2018/01/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にチルユキさんが現れました。
チルユキ > 眠たげな足取りで緩慢に道を行く途中
轟音とも思しき歓声に躓きかける。

歓声、喧騒、序でに怒声か。
建物越しの外にもその場にいるかのような賑わいが響く。

熱気で曇る窓にぺたりと手を突いて覗き窓めいて拭う。
聞いた通りの中の騒ぎの中、赤い髪が視線を惹く。
硝子を細く開いて行くと、中に流れ込む冷気。

イグナス > 「うお。」

上機嫌の熱の中に、冷えた空気が入った。
一部の視線はそちらに向くが、それぞれがそれぞれの喧騒に熱中してる。
男のほうは少し輪から外れてたから、つい視線はそちらに。
――見覚えのある姿だ。
おう、と手を振った。誰かの知り合いと分かれば、他の人間は興味をなくして。

「どした、また、飯でも食いにきたンか。」

チルユキ > 幾らか集めた視線に顎を引く
緩々と頭を振り、ぱたりと閉じた窓から覗いていた頭が引っ込む。
ドアを開けた途端、先程よりも多めの視線を浴び、一瞬圧されかけて、ギッと見返す、が。
上機嫌な男達には、先程窓で見た顔だったし、その頃には輪の中に戻ってしまった後。

視線は直ぐ逸らして昨日顔を見た男の処へと。

「…すごい音が聞こえたから、覗いたら、お前がいた。……頂戴。」

イグナス > 「おう?」

かくりと、彼女の姿に不思議そうに首を傾げる。
――と、徐々に近づいてくる、彼女の姿。
ほんの目の前にきたならば、どうした。とばかりに瞬きするが。
すぐに、その一言にくつりと笑った。

ああ、と首肯。

「なんだ、腹ぁ、やっぱ減ってたか。」

意味をすぐに理解して、立ち上がる。昨日も言ったけれど、ここじゃあなんだと。
場所でも移動しようかと彼女に問うた。

チルユキ > 「………ウン。
見境なくなるほどじゃ、ないけど。…味わったら、思い出す。」

寝惚けて聞き違えた訳でも無い、ようだ。
否定は返らない。

両手を伸ばしかけるが、問いかけに昨夜を思い出して止まる。
間が少し空いて、頷く

「…どこへ。……森…」

は多分駄目なんだろう。
行く宛てがないから、男に聞いてしまう、が。

イグナス > 「見境なくなっこともあンのか。」

やや吃驚して、ぱちくりと瞬き。ああ、でも、こういう種の存在はそんなことも往々にありそうだ。
ふむ、と首を傾けて。まあそれならそれでよかろう。

よいしょと立ち上がる。
場所を問われて、はて、と首を傾けた。どこかなあ。

「んー………、もうちィと落ち着ける場所。」

とりあえずはまあ、目指せる場所はあるみたいで。行くぞとひとこと。
彼女はどうせついてくるだろうと、目的地へと歩き出した。

チルユキ > 「………腹が、減り過ぎると。」

立ち上がると矢張り上背は大分違う。
数歩置いて、後を追う。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からチルユキさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」にカインさんが現れました。
カイン > 平民地区の歓楽街にある酒場。外の寒さに比例してか、
いつもよりも人の少ない割に真昼間から酒のみのせいで
騒々しい店内の中カウンターに腰掛けて、
自身も酒を煽っている男の姿があった。

「今日も今日とてこともなし、か。大口の仕事がある訳じゃないんだろ?
 こりゃまた用心棒家業を暫くやる事になるかねえ」

依頼の斡旋主の一人である酒場のマスターに視線を一瞥して聞いてみるも、
犬でも追い払うかのような仕草で邪険にされて肩を竦める。
自棄酒という程ではない物の飲まないとやってられない程度には世知辛い。

カイン > 「冒険者の真似事でもして遺跡にでも潜ってみるか?
 いや、でもこの時期の山の周りは多分山賊の方が多いしなあ」

一山当てれば大きいのが遺跡というものである。
心得がまったくないわけではないだけにいけないことはないが、
ハズレも多いだけに暇を潰すにも微妙な自分の考えに肩を竦め、
酒を一口煽って息を吐く。大人しくしていたほうが良いかと苦笑い。

