2018/01/16 のログ
■シャルレ > 通じてないとわかってても、返事は猫の声でしてしまう。
「にゃーん、にゃー」(少しならへいきー、お散歩だもん)
指で喉の下を撫でられてると、ご機嫌で喉が鳴る。これは本能的なのか抑えきれず。
暖かい場所で、少し視界も高くていい気分。
「にゃー」(お腹は平気)
しらない人と行き交うことになっても、もう警戒することもなく。
悠々としたもので。
■リューゼ > 顎の下を撫でながら問いかけていれば、
にゃんにゃんごろごろと機嫌がよさそう。
じゃあとりあえずいいか、と結論付けて歩いていく。
ちらちらと明りが見えれば白猫にも見えるようにそちらを向いてあげたり。
お酒を飲んだ後なので体温も高い。
マントの中はだいぶ温かいだろう。今日は先日に比べれば気温も少しマシだ。
寒い事は寒いが、こうして猫を抱いていればあまり気になるものでもない。
ふと、通った酒場の横でいい匂いがする。
厨房に通じる窓からテイクアウトも行っているようだ。
「ちょっと買っていくかな…。」
窓をこんこんと叩いて人を呼べば、いくつかの注文をする。
脚を止めて待つ間、ゆっくりと白猫さんを撫でているだろう。
■シャルレ > 暖かいとこに抱っこ、たまに撫で撫で。
なんとも至福の時間なのか、歩調もゆっくりの散歩だから、程よい揺れもあって…。
つい頭だけをだしたまま、目を閉じてウトウトしてたとこ。
なんだかいい匂いに目を覚ました。
なにか買おうとしてるから、鼻先をスンスンとして、
「にゃー」(いい匂いするー何買ったの?)
気になる、と首を伸ばすようにして頭の上の相手へ
■リューゼ > 撫でていればどうやら眠くなってうとうとしていたらしい。
そんな可愛らしい様子にくすっと微笑む。
気持ちよかったんだろうなぁ、と考えつつ窓から差し出される包みをうけとる。
鶏と米の匂い。それから肉とタレの匂い。
気になるーっと首を伸ばしてきた白猫さんに包みを見せる。
「軽めの食事だよ。ちょっと物足りなくてね。」
さ、行こうか。
そんな風に言えば包みを腕に下げてまたゆっくりと歩き始める。
一応、宿の方に向かっているらしい…。
■シャルレ > 「にゃーん」(おいしそうな匂いする)
お腹はすいてないけど、一口くらいは欲しくなる匂いに釣られた。
また歩き出す心地いい揺れに、ご機嫌なまま抱っこされての移動。
人の体温は暖かい、この季節に与えられる温もりに満足。
乱暴な人でないとわかってるので、大人しく…抱っこのままついていく。
■リューゼ > ふふ、と笑って撫でる。
なんかちょっと物欲しそうに見えるのは気のせいかなぁ?と思いつつ。
ゆったり歩いていけば少しして宿の前に到着する。
「ちょっと寄ってくかい?」
遅くならないうちに帰れば問題はないだろう。
どちらにせよ自分は部屋へど戻るのだろうが…。
もしも寄って行けば、ぬくぬくとしながら部屋へと戻っていき、
軽食を食べながら、お肉一口くらいは白猫に分けてあげるだろう。
■シャルレ > 「にゃー」(いいの?ちょっとだけいくー)
遅くならなければ、大丈夫だろうと、
しらない人ではないし、危ない人でもない
だから、大丈夫という自分判断だけど。
そのまま、だっこで部屋についていけば、部屋の中で人の姿に戻り。
「はー…やっとお話できる、リューゼの抱っこ暖かかったぁ」
満足とばかりに、暖かい部屋の中にとマントから出てきても、体が冷えることなくて。
にこにことしたまま、久しぶりに会えた人に嬉しそうにしてて。
■リューゼ > 人の姿に戻る時はきちんと部屋の鍵をかけてから。
出るときは…窓から猫になって出ていけばバレないだろう。
「そっか。それはよかったよ。…最近はちょっと寒いしね。」
にこにこしながらマントを壁にかけていく。
駆け終われば、近づいてからまた優しくぽふぽふと頭を撫でてあげるだろう。
それから備え付けのテーブルへと包みを広げれば、鶏飯と2本の焼いたベーコン串が出てきた。
一口食べるかい?と笑顔で聞いてみる。
■シャルレ > 顔は外にでてたので、人になったら頬のとこが少し赤くなってて、
それを両手で挟むようにして温めてる。
「うん、寒いのヤー、でも暖かいのは好き、抱っこも撫で撫でもすき」
マントをかける様子や、相手の部屋の動きを目で追いながら、
頭を撫でられて、白い耳が垂れる。
テーブルに広れられた、先ほどの持ち帰りしたものに、スンスンとまた匂いをかいで
「うーん、じゃあベーコンの串の、このひと切れでいい」
指さしたのは、串にさされたベーコンの1つ、一口分。
あーんとテーブルのとこで待ち構えるように、口をあけてまってみる。
■リューゼ > 「ま、これくらい寒いと誰だって嫌がるさ。」
テーブルに備え付けられた椅子。
そのうちの一つをシャルレに勧めつつ、包みの中身に興味がある様子なのをほほえましそうに眺める。
それからベーコン串を指さされると、わかった、と言って串を摘まむ。
「ほら、串に気を付けて、落とさないようにな。」
と差し出す。
