2017/09/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──ふいー……食った食った」
人通りの多い、昼間の大通り。
そのど真ん中をのんびり歩きながら、昼食を終えた後らしく満足げに腹を擦っている金髪の男が一人。
口の端には串を一本咥え、ぷらぷらと揺らしていて。
「さーてと……これからどうすっかねぇ。今んトコピンと来る感じの良さげな依頼もねぇーし……
残念な事に今の俺はあまりにも暇すぎた」
そして、腕組みしながら当面の問題を口にする。
むむむ……と眉寄せて唸って悩んでみるも、特に何も思いつかなかったのかすぐに
フンス、と鼻から息を抜いて。
「……まああ考えてても仕方がにい。とりあえずは露店巡りでもすることでこの暇をつぶすことにした」
眉下げながらもそう決定すると、歩みを進めながら適当に視線を動かし、何か興味を引くようなモノが売ってる露店でも無いかと探してみて。
■エレイ > その後も暇つぶしになるものを探すべく、暫くの間通りを適当にほっつき歩いていたらしく──。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 平民地区の広場、ぼちぼち夜間に移行しようとするころだ。
もうみんな帰路を急いでるっていうのに、ひとり、ベンチに横になっている男。
巨漢をごろりと蠢かせるとベンチが揺れて、ついでに男の上でごろごろしていた猫がぴょんと跳ねた。
「…んが。」
どうも、眠っていたらしい。ぼんやりと瞼を開けたならば、顔面にのしりと乗っている三毛猫。
「…なんだおまえ。」
ぼうっとした声でぼそりとひとこと。
手を伸ばして猫を両手でゆっくりと抱き上げる。まだベンチに横になったまま。
かくん、と首を傾けた。…どうも人懐っこい猫だ。持ち上げても、にゃあにゃあと鳴くだけで。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にレイラさんが現れました。
■レイラ > 平民地区の一角にある自分の店に帰るべく、平民広場を通りかかると、どこからとも鳴く猫の声が聞こえて。辺りを見回しながら猫の声のするほうに歩いていって。するとそこに、ベンチに猫を抱きながら横になっている男性が目にはいって。
「あら、かわいい猫。でも飼い主のかたいましたのね。」
猫を抱いている男性に猫を触らせて欲しいといおうかと考えていて
■イグナス > 猫は良い。こう、自分勝手な感じがすごくいいんだ。
男からしてみたら本当に小さな獣をひょいと持ち上げて、くるくる。
普通なら文句もいってきそうなのに、猫はにゃあにゃあ機嫌よさそう。
もしかしたらエサ目当てかもしれないけども。
そんなさなかに、
「……ウン?――いや、飼い主ってわけじゃあ、ねえけども。」
聞こえた声に、視線を向けた。ぐいと猫を抱えたまま起き上がる。
それで膝の上に乗っければ、そこで居心地よさそうにゴロゴロ。
■レイラ > ベンチにいる男性が、猫をあやしているのをにこやかに笑いながら見ていて。
そして自分の呟きが聞こえたのだろう、それに対する答えが返ってきて少し目を見開いて。
「あら、そうなのですか?では、少し触らせていただけませんか?」
相手が猫の飼い主ってわけでもないという事を知り、なんとなくそう申し出てみてだめなら。おとなしくあきらめるつもりで
■イグナス > もちろん、己の飼い猫じゃあないわけだから、彼女の言葉に拒否などあろうはずもない。
こくんと頷いて。
ほれ、と。
「名前もないやつだけど。…お前なンてんだ?」
もちろん、答えが返ってくるわけもない。
猫はにゃあにゃあと機嫌よく鳴き続けるだけで、腕をぶんぶん振っている。
その女性が触ろうとしても、嫌がる様子もないだろう。
やたら目ったら人懐っこい――あるいはそれが、この猫の処世術なのかも。
■レイラ > 自分の申し出に、うなづき猫をこちらに渡してくれたのを見てうれしそうに笑い猫に手を伸ばし猫の頭や体をそっと撫でていって。
