2017/07/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」にトゥーラさんが現れました。
■トゥーラ > ほぼ毎日のギルドと商店巡りのお陰でようやく見つけたアルバイト。
店主に要点と注意を聞き店番に立つようになり数日、時折に来る客に愛想がいいとは言えないが、それでも対応には慣れ始めて。
今も一人の客を見送れば静かになった店内を見回す。
「接客と言うモノも疲れるな。それに学ぶこともまだ多い」
今日はまだ数人しか相手にしていないがそれ以上の疲れと気苦労、言葉使いや態度に気を付けるという難題に気を使い。
その精神的な疲れに一息吐き、次の客が来るまでの時間に商品を覚えなおそうとカウンター内に戻り目録を眺める。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」にカインさんが現れました。
■カイン > 紙袋を片手に通りを歩いてくる傭兵。
時折ぶつかりそうになる人影をひょいひょいと避けて歩きながら、
店の中を覗いて言っていくと見知った顔を見つけて足を止める。
「…おう、トゥーラじゃないか。中々様になってるな」
そのまま雑貨屋の中に入りながらどうにも軽い調子で手を上げて声をかける。
■トゥーラ > 今一どう使うかわからない道具や薬があるものだと目録を眺め。
減った商品を書き込んでいれば扉の開く音が聞こえて視線を上げる。
そこに知った男の顔を見れば商売用ではない自然な笑みを浮かべ。
「いらっしゃいませ。よく来たな、カイン。様になっているだろう?」
店内に入り手を上げる彼にどこまでも偉そうな言葉使い、その中に僅かに嬉しさを滲ませて言葉を返す。
アルバイトを始めたときに一声かけたとはいえこうして実際に来てくれればやはり嬉しいとばかりに。
■カイン > 出会った時から見ると随分と明るい表情を浮かべるようになった少女を見て笑いながら頷いて見せれば、
改めて少女の姿を上から下まで眺めて目を細める。なるほど確かに良く似合ってる。
とはいえ、自分に言い放った言葉のような物言いでは実際の仕事の方はどうか分かったものではないが。
「はい、お邪魔するよと。何だかんだで似合ってると思うぞ。
その物言いばかりはどうかと思うが、とりあえず安心した」
ちゃんと仕事をしてるようでと笑って袋を揺らし。
■トゥーラ > 少なくともお客に対してはやや見た目に問題はあるが商売用の笑みは浮かべることはできる。
それはあくまで知らない他人用で知った相手には自然に笑えるようには人間の世にも慣れて。
上から下へと彼の視線が動くと変か?というように自分の姿を見下ろして。
「何、客は大歓迎だ。ゆっくりとしていくといい。
似合っているのならば安心したぞ。
安心?私が働けていないとでも思ったか?」
笑って袋を揺らす彼に向かい僅かにほほを膨らませ、
それよりも何か買って行けというように視線を向ける。
■カイン > 相手の言葉の端々から随分と世慣れた様子が透けて見える。
それ自体は良い事だと思う反面少し寂寥感を感じるのは以前を知っているからこそだろう。
「正直客商売は向かないと思ってた。
でもまあ、勤まってるみたいで安心だぜ?
何せ割と言葉が高慢な部類に入るからなあ。心配してたんだぜ?」
意地悪く笑いながら頬を膨らませた相手の頬に空いた片手を
伸ばせば宥めるように撫でて、そのまま店内を見回した。さて何を見た物かと思った所で、
相手の方に視線を向け。
「店員として何かおススメはないのかい?」
■トゥーラ > これでも馴れたのだというように胸を張って彼を見つめ、
よい事と見ているはずなのに何故か寂寥感のようなものを感じさせる姿に首をかしげる。
「それは店主にも言われたな。だがこの態度のお陰で窃盗をする馬鹿が減ったそうだ。
おかげで今は店番を任されるほどにはなったのだぞ。
そうだったか、それは心配をかけたようだ、すまんな」
意地悪く笑う彼に目をやり非難するようにと見ていれば、
伸ばされた手が頬にと触れて撫でられると驚き、次には頬を赤らめてしまう。
店内を見回す彼にさあ買えというように視線を向けていて。
「お勧めか?そうだな……少し待て」
何かを思い出すようにして、そしてカウンターに置いていた羊皮紙に目を向けて、
お勧めを思い出せば背を向けてカウンター裏の棚から小瓶や薬品、道具を並べていく。
■カイン > 最初は随分とえらそうだったものだが今はそうでもない様子。
それに何となく満足そうに笑って言いながらも相手のいうお陰、の内容に思わず吹き出してしまう。
「そりゃまた随分とやるじゃないか。
でもそっちの方がいいのかもしれないな、多少強気なくらいの方が皆たじろくのか」
なるほどと納得したような感心したような微妙な顔で言いながら頷いて返す。
しかし、頬を赤らめる様子には思わず笑ったまま手を引込めて相手の取り出した品に視線を向け。
「ふむ。そうだな、それじゃ消耗品類を刈っておくか。
羊皮紙とインクと後はペン、全部貰えるかね」
インク便と羊皮紙は束でと言いながら軽く眺め。
■トゥーラ > 「一度窃盗を試みたものをつい殴ってな。
それからはそれを試みるものがいなくなったのだ。
カインもそう思うか?私もそう思っていたのだ」
彼の表情の微妙さには気が付いているが認めているような言葉に満足そうにして。
こんな場所でと恥ずかしそうにしながらも商品を並べていく。
「消耗品だな。傷薬や精力剤でいいのか?
