2018/01/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミーシャ/シャーリィさんが現れました。
ミーシャ/シャーリィ > 年越し祭りと人々の熱狂を空から見ていたミーシャとシャーリィ。
魔族の血を引くミーシャの秘術で重力から解放された二人は薄い炎のコートを纏って宙を漂っていた。
特等席で祭りを見物していた二人は、眼前の光景に対してではなく先日の話で盛り上がる。
それは平民地区の雑貨屋のそばを通りかかったときに目にした光景。

「おかしいよ。助けも呼ばずに逃げるなんて」
『いいえ、お嬢様。人を呼ぶなどもってのほかです』
「どうしてそんなことを言うの。おじさん、あんなに苦しそうだったのに」
『あれは苦しんでいたのではありません。まして人目に晒していいようなものでは……』
「机に突っ伏して痙攣してたじゃない。死んじゃったらどうするの」
『本当にご逝去いただければいいのですが……、いえ、何でもありません』
「シャーリィって他人には厳しいくせに自分は平気で酷いこと言うよね」
『害のある人物をお嬢様に近づけたくないだけです』
「害があるかどうかなんて自分で判断できるから」

先日、とある雑貨屋の前を通りかかったとき。
オナニーに耽る店主の姿を窓から目撃したのだが、性知識に乏しいミーシャには彼が何をしているのか全く理解できなかった。
逆に、店主のエロおやじぶりを知るシャーリィには彼がナニをしているのか一目瞭然すぎるほどで、ミーシャを彼から遠ざけるべく強引に立ち去ったところ、ことあるごとにこのような諍いが起きるようになってしまった。

あのようなエロおやじの生態について、ミーシャに説明したくない。
説明すればミーシャの脳が汚れてしまうような気がする。
しかし説明しなければミーシャは彼の潔白を信じ、シャーリィを非難する。
一体どうすればいいのだろう。シャーリィ(レズ)の悩みは尽きない。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からミーシャ/シャーリィさんが去りました。
ご案内:「富裕区寄りの立派な宿」にオルティニアさんが現れました。
オルティニア > 平民地区の中でも富裕区寄りに建てられたその宿は、宿泊費こそ立派な外観に見合う値段を取る物の、日替わりのランチメニューは庶民的な値段での提供を常としている。
年明け初日の本日もそれは変わらず、元日の特別メニューという事もあって1階のレストランはかなりの盛況ぶりを見せている。
そんな喧騒から少し離れた暖炉前、穏やかな午後の日差しを浴びる長椅子に深く背を預けた少女の姿があった。

夜会巻きの黒茶髪からぴょこんと飛び出す長耳は、稚気を残しつつも美しく整った顔立ちと共に少女がエルフ族であることを示している。
しかし、ゆったりとした着衣に包まれたその体躯にエルフらしさを感じることは出来ないだろう。
まずは胸元。
薄茶のセーターを張り詰めさせる、少女の頭部とさして変わらぬサイズの柔肉の、圧倒的なまでの豊満さ。
そして、そんな重たげな乳房を支える、それ以上に大きく膨れた孕み腹。
子供じみた背丈と小枝の如く華奢な手足の美少女エルフが、それはもう重たげな妊娠姿でセーターの布地を膨らませている様子は、見るものに妙な背徳感さえ与える事だろう。

当のエルフは己が周囲に与える印象など知らぬげに、長い睫毛を伏せた翠瞳を優しく細め、繊細な白手にて張り詰めた腹部を撫でている。
日頃の傲慢で小生意気なエルフを知る者なら、母性すら感じさせる柔らかな表情に思わずギョッとする事だろう。

オルティニア > 「とぅるるぅ~…、ふんんぅ~…、るるるぅ~~~……♪」

囁く様に口ずさむ鼻歌は、小鳥の囀りの如く愛らしい声音と、柔らかで繊細な旋律を持ち合わせる美麗な代物。
どこか抜けた所のある傲慢娘らしからぬ、いかにもエルフらしい美歌。

穏やかで優しい気持ちを駆り立てるその歌は、エルフに伝わる子守唄なのだろう。
かつての自分が母から聞いたそのメロディを、こうして腹の中で眠る子に聞かせる事になるなんて考えもしていなかった事だ。
そんな思考にくすりと微笑むエルフ娘だったが

「――――ぴゃぁ……っ!?」

不意に小さな悲鳴を漏らし、ビクンッと膨腹を揺らす。
恐らくは赤子に腹を蹴られたのだろう。

「もぉ、悪戯っ子なんだからぁ……。ふふ、でも、それだけ元気って事だし、悪い事じゃないのかな……?」

驚きに丸くしていた翠瞳を再び細め、赤子を宥める様にお腹を撫でる。

ご案内:「富裕区寄りの立派な宿」にマヌエラさんが現れました。
マヌエラ > 聴く者全てを穏やかな気持ちへと誘う、森妖精の少女の歌声。
このレストランが、繁忙の喧騒に包まれながらもどこか穏やかだったのは、その音の効果だったのだろう。
その音が小さな悲鳴で止んだときは、誰もが驚きを覚えたが、その後の穏やかな声に、再びなんともいえないいい気持ちで食事に戻るのだった。
変わらない風景――の中の、1点の変化。

「ええ。ほんとうに、オルティニア様に似て、健やかに育っておりますね」

いつのまにかオルティニアの足元にひざまずく、魔術師然とした少女。
手袋の包まれた掌が、大きくなった腹に伸びた。

オルティニア > 「――――……にゃぁああっ!?」

先程の控えめなものとは異なる、大きな悲鳴が仔猫の鳴き声めいて響いた。
エルフ娘のそんな驚愕を誘発させたのは、瞬きの合間にあらわれて、膨れた腹に繊手を乗せる少女の姿。
可愛らしいツインテールに己と同じくらいの背丈は、はじめて出会った頃とは似つかぬ物の、聖女然とした表情と輝くような金髪、そして見るからに妖しい魔女コスは間違えようもなく