あーんとしているからにはかじりついてくれるだろうか。
なんとなく雛を持った親鳥の気分がわかると内心で思った。
まぁ、冒険者という身分らしく自分のモノを他人がかじったりするのもさして気兼ねするほどのものでもなく。
■シャルレ > 「はーい」
椅子を勧められ、言われるまま座って…口元に持ってこられた串を一口頂く。
ぱくっと、食べてもぐもぐと。
「おいしー、ごちそうさまです」
空腹ではなかったのに、匂いにつられて1口だけ、それで満足したので
素直に1口で終わり。
他の目のない部屋の中なので、、
耳も尻尾も伸び伸びと、尻尾をゆらゆらと揺らしてて。
■リューゼ > 満足そうにもぐもぐと食べる少女を見て微笑めば、
さてと青年も食事に向かう。一度軽く食べてはいるのだが、そこはそれというやつである。
ひとまず鶏飯から手をつけ、スプーンでもぐもぐと。
食べながら、少女にどのあたりに住んでいるのかと尋ねてみる。
「いつもはどこで寝ているんだい? どこかに世話になってるって話だったよね」
鶏のスープがしみ込んだ米を口に運びつつ、
リラックスした様子でゆらゆらと揺れる尻尾を可愛いな、と思いながら。
住んでいる所だけ聞いておけば今度からは散歩ついでに送り届ける事もできるだろう。
■シャルレ > おいしいおいしいと、一口で満足して軽く舌で唇を舐めてた。
相手が食べてる様子を眺めながら、住んでるとこを聞かれて隠す事無く話して説明。
ちょうど相手の宿からの近くにある隊舎、そこで住み込みで手伝いをしながら
部屋と食事と給料をもらえてることを話していく。
「ここからね、こーいってこーいったら、あるよ」
窓のほうを指差し、手で曲げたり伸ばしたりで説明。
この近所の隊の隊舎となれば1つしかないはずで。
■リューゼ > 「そうか。働いているなら偉いな…。」
てっきりどこかの飼い猫かな?と思っていた。
いや、そうなのかもしれないがきちんと務めているのなら話は別だ。
隊舎、と言えば傭兵なのだろう。住み込みで雑務…なるほど、と言った様子。
「そこならわかるな。…今度からはちゃんと送るよ。」
それなら夜でも安心だろう。
それに温かくしてあげられるしね、とベーコン串をつつきながら笑う。
そうやって短い憩いの時間。
笑顔で少女の話に付き合い、知らなかった部分を補填していく。
しかし、遅くならないうちに帰してあげねば隊舎の人も心配するだろうと思い、
食べ終われば帰るように言うのだろう。何だったら送ってあげるわけで。
次に会ったらまたぬくぬくとする事を約束して、白猫さんと今日の所はお別れ、といった所。
■シャルレ > 「うん、お手伝いだけどね」
働いてるという感覚は薄く、手伝うと喜んでもらえるのが嬉しくてしてること
それでもらえるお給料は使い道もなく貯まるだけ
比較的近くであるから、ここから出てもすぐに戻れるしと猫のままいけば危なさもないから。
出会ったときから猫でも、ひとでも変わらず優しくしてくれる人。
食事が終わる頃には、猫の姿に戻り、また腕にだっこで近所だから
暖かさに甘えて送ってもらうことに、不機嫌で過ごしてたはずなのに、
すっかり機嫌を戻し、腕抱っこに甘えながら遅くなりすぎない時間には部屋にと戻っていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場どおり」からリューゼさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場どおり」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/娼館街」にカインさんが現れました。
■カイン > 平日昼間の繁華街、その中でも少し奥まったところにある娼館の立ち並ぶ並び。
真昼間だというのにひっきりなしに人が行き来し、
女が男に声をかけて店や陰に消えていく光景はいっそ浮世離れしたものだ。
そんな様子を娼館の一つの壁に寄りかかりながら眺める男の姿。
大して隠す気も無い武装した大柄な様子は、見る人間が見れば一目で用心棒の類と知れるだろう。
「…昼間だってのに大半がもう捌けたってのは凄いな、
もう数えるほども残ってないとは」
依頼を受けて護衛している店の女の子がまた一人、
男を捕まえて自分に合図を送りながら去っていく様子を見ながら、
思わず呆れたような声が口をつく。早々にお役御免になりそうだった。
「こりゃ俺もどっか入れる店を探すべきかね」
本気半分の軽口をたたきながら喉を鳴らして出番のなさそうな自分の得物を鳴らし。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/娼館街」にセレーナさんが現れました。
■セレーナ > 平民地区繁華街。常に賑わうそこへ現われた一人の少女。
周りをきょろきょろ見ながら、ちょっと怯えた様子。
だが、一人の男性の姿を見れば、胸を張り、鼻息を、ふんす、と。
そうして相手に近づいていくと……。
「あの、す、すみません。じゃなくって……!
