2017/08/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「~♪」

ピーヒョロロと微妙に吹けてないヘタクソな口笛を奏でながら、まだ人通りの多い夜の大通りを一人歩く金髪の男。
頭の後ろで腕を組みながら、暇そうな視線で周囲を眺め回していて。

「んんーむ……さて今日の宿はどないしようかねぇ。いつものトコに今日に限って空き部屋がないというのには参っちゃうぜ……」

などと、唸り声を上げながら悩ましげに独りごちる。
とはいっても、他にも宿なんてのは探せばそこいらにいくらでもあるのだが。
なんとなくピンとこない、という極めて個人的な理由で男は宿を決め兼ねていた。

「……なんなら宿じゃなくても、誰か親切な女の子もしくは女の人がちょっと家に泊めてくれたりとかすればいいのだが……流石にそんなステキすぎる展開はないかな?」

そんな詮無い願望的なことも呟いては、自分で苦笑を漏らしたりして。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエンジェルさんが現れました。
エンジェル > 長かった肇国節も終わり、店も通常運転になって久しい夏の日。
久しぶりのオフとなった少女は愛用のパイプを揺らし通りを歩いていた。
今日はハッパもいいのが手に入ったし、なかなかに良い日だ。

「あん?」

そして、宿屋通りへと通り掛かった所でふと前方で何やら怪しい動きをしている男の姿が見える。

「ぶつぶつ言ってんじゃねーよ。気持ちわりー。」

ちょうど進行方向にいた男。
両手をポケットに入れて、その前まで歩み寄ると、邪魔だと言わんばかりに見上げて紫煙を吐き出した。

エレイ > 「いいトコ見つかんなかったら馬小屋あたりでもエエかねえ……んあ?」

虚空を眺めながら、まだ宿について頭を悩ませブツブツと呟いていたところ。
不意に声を掛けられてはた、と我に返り立ち止まる。
そして声の主を探すようにまず前と左右を眺めた後、ようやく視線を下に向け。

「──何だ急に立ちはだかってきた幼女。何いきなり話しかけてきてるわけ?」

荒んだ目つきの少女と目が合うと、顰めっ面を作りながら腕組みしつつそんな言葉を返した。

エンジェル > 「誰が幼女だ、誰が。これでも13だよ。で、何してんだよ、テメェ。見るからに怪しいぞ?」

ふぅ~と大きく紫煙を吹き出す。
度の入っていない眼鏡の奥から男を見上げ、そして、周囲を見回し何かに気付いたように瞳を見開く。

「ああ、宿に泊まる金がねーのか?」

貧乏人かよ、仕方ねーなと嘆息と共に少し表情が緩む。

エレイ > 「13ねえ……俺か? 俺は──」

訝しげな視線で、紫煙をくゆらす少女を見下ろしつつ。
問いに答えかけたところで、少女が更に言葉を続けたのでまた眉を寄せて。

「……おいィ。俺はただ泊まりたくなるようないい感じの宿がねえなあって思ってただけで宿泊費もないような貧乏人とは無関係」

そう言い切ってフンス、と鼻を鳴らし。
それから軽く首を傾げ、改めて少女をジロジロと眺め。

「…ってゆーか、13てのが本当ならその歳で荒みすぎだろお前。なんかハッパなんぞ飲ってるし。そっちこそ一体何やってんだよという顔になる」

エンジェル > 「なんだよ、宿の選り好みかよ。贅沢な話だな、オイ。」

何偉そうにしてんだと呆れつつ、紫煙を肺いっぱいに吸い込み、ほぉと吐き出す。

「お前馬鹿か?ガキが一人で生きてくにゃウリかトリしかねーだろうが。」

パイプを一度離すと、ぺっと唾を吐き再度咥える。

「で、どんな宿がいいんだよ?」

面倒くさそうに背中を丸め、荒んだ瞳で見上げつつ、低い声で問いかける。

エレイ > 「一人で生きてるというのも今はじめて聞いたのにわかるわけがないという意見。
ってゆーか、今の第一印象ではとてもウリとかやってるように見えないんだが……なに、やっぱ客向けの顔とか用意してあんの?」