「マ、マヌエラ……っ!?」

逃げ道を塞がれたかの如く背もたれに強く上体を預けた妊娠エルフが、たわわな乳肉の下で跳ねる鼓動を押さえる様に白手を添えて、眼前の少女に丸くした翠瞳を向けた。

「―――あ、あんたねぇ、もうちょっと普通に現れなさいよぉ! び、びっくりして流産するかと思ったじゃないのっ!!」

なんて言葉とともにガバッと開く細い脚線。
ふわりと浮いたワンピーススカートの薄暗がりの奥、柔らかそうな内腿と、純白の下帯がちらりと覗いた次の瞬間、蟻地獄めいて閉ざされた細脚が彼女の頭部を抱え込み、むぎぅぅううっと強く締め付けた。
彼女が回避せぬならば、魔女帽子は床へと落ちて、ツインテールの頭は白い内腿に圧迫されて、その鼻先は純白の下帯に隠れた恥丘に食い込む事となる。
スカートの中に入り込んでしまった彼女の頭部と鼻先の位置に、オルティニアの頬がボッと赤く染まるものの、慌てて離すのも何やら癪。
結果、そのままぎぅぎぅ締め付け、乙女の花園のアンモニア混じりの甘やかな香りを彼女に嗅がせたまま

「バッ、ばかえらっ、ばかえらっ、ばかえらぁっ!!」

などとスカートの膨らみ、彼女の頭のある辺りにぽかぽかと小さな拳を降らせるという珍妙な状況を作ることとなる。

マヌエラ > 「まあ、どうしたんですか。仔猫のような可愛らしい声を出されて……はい、マヌエラです」

にこりと微笑む顔は、成熟した姿態を持っていたときのものとも、幼児の姿をとっていたときとも違う、ある種の同年代の気安さを備えていた。

「私、そんなにへんな出方でしたか? 瞬きの間ですから、そんなに驚かせないと思ったのですが……まだ少し勉強が必要そうですね。
 ふふ、それに大丈夫です。私とオルティニア様の因子が合一しているのですから。世界が滅んでも、元気でいます!」

とうとうと語る間に、両脚を広げたオルティニア。そのにおいはかぐわしく、「御褒美かな」などと思っていたそのお花畑な頭が、突如左右から挟みこまれた。落ちる魔女帽、締め付けられるツインテール。

「オルティニア様!? これは一体――!!」

 周囲からしてみれば、背徳的な母性を携えていた華奢な少女が、突然謎の拘束技を仕掛けながら叫び始めたわけで、店内の視線は一時集まりまくる。が、絡んでいる相手が同年代の少女と見て、よくわからないが個人的な喧嘩の類か……と視線を離すものがほとんどだった。

「よくわかりませんが、すみません、オルティニア様! どうか気をお静めください!」

 成人形態、もしくは幼女形態と比べると焦りが見える精神性。声も然りでそう告げたが、鎮めるための方法は魔族流だった。
 鼻先がもぐりこんでいる下帯。頭部をぐりぐりと動かせばツインテールが揺れるのに合わせて、鼻先が秘裂を刺激する。のみならず、長い舌が触手のように精緻に後孔から前孔にかけてを舐った。

オルティニア > 幸いにして浮いたワンピスカートはふわりと落ちて、ツインテール少女の頭部もろともエルフ娘の下肢を隠しているので、衆目に下帯を晒すという痴態は免れている。

「ばかえらばかえらばかえにゃぁぁああぁああっ!!?」

羞恥の赤が広がりを見せる中、それをごまかすかのように激しさを増す猫パンチ。
が、その声音が唐突に裏返り、締め付けの細脚を開いてスカート越しに己の股を抑えたのは、いかにも彼女らしい淫猥な反撃にあっけなく撃墜されたがため。
再びの奇声に集まる衆目になんとも言えない表情で黙り込んだオルティニアは、キッと恨みがましい翠瞳で友人を睨みつけると、無造作に伸ばした白手で彼女のツインテールをひっつかみ、ぐいっと己の身体に引き寄せて

「―――ば、ばかえらっ、あんたのおかげで恥かいちゃったじゃないのっ!」

と理不尽な文句を少女にぶつける。
が、一通り八つ当たりをして満足したのか、「ふんっ」と鼻を慣らして顔を背け、羞恥も色濃い横顔で黙ったまま―――ぽむんぽむんっと己の傍ら、長椅子の開いている場所を白手で叩いた。
ここに座んなさいなっ!というジェスチャー。

マヌエラ > ぽかぽかと降り注ぐ可愛らしい打撃に、よけることもせず受けながらくにくにと鼻・舌を動かしてその気持ちに答えていた。火に油を注ぐとも言う。
結果、長い長い、絹のような手触りの金糸を掴まれ、引き寄せられるに至った。

「ふわぁっ……まあ、そうだったんですね。それはすみません。しかし、皆様にも味わってほしい素敵な香りでした」

にっこりと微笑むのだから、文句のぶつけ先として的確なのかどうか――
しかし少なくとも、ジェスチャーを介するだけのコミュニケーション可能性は持っている。嬉しそうに、お隣へ。

「お邪魔しますね、オルティニア様! お元気であることは分かっていましたが、こうしてお顔を拝見できて、とても嬉しいです!」

まくしたてるのは、実際に「会いたいひとに久しぶりに会えた」者の態度そのもので。