掛けている一人の少年。
テーブルには依頼書が広げられており、少年はそれをじっくり眺めながらエールを口にするのだが、どうにも口に合わない様子。
依頼書は希少品の発見し持ち帰るというトレジャーハンター好みの依頼。

「一人じゃ難しそうか…」

しかし場所は並みの冒険者であってもあまり近づきたがらない危険なダンジョン。
だからこそ依頼という形を取ったのであろうが、マイであっても一人で潜入し宝を持ち帰るのにはリスクが大きい。
腕っ節のいい冒険者を雇って向かったほうがいいだろうが、そんなに都合良く人材が見つかるだろうかと、なんとなく周囲を眺めてみる。

ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルド」にクウさんが現れました。
クウ > 「これでお願い」

それなりにいる人をかき分けてカウンターに向かえば今日が期限だった収集品を手渡す。
係員の間に合ってよかったという言葉に頷き少々の報酬を受け取れば嬉しそうに懐にしまって。

「……どうしよう…かな」

このまま帰ってもいいし明日の仕事を探すのもいい。
どうしようと悩み依頼板に目を向けてはギルド内を見回して…。
帰るか仕事を探すかどうしようと悩んでしまう。

マイ > 「そんな都合良く……お!」

それなりに経験豊富な冒険者は多いし、周囲を見渡せば相棒としてできそうな人物はいるにはいる。
ただ大所帯になるとその分報酬は減ってしまうし、お宝関係の仕事は裏切りが起きやすい。
そのため一人雇うのにも信用が不可欠なところがある。
腕があって信頼できる冒険者となるとなかなか見当たらないと思っていると、人ごみの中に良く知る女の子の姿があり。

「おーい、クウ~」

彼女とは以前からの知り合いで、前回では無名遺跡に潜る際に護衛をお願いした関係。
クウであれば、腕も確かだし信頼できる人間の一人。
早速彼女に声を掛けてみることにする。

クウ > どうにも遅い時間にギルドに来ることが少ないだけに周囲を見る目は若干座り。
この時間にいる冒険者は明日の少しでもいい仕事を探そうと必死になっている。
それをかき分けて探すのはどう考えても面倒が多い。
だから帰ろうかなと考えだした所に呼ばれる声を耳にして。

「……マイ?」

声の主を探せば冒険者仲間で前回に一緒に遺跡に潜った少年を見つける。
まさか知り合いがいるとは思わずにそちらに向けて足を進めて。

マイ > 「久しぶり、依頼の報告と仕事探しだったかな」

彼女がこちらに気づいて近づいてくるのであれば、もう一つの椅子を引いて彼女に座ってもらおうとする。
この時間にやってくる冒険者の目的は、報告か明日の仕事探しが相場なので彼女もそうであろうと予想して。
マイのいるテーブルには前回と同じような宝探しの依頼書と、エールのカップが一つ。
依頼書の報酬額は、前回と同じくらいのかなりの額になっていた。

「よかったらまた一緒に仕事しない?」

彼女が依頼書を見れば、だいたいの事情は把握できたであろうと。

クウ > 「うん、久しぶり。……なんでわかったの?」

少年に近づいていけば引いてくれた椅子に腰を下ろし。
いた理由がどうしてわかったのかと不思議そうに見返して。
椅子に座り少年からテーブルにしs値を移せばカップと何か依頼書。
文面から見れば数字がどうにか見えるだけで。

「……マイの仕事だと……護衛?」

仕事の誘いに身を乗り出して依頼書を覗き込めば宝探しに思える内容。
少し考えるしぐさを見せて…貯蓄できると思えば小さくうなずいて。

マイ > 「この時間でくる冒険者はたいていそれが目的だからね。
僕も次の仕事の相方をどうしようかなーって思ってたらクウの姿が見えたからさ」

考えるまでもなく、この時間帯に訪れる冒険者はほとんどがクウと同じような目的で訪れている。
だからこそ仕事の相方やパーティを探すのにもうってつけではある。
それで探しているところをクウの姿を見つけ声を掛けたのだと。

「そうそう、前回と仕事内容も報酬も同じ感じ。
やってくれるなら嬉しいな、クウなら信頼できるし」

依頼書の中身は前回と同じなので、具体的な説明をする必要もない。
クウなら安心して背中を任せることができると嬉しそうに微笑み。

クウ > 「私はこの時間…あんまり来ないから、来て驚いた。
それで私を呼んだんだ。マイって…ついてた?」

この時間はそうなのかと驚きを見せて。
声をかけた理由を聞けば納得をして見せて、ついてたねと笑みを見せて。

「前と同じなら貯金がたまるから助かるかな。
うん、護衛しかできないけど引き受けるよ」

前と同じであるならやることも同じなので説明は細かく聞かなくても大丈夫そう。
少年なら報酬をケチることもないので次の仕事を探すよりもお互い助かるならと。

マイ > 「確かについてたかもね。
でも危険なことに変わりないから油断しちゃダメだよ」

前回は大きな問題もなく仕事を終えることができたが、今回もそうなるとは限らない。
死ぬかもしれないし、お宝が先に取られているかもしれない。
ついているかどうかは仕事を終えればわかるだろう。

「ありがとう、それじゃ宿で準備して明日出発。
…クウも来る?」

お宝探しは時間との勝負なので、早速明日には向かいたい。
準備を整えるため宿に向かおうと考え、彼女も誘ってみる。

クウ > 「お互いに仕事と相手が見つかったならついてた。
どんな仕事でも油断しないから大丈夫」

たとえ簡単な薬草採取でも油断などせずにきっちりとしている。
それだけに未知の遺跡に行くことに油断などできるはずもなく首を横にと振り。
普段受ける仕事と違い遺跡はさらに危険と前回で身をもって知っているだけに。

「明日に?急な仕事だったんだ……。
ん……私よりマイのほうが準備もできてるし…行く」

明日という言葉に驚きを見せるが少年が言うなら急ぐのだろうと。
ただ自分では準備がまだいまいちわかっていないので少年の誘いに悩んで…行くと頷く。