ちょっと、ソコのアンタ!!」
震える声、かすれる声、上擦る声。そんな言葉を見事に形にしたような声で、相手の前に立ち、腰に両手を添え、声をかける。
「み、見たところ、腕の立つ用心棒みたいね!?
ききき、聞きたいことがあるので、教えてくださいなさい!?」
相手の前まで歩いて、少女は気づいてしまった。
この繁華街は……そういったお店がある通りで。ようするに。
周りの空気と言うか、気配というか。そういうものが、イヤに性的なことに。そして……。
少女自身、そういった空気に慣れていないため、高慢な演技の裏の地が見え隠れしてしまっている。
■カイン > 不意に周囲の喧騒にも負けない少女の声が響き渡り、
元気な物だと流していたのだがふと周辺の目が己に向いていることにきがついて、
不思議そうに視線を巡らすと見知らぬ少女の姿が目に留まる。
「…?俺?教えろって言われてもな、答えられる事なら構わんけど」
どう見ても虚勢を張っている様子の少女。
敢えてそれには触れないでおくものの、身なりを見るに
荒事稼業に興味を抱く手合いとも思えない。
不思議そうに周囲を見回し何かの仕込みかとすら警戒しながらも返答し。
■セレーナ > 声を張りすぎたせいで、周囲の注意を引いてしまう。集まる視線に、少女は僅かに赤面してしまうが。
それでも演技を続けようと、唾を飲み込み、息を吐く。
「そ、そう、アナタよ!! ……い、いい心がけね!
そういう素直な態度は、い、いいわよ! ……アレよ、痛い目をみなくて済む、とかそういうアレよ!」
緊張と興奮、羞恥と混乱が入り混じり。少女の言葉はだんだん怪しいものになっていく。
演技の仮面がぼろぼろと音を立てて剥がれて行く中。少女は困ったような表情で相手を見る。
それは、縋るような表情でもあった。
「わ、ワタシはセレーナ! いずれ最強の冒険者として伝説に名を残す予定の者ですよ!!
……え、えっと……で、できれば、人目の無い所へと連れて行っていただけませんか……!」
派手に名乗りを上げる。そこが限界。変に通る声で、変なことを言っているものだから、周りの人間はほとんどが少女を見ていた。
最後の言葉は小声で、もう限界です、助けて、といわんばかりの声色であった。
■カイン > 「……お、お……う……?」
周辺をざっと確認はしてみた物の、
向けられるのは好奇の眼差しだけである。
それだけならまだしも場所が場所だけにそういうプレイだろう、
とあたりを付けられたのか娼婦の一部からは迷惑そうな視線まで向けられる始末。
少女の話を聞くだに駆け出し冒険者などに時折いるタイプというのは何となしに察したが、
さりとてこのまま放っておくわけにはいかない……というわけで。
「解った解った、とりあえずこっちに来い」
そういいながら少女の手を取って真横の路地に身を躍らせる。
となればあっという間に興味が失せるのがここを訪れる者たちの特徴だ。
奇異の目の大半が消えてなくなったのを感じながら大げさにため息を穿いて、
少女の方へと視線を向け。
「それで、聞きたいことってのは何だい?普通に声をかけりゃいいだろうに」
■セレーナ > 困惑する相手の様子に、少女の中で申し訳なさが生まれてしまう。
すいません私が変な声のかけ方をしたばかりに! そう思いつつも。
ここで急に演技をやめても、逆に目立ってしまうだろうから少女的にはかなり追い詰められた状況。
とはいえ、相手は少女の願いを聞き届けてくれたようで。少女は一気に安堵する。
「わ、判ったわ! とりあえずアナタの言い分にしたがってあげる!」
周りに聞こえるように一度叫び、少女は手を引かれ路地へと入っていく。
好奇の視線から逃げおおせられたことにため息を吐き、少女は相手へと頭を下げる。
「あ、ありがとうございました……! うぅぅ……やっぱり、こういう演技は私にはムリなのかな……。
その、改めまして。私、セレーナって言います。そ、そのぅ……。
ああいう場所とか、空気に慣れてなくって……ごめんなさい……!」
腰から真っ二つになるんじゃないか、というほどに。上半身を九十度まげ、頭をぺこぺこ下げる少女。その様子は、先ほどまでとは正反対の物だ。
「その、聞きたいことっていうのは……。アナタ、『セイン』って人を知ってたりしませんか?
私、どうしてもその人のことを知りたいんです! お願いします!