カイン > 「仕方ない、明日はいい仕事がでてることを祈って寝るとするか。
 マスター。勘定頼む」

店主に向かって言いながら立ち上がり、支払いを終えればそのまま踵を返して店内から去ってゆくのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 噴水広場」にマリアージュさんが現れました。
マリアージュ >  
麗らかな日和のお昼。
今日の騎士見習い実習は巡視などではなく、広場での立ちんぼです。
昨日の貧民街の続きかと思ってましたら、朝、何やら相談されてこの広場に。
安全で、何もしなくてよく、知らない道を動き回らないから迷子にならない、という理由があったとはつゆ知らず。

「こんにちわ」

朗らかに笑顔で広場の人にご挨拶しながら、噴水の周りを歩いているだけのお仕事。

マリアージュ >  
ジャグリングの芸をしているのを見かければ、ぱたぱたという
足音が似合いそうな小走りで目を輝かせて覗きに行き。
一番前にまで出て、他の人たちと一緒に「お~~・・・」など
驚きの声をあげて、凄い凄いと胸の前で精いっぱいの拍手。

朝市は終わっているものの、まだいくつも出ている市場屋台を覗けば、
日ごろは来ない場所の市場だけに、野菜の品質や値段などに真剣な眼
・・・お仕事中なので買うことができないのは残念です。

と、許された街警備の範囲、広場から出ないようにしながら色々なものを見学です。
髪をアップにしていないので、首の赤いチョーカーが見えないのも、安全に過ごせているのでしょう。

マリアージュ >  
幾つか見学すると、大人の男性がゆっくり歩く速度でしかない小走りで屯所の方へ。
わんこのように、屯所の前で棒を持って立っている騎士の方に楽しそうに報告。

・・・どう見ても、遊んでいる世間知らずな子供の姿。

マリアージュ >  
見た目の年齢や雰囲気や容姿からみると、もっとお淑やかにと。
腕章から見れば、騎士見習い?と首を傾げさせ。
服装の金縁を見れば、男子のわけがない、となるでしょうけど。
その楽し気な天真爛漫な様子や笑顔には、ほっこりとさせる人も少なくなく。

報告をすれば再び、お仕事です!、という気持ちで広場散策です。
お尻の後ろで手を重ねておきながら、あそこの店は何でしょう、
こっちの屋台は何を売っているのかしら?
と好奇心が導くままにです。

マリアージュ >  
知らない人に付いていかないこと、食べ物とかもらわないこと、
広場から出ないこと、猫や犬を見ても後をついていかないこと。
人がいないところにはいかないこと、喧嘩など見かけたら近くの騎士に連絡すること。
決して一人で喧嘩を止めないようにすること・・・などなど。
本日の実習前に指導騎士からの繰り返しの注意事項?を守りながらの仕事です。

でも、魔道記録器の使用は止められなかったので、
人をぱしゃり、芸をぱしゃり。人が連れている犬をぱしゃり、と。
いつも通りの行動です。
この機械も本当は、実習報告会の報告書作成のため、実習中の仕事内容や証拠を
記録として収める為に貸与されているものですが。
マリアージュの持つ機械には今のところ、日常ポートレートと小動物や草花と、
そして他人に撮られた艶事姿しか記録されていないのです。

マリアージュ >  
弦楽器の音を奏でる初老の男性。
趣味でしているのか、それとも楽団員が休みなのか。
ゆっくりした音楽が噴水そばから流れます。
ぱたぱたと近づきまして、目を瞑り耳を澄ませますと。
かなりの技巧をもつ優しい楽曲。
それに合わせてゆっくりと身体がリズムをとります。

――すっ、と手が上がり。
緩やかな調べに合わせて身体が動き、脚が動きます。
小走りする姿などいつ転ぶか危なっかしいほどなのに、
音色に合わせてゆったりと流れるように踊る姿。
目を瞑っているのに、まるで浮いているかのような足運び。
古舞踊に似た、背筋が伸びた姿で。
それを見た老人は、少し楽し気な調べに少しずつ変えていきますと。
マリアージュの踊りも軽やかになります。
木々の中にある陽だまりに吹くような清浄な風が通り過ぎるような感覚がその場に流れます。

