2018/02/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区の酒場」にティエラさんが現れました。
ティエラ > 「酒場っていうのはいつも盛況ねぇ。」

 酒場の簡素なドアを開きながら女は軽く言葉を漏らすのと同時に、カランとドアベルの鳴る音。
 周囲を見回せば何処にでもある酒場であり、円形のテーブルがいくつかに、それを囲うように椅子がある。
 カウンター席もあるのだが常連らしき冒険者が既に酒を飲んでいるようでそこは使えなさそうだ。
 今日は踊り子としてではなくて、客としてきているので、女は空いている席を探すためにもう一度店内を見回す。
 どこもかしこも、人が座っていて空いている席は……と。
 すごく奥の方に一つテーブルが空いている、入口から見つけづらい所だから運良く空いていた模様。
 女は軽く口笛を吹いてウエイトレスを呼び出しながら空いている席へ、と。
 席に着くと同時に来るウエイトレスにつまみとお酒を注文する。
 ウエイトレスが去っていく後ろ姿を眺めながら酒とつまみがくるのを待つ。

ティエラ > つまみと酒はさほどせずにやって来る。
 軽く酒を飲みながら摘みを摘む。人はいっぱいだが団体客らしく自分のように一人で飲んでいるのはいない模様。
 仲間内で次の冒険、どこに行くか、とか仕事の愚痴とかそういったもので色々盛り上がっている模様。
 一人でいるよりはマシではあるものの暇だなという感覚が抜けない。
 とはいえ、酒を軽く呷り、摘みを抓む。
 喉を滑る熱が心地よくて、寒くて凍えた体に熱が戻るような気もする。

 はふ、と酒精の混じる吐息を吐き出して。
 今のうちに、ともう少しだけ強い酒を注文しておこう。

ティエラ > 静かに一人酒を飲んでいれば、終わる頃に、先程注文した酒が届く。
 ちょうどいい塩梅ね、と女は笑い、その酒と、摘みを食べていく。
 ほろ酔い気分で楽しくなってくるので、ふふ、とフェイスベールの下の口元を緩ませる。
 誰かナンパでもしてみようかしらとは思いながらもそんな気は起きなく。
 女は、つまみと酒をとっとと消化してから立ち上がる。
 ウエイトレスに代金のきんかをしはらって、じゃあね、と去っていく。

 そんなどこにでもある酒場の、どこにでもある風景であった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区の酒場」からティエラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/繁華街」にカインさんが現れました。
カイン > 騒々しい平民地区の繁華街の真っただ中、
露店で買ったらしい飲み物を片手に道行く人を眺めている男が一人。
誰も彼もが随分と忙しそうに立ち回っていく様子を何処か他人事のように眺めていた。

「相変わらずこの辺は騒々しいもんだ、
 仕事で来る分にはこの騒々しさが厄ネタだがオフなら気楽なもんだな」

どこか上機嫌に漏らしながらもどこかで騒動が起きたのだろう、
聞こえてくる怒声の方に視線を向けてヤジを飛ばす始末。
仕事らしい仕事もなくたまには休みと位置付けての散歩の最中だけに、
普段用心棒をしてる時の飯のタネも気楽に楽しめる余裕がある。

カイン > 「俺が仕事してる時はおとなしい癖に、こういう時ばっかりは騒動が起きるんだな。
 同業者の連中には同情するというか…お、やってるやってる」

近くで始まった女の子にちょっかいをかけようとした男に対し、
用心棒らしき人影が仲裁に入った様子に笑いながら見物の構え。
最も男自身、自分で軽口叩くほど平和な事は稀なのだが。
直にちょっかいかけてた男がノされて影に引きずり込まれていく様子に、
残念と言わんばかりに肩を竦めながら見ると無しに道行く人や客引きを眺め始め。

「ま、口説ける相手には事欠かんと言えば事欠かんのだろうが…」

この辺で不用意に声をかけると後が怖いなと肩を竦める。