どんな些細なことでもいいから、教えて欲しいんです! お礼は、なんでもしますから!」
一息ついて落ち着いたか。少女は、聞きたいことを改めて尋ねる。
必死な様子で、礼はするから、と言う少女。
■カイン > 「恥ずかしがってるうちは演技なんてのは無理じゃねえかなあ。
どうせなら全部楽しむくらいの気持ちでやればばれないもんだ。
ああ、名前は聞いてる。
さっき自分で言ってたし?俺はカイン、見ての通りの用心棒だ。それで聞きたいことってのは…」
自分の演技を評する少女に思わず笑って言い返しながらも、
相手の言葉を聞きながら顎に手を当てる。
飛び出てきたのは人探し。しかも少女の様子を見ると面識は無いか、
殆ど無いと言った所だろう。事情が判らないだけ、
訝しさは隠せないものの残念ながら聞いたことのない名前である。
「いや、力になれなくて済まないが聞いたことのない名前だな。
どういう事をしてる奴なんだ?それ如何によっては当たり位は教えてやれるかもしれん」
若干少女の様子に気おされつつもそう問い返して見せるのだった。
■セレーナ > 「……はい……」
相手の素集い指摘に、しょんぼり、と落ち込んだ様子を見せる少女。
しかし、楽しんでやればいい、というアドバイスには、かくかくこくこく、と頷き。
そのまま、相手の名前を記憶する。
「カインさん……。はい、覚えました!
先ほどは申し訳ございませんでした……。
……そう、ですか……。……その……。
何をしているか、はちょっと、判らないんです」
相手の単刀直入な言葉に、少女は再度落ち込んだような様子を見せ。
さらには、探している人物への細かな情報も、持っていないと告白する。
「どんな人かも知らない。何者なのかも判らない。
でも、私その人について知らなきゃいけない気がするんです……。
変な話なんですけど……。あ、でも。
娼婦さんから名前を聞いたことがあるので……娼婦さんを買うことがあるような人物、だとは思うんです」
雲を掴むような話。何も知らない相手を探している、という告白。
少女は、自分でも変なことを言っていると自覚しつつ、相手に頭を下げる。
「でも、ありがとうございました。カインさん、お仕事慣れていらっしゃる様子だから。
こっちの繁華街ではあまり見かけない人なのかもしれない、って情報だけでも、有意義です!
それで……お礼なんですけど」
相手に笑顔を見せ、また頭下げる少女。まるで機械仕掛けの人形のように、さっきから頭を下げっぱなしである。
そして、相手にお礼について話をしようとするが。……実はこの少女、所持金はそこまで多くない。ので。
お礼について切り出すと、途端に表情が曇ってしまう。
■カイン > 「別にいいさ、どうせ暇してた所だ。
話し相手が出来た方が俺としては嬉しい」
相手の言葉に笑って言い返して肩を竦めて見せる程度の余裕はある。
丁度最後の護衛対象が先程去っていったのを確認した後だ、
あまり良い事ではないのだが有体に言って暇なのだった。
「娼婦を買う、というのだと流石にな。
なんせこの辺はまだしも貧民地区のあたりの娼館なんぞは、
お貴族様とかもよく言ってるような場所だしなあ。
情報集めの定番っていうなら酒場だが…まあ、それとなしに聞いておくか。
とりあえずもし知ってる娼婦の姉ちゃんがいるならそこから探してみるといいかもな」
相手の不思議な物言いは驚かされたものの、存外真面目に言い返した所で
少女の今後の行動についての助言をして置く。
娼婦というのは横の繋がりは中々に広い物だ、運が良ければ人の事ならば結構情報が拾える物だ。
「いやあ、見たことはあっても俺が名前知らんだけかもしれんがな…。
別に礼を貰える程の事をした覚えは無いんだけどな、」
流石にこの近辺の利用客の名前で覚えてるのは本当に一握りである。
曖昧な様子で言い返しながら相手の頭をポンポンと叩き。
「そうだな、それじゃとりあえず頭を上げる所から始めてもらうか。
そんなにやられると正直話しにくい。主に物理的に」
下をみなきゃいけないからな、と笑い飛ばして見せる。
■セレーナ > 「そ、そう言っていただけると……」
相手の気遣いに、更に恐縮してしまう少女。
余裕の無い自分と違い、大人の風格があるなぁ、と。
相手をみる視線に羨望の色が混じる。
「そ、そうですよね……。……ふむふむ……。
なるほど……酒場か、娼婦さん筋から当たってく、ってことですね!
勉強になりました! ありがとうございます!」
相手の的確なアドバイスに、目を輝かせながら礼を言う少女。
情報としては、収穫は無しだが。こうして有用なアドバイスを貰えたということは、次に繋がったということ。
少女は、満面の笑顔で相手を見る。すっかりと緊張は解けたようで。
「いえ! ご迷惑もおかけしましたし!
ホント、何から何までありがとうございました!」
相手の言葉に、慌ててそう言う少女。演技モードとは違い。
本来の少女はそういう場でしっかりと状況を判断できるタイプである。
良く通る声で礼を言いつつ、相手の言葉に頭を上げれば。
「す、すみませんっ!! あ、あの。それで……。
実は、私。今持ち合わせはそんなに、無いんです……。
ごめんなさい……っ! お金以外なら、どんなお礼でもします!