羊皮紙にインクとペンだな。少し待て」
続きの言葉にも分かったと頷けば、カウンターの裏やそこから出て棚に並ぶ商品をそろえていく。
■カイン > 「それは接客としてはさておき褒められるべきだな。
なるほど、どうりでそういう評価になる訳だ」
感心した様子で言いながら軽く頷いて見せる。
という事は半ば用心棒とでも思っているのではないか、
と少しだけ思ったりはしたがソレは言わないでおいておく。
流石に怒られそうな気がしたのだ。
「いやまて。傷薬は解るが精力剤は何だ。
ああ、俺はそれなりに書き物が多いんだぞ?傭兵という家業は中々な」
困った事だがと言いながら相手が品ぞろえをしてくれるというのを待ちながらも思わず突っ込み。
■トゥーラ > 「それがあってな、おかげで正規採用された訳だ。
評価はどうであれ認められるのはいい事だぞ」
店主もそのつもりなのか今は席を外していて、
本当に半ば用心棒なのだが本人は気が付いていない。
それを告げられるときっと怒る事に…。
「なんでも寝ずの番をするときに良いそうだ、私にはわからんがな。
そうなのか?それは知らなかったな」
言えば手伝うぞ、そう返しながらそろえた品を袋へと詰めていき。
■カイン > 「そりゃまたおめでとうさん、と。
心の底からよかったと思うぞ」
そのおかげで相手がとりあえず目的の一つを果たせているのだから、
素直に祝福すると笑って言い返す。何せ相手が嬉しそうなのだから何か言うのは野暮というもの。
「寝ずの番といわれてもな、それで精力剤ってのは後後色々大変な事になるぞ。主にお前がだが。
傭兵団なんかに所属してると話が違うんだが俺のような独り身はな。
そうだな、今度手が離せないときはお願いするとしよう」
そっちの方が多分楽だと笑って言い返しながらこちらは財布を取り出す。
■トゥーラ > 「ふふ、本当にありがたいことだ。
鍵もあずかっていてな、もう客が来ないと思えば閉めてもいいともいわれている」
目的の一つを達成できしかも認められる、
それは人間を、そして人間の街を知るための第一歩なだけに嬉しそうで。
祝福されることに慣れていないのかその姿は本当に喜んでいて。
「私は判らんがそういう仕事もあるのだろう?なんだ……加減をするのであれば付き合わんこともないぞ…?
カインは群れるよりも一人のほうがやりやすいのだろう?
構わんぞ、ただ最初は教えてくれると助かる」
家主の仕事の手伝い程度ならば安いものだと請け負い。
財布を取り出す彼に値段を告げて。
■カイン > 「そりゃまた随分と信頼されたもんだな。
信頼を得てるって事は良い事だ、大事にしろよ?」
笑って言い返しながらも相手の満足そうな様子にこちらも満足そうに笑って見せる。
相手に支払いを済ませてから、相手の横顔を眺めてクックと喉を鳴らし。
「なるほど、確かにそれはそうかもしれんな。…そこで付き合うという言葉が出てくるあたり、
本当に変わったと思うぜ?ま、変えた俺の言えたことじゃないだろうがな。
それじゃあとりあえず読み書きから教える事になるかね」
相手の横顔を眺めてニッと笑って言いながら頷きながらこの後の算段を立てて指折り数え。
■トゥーラ > 「なんでもこの店は半ば道楽だそうだ。
そうだとしても信頼を得れるというのは悪い気はせん、もちろんなくさんよ」
当然だと頷いて見せて、せっかく得た信頼を失うつもりはないと笑って見せて。
代金を受け取り仕舞い、何故か喉を鳴らして笑う男を不思議そうに見て。
「少なくとも本来の目的で使う客ならばここではなくそういう店で買うそうだ。
約束をしただろう?使うときは付き合うとな、勿論気分が乗らん時は断る。
確かに変えた男が言う事ではないな。
カインよ、読み書きはできるぞ。それも出来ずに街には来ん」
そこは大丈夫だと告げて笑っている男にその程度は大丈夫だと偉そうにする。
■カイン > 「道楽でやってる店というのはそれはそれで怖いが…ま、
トゥーラが楽しそうだから悪い事じゃないな」
笑ったまま相手の顔を見ながら肩を竦めつつも、
財布を仕舞い込みながら首を何でもないと横に振り。
「そりゃあ、そだろうな。
そっちの方が色々とお得というか他の薬もかえる。
…ン、それじゃあ今日仕事が終わった後ってのはどうだ?
