2017/10/23 のログ
■エレイ > 「フフ、そう言ってもらえると俺も鼻が高いべ。
俺は心が広大なのでそのぐらいのことで文句は言わない」
などとまたドヤ顔。二人でガツガツと食べ進めていった結果、
肉料理は程なく皿の上から綺麗に消えた。
「だって待ってると朝になりそうだしー。
ン? 他所から来て冒険者始めた奴の事情なんて何処の国でも誰でも
似たり寄ったりだからな、そのぐらいの予想は簡単だべ。
──ン、だからよ。その旨味を得るために今こうして交渉しているのだが?」
からかうように言いながら、旅の経験上彼女のような立場の人間の事情など察するのは容易いと、肩を竦めて笑い。
得がないと指摘されれば、何をおっしゃる、とばかりに眉持ち上げ。
彼女を差した人差し指で、ぷに、と唇を突きながら言う。
それだけの価値を彼女に見出している、と。そう断言していた。
■ソラ > 「あれで最後のセクハラが無かったら凄く見直したのよ。
でも部屋がすごくよかったしアレは忘れてあげる」
ドヤ顔の彼にそう告げて笑えば肉に手を伸ばし。
気が付くと二人で食べ終えてしまい。
「そんなにはかからない……はずだから。
それはそうだけど……そんなにわかりやすかったの?
でも仕事の手配の手間や報酬なしはエレイに損が多くない?」
揶揄われながらにそこまでわかりやすいのと肩を落とし。
私が目当てとはいえそれでは流石に損しかないと告げるが肩を巣k馬手笑う姿が不思議に見え。
唇を指で突かれて二度目は突かれないようにと身を引き。
そこまでの価値を見出していると言われてしまえば…戸惑いと共に頷いてしまう。
■エレイ > 「ワハハハ、そいつは重畳。だがアレは俺の習性なのでな、
たぶんまたやらかすぞよ」
忘れてあげる、と寛大に言ってくれたにも関わらず、けらりと笑いながら
返すのはそんな言葉だった。
「キミの旅の話と総合すればモロバレなレベルですね。
そうでもない。旨味はベッドの中の話だけじゃないぞ?
俺も一緒についてく──つまりは一緒に仕事をするわけで、そうして共有して過ごす時間の中で
ソラちゃんとの絆的なものもいくらか深まるだろうしな。
そういうのは報酬をかなぐり捨ててでも得る価値があるのは確定的に明らか」
追い打ちのような言葉を投げかけながら、肩を落とす彼女を慰めるようにポンポンと肩を叩き。
不思議そうな問いかけには、にへらと笑ってそんな答えを返す。
やがて彼女が、戸惑いながらも頷くのを見ればフフ、と笑み。
「──よし、じゃあ交渉成立だなッ。もうキャンセルは効かないぞ?
それじゃあお部屋に戻ろーか。あ、オマケでそっちのぶんも
俺のおごりにしておいてやろう」
嬉々としてそう言い出せば、すっくと立ち上がって彼女に片手を差し出す。
それから思い出したように、彼女の前の酒とツマミを指差せばそう言って。
■ソラ > 「謙虚を名乗るならあの習性は直すべきよ。ただのエッチな人になるから」
毛らると笑う彼に呆れた目を向けて謙虚じゃないと言い切り。
「さっき話過ぎたのね……一生の不覚だわ。
ベ、……そんなにはっきり言わないで恥ずかしいの。
エレイがとってくれたのに同行だからそうなるわね。
……実は結構考えてるのね、本当に驚いた。
絆や信頼はお金で買えないもの、エレイはやっぱり謙虚じゃなくて計算高いわ」
慰めるように肩を叩かれ、彼の言った言葉に凄く計算高いと感じてしまい。
思わず頷きはっとするが後の祭り。
「え……あ、ああもう。好きにしなさい。キャンセルしないから。
で、でも優しくてよ……あ、あと避妊もだからね。出来ても育てれないから」
嬉々と立ち上がる彼に半ばヤケの様に言い切れば差し出された手を取り。
その後に小さな声で要望を告げて……勿論頼んだつまみと酒の代金は彼に任せる事に。
■エレイ > 「エッチな人も否定はできないからのぅ」
呆れた目を向けられても、ガハハハ……と愉快げに笑ってそんな事をのたまうばかりで。
「──ンー、計算とかっていうのとは多少違うのだが……
まああ今はそう思ってもらってもいいか。
あと、謙虚と計算高いのは別に矛盾はしないぞ?」
男の言うことは彼女には些か理解しにくいかもしれないが、
今はそれでも構わないと、意味ありげな笑みを浮かべながら告げて。
「──ンフフ、思い切りが良いのは素敵なことだべ。
うむッ、勿論そのつもりでいるのでソラちゃんは安心して身を任せるべき俺は優しいからな」
触れた彼女の手を優しく握りながら、付け足された要望にもドヤ顔で大きく頷いてみせて。
そうしてそのまま彼女の手を引いて、酒場の2階の宿へと共に消えてゆく──。
■ソラ > 「私も否定できないから」
愉快毛に笑う姿に彼はエッチな人と完全にそう認識してしまい。
「私よりは頭も回るしそう見えるの。
多分ずっとそう思うからね?
え、そうなの……?」
実の所猪突猛進な所があるだけに彼のいう事を確かに理解できていない所があり。
意味不影な笑いにもしかしてはめられた?と身構えて。
「もう思い切るしかないから…。
本当に本当によ?実はすごく痛かったなんてなったら斬るから」
どや顔で頷かれても今あるのは後悔と不安だけ。
彼に手を引かれながら、お金の為に売っちゃたと肩を落としながら二階へと消えていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からソラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリトさんが現れました。
■リト > 今日も一人ぶらりと、大して人気もないところを歩くドレス姿の少女。
前方、目の前と言うには少し遠いところで、屈強な男性が娼婦に手を引かれ店の中に消えていく様を見送る。
存外、この通りにある店も繁盛しているらしい。ふーん、と興味なさげに瞳を細め、酔っ払って壁に凭れている女性の横をするりと抜ける。
「うーん……どうしよう?」
このまま適当にぶらついて、適当なところで切り上げるのも悪くはない。
けどつまらなそうだ。友人でも誘ってくればよかったと今更思う。
まぁ、行けば何かあるだろうと楽観し、ぶらぶら歩く。