お仕事の手伝いでも、何でも!」
顔を上げ、懐から小さな袋を取り出し、中を見せる少女。
中には、銀貨が数枚しか入っていない。最近の子供でももう少し持ってるのではないか、という財政状況。
少女は、相手を騙すような形になったことを恥じ、またぺこぺこ頭を下げ始めてしまう。
■カイン > 「情報ってのは辿ってくモンだからな…いきなりドンピシャは難しいだろうから気長にやんな」
それに気づくまでに偉く遠回りをさせられたものである。
しみじみと告げながら言い返した所で、
少女の物覚えのいい返事に軽く頷いて見せる。
「どういたしまして、ってな。
冒険者やるってんなら覚えといて損はない。
ま、俺達の家業の場合はあんまり役に立たんけどな」
裏を取る時に使う程度だ。手をひらひらさせて言い返した所で、
どういたしましてと言い返しながら少女の取り出したモノを見る。
色々な意味で散々な有様に若干憐みのこもった視線を向けた後、
悪戯めいた表情を浮かべれば相手の肩に手をやって軽く力を入れて引き寄せようとし。
「そうだな、折角の好意を断るのも悪いし……体で払ってもらおうか?」
顔を覗き込んでからかうように告げてそっと唇を重ねようと頭を動かす。
その気になれば少女でも男を押しのけて逃げられる程度の力しか込めては無いが、
どんな反応をするのか楽しもうとする魂胆を隠そうともしていない。
■セレーナ > 「……はぁ……なるほど……」
深みを感じる相手の言葉に、感心したように呟く少女。
同時に、励まされ、心が僅かに軽くなる。
どれだけ時間が掛かろうと、辿っていけばいつか真実に出会えるという気になる。
「あ、アハハ。まずは、冒険者にならなきゃ始まらないんですけどね……。
まだ、冒険者免許も無いですし……」
演技の時は盛大な事を言っていたが。実のところ、駆け出し冒険者どころか。
冒険者登録すらできていない、冒険者見習い、という所である少女。
それでも、相手の教えを胸に刻むと、それを活かしていこうと決意する。
「……あ、ぅ……っ。
そ、その! それは、全然構わないんですけど!?
私、多分カインさんを満足させられないと思うんですけど大丈夫でしょうかだって私胸も背も小さいしお尻だって貧相だしあでもでも腰は引き締まってるって自負はあるんですけどテクニックだって未熟……
んっ……」
相手の提案に息を飲み、赤面。そのまま口早に何かを語っていたものの。
相手に唇を奪われてしまえば、それを拒むことはせず。そのまま、相手の身体に両腕を回し、体重を預けてしまう。
■カイン > 「ま、世の中なんでもかんでもかってにつながってるからな。
面倒な事もその分多いけど、何かあったら頼ると言い。
縁ってのはそういう時の為に使うもんだ」
ここであったのも何かの縁、と使い古された言葉を告げて笑いながら、
少女にがんばれと励ましながらも続いた言葉には目を瞬かせ。
「まあ、そいつは努力というかやることやるしかないな。
その内何とかなると言えば何とかなるさ、気長にやんな…っと、お?」
軽口交じりに言い返した所で拒まれなかったことに驚いた表情を浮かべる。
しかし、自分の事を卑下する様子には不思議そうな顔になり。
「おやま、それじゃ遠慮なく…そんな卑下する事か?
こんな可愛くてエッチなのに、と」
告げがてら指を太ももに這わせてスカートの中へと忍び込ませれば、
手馴れた様子でショーツを退けて指をするりと少女の大事な場所へと押し込んでゆく。
ゴツゴツとした硬く大きな指が少女の中をかき分け奥まで行ったかと思えば、
突如L字を描くように持ち上がり奥のザラついたスポットを探り当てがてら執拗にそこを刷り上げて行く。
同時に、
親指と人差し指でクリトリスを苛めつつ、肩を抱いた手を下に落として言って臀部を強く揉む。
自分の体にしがみ付いてくるのを良い事に体格差を使って少女がつま先立ちになる様に仕向け。
■セレーナ > 「……その、ありがとうございます。
それ以外、なんて言っていいか……」
暖かな言葉に、少女は頭を振り、目を潤ませる。
初対面だというのに、ここまで優しく励まされるとは思っていなかった。
少女の胸の内に、強い感謝の気持ちが芽生えていく。
「は、はいっ。頑張ります! ……ふふっ。
いつか冒険者になったら、カインさんに恩返ししますね?」
最終的には、やはり本人の努力なのだろう。相手にアドバイスを貰うと、少女は笑い。
そのまま、少し背伸びしたことを口にした。
「だ、だって。カインさん……慣れてそうですし……。
それに……私、娼婦の皆さんみたいに、スタイル良くないです……。
んくっ、ぁっ……!」
自身無さそうに言いながら、少女は相手に抱きつく腕に力をこめる。
自身の秘部へと指を侵入させられれば、甘い声が洩れてしまい。
相手の指が入るときには、既に少女の肉壷はしっかりと濡れてしまっており。
路地にくちゅくちゅと水音が響いてしまう。同時にクリトリスを攻められれば、少女の膝と腰はガクガクと揺れてしまい。
さらに、小ぶりなヒップを揉まれれば、強制的につま先立ちにされてしまい、息が乱れ始める。
精一杯背伸びをし、少女は相手の頬へと口付けを繰り返す。
「……っ、はぁっ……! カイン、さん……」
瞳はそれまでの感動とは違い、熱に潤んでいる。相手の背に回した手が、マントを掴んでは、離し、空を掻く。
■カイン > 「じゃあ、気にするなって言っておこうか。
難しいだろうけどあんまり言わないで置いてくれ」
少女の精格上仕方が無かろうとは思いながらも喉を鳴らして言い返す。
男の尺度から見れば少女が人であれミレー族であれ、
あっという間に育つ者である。気楽に応じて背伸びした言葉に対するように、
菊門の入り口を探り当てればそれを指でなぞり。
「期待しないで待ってるさ、そうさな。
俺のピンチを救ってくれるくらいになってくれたら嬉しいが」
ネガティブな発言を繰り返す少女の様子がどこかおかしく感じ、
笑って応じながら己の口付のお返しとばかりに額に口付。
「慣れてるって思ったなら、相手に身を委ねてみるってのも一つの手だぜ?