そりゃ失礼。なら大丈夫だな、書き方だけ教えよう」
セクハラじみたことを言い放ちながらも相手の言葉に笑って応じて返し。
■トゥーラ > 「なんでも本店は別にあるそうだが、違法なものはないそうだぞ。
信頼を得て働くというのは悪くはないとここ数日で実感してな」
肩を竦める男に大丈夫だと何故か言い切り。
なんでもないと首を振ることにそれ以上は問わない。
「だからこの店でそう言うモノがあったとしても専門の店に比べれば大したことはないそうだ。
今日か?構わんぞ、ならばこの後すぐにか?
それで大丈夫だ、よろしく頼もう」
セクハラじみた言葉に少し考え、かまわないと頷き。
笑って応じてくれる男に笑い返して。
■カイン > 「ほう。何を商っているのかは知らんがソレはそれで面白いな。一度会ってみたくはあるが。
……何というかそういう言葉が出てくることに少し驚きだ」
良い事だがな、とは言い置きながらも目を瞬かせ。
「雑貨屋ならそんなもんだろうな。
色々と幅広い商品を広く浅く扱ってるから雑貨屋ってもんだ。
…何だ割と積極的だな。店を閉めていいのか?」
相手の言葉にきょとんとした表情を浮かべながら思わず目を丸くする。
別にいます具などというつもりは男の側にはあまりなかったのだが。
■トゥーラ > 「私もよくは知らんがなかなかに面白い老人だったぞ。
私とて常識がないわけではない。街で生きるには金と人間を知ることが必要だからだ」
その過程でそういう楽しみも得たという顔で、
入れ込めばそれに集中するのがその姿からわかるはずで。
「何でも揃うからこそないものもあるそうだな。
私も幅の広さには驚いたぞ、気が付いたか?奥には衣服まるのだ。
積極的に見えるか…そんなつもりはないのだが…な。
カインの他に数組に売れているのでな、売り上げは十分だろう」
目を丸くする姿に理由を告げ、一応言われている売り上げはクリアしていると。
それどころか今すぐではなかったのかと不思議そうにして。
■カイン > 「あまりこっちの店の方には顔を出さないのか?
そういえばそんな事言ってたな。その割に最初は結構固かったが」
得る物があったのなら買ったと笑って頷く。
何だかんだでしっかりとこなしてる様子を楽しげに眺め。
「そうだな、どちらかというとおく必要がないモノ、だと思うけど。
衣装なあ…そういえば衣装を新しく買うって言ってたのはどうなったんだ?」
そういえばそんな事を言ってた気がすると顎に手を当てながら問いかけ。
「ああ、随分と積極的になったようには見えるね。
…それじゃこれから付き合ってもらおうか、一緒に帰れるんだろ?」
ニヤっと笑いながら右手を差し出して言い放つ。
■トゥーラ > 「時々には来るぞ。だが帳簿を見て少し話をすれば帰ることが多いな。
最初のことは言うな、今は慣れたと思っておけ」
変わった店主ではあるが雇われたことで得るものも多いと笑い返し。
やると決めた以上はそれをやり通すという種族故か性格なのかはわからないが律義さを見せて。
「置く必要がない…か。それは考えつかなかったな。
買ったぞ、今のものもそうだが…下着も込みでいくつか買いそろえてみたな」
買ったお金の入手元は明かしはしないがいくつか買ったと告げて、
もしかすれば男もその目にする機会があるかもしれず。
「ならばそうなのだろうな。正直求められるのは悪い気はせん。
構わんぞ、では帰るとしようか」
ニヤっと笑う男に笑い返し、エプロンを外ししまえばその手を取って。