明らかに態度のアレな少女を眺めながら、ぬぅんと小さく唸る。
荒んだ目元はともかく美少女なのには間違いない。
一体商売の時はどんな風にしてんだろう、とか想像を働かせたりしつつ。

「……む? そうだなあ、どんなと言われると中々説明が難しいが…つーかなんだ、キミはここいらの宿には詳しいのかね?」

不意の問いかけに少し思案し、どうも案内してくれようとしているらしき彼女に首を傾げて訊ね。

エンジェル > 「はっは。言っちゃ悪いが、あたしは高いぞ?」

男の反応に愉しそうに笑うと眼鏡を外し、まんまるにした碧眼でじぃっと見上げ。

「おにーちゃん、えんじぇるね、ひとりでおねんねするのさみしーの。いっしょにねてくれる?」

まるで砂糖菓子のように甘ったるい甘え声でうるうると瞳を潤ませる。

「ってな感じよ。で、宿な。まあ、それなりにはな。出張で呼ばれることもあるし。ちなみに娼館通りのほうが詳しいぜ。」

伊達メガネをかけ直し、ゆっくりとパイプをくゆらせる。

エレイ > 「──ブッフォ!」

彼女の『客向けの顔』を実演してもらえば、咄嗟に顔を横に向けて思わず吹き出した。

「……お、OK把握した。あと俺はどちかというとつるぺたロリよりボインちゃんのほうが好みなので心配はいらない」

そしてゆっくりと顔を向き直らせながら、口元を抑えつつ返した言葉は、『高い』というのに対する答え。
どうにか呼吸を落ち着けるとハフ、とため息をこぼし。

「ふむ、なるほどなという顔になる。…いやせっかくだけど娼館はいいです普通の宿で頼む。
じゃあそうだなあ……エンジェルちゃんのココがオススメ、っちゅーのはあるかな?」

適当に悩んでいただけなので本人的には割とどこでもいいのだが、
案内を買って出てくれた彼女の好意(?)に折角だから甘えておこうと、オススメなんかを訊いてみた。

エンジェル > 「なんだよ、テメェ。おっぱい教か?わかってねぇなぁ、この青い果実の魅力が。今が一番いいんだぜ?なんなら味わうか?ちなみにあたしは店ん中じゃこれだ。」

つまんねーと唇を尖らせ、続いて得意げに指を3本立てて見せる。

「そうだなぁ、その角のは大概のプレイOKだし、一つ向こうのはベッドがでかくていい。あとこの辺だと……ああ、角二つ曲がったとこのは部屋に備え付けの風呂があってな、これがけっこーいいんだ。」