最も逆襲を狙ってみるのも楽しいと思うけど、な、っと」
言葉を区切ったかと思えばすぐさま後ろの穴へと指をすべり込ませ、
タイミングを合わせてクリトリスと膣内を文字通りに蹂躙するがごとく責め立てる。
少女を一気に高めるように苛めながら名を呼ぶ様子に首を傾けて見せ。
「ん?どうかしたか?」
笑顔で応じて見せる。実に性格が悪い。
■セレーナ > 「……はい、わかりました」
どこまでも優しい相手の言葉に、少女はもはや何も言わない、ということを選択した。
このまま話していれば、どこまでも感謝と謝罪を繰り返してしまいそうだったし。
「うふふ、じゃあ、そうなった時は……。
カインさんがもしピンチになった時は、颯爽と助けに向かいますからね?」
そんなことはそうそう無いのだろうけれども。少女は笑いながらそう言う。
もしもそうなった時は。何を捨て置いても助けにいく、と。
そうして、少女はアナルの入り口を触れられれば、びくり、と身を震わせる。
直感以外の何者でもないのだが、少女の肉体は、アナルでの性交もできる、と自覚していた。そんな経験は無いというのに。
「そ、れは……っ、んうぅぅっ!!
だ、ダメ……そっち……きたな、い……っ!」
急にアナルへと指を入れられ、身を捩る少女。更に同時に膣内と淫芽を刺激されれば、少女はただ切なげに息を吐くだけで。
「あ、あ、あっあぁ、ダメ、だめぇ……!
~~~~っっ!」
相手が笑顔を見せるのと同時に、少女の身体が大きく跳ね。
少女は、絶頂へとたどり着いてしまう。
膣とアナルは、侵入した指へと吸い付き。少女のクレパスからは、勢い良く潮が溢れてしまう。
必死に声を殺しながらも、少女はその絶頂の快感に蕩けてしまうのを止められない。
■カイン > 「おう、素直でよろしい」
相手の選択を受け入れて、先程のように頭を撫でる代わりに
額にキスを落してから耳元で囁いて見せる。
ピンチになったらと告げる少女の勇ましい様子に笑って返し。
「ああ、それじゃあそのうち適当な所でピンチにならないとな、っと。
…おやま、こいつは予想外だが…あんまりよくはないな。
このままだとちょっと困った事になりそうだし、宿にでも行かないかい?」
潮を吹いた少女の膣内に押し込んだ指はぐっしょりと濡れている。
それを見下ろし揶揄してそう耳元で囁いて誘いかける。
手慰みとばかりに膣の中で指を軽く蠢かせ。
■セレーナ > 「……ん、うぅぅ……」
額へのキスには、目を細め。くすぐったいような、嬉しいような声。
耳元で囁かれれば、息の触れる感触にびくり、と震えながら。
「わ、わざとピンチにならなくても、いいんですよ……?」
微かに答えた少女ではあるが。絶頂により、言葉は途切れてしまう。
そのまま相手に寄りかかりつつ、更に胎の奥をかき回される感触に、小さな痙攣を繰り返しつつ。
「……は、い……。ぜひ……」
快楽と色に蕩けた思考で、少女は相手の提案に乗る。
お礼としての行為ではあるものの。すっかりと少女はこの相手のテクニックにまいってしまったようだ……。
■カイン > 「わざとピンチに何てならないさ。
そうだな、ちょっとした手違いでピンチになったりするかもしれないけど?