曲が終わりに近づき、ゆっくりになると。
マリアージュの踊りもおとなしくなり。
余韻をゆっくりと、踊りも静かに止まり。

――ふぅ、と心地気に軽く胸を両手で押さえて小さく吐息。

すると、突然に拍手が聞こえてきて、びっくりして瞼を開くと。
拍手する、人、人、人。
ゆっくりと、首まで桜色にして振り返れば、
初老の男性が笑顔を浮かべて帽子を脱ぎ一礼するのに、
慌てて、スカートを軽くつまむようにして返礼を優雅にします。
そして慌ててその場から離れようと小走りで・・・こけっ
スカートの下を丸見えにしてから、すぐに立ち上がり、近くの屋台の横にしゃがみこみます。
熱くなった桜色の頬を両掌で軽く押さえて、ぎゅっと目を瞑るのです。

マリアージュ >  
踊って、ただでさえ人よりもかなり少ない体力を使ってしまい、少し早い鼓動の胸を両手で抑えながら深呼吸。
連続して踊るなんて到底できない身体です。
でも、体力はないのに回復力は人一倍高く、しばらくそうしてますと鼓動も収まります。
歩くだけなら人よりも長時間歩いても大丈夫。

屋台の横でしゃがみ、その背中を人に見られながら。
落ち着きますと、少し汗をかいてしまったので、リボンを一度ほどき、頭の上の方で結びなおし。
髪を少し上げて、首元を涼しくします。
――そうしますと、赤いチョーカーも見やすくなるのですが。

マリアージュ >  
頬を軽く掌で叩きまして、気を取り直しです。
立ち上がり、振り返り・・・
顔を桜色のままで、ぎくしゃくとした動きで一度屯所に。
また立ちんぼしている騎士に報告です。
話しているうちに赤くした顔も薄まり、持ち前の天真爛漫な笑顔に。
手振りもして説明をするのです。
それで落ち着き、そうするとまた広場にぱたぱたと向かうのです。
日ごろは極狭い範囲、それもはっきりと判る道しか基本は通らない日常。
広い王都では、まだまだ行ったことのない場所がほとんどなのです。
そのため、騎士見習いの実地訓練も、マリアージュにとっては冒険なのです。

・・・冒険で済まないことは既に幾つも経験してますが。
それが何の罪にも問題にもならない――騎士団程度ではできないのでした。
マリアージュにとっては、とても恥ずかしい思いはしていても日常的な出来事。
それの何が普通は問題になるのかも判らず、違うことを教え込まれているのです。

マリアージュ >  
噴水の縁を、両手を横に伸ばしてゆっくり一周。
それほど狭くもなくベンチ代わりにされても、その後ろを通れるぐらい余裕ある幅。
それなのに右に左にと横にふらふらと揺れて危なっかしい動き。

「~~これで一回り♪」

心配げに見守る人もいる中で、無事にやり遂げて見せます。
評判も高い騎士クラスの生徒とはとても思えない姿なので、似たような姿をしているだけ。
屯所にいる爵位餅の騎士の親が屯所にでもいて、せがまれて連れてきた子女ぐらいにでも思われていることでしょう。

マリアージュ >  
噴水の縁から「えいっ」という小さな掛け声で段差を飛び降り。
スカートがふわりと閃き、ガーターベルトで吊るしたストッキングと白い太もものさらに奥
白いものが見えかけたところで、着地。
両手で裾を抑えてからくるりと振り返ると、プリーツがふわりと広がり。
上手く飛び降りれましたと、きゃいきゃい小さくその場で飛び上がって喜びます。
そのたびに奥が見えそうで見えない具合に裾がひらめくのですが。

【というところで、今日は終わりです~】

ご案内:「王都マグメール 平民地区 噴水広場」からマリアージュさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にアルマさんが現れました。