「あら、お名前ないんですか?こんなにかわいいのに・・・。」
ご機嫌で尻尾を振っている猫をうれしそうに笑いひたすらに撫でていて。
「ふふふ、とてもかわいいですわ」
■イグナス > 「そりゃあ俺が飼い主じゃあ、ねえもの。
昼寝……ッて時間でもないか。まあ、寝てたらこいつが。」
俺の上でゴロゴロ寛いでやがったんだと笑う。
それでさっきまでその人慣れした猫を弄って遊んでいたというわけ。
当の猫は撫でられるのを嫌がる素振りもない。
にゃあにゃあと機嫌よく鳴くばかり。
「猫ってのは良いよなー、…って、わ、おい。」
暫くは自由に撫でられていたのだけど、ふいっと視線を明後日の方へと向ける。
かと思えば器用に手のひらから抜け出して――そっちのほうに走っていった。きっとたぶん、美味しいごはんの匂いでもあったんだろう。
ぱちくりと驚いて、その後姿を見送って。
■レイラ > 「あら、それは貴方に遊んで欲しかったのかしら?それとも貴方の上はとても気持ちがよかったのかしら」
相手の上でごろごろとくつろいでたのだということだったので、わらいながら冗談のようにいってみて。
そしてご機嫌の猫を撫でていると、突然あさっての方向を見て手のひらから逃げていってしまったので驚いて猫を眺めていて。
「あら、とても残念ですわ。何か心惹かれるものでも合ったのかしら」
撫でていた手が宙ぶらりんになってしまって、苦笑いを浮かべつつ手を引っ込めて
■イグナス > 「さあ、どうだおるな。試しにうえでくつろいでみるか?」
にんまりと笑みながら冗談。だいぶ下ネタちっくにもなってしまったが。
そうやって会話を女性の方と始めれば、猫は飽きたか、美味しいものでも見つけたか、ぴゅーと気まぐれに走り去る。
さっきまであれだけこっちで遊んでたのに、去るとなればあっさりとしたもんだ。
苦笑い一つ。
「さあて、猫の考えてることなんてわかンねえから。ま、それがかわいかったりするんだけどなあ。」
とはいえ、なんともなく、あっさり過ぎれば寂しさもある。ひらひら、と猫の去っていったほうに手を振った。
■レイラ > 「あら、あのネコちゃんよりも重たいですわよ?それでもよろしかったら、くつろいで見たいですわ?」
相手の下ネタチックな冗談に少し眼を見開いたと、笑いながらその冗談に乗って答えを返してみて。
男性と話を進めていると、猫がぴゅ-と走り去っていってしまい、少し寂しそうな顔をして。
「そうですわね、思い通りにならないのが猫のよさですものね。」
自分もそんなことを思いつつも、なんとなく寂しさが残ってしまい。
■イグナス > 「もちろん。猫だろうがお前だろうが、びくともしない。
きっとあいつが寝転がってたくらいなんだ、くつろぎ心地もいいんだろうよ。」
なんて相変わらずの軽口を。
もう猫はどっかにいってしまったならば、仕方がない、と視線を戻して。
「気が向けばまた、戻ってくるだろ。――……それで、猫好きのお前、名前は?…あぁ、俺はイグナスと、言うんだが。」
去ってしまった寂しさをいつまでも抱えていても仕方がない。
視線をぐいと戻して、首を傾け問いかけた。
■レイラ > 「あら、それならぜひともあなたの上でくつろいでみたいですわ?」
自分が乗ってもびくともしないと聞いて、少し驚いたが笑いながらそれなら乗ってみたいと、半分上端半分本気な感じで答えて。
「そうですね、もどってきたら遊んであげればよろしいですわね。私はレイラともうしますの、イグナスさんですね?よろしくお願いいたします。」
自分の名前を問われ、はっとした顔をしたあとに笑みを浮かべながら自分の名前を告げて、ゆっくりと頭を下げて
■イグナス > 「……へえ。じゃあ、せっかくだし楽しんでもらわねェとなー?」
意外と本気な彼女の言葉に、くつりと愉快そうに喉を鳴らして。
名乗りあうならば、彼女のこくりと頷いて立ち上がる。
「レイラか。ああ、よろしく、レイラ?
――…くつろぐンなら、そこのベンチじゃあ、狭い。
もうすこし広い場所でも行くかー。」
もしも彼女が本気で付き合うつもりあるならば、そのストレートな誘いのままに、連れ行くつもりで。