よしよし、それじゃあ行くとするかね」
少女の体を弄んだ挙句のセリフとは到底思えないような言葉を吐きながら、
かすれる声で同意してくるのを聞けば膣内から指を引き抜いて見せる。
そのまま、肩を抱くような恰好を見せればゆっくりとした足取りで、
少女と連れ立って近くの娼館へと足を向けていくのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/娼館街」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/娼館街」からセレーナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・冒険者ギルド」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 「んー……」
掲示板の前で唸る少年の図。
ここしばらく軽い仕事でちょこちょこ稼いできたが
今日はそれが見当たらない。
大規模な害獣駆除やら、遠方への配達と言った比較的大きな仕事が多い。
報酬もそれなりではあるが…仲間もいるし、勝手に仕事を取るわけにも行くまい。
そもそも一人で遠出は痛い目にあったので少し避けたい。
■ブレイド > 「山賊討伐……二人じゃ無理…
魔物討伐も同じく。
バフート、ヤルダバオートへの配達は論外……」
今日は諦めたほうがいいか。
しかし、自分がミレー族だからといって、仕事を狭めてしまうのも、仲間にやや悪いとは思う。
バフートやらあのへんは、ミレー族にとっては鬼門ではあるのだが。
みれば報酬もそれなりだ。
■ブレイド > しかし、気のいい仲間のことだ。
いけばきっと不快な目に遭う。自分絡みで、おそらくは。
少し思案はしたものの、結局二枚の張り紙を掲示板に返す。
他に何か依頼はと視線を巡らせるが……
その量はなかなかに多い。
一枚一枚見ていくにも根気が必要だろう。
「(なんか最近こういうことばっかな気がするな…)」
本屋にはしばらく立ち寄りたくはない。
■ブレイド > そういえば配達依頼のついでに温泉とかもいいなとか言っていたような。
ダイラスあたりならまだましだろう。
前回の遠出で襲われたのはあのあたりだが
あれは時間が悪かったのだと言うことでノーカウントとしておく。
今度は旅籠のいちなどちゃんと把握していけばいいだけのことだし、夜に出歩かなければ問題はないだろう。
問題はとなると、そう都合のいい依頼があるかだが。
あのあたりは遊びに行くついでにと、依頼を受ける冒険者も多い。
「むー…」
唸りながら張り紙の群れとにらめっこ。
■ブレイド > 「………」
ここまでろくな仕事がないとは恐れ入る。
いや、選り好みしてる自分も悪いが。
それに、普通の冒険者からすれば何もおかしくはないだろう。
むしろ、依頼が多く景気がいいといえる。
「はー…」
ため息一つ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・冒険者ギルド」にホルンさんが現れました。
■ホルン > 何となく顔を出してみた冒険者ギルド。
ぱっと見めぼしい依頼はないので依頼探しは早々に切り上げた。
特別興味を惹かれない限りホルンから積極的に仕事を請け負う事は稀なので、彼女にとってはこれが平常運営だ。
一応何人かの知り合いと軽く挨拶をして雑談がてらの情報交換。
その内に、見覚えのある姿を見つけてそっと近寄る。
「やっぱり……。どうも、お久しぶりです」
以前目をつけたまま、それから特に接触を取ることのなかった少年だ。
前に会った時に何をしたのかはしっかりと覚えているが、何食わぬ顔で話しかける。
「偶然、ですね……。ここには、よく来られるのですか?」
あまり大きくない声でぽそぽそと喋るホルン。
内心割りと嬉しくて、普段よりも少し早口になってはいるがそもそもがゆったりとした口調なのでまだ普通未満といったところだ。
■ブレイド > 「うぉっ!?」
依頼の張り紙を眺めているといきなり声をかけられる。
気づかなかった自分のせいではあるが、少々驚いた。
「あ、あんた…えーっと…その節はどーも…」
そこに見えたのは以外にも恩人の姿。
たしか店を商っていたはずだが…依頼を受けに来たのか出しに来たのか。
前の出来事が出来事なので、少しギクシャク。
若干照れも含まれているだろうか。
「そうだな。まぁ一応冒険者だし、よく来るぜ?」
数瞬で呼吸を整え、普通を装う。
■ホルン > 「そう、なんですか。私も、一応冒険者の登録はしてますけど、時々お手伝いに来るぐらいで……」
彼もこちらの事はちゃんと覚えてくれていたようだ。
平静を装ってはいるが羞恥の含まれた動揺が感じられる。
そんな様子に内心昏い悦びを得ながら、その時の事は何も気にしていないという風に話しを続ける。
「本業は、やっぱり薬屋ですので。それにしても、お元気そうで何よりです……」
元気そうで安心というのは偽りのない本心だ。
邪な欲望が大いに入ってはいるが。
やはり色々するには元気でいてもらわなくては楽しみも半減というもの。
■ブレイド > 「あー、冒険者もやってんのか。