どこか愉しげに宿や通りを指差す。
ただ、やはりと言うか基準がどうしても仕事絡みになってしまうのだった。
そもそも、普通に宿に泊まったことなどないわけで……。

エレイ > 「いりません。ってゆーか自分で言うなし。…何だよその指は料金か? それともNo.3とか?」

得意気に示された3本指の意味を測りかね、はて、と首を傾げ。

「──ほうほう。ふむ……どちかというと一人で泊まるよりは女の子を連れ込むのに良さげな感じだな。なるほどさすがプロは格が違ったエンジェル感謝」

楽しげな彼女のガイドを受け、フムフムと頷きながら記憶にとどめておく。
今はともかく、後に有益になりそうな情報に笑って賞賛と感謝を送ったり。

「……ああちなみに俺は謙虚な旅人で冒険者のエレイというのだが呼ぶ時はさん付けで良い。
もしなんか困りごとや頼みごとがあったら請け負うぞ俺は優しいからな」

それからふと、名乗ってないのを思い出せば親指で自分をビシっと指差しつつドヤ顔でおかしな自己紹介を繰り出した。

エンジェル > 「No3だよ、売上な。ちなみにちょっと遊ぼうとしたら金貨10枚は覚悟しとけよ?しゃぶるだけでも5枚は必要になるぜ?」

くくっと愉しそうに笑い、親指を立てて軽くしゃぶってみせる。

「おう、エレイな。ひとりで寂しい時は添い寝くらいしてやるぜ、タダで。」

にんまりと笑みを浮かべ、男の腹を軽くぽむぽむと叩いて見せる。

エレイ > 「なるほど随分稼いでるんだなと関心顔になる。……いやはやわかっちゃいても詐欺みたいな値段設定ですなあ」

実際の料金を聞けば、ウェー、とかゲンナリ顔をしてみせて。

「ワハハハ……了解だべ。ちなみにエンジェルちゃんはどこに住んでるわけ? もし何なら送っていってやるが」

叩かれた腹は、服越しに彼女の手に腹筋の硬さを伝えて。
こちらもケラケラと笑い返しつつ、ふと彼女の住処のことも訊いてみた。

エンジェル > 「それが股が乾く暇がないくらい指名が入るんだよな。まあ、何事も腕だよ、腕。」

にひひっと愉しげに笑みを零す。
見た目も然ることながら腕にも絶対の自信を持っているような態度。
13にして果たしてどれだけの男の相手をしてきたのか……。

「あー、店に住み込みだよ。別に送ってもらうまでもねーけど……何なら泊まってくかー?」

悪戯っぽい流し目を向け、硬い腹筋をさわさわと撫でる。

エレイ > 「腕ねえ……まったく、何処の国でもロリコンってのはそれなりにいるモンなんだなぁ」

そんな彼女の様子を見て、こちらは軽く嘆かわしげな溜息をしながら大げさに肩を竦めてみせる。

「ああなるほど住み込みか。……ってお前それで良いのか? 客でもなんでもない男を泊めるとか言って。ってゆーか店的にも大丈夫なんですかねぇ…」

流し目とともに泊まりを提案されると、意外だったか軽く目を丸めた。
まだ撫でられてる腹筋に少々のくすぐったさを感じながらも、首かしげて問いかけ。

エンジェル > 「まったくだよな。しかもその上変態だらけなんだから世も末だよ。」

へっと笑って大きく紫煙を吐き出す。
吸い終わった吸い殻をこんこんと道端に捨てるとパイプをブラに挟み込む。

「別に男連れ込むの禁止じゃねーし、そもそも客と連れ込んだ男の区別なんてつかねーだろ?それにお前、ロリにゃ興味ねーんだろ?」

にんまりと口元に笑みを浮かべ、男に背中を向けて通りを歩き始める。

エレイ > 「いやそりゃそうなんだが……ンン、まあいいか……」

カシカシと頭を掻き、とりあえずは歩き出した彼女の後を自分も追っていって。
その後の動向とやり取りについては、互いのみの知る所で──。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエレイさんが去りました。
エンジェル > 結局その日は面白い奴を一晩泊めてやることにした。
姐さん達はエンジェルが男をねぇなどとからかってきたが、まあ、そういうのじゃねぇし。
何だかんだとからかいつつ、抱枕くらいにはなってやってもいいし、勃っちまったらしゃぶってやるくらいはサービスしてやってもいいだろうな。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエンジェルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にレヴィさんが現れました。
レヴィ > 日も暮れ人の姿もほとんど見れなくなった平民地区の一角。
まだ戸を開ける酒場やそこからで来る酔っ払い、それを取り締まる衛兵以外はほとんど姿の見えない通りを灯りを片手に歩く。

歩いていればこんな時間に出歩く青年に声をかけては注意し、絡んでくる酔っ払いは優しく気絶させベンチや道の隅に転がして。

「ぅぅ……見回りの仕事なんて受けなければよかったッス…」

近頃調子が悪く仕事をしていなかった、そのために一晩で稼げる仕事だと請け負った訳だが。
元より見回る様な気の使う事は苦手なだけに早速飽きが来て、愚痴をこぼしては通りやわき道を覗き込んだりとして巡回を続ける。

レヴィ > そのままに特に変わったことを見つける事も出来ずに巡回を続け。
それが終わればアパートへと戻っていく…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からレヴィさんが去りました。