頭良さそうだもんな…そういう仕事も最近増えてきてるみてーだし」
今見た依頼の中でも、古書の翻訳だのがあったような気がした。
やはり少数で冒険者をやっていくとなると、複数の役割をもたなければならないか。
今のままではいられないなと、少し思案顔。
「ああ、おかげさんで。あれから風邪の一つもねぇよ。
そっちは商売、うまくいってるか?」
彼女の持つ欲望には全く気づいていない。当然だが。
労われれば少し嬉しそうに微笑む。
■ホルン > 「魔法が、少し使えますから……。
得意なのは結界とか、探知の魔法ぐらいですけど……」
彼はこの様子だと冒険者一本というところだろうか。
まあ並みの人間ではこの若さだし色々と兼業というのは難しいので当然といえば当然ではあるが。
とりあえずこうして冒険者という共通点もあるので、そちら方面で少し交流してみようか。
「そのぐらいの魔法で良ければ、何か、お手伝いできる事があったら、教えて下さいね。
できる事は、少ないかもしれませんけど……」
■ブレイド > 「へー、魔法…魔法なぁ…」
魔法。ミレー族は高い魔力を有していることが多く
少年もまたその多分にもれない。
魔法も使えないわけではない。
が、極簡単なものを少しといったところである。
勉強をあまり好まないという気質と、魔力の質で種族がバレるのではという考えもあってのことだが。
「探知の魔法とか便利そうじゃねぇか。こっちは魔法とか全然だからよ
なんかあったら頼らせてもらおうかな」
ホルンに向かって屈託のない笑みを向けて。
■ホルン > 「は、はい……。危険を、避けるのは、得意です……」
屈託のないブレイドの笑みに少しはにかんだように答えるホルン。
この笑顔を淫蕩に歪めて穢したいという欲望にゾクゾクとしているだけなのだが、傍目からは分かるまい。
「せっかくですし、これからお時間があったら、少し遊びに行きませんか?
ご飯でも、いいですし」
今のところ特に手伝ってもらいたい事はないのなら、折角の機会なので親交を深めたい。
後の楽しみのためにも。
■ブレイド > 「危険回避は重要だからな。そういうとこだと頼りになるな
力を借りれそうな時はよろしく頼むぜ?」
少年は少年でわりと能天気。
力が借りれそうな冒険者の知り合いができたことに素直に喜んでいる。
「遊びに?まぁ、できそうな依頼はなかったんで暇だけどよ。
飯か…遊ぶ場所はよくわかんねぇけど、心当たりはあんのか?」
かくりと首を傾げる。
娯楽というものにかんしてはあまり詳しくはないのだ。
■ホルン > 誘っておいてなんだがホルンもあまり娯楽には詳しくない。
そもそも人間やミレー族とは価値観が違いすぎて人間の都市での健全な遊びというものにはあまり興味がない。
価値観でいえばどちらかといえば魔族の方がまだ共感出来る部分が多いかもしれないという有様だ。
誘われて楽しむフリぐらいはできてもこちらから積極的に連れ回すところもないので、やはり食事か。
「それなら、お酒、いけます?飲みついでに、何か食べる感じで……」
行きつけの酒場、はやめておいた方がいいだろう。
体裁があるので羽目をはずしにくい。
それにもっと近い店も色々あるはずだ。
「色々と、お話しもしてみたいと、思ってましたし」
意図はどうであれこれは本心。
やはり邪な欲望や楽しみのための前菜のようなものだが。
■ブレイド > 「ん、酒か。いけるぜ?ってことは、酒場かな?
どっかうめぇ店とか…」
自分の行きつけの店は貧民地区だし、せっかくならもう少しいいものをとは思う。
そもそも、ホルンがどこか知っているかもしれないし。
ひとまずは、ホルンに従うことにする。
「話しか。まぁ、前は世話になりっぱなしだったしな
話しどころでもなかったし…」
思い出せば少し頬を染める。
カリカリとバツが悪そうに染まった頬をかきつつ
「とりあえず、ここで立ち話もなんだし…」
■ホルン > 「それなら、適当に歩きながら探しましょうか……」
ノープランだがギルドの近くなら飲食の店も少なくない。
ホルン自身はそう選り好みもしないし、それこそ適当でいいだろう。
とりあえずギルドを出ると、何が食べたいか等の当たり障りのない話題から。
「もう少し歩くと、もっと高いお店もあるはずですけど……、どうします?」
多少値段の上下はあれどやはり地区によって大体はグレードは決まってくる。
平民地区でも富裕層の多いところまで出れば、店もそれ相応だ。
富裕地区まで行くとちょっとした贅沢では済まない事もあるのでブレイドと一緒ならとりあえずはそういったところは避けるのが無難であろう。
■ブレイド > 「そうだな。適当に…新しい店に挑戦するのも悪くねぇな。
冒険者だし、依頼がないにしたってこれくらいは冒険してもいいだろ」
などとくだらないことをいいつつ歩き出す。
できれば味が濃いものがいいが…
ホルンの方を見る。
まぁ、全く知らない店に行くなら味の心配をしても仕方ないか。
「あー…流石に持ち合わせもねぇわけじゃないけど
富裕層が行くような店はやめときたいかな…」
そういう店でフードをかぶった自分が普通に食事できるとは思えない。
フードを取ることくらいは強要されそうだし、そうなれば門前払いされるならまだいいほうだと思う。